先月の10月6日(水)には、10月1日(金)に既に公開になっていたスパイアクション映画の007シリーズの最新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』を観るか本作品を観るかどちらを観るかと迷ったのですが、映画ブロガーさんの間でも、かなり高評価でもあった本作品の上映回数が激減しないうちにと、また、同じスパイ映画でも、事実に基づいた物語の本作品の方を観逃す事のないようにと、こちらをまずは優先して鑑賞するべく、滋賀県大津市の大津アレックスシネマまで父親と一緒に鑑賞に出向いて来ました。
今年度の41本目の劇場鑑賞作品。
(※今年度の大津アレックスシネマでの20本目の劇場鑑賞作品。)
「第三次世界大戦を回避せよ。(21.10/6・2D字幕)」
ジャンル:サスペンス/ミステリー
原題:THE COURIER
製作年/国:2021年/イギリス=アメリカ合作
配給:キノフィルムズ
公式サイト:https://www.courier-movie.jp/
上映時間:112分
上映区分:一般(G)
公開日:2021年9月23日(木・祝)
監督:ドミニク・クック
キャスト:
ベネディクト・カンバーバッチ / メラーブ・ニニッゼ / レイチェル・ブロズナハン / ジェシー・バックリー / アンガス・ライト 他
【解説】
ベネディクト・カンバーバッチが主演を務め、キューバ危機の舞台裏で繰り広げられた実話を基に、核戦争を回避するべく奔走する男たちの葛藤と決断をスリリングに描いたスパイサスペンス。
1962年10月、アメリカとソ連の対立は頂点に達し、キューバ危機が勃発。
英国人セールスマンのグレヴィル・ウィンは、スパイの経験など一切ないにも関わらず、CIAとMI6の依頼を受けてモスクワへと飛ぶ。
そこで彼は、国に背いたGRU(ソ連軍参謀本部情報総局)の高官ペンコフスキーとの接触を重ね、機密情報を西側へと運び続けるが……。
グレヴィル・ウィンをカンバーバッチ、ペンコフスキーを「名もなきアフリカの地で」のメラーブ・ニニッゼが演じる。
「追想」など映画監督としても活躍する舞台演出家ドミニク・クックがメガホンをとった。
(以上、映画.comより、引用抜粋。)
1960年代の初頭は、米ソ冷戦の最中、アメリカとソ連が核武装競争を繰り広げ、いつ「第3次世界大戦」が起こっても不思議ではない世界情勢でした。
特に、ソ連が、アメリカを射程においたキューバに核ミサイル基地を作った際、その緊張がピークの状態でした。
1962年10月16日に、アメリカの偵察機がキューバ上空から核ミサイル基地の撮影を行ない、「人類史上最も危険な13日」とも呼ばれる、所謂、「キューバ危機」が起こります。
アメリカはソ連と交渉するも不調に終わり、10月22日に、J・F・ケネディ大統領がテレビ演説をする有名な映像があり、その後もキューバを海上封鎖するも、一触即発の事態に陥るのでした。
そして、10月28日にソ連側がミサイル撤去を決め、当時のフルシチョフ第一書記がモスクワ放送で発表、といった流れになったわけだったのですが、そもそも論として、何故にアメリカはキューバの核ミサイル基地の存在を知ることが出来たのでしょうか?
この世界の命運を決めた現実の背景には、実は、一人のイギリスの平凡なセールスマンの大きな存在があったのでした。
先ず、アメリカ側に、GRU(ソ連軍参謀本部情報総局)のオレグ・ペンコフスキー大佐から秘密裏に「核戦争の危機を回避する手助けをしたい」という旨の申し出があり、その機密情報の遣り取りをするためにCIAが同盟国のイギリスのMI6に出向くのでした。
そして「イギリスのセールスマンが、何も知らない状態でソ連にセールスをしに行き、ソ連の高官と遣り取りをすれば、ソ連のKGBの注意もそらせるはず」というアイデアを提案するのでした。
そこに白羽の矢が立ったのが機械部品を東欧にも幅広く営業展開をしていた、一介の平凡なイギリス人セールスマンのグレヴィル・ウィン(ベネディクト・カンバーバッチ)でした。
詳しい内容は知らないものの、ソ連の資料を、ソ連の内通者・協力者であるアレックスことベンコフスキー大佐(メラーブ・ニニッゼ)から受け取り、それをイギリスに持ち帰るといった、所謂、<運び屋>を担うことになるのでした。
次第に、ソ連の協力者アレックスとの信頼関係も揺るぎないものになりましたが、KGBの監視の目はそうは甘くはなかったようでした。
そこでイギリスの諜報機関MI6は途中で、グレヴィル・ウィンを運び屋の任務から降ろそうとしますが、しかし、彼は協力者アレックスのことを信じ続け、2年間、家族からの反対に直面しつつ、情報を運搬し続けたのでした。
ハラハラ、ドキドキの連続の中、悲しくなったり、ホッとしたりといった感情が入れ代わり立ち代わりになるような実録のスパイ映画でした。
そんなグレヴィル・ウィンが命懸けで、もたらした機密情報は、「キューバ危機」を危機のまま収束させることに寄与したのでした。
そもそも「クーリエ」(英語: courier)とは、「本来は外交官業務の一環で、外交文書を本国と各国の大使館・公使館等の間、あるいは大使館・公使館相互間などで運搬する業務のこと。」を指しますが、この最高機密を運び出す過程で、いったい何が起こったのかの詳細については、多少の脚色もあるみたいですが、ほぼ事実に基づいたこの映画の本編を観るのが一番手っ取り早いかと思います。
それにしても、ベネディクト・カンバーバッチがあんなにも痩せこけた姿を観るのは、私も初めてでした。
丸刈りにされて、後方から全裸の姿を撮ったシーンがありましたが、Amebaブログの主婦で映画ブロガーでもある、めえめえさんが表現されていた言葉をお借りしますと、まさに<骨皮筋衛門のような>といった表現がピッタリくるようなほどに、凄い痩せ細り方でした。
ベネディクト・カンバーバッチは、この映画の役作りのために約10㎏減量したそうです。
この役作りからも、この映画に懸ける役者魂を観た気がしましたね。
最後に、実在したグレヴィル・ウィンご本人がイギリスに戻られた際のモノクロ映像も流れますが、劇中でカンバーバッチが演じていた際の痩せ細り方の方が激しかったですね(汗)
本作品は、決して派手な作品ではありませんが、製作総指揮にもベネディクト・カンバーバッチが名前を連ねているだけあって、丹念に史実を伝えている良質な作品であり、また上映時間の尺も2時間を切る映画ながらも非常に見応えがある作品でした。
私的な評価としましては、
地味な作品ながらも、実録のスパイ映画として、また人間ドラマとしても非常に良く出来た重厚な作品であり、巷間での噂に違わぬ、なかなかの良作に出会えて本当に良かったと感じました。
ですので、実録映画なのでエンタメ性ではやや見劣りしますが、五つ星評価的には、ほぼ満点の★★★★☆(90点)の四つ星半の高評価も相応しい作品かと思いました。
○映画『クーリエ:最高機密の運び屋』予告編|9.23[木・祝]全国公開
HALU6700@HALU7100
#大津アレックスシネマ で『 #クーリエ最高機密の運び屋 』鑑賞。 噂に違わぬ面白さに脱帽! 一介の英国人セールスマンがスパイ活動を行い、一触即発だったキューバ危機から人類を救った実話ベースの作品。 #ベネディクト・カンバーバッチ… https://t.co/2vMpmMymy4
2021年10月07日 05:54
今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。



















































