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HALUの映画鑑賞ライフのBlog

~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

今更ながらにはなりますが、この作品は、今年の1月19日(金)から公開していたのですが、公開日から1ヶ月以上経過し、劇場の観客の入り具合も空きだしたかと思われる、2月28日(水)になって、ようやく私も滋賀県草津市のイオンシネマ草津まで鑑賞に出向いて来ましたので、その際の感想についても、備忘録として、拙ブログにも書き留めておきたいと思います。

 

今年度の8本目の劇場鑑賞作品。

(今年度のイオンシネマ草津での2本目の劇場鑑賞作品。)

 

 

 

「アイヌの埋蔵金争奪戦、大迫力の実写映画化(24.2/28・2D劇場鑑賞)」

ジャンル:アクション/人間ドラマ

製作年/国:2024年/日本

製作幹事:WOWOW / 集英社

制作プロダクション:CREDEUS

製作会社:映画『ゴールデンカムイ』製作委員会

配給:東宝

公式サイト:https://kamuy-movie.com/

上映時間:128分

上映区分:PG12

劇場公開日:2024年1月19日(金)

原作:野田サトル『ゴールデンカムイ』(集英社ヤングジャンプ・コミックス刊)

製作:田代秀樹 / 井原多美 / 瓶子吉久 / 市川南 / 堂山昌司 / 荒木宏幸 / 弓矢政法 / 舛田淳 / 長嶋潤二 / 松橋真三

製作総指揮:西憲彦 / 大好誠

撮影:相馬大輔

美術:磯見俊裕 / 露木恵美子

音楽:やまだ豊

主題歌:ACIDMAN『輝けるもの』(ユニバーサルミュージック)

照明:佐藤浩太 

装飾:大庭信正 / 松本吉正 / 柳澤武

編集:和田剛

アクション監督:下村勇二

VFXスーパーバイザー:小坂一順

音楽プロデューサー:千田耕平

サウンドデザイナー:松井謙典

スクリプター:加山くみ子

衣装デザイン:宮本まさ江

ヘアメイクデザイン:酒井啓介

技髪デザイン:荒木孝治

特殊造形:百武明

特殊メイク:中田彰輝

操演・特殊効果:羽鳥博幸

ホースコーディネーター:辻井啓伺

アイヌ語・文化監修:中川裕 / 秋辺デボ

キャスティング:緒方慶子

助監督:李相國 / 山田一洋

制作担当:桜井恵夢 / 小沼秀剛 / 狭間聡司

アイヌコタン・チセ建設:尾崎剛

アイヌ服飾制作:関根真紀

アイヌ民具制作:貝澤守

アイヌ料理監修:三神直美

狩猟監修:門別徳司

アイヌ文化監修協力:北海道アイヌ協会

陸軍軍事監修:軍事法規研究会

医療監修:中澤睦雄

脚本:黒岩勉

監督:久保茂昭

ナレーション:津田健次郎

キャスト(配役名):

山﨑賢人(杉元佐一) / 山田杏奈(アシリパ) / 眞栄田郷敦(尾形百之助) / 工藤阿須加(月島基) / 柳俊太郎(二階堂浩平・洋平) / 泉澤祐希(寅次) / 矢本悠馬(白石由竹) / 山内圭哉(玉井芳藏) / 堀部圭亮(和田光示) / 永尾柚乃(オソマ) / 浅田芭路(アシリパ・幼少期) / 大谷亮平(谷垣源次郎) / 勝矢(牛山辰馬) / 高畑充希(梅子) / 島津健太郎(笠原勘次郎) / 成松修(岡田文夫) / 青木健(野間直明) / 松嶋健太(前山一夫) / 濱正悟(三島剣之助) / 兼松若人(野崎) / 野崎亨類(塩谷武郎) / 榎木智一(土方の部下)/ 金城茉里奈(アイヌの村人) / 宮崎歩夢(アイヌの少女) / 野原壱太(アイヌの少年) / 鈴木かつき(アイヌの少年) / 二ノ宮陸登(アイヌの少年) / 塚尾桜雅(寅太郎) / 佐伯紅緒(遊女) / ボブ鈴木(妓夫太郎) / ドン・ジョンソン(トーマス) / 木場勝己(永倉新八) / 大方斐紗子(フチ) / 秋辺デボ(大叔父) / マキタスポーツ(後藤竹千代) / 井浦新(ウイルク) / 玉木宏(鶴見篤四郎中尉) / 舘ひろし(土方歳三) その他

