2022年の映画初めには、前売り券の都合上、稀代のエンターテイナー、故ジョン・ベルーシの生涯を描いたドキュメンタリー映画『BELUSHI ベルーシ』が急遽1月6日(木)での終映が決まった為に、慌てて、正月三が日の1月3日(月)に京都・烏丸御池のミニシアター・アップリンク京都まで鑑賞に出向いてきました。
今年度の1本目の劇場鑑賞作品。2022年度の映画初めの作品。
(※今年度のアップリンク京都での1本目の劇場鑑賞作品。)
「知られざる、故ジョン・ベルーシの素顔(22.1/3・2D字幕版)」
ジャンル:ドキュメンタリー
原題:BELUSHI
製作年/国:2020年/アメリカ
配給:アンプラグド
公式サイト:http://belushi-movie.com/
上映時間:108分
上映区分:一般(G)
製作:ジョン・バトセック
監督・脚本・製作:R・J・カトラー
劇中アニメーション:ロバート・バレー
インタビュー:
ジョン・ベルーシ / ダン・エイクロイド / チェビー・チェイス / キャリー・フィッシャー / ジュディス・ベルーシ 他
【解説】
「ブルース・ブラザース」のジェイク役で知られるジョン・ベルーシの栄光と苦悩に迫るドキュメンタリー。
破天荒な魅力で人気を博し、アメリカのコメディ界に革命を起こしながらも、人気絶頂の1982年に33歳の若さで薬物の過剰摂取により急逝したジョン・ベルーシ。
アルバニア系移民の家庭に生まれ、シカゴの即興コメディ劇団からキャリアをスタートした彼は、その成功を機にニューヨークへ拠点を移し、コメディアン・俳優・ミュージシャンとして大成功を収める。
しかし、あまりにも早くアメリカンコメディの象徴的存在になったことが、大きなプレッシャーとなって彼にのしかかっていく。
高校時代からのパートナーである妻ジュディスの自宅地下室に保管されていた未公開音声テープや大量のラブレター、詩が物語を牽引。
ジョンの相棒とも言える俳優ダン・エイクロイドら関係者へのインタビューやアーカイブ映像、アニメーションを交えながら、嵐のように駆け抜けた彼の人生を愛あるまなざしで振り返る。
監督は「ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけている」のR・J・カトラー。
ロックバンド「ゴリラズ」のアートワークで知られるアニメーター、ロバート・バレーが劇中アニメーションを手がけた。
(以上、映画.comより、引用抜粋。)
ジョン・ベルーシは、1982年の3月5日に33歳の若さで亡くなった喜劇人。米国NBCのコメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」(ベルーシは1975年~1979年にかけて出演。番組自体は、第46シーズン目である現在も放映中)や、学園コメディ映画の『アニマル・ハウス』(1978年)で一躍人気者になり、ジョン・ランディス監督と組んだ、盟友ダン・エイクロイドとのコンビの『ブルース・ブラザース』(1980年)のヒットで、映画スターとしての地位を固めたのでした。
時代のせいもあったのでしょうが、1970年代の中盤からドラッグに親しむようになり、やがて薬物への耽溺がひどくなり周囲を心配させるのでした。それでも何とか持ち直したと思われた矢先の突然の訃報でした。
この『BELUSHI ベルーシ』は、そんなベルーシの生涯を、豊富なアーカイブ映像とこれまで未公開だった音声テープ、友人たちの証言、そしてゴリラズのMVやNetflixオリジナル作品の「ラブ、デス&ロボット」のキャラクター・デザインでも知られるアニメーター、ロバート・バレーによる劇中アニメーションなどで振り返るといったファン必見のドキュメンタリー映画です。
ベルーシが他界して早40年近く経ちましたが、この映画は、彼の最も近くで同じ時を過ごしてきた妻のジュディス・ベルーシの協力により完成した作品です。
と言うのも、彼女から提供を受けた、彼女の自宅の地下室に保管していた音声テープや、映像、手紙や写真といった思い出の品である、約50時間分の音声テープとプライベートな資料がこのドキュメンタリー映画の中心となっているからでした。
私個人的には、ジョン・ベルーシというと、ひと昔前に読んだ、ボブ・ウッドワードによる評伝「ベルーシ最期の事件ーハリウッドスターたちとドラッグの証言ー」(集英社文庫)に書かれているような、破天荒でスキャンダラスなイメージばかりが占めていました。
