2年ぶりの映画秘宝ベスト10、ここに復活!
私がこれまで唯一購読していた月刊誌だった、映画雑誌の「映画秘宝」が2022年3月19日発売の2022年5月号を以て、無期限の休刊という憂き目に遭ってから、早1年10ヶ月。
ようやく、秘宝新社からの刊行物として、今年の1月19日(金)に再々創刊号として復刊を果たしてくれました。
前回、株式会社双葉社にて復刊した際には、映画秘宝の元編集長によるTwitterのDMでの恫喝事件騒動がひとつの要因にもなって休刊に至ってしまったようでしたが、その後、その一件についてはどの様な決着・経緯を見たのかは存じ上げませんが、とりあえずは、私の大好きなマニアックな映画を採り上げてくれていた「映画秘宝」が復刊してくれた事には感謝したいですし素直に歓迎したいですね。
その再々創刊号から翌月の今回の2号目(通巻257号)2024年4月号に、古今東西の映画に生きる映画マニアの100余名が選ぶ、映画秘宝ベスト10&トホホ10特集号が無事に集計され、編集・発刊されるに至った事は、非常に有り難く、また喜ばしいことこの上ないです。
つきましては、今回も、以前のように、昨年(2023年)度のランキングの特集号の概要についてリストアップしようかと思います。
▲『映画秘宝2024・4月号』驚け!2023映画秘宝ベスト&トホホテン!特集号(定価:1,500円+税・秘宝新社刊)
これまでは、古今東西の批評家・映画マニアによる、日本最大規模の映画ランキングとも呼ばれてきましたが、2020年度の約170名から、2021年度は約150名、そして休刊前の2022年度は約100名弱と年々投票者総数が少なくなって来ていましたが、今回の再々創刊に伴う2年ぶりのベストテンについては、なんとか約100余名の映画マニアの投票者で選んだ映画秘宝2023年度ベスト&トホホテンですが、
先ずは、
驚け!2023年映画秘宝ベスト&トホホ10!
※尚、表紙絵には、「勝負の映画」などと言った文字も併せて謳われて書かれていますが、中身のタイトルの記載としては<驚け!2023年度『映画秘宝』ベスト&トホホ10!>と銘打たれておりましたので、ここでは、そのタイトル名に統一させて頂きます。
6年前の2018・3月号から、映画秘宝ベスト10に輝いた作品群のヒロイン達が勢揃いしたイラスト画を表紙絵に採用されていましたが、2度目の休刊の1年前の2020・3月号以降からは、ヒロイン、そしてベスト10に限らず、その1年を賑わした映画の主役達が勢揃いするイラスト画になっていて、今回のベストテンの復活に際しても、その線で、2023年度を賑わした映画のキャラクターなどが揃ったイラスト画の表紙絵になっていました。
個人的には、表紙絵のイラスト担当の方が、以前から変わられたのか、休刊する前のベスト10&トホホ10特集号の時も感じたのですが、イラスト画はかなり似てはいるのですが、ちょっと絵が雑っぽく感じてしまいましたし、表紙絵に関しても、《驚け!映画秘宝ベスト&トホホテン!》といった文字によるキャプションの説明が無ければ、今号が、どういった特集号なのか分らないのでは?と感じてしまったのは私だけでしょうか。
それと、肝心なランキングにおいて、カラーページから、かなり目立った誤植を発見!!!
