『キングスマン:ゴールデン・サークル」(2017年) #秒でアガった! #2018年映画初め | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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昨年12月30日(土)に、京都シネマに会員更新手続がてら、ドキュメンタリー映画「猫が教えてくれたこと」を鑑賞。

これを以て映画納めとし、新作映画81本+2回目鑑賞5本+最新型4DX体験試写会1本の計86本の映画の劇場鑑賞をしたのでした。

 

ですが、まだ昨年に観た映画のレビューも疎かになっている中、年が明けて、今年は正月三が日はどこに外出することもなく自宅でゆっくり過ごしながら、1月5日(金)からようやく日本公開の『キングスマン』(2014年)の続編である『キングスマン:ゴールデン・サークル』を、日本での公開2日目に、今年の映画初めの作品として鑑賞して来ました。

 

つきましては、先ずはこの正月公開の作品の紹介を優先させて頂きたいと思います。

 

 

 

 

 

「冒頭、秒でアガるが、カントリーロードで感涙!(18.1/6・2D字幕)」

ジャンル:スパイ/アクション

原題:KINGSMAN:THE GOLDEN CIRCLE

製作年/国:2017年/イギリス

配給:20世紀フォックス映画

公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/kingsman/

上映時間:141分

公開日:2018年1月5日(金)

監督:マシュー・ヴォーン

キャスト:

コリン・ファース、ジュリアン・ムーア、タロン・エガートン、マーク・ストロング、ハル・ベリー、ペドロ・パスカル、エドワード・ホルクロフト、ソフィー・クックソン、エルトン・ジョン、チャニング・テイタム、ジェフ・ブリッジス

 

PG12

 

※前作『キングスマン』(2014年)当時の英国版ポスター。

 

※『キングスマン』日本製初回限定盤Blu-rayディスク&特典。

 

前作の『キングスマン』(2014年)が、かなり面白くて、Blu-rayディスクの円盤の方も購入して持っているくらいに大好きな超過激スパイアクション映画の続編ということで、鑑賞前から期待値のハードルも自ずと上がっていたのですが、十二分に期待に応えてくれる作品ではあったかと思いました。

 

出来れば、DOLBYATMOS・ULTIRA上映があれば、イオンシネマ京都桂川へ。また或いは、4DX3Dの字幕版があればユナイテッド・シネマ大津へと足を運びたかったところでしたが、共にそういった上映形式の設定がなく、同じ2D字幕版の上映ならば、私と彼女それぞれに鑑賞ポイントが付き、駐車料金無料で駐車時間の心配無用な、イオンシネマ草津にて鑑賞してきました。

 

 

【解説】

世界的ヒットを記録したイギリス製スパイアクション「キングスマン」の続編。

イギリスのスパイ機関キングスマンの拠点が、謎の組織ゴールデン・サークルの攻撃を受けて壊滅した。残されたのは、一流エージェントに成長したエグジーと教官兼メカ担当のマーリンのみ。2人は同盟関係にあるアメリカのスパイ機関ステイツマンに協力を求めるが、彼らは英国文化に強い影響を受けたキングスマンとは正反対の、コテコテにアメリカンなチームで……。

主演のエガートンやマーリン役のマーク・ストロングら前作のキャストに加え、ステイツマンのメンバーにチャニング・テイタム、ジェフ・ブリッジス、ハル・ベリー、謎の組織ゴールデン・サークルのボスにジュリアン・ムーアら豪華キャストが新たに参加。

さらに、前作で死んだと思われていたコリン・ファース扮するエグジーの師ハリーも再登場する。

前作に続き、「キック・アス」のマシュー・ボーンがメガホンをとる。

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

率直な感想としましては、

笑いあり、涙ありで、存分に楽しませていただきました。

 

 

前作でも冒頭のアクションシーンから心を鷲掴みにされましたが、今作でも映画開始早々冒頭からのいきなりのタクシー内での格闘シーンにカーチェイスで圧倒されました。まさに<秒でアガった!>とのキャッチコピー通りでしたね。

あのドリフト走行は実際にやっているのでしょうか?本当に凄かったです。

 

 

 

この「キングスマン」ですが、1作目にて、主役のハリー・ハート(コリン・ファース)が殺害されるという予想外の展開には驚かされましたが、今回の映画ポスターや予告編でも大々的に登場しているのでネタバレにも相当しないとは思いますが、続編の今作で、そのハリー・ハートは「実は生還していた」という辻褄合わせのためからなのか、今作では、敵の急襲によって英国のキングスマン本部やメンバーのほとんどを失ってしまったエグジー(タロン・エガートン)とメカ担当のマーリン(マーク・ストロング)が米国の私設スパイ組織”ステイツマン”と共闘して敵と戦っていくという設定にした上で、ハリー・ハートとエグジーのちょっとひねりの利いた再会劇には感動させられました。

 

●キングスマンのエース・エージェント:ハリー・ハート(コリン・ファース)

 

●キングスマンのゲイリー・”エグジー”・アンウェイ(タロン・エガートン)

 

●キングスマンの頼れるメカ担当:マーリン(マーク・ストロング)

 

●キングスマンの紅一点:ロキシー(ソフィー・クックソン)

 

この辺りの再会に関するくだりについては、前作を観ていないと意味合いが全く分からないので、やはり出来れば前作の予習が必要かも知れないですね。

 

 

また、イギリスにキングスマンがあれば、アメリカにはステイツマンありとばかりに、このステイツマンの面々がユニークでエースのウィスキー(ペドロ・パスカル)は投げ縄使い。華麗な縄さばきに思わずしびれてしまいそうでした。