 

 

 

【解説】

明治末期の北海道を舞台にアイヌ埋蔵金争奪戦の行方を描いた野田サトルの大ヒット漫画を実写映画化。

日露戦争での鬼神のごとき戦いぶりから「不死身の杉元」の異名を持つ杉元佐一。

ある目的のため一獲千金を狙う彼は、北海道の山奥で砂金採りに明け暮れていた。そんなある日、杉元はアイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った「のっぺら坊」と呼ばれる男は、捕まる直前に金塊を隠し、その在処を暗号にした刺青を24人の囚人の身体に彫って彼らを脱獄させた。

金塊を見つけ出すべく動き始めた杉元は、野生のヒグマに襲われたところをアイヌの少女アシリパに救われる。

彼女は金塊を奪った男に父親を殺されており、その仇を討つため杉元と行動をともにすることに。

一方、大日本帝国陸軍第七師団の鶴見篤四郎中尉と、戊辰戦争で戦死したとされていた新選組副長・土方歳三も、それぞれ金塊の行方を追っていた。

「キングダム」シリーズの山崎賢人が杉元、「彼女が好きなものは」の山田杏奈がアシリパを演じ、眞栄田郷敦、工藤阿須加、玉木宏、舘ひろしら豪華キャストが個性豊かなキャラクターたちを演じる。監督は「HiGH&LOW」シリーズの久保茂昭。

※アシリパの「リ」は小文字が正式表記

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

累計発行部数2,700万部を突破する大人気コミック『ゴールデンカムイ』(野田サトル/集英社ヤングジャンプ・コミックス刊)については、映画『花束みたいな恋をした』(2021年)の劇中にて、若者層に根強い人気を誇るサブカルチャーの代表格的漫画として、台詞の中に幾度となく『ゴールデンカムイ』というタイトル名が登場していた事から、私は、その存在を初めて知りましたが、その際には、それほどにもこの『ゴールデンカムイ』自体にも興味も惹かれていなくて、特に原作漫画を読むまでには至りませんでした。

 

 

 

 

 

また、2014年から続いた原作漫画の連載完結(全31巻)に伴い、京都文化博物館においても、2022年に巡回開催された『ゴールデンカムイ展』について、展示会開催時期が、ちょうど新型コロナ禍が落ち着きを見せてきたことから、三年ぶりに開催された祇園祭の山鉾巡行や五山の送り火などの京都の恒例行事の時季と重なっていた事もあってか、連日、展示会入場者も物凄い混み具合でしたので、結局、展示会にも観に行かず終いとなってしまっていました。

 

なので、これまで本作『ゴールデンカムイ』の漫画やアニメにも全く触れて来なかった謂わば門外漢とも言える私でしたが、今回の実写映画化に際して、原作既読者の方々の間でも、ものすごく好評であり、大ヒットを記録している事を知り、今度ばかりは、喰わず嫌いをして観逃す事のない様にと今回劇場鑑賞に臨んだ次第でした。

 

  あらすじ

 

 

幕開けは日露戦争最大の激戦地「203高地」。

この描写力・演出が凄かった。決して洋画にも負けてもいない迫力で、原作漫画ではほんの数ページで終わる場面らしいのですが、今回の実写映画化に際して、当初4日間の予定を大幅に10日間以上に延長をして撮影したらしく、ものの数分で終わらせてはいなかったのでした。

 

 

なので冒頭から制作陣と演者の本気度が滲み出る、迫真のシーンとなっていました。

主人公の杉元佐一(山﨑賢人さん)が銃弾や手榴弾が飛び交う戦場を駆け回るのですが、先ずは、その戦火の映像のスケールの大きさに驚かされ、更に、ほぼアクション専用のワイヤさえも使わずに行なったらしい、その躍動感溢れる山﨑賢人さんの豪快なアクションに目を見張りました。

この一連のアクションを通して、杉元に《不死身の杉元》との異名が付いた由縁と、彼が戦争で背負ったもの、そして今から120年前の出来事を観客に突きつけながら、舞台は白銀の大地・北海道に移るのでした。

 

 

ある目的のために大金を手に入れるべく、北海道で砂金採りに明け暮れていた杉元でしたが、或る日、《のっぺら坊》と呼ばれる男がアイヌ民族から強奪したという金塊の話の存在を知るのでした。