本来は第6位のはずの『バービー』を第7位と表記し、同率のランクでもないのに、第7位の作品が2つ存在しているという校正ミスがありました。
集計などに手間取ってしまい、校正に要する時間の余裕がなかったのかとは思うのですが、あんなにも目立つ誤植は非常に勿体なかったですね。
♔1位:『ゴジラ-1.0』(2023年/日本)
「ハリウッド版でも成し遂げられなかった人間ドラマとの見事な融合」を魅せてくれたゴジラ映画との好意的な意見もある反面、ご都合主義的だとか正反対の批判票としてトホホ選に入れた人も多いという、いずれにしても注目株の作品。
途中まで、2位の『TAR/ター』とで抜きつ抜かれつの一騎打ちの様相だったみたいですが後半になって一気に得点を稼いだとのこと。
私個人的には、モノクロ修復版の『ゴジラ-1.0/C』の方については、生憎と劇場鑑賞する事が出来なかったので、もしもこの『ゴジラ-1.0』が、本場の米国アカデミー賞視覚効果賞のオスカーを獲得したら、受賞記念に、TOHOシネマズ系列などでモノクロ修復版の再上映をして下さる事を期待し晴れ舞台での受賞を願っております。
♔2位:『TAR/ター』(2022年/アメリカ)
劇場で観逃したので、是非とも観てみたいのですが、配信の字幕版ではAmazon Prime Videoの場合には、主演のケイト・ブランシェットの字幕スーパーがBlu-rayソフトなどとは異なり、あたかも男性が使うような言葉になっていて、かなり違和感があるというらしいので、観るのを躊躇っていましたが、他の配信か若しくはBlu-rayソフトなどで視聴するなどして必ず観ておきたい作品です。
♔3位:『ベネデッタ』(2021年/フランス/R18+)
この18禁作品が上位を占めるのもいかにも映画秘宝のランキングらしいですね。
『氷の微笑』『ロボコップ』の鬼才ポール・ヴァーホーヴェン監督による、17世紀にレズビアン主義で告発された実在の修道女ベネデッタ・カルリーニの数奇な人生と彼女に翻弄される人々を描いた伝記映画とのこと。
また機会があれば観てみたいです。
♔4位:『フェイブルマンズ』(2023年/アメリカ/PG12)
スティーヴン・スピルバーグ監督の自伝的作品とも称される『フェイブルマンズ』。
この映画は劇場鑑賞してきています。
初めて大人向け映画『地上最大のショウ』を劇場で家族鑑賞した導入部から凄く感動的で、この映画との出会いから主人公が映画製作に目覚めていく過程を描いた青春映画。
フィルムには不都合な真実も映り込む事や、またその逆に編集という作業により都合のよい物だけを映すことも出来るということを知り、家族間の不協和音やユダヤ人差別やイジメ、或いは恋模様など自らを救う術を得ていくのが面白かったですね。
ただ、今作品における家族間の不協和音の描写については、私の実弟が離婚をして、甥っ子や姪っ子が辛い思いをして育ったのを傍で見ていたので、正直、自由奔放な母親役のミシェル・ウィリアムズの勝手気ままな役柄にはいまいち共感できず、観ていて悲しく辛くなって来た部分もあったので、個人的には、どちらかと言えば、この『フェイブルマンズ』よりも、馬鹿馬鹿しいけれども気兼ねなく鑑賞出来た『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の方に私も軍配を上げていましたので、エブエブが作品賞などを独占したのは良かったと思いました。
映画としては、『フェイブルマンズ』は、非常に良く出来た作品でしたので高評価を付けてはいますが、私とは相性が合わなかった部分があったのがやや残念でした。
(※但しながら、この作品については、未だブログ記事化出来ていないので、また観直しするなどしてから、今更ながらですが、後日、詳細なブログ記事もアップさせて頂きたいと思っております。)
♔5位:『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(2023年/アメリカ/PG12)
石油の採掘で巨万の富を得たアメリカの先住民に対する連続大量殺人事件の実話を基に描いた西部劇サスペンス。
マーティン・スコセッシ監督作品だからか、例のごとく3時間超えのかなり長尺な作品というのもあって、劇場公開時には、あえて観に行かなかったのですが、巷間であまりにも評判が良いので、今になって「劇場に観に行けば良かったな」と観に行かなかったことを半ば後悔している作品です。
現在は、AppleTV+にて配信中らしいので機会を見付けて視聴してみたいですね。
♔6位:『バービー』(2023年/アメリカ)
この『バービー』もあえて未鑑賞ながら、蓋を開けてみると、他の映画雑誌のランキングでも何故この作品が上位に位置しているのかが疑問だったのですが、意外に社会派的な隠喩を様々に込めた作品なのかも知れないですね。
百聞は一見に如かずですので、先ずはこの作品も機会を見付けて配信か若しくはBlu-rayソフトででも観てみたいですね。
♔7位:『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』(2023年/アメリカ)