 

●ステイツマンのリーダー:シャンパン(ジェフ・ブリッジス)

 

●ステイツマンのエース格:ウィスキー(ペドロ・パスカル)

 

●ステイツマンの問題児(?):テキーラ(チャニング・テイタム)

 

●ステイツマンのメカ担当:ジンジャー(ハル・ベリー)

 

因みに、ステイツマンの面々は西部劇テイストで、その名前は、リーダーのシャンパン(ジェフ・ブリッジス)を筆頭に、ウィスキー(ペドロ・パスカル)、テキーラ(チャニング・テイタム)に、メカ担当のジンジャー(ハル・ベリー)とメンバーは皆揃ってお酒絡みなのも洒落ていましたね。

 

 

前作では、サミュエル・L・ジャクソン演じるヴァレンタインが人口増加などによる環境問題を、そして今作では、謎の組織ゴールデン・サークルのボスとして、ジュリアン・ムーア演じる天才的なサイコパスのポピーが麻薬問題を題材に、悪は悪なりの存在感を示し、対立軸にもそれなりの説得力がありました。

 

 

但し、惜しむらくは、今作では、チャーリーという刺客は居たものの、前作の『キングスマン』での女性刺客のガゼルのような絶対的な強さを誇るヴィラン(悪役)が不在だったのが、どことなしに物足りなくも感じたのも事実。

 

 

 

とは言え、今作でも有り得ないような様々なスパイガジェットでも楽しませてくれました。例の防弾傘は今作でも健在。特殊装置の眼鏡に、古典的なナイフが飛び出す靴まで、冒頭のボンドカー顔負けのタクシーをはじめ、私の大好きだったロジャー・ムーアの007のジェームズ・ボンド風味の世界観を彷彿させてくれて実に楽しかったですね。

 

 

また驚かされたのは、イギリスが誇る超有名アーティストのエルトン・ジョンが、何とご本人役で登場し、自らの替え歌まで披露してくれるサービス振り。

 

 

 

 

ロボット犬との戦いでも存在感を示し、そのVIP待遇をして、一気に1人で、おいしいとこ取りで笑いをさらって行き、そんなエルトン・ジョンに、私も思わず大爆笑!!!

 

 

全編通してアクション満載ではあるのですが、ラストの戦いは、ワンカットに見立てた長回しアクション。縦横無尽、自由自在に動き回るカメラワークも凄くて、キングスマンたちの活躍や見事なコンビネーション・プレイを堪能させてもらえ大満足でした。

 

 

私個人的には、お話し的に、前作のイギリスのキングスマンのメンバーが序盤で壊滅状態になってしまい、アメリカのステイツマンと共闘するという運びになるのですが、前作メンバーが居なくなるのが寂しかったですし、テキーラ役のチャニング・テイタムやジンジャー役のハル・ベリーの活躍の場がほとんどなかったのも不満点ではありましたね。

 

 

今作も、元はガイ・リッチー組で鍛えてきた、あのマシュー・ヴォーンが脚本・監督をしているのですが、爆発的なヒットを飛ばした『キック・アス』や前作の『キングスマン』同様に今作も演出面で、私からすればやや悪趣味な描写もあるのですが、それも含めてマシュー・ヴォーンの作風だから、そこも含めて好きなのですが、但し、あの人肉バーガーのくだりは、やり過ぎ感ハンパなしでしたし、よくR指定が付かなかったと思ったりもしましたね。

 

 

監督自身は3作目も構想しているらしいですが、Twitterからの情報では、なにやら今作で活躍の見せ場がなかったテキーラ役のチャニング・テイタムによるスピンオフ映画を企画しているとの噂も出ているようですね。

良い意味合いで、本当に何でもアリの作風の映画なので、私としては、次回作には、是非ともあのキャラも復活させてもらえないだろうかと願うばかりです。

「カントリーロード」の歌声が涙と共に耳に残って仕方がなかったので・・・。

 

 

私的な評価としましては、

映画を観る前は、<秒でアガる>というキャッチコピーの意味合いがイマイチ分からなかったのですが、上映開始早々に、その意図するところが理解出来るほど、冒頭から有り得ないような事がてんこ盛りに展開し、アクションシーンも「これでもか~!」とばかりに徹底していて、更には、大好きなロジャー・ムーアの007風味の世界観を再現し彷彿させてくれて面白さこの上ない続編でした。

 

但しながら、前作の様な絶対的なヴィラン(悪役)の刺客の不在や、前作でのキングスマンの主要メンバーが壊滅状態になってしまうなど残念で仕方がない点や、予想外にステイツマンのテキーラ(チャニング・テイタム)やジンジャー(ハル・ベリー)などの活躍の見せ場がなかった点など不満点がなかった訳でもないです。

 

とは言え、ハリー・ハート(コリン・ファース)とエグジー(タロン・エガートン)のコンビの復活が観られただけでも良かったと思えた続編ではありましたので、それらを勘案し、総体的には、五つ星評価的には、多少厳しいかも知れないですが、四つ星評価の★★★★(80点)くらいの評価が相応しい作品かと思った次第です。

 

 

◎『キングスマン:ゴールデン・サークル』キャスト&スタッフ一同

 

 

●映画『キングスマンゴールデン・サークル』日本版予告編

 

 

 

 

 

 

 

※『キングスマン:ゴールデン・サークル』豪華パンフレット&先着プレゼントのポストカード(エグジー仕様)も無事にGET!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。