第96回アカデミー賞、日本映画がダブル受賞の快挙!#君たちはどう生きるか #ゴジラマイナスワン | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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2024年・第96回米国アカデミー賞の結果 

 

 

2024年3月11日(日本時間、現地時間10日)、米ロサンゼルス、ドルビー・シアターで世界最高峰の映画の祭典、2024年(第96回)アカデミー賞授賞式が開催。

本年度の対象となる長編作品は321作。国際長編映画賞へは88ヶ国がエントリー。9,341名の会員投票によって選出された。

 

 

  • 作品賞:『オッペンハイマー』
  • 主演女優賞:エマ・ストーン『哀れなるものたち』
  • 主演男優賞:キリアン・マーフィー『オッペンハイマー』
  • 助演女優賞:ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
  • 助演男優賞:ロバート・ダウニー・Jr.『オッペンハイマー』
  • 監督賞:クリストファー・ノーラン『オッペンハイマー』
  • 脚本賞:『落下の解剖学』
  • 脚色賞:『アメリカン・フィクション』
  • 撮影賞:『オッペンハイマー』ホイテ・ヴァン・ホイテマ
  • 美術賞:『哀れなるものたち』
  • 衣裳デザイン賞:『哀れなるものたち』
  • メイクアップ&ヘアスタイリング賞:『哀れなるものたち』
  • 作曲賞:『オッペンハイマー』
  • 歌曲賞:“What Was I Made for?”『バービー』
  • 編集賞:『オッペンハイマー』
  • 音響賞:『関心領域』
  • 視覚効果賞:『ゴジラ-1.0』
  • 長編アニメーション賞:『君たちはどう生きるか』
  • 国際長編映画賞:『関心領域』(イギリス)
  • 長編ドキュメンタリー賞:『実録 マリウポリの20日間』
  • 短編ドキュメンタリー賞:『The Last Repair Shop(原題)』
  • 短編実写映画賞:『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』
  • 短編アニメーション賞:『War Is Over! Inspired by the Music of John & Yoko(原題)』

 

作品賞は『オッペンハイマー』で、最多7部門受賞(作品賞、主演男優賞、助演男優賞、監督賞、撮影賞、作曲賞、編集賞)。監督賞には、これまで《無冠の帝王》とも称されていた、クリストファー・ノーラン。また助演男優賞のロバート・ダウニー・Jr.も初のアカデミー賞受賞となった。

 

 

次いで『哀れなるものたち』が4部門(主演女優賞、美術賞、衣裳デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞)。『関心領域』が2部門(音響賞、国際長編映画賞)に輝いた。

 

日本からは、視覚効果賞で『ゴジラ-1.0』、長編アニメーション賞で『君たちはどう生きるか』がダブル受賞する快挙となった。

 

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先ず、『オッペンハイマー』については、日本ではビターズ・エンドのような小さな配給会社が、さぞや配給権もかなりの高額だったろうとも想像されますが、また「原爆を開発した男を描いた物語」という観点からも、世界で唯一の被爆国でもあるここ日本においては、国内世論など、色んな意味合いでかなりのリスクもある作品だったでしょうに、ある種そんな作品の興行にビターズ・エンドが賭けに出たにも拘わらず、めでたく7冠もオスカーを獲得して、今月末からの日本公開に花を添えることになっておそらく興行的にも追い風になることでしょうね

 

ただ私個人的には、この『オッペンハイマー』の上映時間ですが、インド映画並みの3時間の長尺な作品という点が、劇場での鑑賞に臨むに際してやや難点かも(汗)

 

 

 

また、予想外に『哀れなるものたち』も4冠もオスカーを獲得していて、私も、先月に主要なシネコンでの上映終了日に劇場まで滑り込んで観に行っておいて良かったです。

 


エマ・ストーンは、あそこまで惜しげもなく身体を張った濃厚な性描写の演技をしていた事からすれば、『ラ・ラ・ランド』以来の二度目の主演女優賞を受賞出来たのは本当に何よりでした。

 

日本映画がダブル受賞の快挙! 

 

 

国際長編映画賞の受賞を逃してしまったヴィム・ヴェンダース監督×役所広司さん主演の『PERFECT DAYS』については誠に残念ではありましたが、長編アニメーション賞の『君たちはどう生きるか』の受賞は、この作品を観た私的な感想と致しましては、かなり難解な内容の映画にも感じましたが、海外における一般的な評価からすれば今回の受賞は順当な感じもしました。

 

 

 

そんな中、何といってもアジア圏の特撮映画では初受賞となる、『ゴジラ-1.0』の視覚効果賞の受賞には、本当に嬉しくて思わず胸がジーンとしてしまいました。

 



この機会に、急遽、『君たちはどう生きるか』の英語吹替え版(日本語字幕付き)が、一部の劇場で上映される事が決定したようですが、私個人的には、劇場で観逃してしまった、モノクロ修復版の『ゴジラ-1.0/C』の再上映の方についても、日本全国のTOHOシネマズだけでもいいので、是非とも検討して欲しいところですね!

 

 

受賞記念に、是非とも、モノクロ版の『ゴジラ-1.0/C』の再上映の検討を希望! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。