その男は収監先の網走監獄で、24人の囚人の身体に金塊の隠し場所を示す刺青を彫り、彼らを脱獄させたという。その刺青は、24人全員でひとつの暗号になるという。

 

 

そんな折、この金塊の行方を追うと決めた杉元は、ヒグマの襲撃を受けるのでしたが、金塊を奪った男に父親を殺されたアイヌの少女・アシリパ(山田杏奈さん)と出会い、彼女にその危機から命を救われるのでした。そして彼女は、父親の仇を討つため、杉元と行動を共にすることに。

 

 

一方、同じく金塊を狙うのは、日露戦争で命を懸けて戦いながらも報われなかった師団員のために、北海道征服を目論む大日本帝国陸軍第七師団の中尉・鶴見篤四郎(玉木宏さん)。

 

 

そして、もう一人、戊辰戦争の五稜郭の戦いで戦死したはずの元新撰組《鬼の副長》こと土方歳三(舘ひろしさん)が未だ生きており、彼らとのアイヌの莫大な埋蔵金を巡る三つ巴のサバイバル・バトルが幕を開けるのでした。

 

 

  感想

 

率直な感想としましては、

今までこの『ゴールデンカムイ』の原作漫画も読むことなく過ごしてきたことを深く反省するくらいに、ものすごく面白い設定のうえに、ド迫力に溢れた映像美に痺れまくった映画でした。

 

いずれの登場人物も皆キャラ立ちしていて、すごく存在感があり、生憎と、原作漫画は未読ながらも、第七師団の尾形百之助役の眞栄田郷敦さん、谷垣源次郎役の大谷亮平さんをはじめ、二階堂浩平・洋平の双子役の柳俊太郎さんなどの配役は勿論のこと、異様な相貌の鶴見篤四郎中尉役の玉木宏さん、土方歳三役の舘ひろしさんなど、衣装、特殊メイクなども見事にハマっていました。

 

 

 

 

 

そんな中でもアシリパ役の山田杏奈さんの配役が抜群に良かったですね!

 

 

芯の強さを感じさせつつ、可愛らしくもあり、弓矢を扱うなどして杉元と共闘する場面では、ほぼ未経験だったらしいアクションも見事にこなしてみせていました。

 

  アイヌ文化の表現の強い拘り。

 

またアイヌ文化の表現についても、それ相応の拘りが見てとれて、とても勉強にもなりました。

特に目を引いたのが北海道平取町二風谷に作られたアイヌのコタン(集落)。忠実に再現したアイヌ料理のオハウ(汁物)やチタタプ(肉や魚のたたき)などにも要注目。

またアシリパの大叔父役には、実際にアイヌの血をひく秋辺デボさんが起用されていました。

 

 

またお話し自体のシリアスと笑いの配分も実に絶妙で、オマケ映像なども含め、脱獄王の異名を持つ脱獄囚の白石由竹役の矢本悠馬さんとの掛け合いなども面白く、2時間8分を飽きずに観ることが出来ました。

 

  私的評価:★★★★★(100点満点)

 

私の苦手なヤンキーたちの抗争映画の『HiGH&LOW』シリーズが代表作の久保茂昭監督による実写映画化ということで、実は観始めるまでは、その出来映えには、かなり心配もしていたのですが、そういった不安も全て杞憂に終わるほどに良く出来た作品でした。

 

これも本作の脚本家の黒岩勉さん、アクション監督担当の下村勇二さん、音楽担当のやまだ豊さんなどをはじめ主要スタッフや主要キャストが、あの『キングダム』ともほぼ同じ面々だったのも奏功したのかもしれないですね。

 

 

従いまして、私の様に、これまで『ゴールデンカムイ』の読者でなかった人達に対しても、今回の実写映画化の成功によって、より幅広い層に『ゴールデンカムイ』の魅力を伝えるという狙いにおいても、五ツ星評価的には、文句なしの★★★★★(100点)の満点評価と言っても良い作品に仕上がっていました。

 

全31巻もある原作漫画の壮大なる物語の第3巻途中くらいまでを描いた実写映画化の序章としては、先ずはよく出来ていたと思います。

 

※但しながら、この続編の展開については、次回作は、映画化ではなく、『連続ドラマW ゴールデンカムイー北海道刺青囚人争奪編ー』として、今年の2024年秋頃より、製作幹事会社のWOWOWの主力作品として、WOWOWオンラインおよびWOWOWオンデマンドにおいて連続ドラマとして放送・配信予定とのことで、その為に本シリーズを視聴するのに際し、また私もWOWOWオンラインにも新規加入しなくてはならないことを考えると、更に懐が寒くなってしまうのが辛いですね!