ですが、このドキュメンタリー映画にはそんなスキャンダラスなイメージも決してなくもないのですが、その中心は、彼とジュディスのアマチュア時代の交流と、彼が有名になってからも彼女のもとで羽を休めるプライベートな姿であって、いままでの評伝にこういう作りのものはなかったので、なんとも貴重に思えるのでした。
私も、ジョン・ベルーシの生涯については、「サタデー・ナイト・ライブ」自体を観たこともなく、主に、映画『1941』(1979年)、『ブルース・ブラザース』(1980年)で観たくらいの知識しかなくて、あまり詳しく知らなかったので、今回このドキュメンタリー映画を観て、ベルーシが妻のジュディスを溺愛していたかなりの愛妻家だったという事実や、ラジオ番組「ナショナル・ランプーン・ラジオ・アワー」で人気を博した後に、NBCの新番組「サタデー・ナイト・ライブ」の出演のTVデビューのオファーを当初は渋っていた事実など、意外な証言を目にして、あの「サタデー・ナイト・ライブ」で爆発的な人気を誇ったことは知っていましただけにかなり驚かされました。
また、『ブルース・ブラザース』で共演した、レイア姫こと、故キャリー・フィッシャーの証言も今となっては貴重でしたね。
それにしても、映画監督のジョン・ランディスがジョン・ベルーシをアテ書きしながら脚本を書いていたという、あの大ヒット映画『ゴースト・バスターズ』(1984年)に、もしも彼が薬物の過剰摂取で亡くなる事がなければ、主演していたことを考えると、実に惜しいですし悔やまれます。
※因みに、彼の代役には、コメディアンのビル・マーレイが請け負っていましたよね。
私は英語が堪能ではないので、この映画を観ながらも「サタデー・ナイト・ライブ」などでのアメリカンジョークがイマイチ笑いのツボにはハマりませんでしたが、そんな中でも、アーカイブ映像の中の、ただひたすら「チーズバーガー!」を連呼するコントには思わず爆笑してしまいました。
チェビー・チェイスのような生粋のニューヨーカーの「インテリなコメディアン」とは違って、「アルバニア移民といったコンプレックスを抱きながらも、破天荒ながらもどこか憎めないキャラクターの喜劇人」として多くのアメリカ人に笑いを提供していたジョン・ベルーシという対比もよく分析されていましたし、愛ある目線で辿ったドキュメンタリーで良かったと思いました。
前述しましたように、私の場合には、ひと昔前に読んだ「ベルーシ最期の事件ーハリウッドスターたちとドラッグの証言ー」という評伝の文庫本で、彼がオーバードーズで亡くなった事を知っていたくらいで、あまりジョン・ベルーシのプライベートの真の姿まで知らなかったので、今回このドキュメンタリー映画を観て良かったです。
私的な評価と致しましては、
伝説的コメディアンの故ジョン・ベルーシについて、どの程度の思い入れがあるかで、このドキュメンタリー映画に対する評価も変わってくるかも知れないですが、単なる破天荒なコメディアンでもなく、愛妻家で、盟友ダン・エイクロイドたちとの友情や、ファンのことも大切にしていた心優しい喜劇人といった側面も今回知ることが出来て、私は好印象を持ちました。
しかしながら、ただただ薬物に耽溺してしまったのだけが悔やまれました。
従いまして、五つ星評価的には、四つ星評価の★★★★(80点)の高評価も相応しい映画かと思いました。
HALU6700@HALU7100
今年の映画初めに、 #アップリンク京都 で稀代のコメディアン故ジョン・ベルーシの生涯を描くドキュメンタリー『BELUSHI #ベルーシ 』鑑賞。薬物の過剰摂取で亡くなった事は知ってましたが、彼の愛妻家ぶりやTVデビューに渋ってい… https://t.co/4tSNugSfjQ
2022年01月03日 22:07
○The Olympia Restaurant: Cheeseburger, Chips and Pepsi - SNL ※サタデーナイトライブ(SNL)のチーズバーガー連呼のコント
いまの若い方々はご存知ないかも知れないですが、かつての昭和の漫才師で、MANZAIブームの際にも一世を風靡された、太平サブロー・シローの故・太平シローさんが、よくジョン・ベルーシの物真似をしていたのが今も懐かしく想い出されます。
▲太平シロー(本名:伊東博)1956年10月30日生ー2012年2月9日没・享年55歳
今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。















































































