昨年劇場鑑賞した45作品のうち、未だブログ記事化出来ていない作品が、あと計13作品も残っておりますが、今回も、今月の2月1日(水)に、滋賀県草津市のイオンシネマ草津まで、1月27日(金)から全国公開して以降、話題を呼んでいる、東映創立70周年記念作品でもある総製作費20億円を投じて製作された時代劇大作の『レジェンド&バタフライ』の鑑賞に、年老いた父親と一緒に出向いて来ましたので、その節の感想を、先ずは、取り急ぎ拙ブログにも記録しておこうかと思います。
率直な感想としましては、キムタク信長よりも、綾瀬はるかさん演じる濃姫(別名:帰蝶)の方が、むしろ主役かと思うほどに、信長と濃姫の33年に亘る夫婦愛をクローズアップした新解釈の「信長公記」であり、戦国時代という舞台を借りた壮大なるラブストーリーであって、私が当初に期待していた内容とは、かなり違いましたが、コレはこれで予想外になかなか良く出来た良作ではありました。
今年(2023年)の3本目の劇場鑑賞作品。
(※今年度のイオンシネマ草津での2本目の劇場鑑賞作品。)
「信長と濃姫の33年に亘る壮大な恋愛映画(23.2/1・2D)」
ジャンル:時代劇/ラブストーリー
製作年/国:2023年/日本
製作:『THE LEGEND & BUTTERFLY』製作委員会
制作会社:東映京都撮影所
配給:東映
公式サイト:http://legend-butterfly.com/
上映時間:168分
上映区分:PG12
公開日:2023年1月27日(金)
撮影:芦澤明子
編集:今井剛
音楽:佐藤直紀
脚本:古沢良太
監督:大友啓史
キャスト(配役名):
木村拓哉(織田信長) / 綾瀬はるか(濃姫:帰蝶) / 宮沢氷魚(明智光秀) / 市川染五郎(森蘭丸) / 和田正人(前田犬千代:前田利家) / 高橋努(池田勝三郎:池田恒興) / 浜田学(佐久間信盛) / 本田大輔(林秀貞) / 森田想(すみ) / 三上愛(生駒吉乃) / 増田修一朗(滝川一益) / 斎藤工(徳川家康) / 北大路欣也(斎藤道三) / 本田博太郎(織田信秀) / 尾美としのり(平手政秀) / 池内万作(柴田勝家) / 橋本じゅん(丹羽長秀) / 音尾琢真(木下藤吉郎:羽柴秀吉) / 伊藤英明(福富平太郎貞家) / 中谷美紀(各務野) / 武田幸三(森可成) / レイニ(長谷川橋介) / 野中隆光(蜂屋頼隆) その他
【解説】
木村拓哉と綾瀬はるかの共演で織田信長と正室・濃姫の知られざる物語を描く、東映70周年を記念して製作された歴史大作。
格好ばかりで「大うつけ」と呼ばれる尾張の織田信長は、敵対する隣国・美濃の濃姫と政略結婚する。信長は嫁いで来た濃姫を尊大な態度で迎え、勝ち気な濃姫も臆さぬ物言いで信長に対抗。最悪な出会いを果たした2人は、互いを出し抜いて寝首をかこうと一触即発状態にあった。そんなある日、尾張に今川義元の大軍が攻め込んでくる。圧倒的な戦力差に絶望しそうになる信長だったが、濃姫の言葉に励まされ、2人は共に戦術を練って奇跡的な勝利を収める。いつしか強い絆で結ばれるようになった信長と濃姫は、天下統一へと向かって共に歩み出す。
映画「るろうに剣心」シリーズの大友啓史が監督を務め、「コンフィデンスマンJP」シリーズの古沢良太が脚本を手がけた。
(以上、映画.comより、引用抜粋。)
▲大友啓史監督のサイン入りポスター
信長を陰で支えた濃姫に焦点を当てた、新解釈の「信長公記」。
お話しの流れ的には、端的に言うと、美濃国の戦国大名・美濃のマムシこと斎藤道三(北大路欣也さん)の娘の濃姫(綾瀬はるかさん)を、和睦の証に、政略結婚で娶ることになった尾張国の嫡男で「大うつけもん(大馬鹿者)」こと、未だ16歳の織田信長(木村拓哉さん)が、その後、49歳で、ほぼ天下を手中に収めながらも、本能寺の変によって命を落とすまでの33年間を、信長を陰で支えた女性・濃姫に焦点を当てながらも、主に信長と濃姫の夫婦愛を中心に描いた、新解釈の「信長公記」とも言える作品。