 

 

○映画『ゴールデンカムイ』予告①【2024年1月19日(金)公開ッ‼】

 

 

 

 

○Golden KamuyーYutaka Yamada

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

もう現在では既に上映期間を終了をしてしまっている作品でもあり、今更ながらではありますが、2月23日(金・祝)公開の作品でしたが、先ずは、1日当たりの上映回数が激減するより前に早めに観ておこうと思い立ち、この映画『ネクスト・ゴール・ウィンズ』を鑑賞するべく、滋賀県大津市のユナイテッド・シネマ大津まで、2月26日(月)に出向いて来ましたので、その際の感想を備忘録として、拙ブログに書き留めておきたいと思います。

 

今年度の7本目の劇場鑑賞作品。

(今年度のユナイテッド・シネマ大津での2本目の劇場鑑賞作品。)

 

 

 

「実話ベースの笑って泣けるコメディ映画(24.2/26・2D字幕鑑賞)」

ジャンル:人間ドラマ

原題:Next Goal Wins

製作年/国:2023年/イギリス・アメリカ合作

製作会社:サーチライト・ピクチャーズ

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

公式サイト:https://www.searchlightpictures.jp/movies/nextgoalwins

上映時間:104分

上映区分:一般(G)

劇場公開日:2024年2月23日(金・祝)

製作:ジョナサン・カベンディッシュ / ギャレット・バッシュ / タイカ・ワイティティ / マイク・ブレット / スティーブ・ジェイミソン

製作総指揮:アンディ・サーキス / ウィル・テナント / キャスリン・ディーン / ジョシュ・マクラグレン 

撮影:ラクラン・ミルン

美術:ラ・ビンセント

衣装:ミヤコ・ベリッツィ

編集:ニコラス・モンスール

音楽:マイケル・ジアッキノ

脚本:タイカ・ワイティティ / イアン・モリス

監督:タイカ・ワイティティ

キャスト(配役名):

マイケル・ファスベンダー(トーマス・ロンゲン) / オスカー・ナイトリー(タヴィタ:米国領サモアのサッカー協会会長) / カイマナ(ジャイヤ) / デビット・ファイン(エース) / レイチェル・ハウス(ルース) / ビューラ・コアレ(ダル) / ウィル・アーネット(アレックス・マグヌッセン) / エリザベス・モス(ゲイル:ロンゲンの元妻) / ウリ・ラトゥケフ(ニッキー・サラブ:記録的大敗時の代表チームGK) / クリス・アロシオ(ジョナ) / セム・フィリポ(ランボー) / イオアネ・グッドヒュー(スマイリー) / リーヒ・ファレンパパランギ(ピサ) / ヒオ・ペレササ(サムゾン) その他

 

 

【解説】

「ジョジョ・ラビット」「マイティ・ソー」シリーズのタイカ・ワイティティ監督が、世界最弱のサッカーチームがワールドカップ予選で起こした奇跡のような実話をもとに映画化。

かつて、2014年に「ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦」としてドキュメンタリー映画化もされたエピソードを、ワイティティ監督独自の世界観とユーモアを交えて描き出す。

米領サモアのサッカー代表チームは、2001年にワールドカップ予選史上最悪となる0対31の大敗を喫して以来、1ゴールも決められずにいた。次の予選が迫る中、型破りな性格のためアメリカを追われた鬼コーチ、トーマス・ロンゲンが監督に就任し、チームの立て直しを図るが……。

主人公トーマス・ロンゲンを「それでも夜は明ける」のマイケル・ファスベンダー、米領サモアのサッカー協会会長タヴィタをオスカー・ナイトリー、ロンゲンの元妻ゲイルをドラマ「ハンドメイズ・テイル 侍女の物語」のエリザベス・モスが演じた。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

 

  あらすじ

 

米国領サモアのサッカー代表チームは、2001年のFIFAワールドカップ予選にて、0対31で、オーストリア代表に、国際Aマッチ史上最多の得点差で大敗するという実に不名誉な記録を作ったうえに、10年以上もFIFA世界ランキングで最下位という、世界最弱のサッカー代表チームとして、その後一度も得点することが出来ないでいたのでした。