そもそもがRPGのゲームソフトの実写映画化作品とのことですが、元来、私の場合にはゲーム自体をやらないので興味は薄いですね。
なので、ランキング的にこの位置にあっても観ることはないかな(汗)
♔8位:『君たちはどう生きるか』(2023年/日本)
スタジオジブリの宮崎駿監督が監督業の引退発言を撤回してまで、映画製作に挑んだ意欲作ということで、私も事前情報がほとんど皆無の中で観に行ったのですが、このアニメ映画は、いつもの宮崎駿アニメのように異世界にいざなう内容の映画ではありましたが、初見ではどうも意味不明な部分も多くて、正直な感想としましてはとても理解に苦しみました。
また機会を作って再見する必要があるかも知れないですね。
(※尚、初見では私の堅い脳みそでは内容があまりにも難解だったため、未だ感想をブログ記事化出来ていないので、また機会を見付けて再見してブログ記事化したいと思っています。)
♔9位:『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』(2023年/日本/PG12)
漫画家・水木しげる先生の生誕100周年記念作品で、シリーズの原点である目玉おやじの過去と鬼太郎誕生にまつわる物語を描いた長編アニメーション。
観に行っていないので実情のほどは分りませんが、爆発的な人気を誇り、未だロングラン上映されている戦後復興期の昭和31年を舞台にした作品で、各映画館では、劇場用パンフレットも即行で完売してしまうため、1人当たりの販売数制限を行なうなども実施されるほどの人気ぶりらしいです。
配信になったら是非とも観たいアニメ作品ですね。
♔10位:『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』(2023年/アメリカ)
私的には、この作品が2023年度はベストワン作品といって良いほどの作品でしたので、映画マニアの方々にとって、この位置なのが不思議なくらいでした。
まさに、マーベル(MCU)にジェームズ・ガン監督が遺してきた惜別の最高傑作でした。
いちばんガッカリした脱力した映画はコレだ!!!
2023年度映画秘宝トホホ10!
①:『シン・仮面ライダー』
②:『ゴジラ-1.0』
③:『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
④:『アントマン&ワスプ:クアントマニア』
⑤:『バビロン』
⑥:『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』
⑦:『エクソシスト 信じる者』
⑧:『65/シックスティ・ファイブ』
⑧:『オオカミ狩り』
⑩:『PERFECT DAYS』
⑩:『アントニオ猪木をさがして』
※8位は2作品が、また10位も2作品が同点の為に同じ順位。
それでは、2年ぶりの映画秘宝ランキングの復活の狼煙をあげるべく、昨年度も映画を観続けた批評家・映画マニアの100余名の方々が選び、見事に堂々のベストテン第1位に輝いた、山崎貴監督による『ゴジラ-1.0』の予告編をどうぞ!!!
○【各界からコメント到着】『ゴジラ-1.0』<大ヒット上映中>
VIDEO
○【モノクロ版特報】『ゴジラ-1.0/C』(1/12上映開始!)
VIDEO
2023年秘宝読者ベスト&トホホテン
<読者が選ぶベスト映画>
①:『ゴジラ-1.0』
②:『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3』
③:『ジョン・ウィック:コンセクエンス』
④:『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』
⑤:『シン・仮面ライダー』
⑥:『TAR/ター』
⑦:『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
⑧:『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』
⑨:『フェイブルマンズ』
⑩:『ザ・フラッシュ』
※(⑪:『PERFECT DAYS』)
<読者が選ぶトホホ映画>
①:『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
②:『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』
③:『ゴジラ-1.0』
④:『レジェンド&バタフライ』
④:『シン・仮面ライダー』
⑥:『ハロウィン THE END』
⑦:『しん次元!クレヨンしんちゃんTHEMOVIE 超能力大決戦~とべとべ手巻き寿司~』
⑦:『リボルバー・リリー』
⑦:『君たちはどう生きるか』
⑩:『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』
⑩:『マーベルズ』
※4位は2作品が、7位は3作品、10位は2作品が同点の為に同じ順位。
今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。