あらすじ。
濃姫の輿入れ早々に、軽薄で格好ばかり気にして思いやりのない信長の態度にブチ切れて、初夜に濃姫が夫である信長を、のしてしまう。
綾瀬はるかさん目当てで観に行ったら、殊の外、濃姫役の綾瀬はるかさんがクローズアップされたお話しに描かれていて、主役の木村拓哉さん演じる信長を喰ってしまうほどの重要な役回りで面白かったです。
決断力も行動力も今ひとつだった若き信長が、父・美濃のマムシこと斎藤道三譲りの人一倍強い意志を持つ濃姫によって徐々に成長していく前半部では、例えば有名な「桶狭間の戦い」は戦いの前夜に夫婦ふたりで軍議を重ね、出陣する時には、信長ではなく濃姫が「敦盛」を舞うといった新解釈で描かれていました。
肝心の合戦シーンの詳細な描写については、コロナ禍のためか、それとも撮影の経費削減のためなのか、その殆どが省略されていたのが非常に残念でしたが、今川義元軍4万5000人対織田信長軍5000人という圧倒的不利な状況下を、ただひたすらに天候のみを味方につけ、清洲城で待つ濃姫の不安な姿を撮し描写することにより、この戦の厳しさを表現していました。
またインタビュー記事によりますと、大友啓史監督曰く、濃姫の父・斎藤道三が、美濃国の内乱により、長良川の戦いで息子・斎藤義龍と戦い、討ち死にするのですが、その死を知って濃姫が自害をしそうになるのを、夫の信長が諫める場面は指折りの名シーンだったと自負されておられるとのこと。
豪華な城郭のセットやVFX技術で忠実に再現された安土城にも驚き!
岐阜城や安土城の城郭のセットやVFX技術による眺望も、見事に再現していましたが、邦画も製作費の予算をを掛ければ、あそこまで豪華で忠実な城郭を再現することが出来るのかと、東映グループも東映創立70周年記念作品だけあって、全社挙げての本腰を入れた映画だなと、その点は感服致しました。
唐突な無益な殺戮シーン以外は、概ね良作。
ただ疑問に思えたのは、尺が無駄に長い割りには、コロナ禍も関係したのか、それとも製作費の削減が理由なのか分かりませんが、桶狭間や長篠の戦いなどの有名な合戦シーンを殆ど撮さず、逆に、綾瀬はるかさんお得意のアクションを見せたいが為とは思いつつも、唐突に都の浮浪者達を37564にするような無益な殺戮シーンを盛り込むという点がやや理解に苦しみましたが、概ね良作で面白く観ることが出来ました。

♫陰の主役は映画を盛り上げた佐藤直紀さんのオリジナルスコアによる劇伴♪
陰の主役は、佐藤直紀さんのオリジナルスコアのサウンドトラックだったかも知れないですね。
大河ドラマなどのテーマ曲を担当されてられる作曲家だけあって壮大なスケール感が感じられる曲調でした。
思わず、私に至っては、鑑賞後に、iTunes Storeで配信されている『レジェンド&バタフライ』のサントラをダウンロードしてしまったほどでした。
本作では、主要な合戦シーンはあまり描かれていませんでしたが、信長との同盟関係を反古にして裏切った浅井長政を匿った比叡山延暦寺に対する焼き討ちに至るまでの僧兵たちとの戦いのシーンや、クライマックスでの本能寺の変は大迫力でした。
比叡山延暦寺を焼き討ちし、自らを「第六天魔王」(=魔王)と名乗って濃姫の助言さえ聞かなくなっていき、ダークサイドに染まっていく信長を描く後半部では、一時ふたりは離別して、信長の命令で、輿入れの時から侍従だった福富平太郎貞家(伊藤英明さん)の元に身を寄せさせられるのでした。
また濃姫の侍女・各務野役を演じるのは中谷美紀さん。
木村拓哉さんは、過去に、25年前の1998年にも、TBSドラマ『織田信長 天下を取ったバカ』にて、若かりし日の織田信長役を演じてられましたが、そのドラマ版の際の濃姫役が奇しくも中谷美紀さんその人でした。
侍従や侍女役にしておくのが勿体ないくらいの豪華キャスト陣でした。