そこへ米国本土から、トーマス・ロンゲンが監督として就任してくるのでしたが・・・。

 

 

 

  感想

 

今作は、本格的なサッカーのアスリート物やスポ根映画というよりも、むしろ、サッカーを題材にはしていますが、タイカ・ワイティティ監督の独特なコメディ風味を効かしたヒューマンコメディ映画になっていました。

 

 

また、マイケル・ファスベンダーが主人公のトーマス・ロンゲン役で出演してはいますが、予算的には決して『ジョジョ・ラビット』やMCUの『マイティ・ソー』シリーズの様な大がかりな大作映画でもありません。

 

あくまでも『ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦』(2014年)というドキュメンタリー映画が作られた実話のエピソードを基に、タイカ・ワイティティ監督独自の世界観とユーモアを交えて描いた、タイカ・ワイティティ監督お得意の笑って泣けるヒューマンコメディ映画でした。

 

 

また、お恥ずかしながらも、私は、本編の劇中の解説動画を観るまでは、この映画の舞台である米国領サモアと、いわゆる「サモア」と呼ばれる、サモア独立国とでは全く違う別の国であることなど、その違い自体さえも知りませんでした(汗)

 

 

お話し的には、直ぐにキレやすい直情型の性格のトーマス・ロンゲンは、その粗暴な性格から米国のサッカー・ユース代表チームの監督を解任されてクビになり、人生崖っぷち状態でイヤイヤながら米国領サモアに新監督としてやって来るのでしたが、肝心の代表チームの面々は実にユルくサッカーに取り組んでおり、気持ちを入れ替えて穏やかに接して臨むつもりのロンゲンでしたが、練習途中にチーム全員が突然練習を中断してお祈りをしだしたり、《安息日》の日曜日には練習をしないなど、米国領サモアのチーム事情に対し、ブチ切れ案件が続出。

 

 

特に、ポリネシアの島国の文化のひとつでもある、サモア語で《ファファフィネ》とも呼ばれる、第3の性の自認者でもある、ジャイヤと衝突し、一旦は、監督を辞めようとも決心をするロンゲン。

 

 

今作は、タイカ・ワイティティ監督の独特なコメディ風味を効かした映画だった訳ですが、なにぶんとこの監督さんの作品はオフビート調なお笑いの要素が多いので、決して万人ウケするお笑いでもないので、下手をすれば非常にツマラないようにも感じてしまう恐れもあったのですが、私も御多分に洩れず、中盤くらいまでは、かなり中弛み感を感じてしまっていた部分もありました。

 

 

そんな瞬間湯沸かし器のような性格のロンゲンが、マイペースな米国領サモアの人々のその大らかな人柄と土地柄に馴染んでいき、自分を徐々にさらけ出すようになる点が本作の見どころもありました。

 

特に、そのキーマン的存在となるのが、当初衝突していた《ファファフィネ》でもあるジャイヤ。

 

 

また、ラグビーでは、南半球のポリネシアの島国の代表チームの選手達が試合前に披露する、あのオールブラックスのハカなど、先住民族の戦士の伝統の踊りである、いわゆる《ウォークライ》を披露するのは知っていましたが、サッカーの試合前にも披露するのは知らなかったので、今作を観て、私も驚かされました。

 

 

そんな先住民族の伝統の戦士の踊りの《ウォークライ》とは全く異なり、劇中で、米国領サモア代表選手たちが、トンガ代表選手たちと顔を合わすなり、「シャー!!!シャー!!!」とか「チュー!!!チュー!!!」とか言い合って、威嚇し合っていたのは、たぶんですが、単に、ハブ(コブラ?)とマングースの鳴き真似だと思ったのですが、見当違いなのかな?(汗)

 

 

それにしても、監督のトーマス・ロンゲンが、劇中では、サッカーの技術的な事をほとんど指導する練習風景のシーンがなかったのに、どうして、対戦相手のトンガ代表戦でのあの様な後半の怒濤の展開に至ったかと思うと、その点に関しては、本当に苦笑するしかなかったですね!(笑)

 

 

また「父と娘」の伏線の回収も良かったし、試合の結果を普通に追わないところも実に好感が持てましたね。

 

 

この観せ方からによるためかどうか分りませんが、この後半戦からの怒濤の展開には思わず感動して感涙までさせられました。

 

 

トーマス・ロンゲンが、自らを、あの『ベスト・キッド』(1984年)の空手の師匠のミスター・ミヤギに喩えてみたり、アメフト映画の『エニイ・ギヴン・サンデー』(1999年)のアル・パチーノの台詞をパクって、選手達に突っ込まれたりと、小さな洋画ネタが盛り込まれているあたりも面白かったです!