また、徳川家康役に斎藤工さん。森蘭丸役に市川染五郎さん、斎藤道三役に北大路欣也さんといった脇を固める俳優陣も魅力に満ちた作品になっていました。
一旦、離縁をしてはいても、それでも再びふたりが愛を取り戻していく過程をドラマティックに映し出している点でも、本作は夫婦愛を描いた物語だったといえる作品でした。
と、まぁ何にせよ、綾瀬はるかさん目当てで観に行ったワタクシメにとっては満足のいく出来映えでした。
決して冷酷なカリスマではなく、迷いと葛藤の中で戦国の世を生きるという、新たなキムタク信長像、その彼を支えた綾瀬はるかさんのアクティブな濃姫の女性像が至って斬新でした。
時代考証も方言指導も、本当に、しっかりなされていて、天下取りに突き進んでいく信長の方言は次第に緩くなっていくのに対して、濃姫の方言は、至ってそのままで変わらないという台詞の口調の変化もよく工夫されていて実に良い出来映えでした。
パイレーツ・オブ・カリビアンっぽい展開は、源義経のチンギス・ハン伝説のような新解釈として「レジェンド」というタイトルなのかとも思いましたが、夢オチでしたね。
あと個人的に難癖を付けるとすれば、悲劇のヒロインの存在の重複を避けようとした結果としての古沢良太さんの脚本・演出だったからだとは思うのですが、信長の妹のお市の方が一切登場しないままに終わったのがやや残念でしたね。
最後に、宮沢氷魚さん演じる明智光秀による本能寺の変の謀反の理由がそういう理屈もありかも知れないと思わせるくだりも面白かったですね。
あと付け加えさせて頂きますと、168分といった、やや長尺な本編に加えて、特に本編上映前の予告編やCMがやたらと長いイオンシネマでは、鑑賞途中にトイレに駆け込んで行かれる年配者の観客も続出していましたので、今作のような長尺な作品については予告編などに割く時間を短縮して欲しかったですね(汗)
私的評価:★★★★☆(90点)。
やや長尺な作品ではありましたが、サクサクッとお話しが進行するので、本作の上映時間も私にはそれ程にも苦ではなかったのですが、今回も一緒に観に行った年老いた父親が都合2回もトイレに駆け込んで行くなど、年配者の観客のトイレ事情を考えますと、本編以外の予告編などに要する時間も鑑みますと、かなり厳しかったみたいですので、今後は長尺な作品については、予告編やCMをなるべく割愛して時間短縮に努めて欲しいですね。
映画的には、信長と濃姫との33年間に亘る夫婦愛を描いた新解釈の「信長公記」ではありましたが、綾瀬はるかさん目当てで観に行ったワタクシメにとっては概ね満足のいく至福の時間とも言える出来映えではありました(笑)
従いまして、私的な評価としましては、五つ星評価的には、四つ星半の★★★★☆(90点)の高評価も相応しい作品かと思いました次第です。
東映グループが東映創立70周年記念作品として総力を結集して、邦画では珍しく製作費20億円を投じて作り上げた作品だけあって、映像といい、音楽といい、劇場の大きなスクリーン、大きな音響で観ると、かなり映える歴史大作かと思いますので、是非多くの観客にも足を運んで欲しい作品でした。
HALU6700@HALU7100
#イオンシネマ草津 で『レジェンド&バタフライ』鑑賞。キムタク信長よりも綾瀬はるかさんの濃姫が主役の恋愛映画。コロナ禍の為か桶狭間や長篠の戦い等合戦シーンが少ないのが勿体なかった割りに、都の浮浪者を37564にするシーンが盛り込ま… https://t.co/IS6F2l40r3
2023年02月01日 22:45
○映画『レジェンド&バタフライ』本予告【2023年1月27日(金)公開】
○「レジェンド&バタフライ」 ~THE LEGEND&BUTTERFLY テーマ曲~
今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。






























