 

 

冒頭から、映画のエンディングロールの最後の最後まで、タイカ・ワイティティ監督がカメオ出演をしているといった、そのしつこさ具合にも思わず笑えた作品でした。

 

  私的評価:★★★★☆(90点)

 

この映画は【感想】の冒頭でも触れましたが、本格的なサッカーのアスリート物やスポ根映画というよりも、むしろ、サッカーを題材にはしているものの、タイカ・ワイティティ監督の独特なコメディ風味を効かしたヒューマンコメディ映画になっていました。

 

ですので、サッカーのことを全く知らない人でもそれなりに楽しめる映画になっているかと思います。

 

 

ただ、なにぶんと、タイカ・ワイティティ監督による独特な世界観に基づくお笑い的な要素自体が、かなりオフビート調なお笑いが多いので、決して万人ウケするお笑いでもないので、下手をすれば非常にツマラないようにも感じてしまう恐れもあった訳ですが、私も御多分に洩れず、中盤くらいまでは、かなり中弛み感を感じてしまっていた部分もありました。

 

その点で若干の減点をしてはいますが、最終的には、思わず感涙までさせられるような感動作品に仕上げてあった点は、流石でしたので、総合的に観れば、五ツ星評価的にも四つ星半評価。ほぼ満点の★★★★☆(90点)評価も相応しいかと思いました次第です。

 

※尚、2014年に公開された元ネタのドキュメンタリー映画『ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦』の方は観たことがないので、近いうちに是非とも視聴にトライしてみたいと思いました(^^)v

 

○『ネクスト・ゴール・ウィンズ』新予告│2024年2月23日(金・祝) 日本公開|サーチライト・ピクチャーズ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

俗に、大相撲三月場所は、「荒れる大阪場所」若しくは「荒れる大相撲春場所」などとも称されますが、今年もその例に漏れず、横綱照ノ富士の4連敗の末の途中休場、新大関琴ノ若を含む4大関も不調で今ひとつ精彩を欠く中、令和6年3月24日(日)に迎えた大相撲春場所・千秋楽まで優勝の可能性を残していたのは、新入幕の尊富士と入幕2場所目の大の里の平幕力士ただ2人でしたが、結果、幕尻の尊富士が15日間を駆け抜けて、大正3年の両国以来の110年振りの新入幕優勝を果たし、初土俵から10場所目の幕内優勝は史上最速記録となりましたが、ここ最近暗いニュースばかりの中、この快挙にも拘らず、特段に、尊富士の出身地である青森県以外には新聞の号外も出なかったみたいですので、今更ながらですが、この角界における前人未踏の偉業について、私も備忘録的に拙ブログにも記録に残しておきたいと思います。

 

 

尊富士、史上最速で新入幕優勝の快挙! 

 

 

 

前日の朝乃山との取組で右足首を痛めて、1人きりで歩行することも困難な状態となったため、花道を車椅子に載せられて引き上げ、その後、救急車で運ばれた尊富士。

本人の説明では「(痛めたのは)外側の靱帯。(足首が)どこも腫れているのでどこを触っても痛い。」という状態ながらも、兄弟子で横綱の照ノ富士から「意地でも千秋楽には出ないと悔いが残るぞ!記録より記憶に残る力士になれ!お前なら絶対出来るはず。」と発破を掛けられると、それがあたかも魔法の言葉のように不思議と歩行出来るようになったとのこと。

勝てば優勝の豪ノ山戦は、「たぶんみんな『変化をする』とか『すぐ負ける』とか考えていたとは思いますが、絶対に勝つ気持ちだけで無我夢中だった」と、真っ向勝負を誓って土俵に上がったという。

豪ノ山の出足に押されかけたが、そこから意地を見せた。

自分自身の力を信じて、攻め手を全く緩めず、最後は押し倒しで決めた。

 

 

令和6年大相撲春場所星取表 

 

 

 

 

 

 

 

相撲関連の配信ドラマが面白い! 

 

この3月は、特に、私の両親それぞれの病院通いなどの送迎なども加わって、時間的にも追われて今月下旬頃まで私自身の歯医者の予約も取れないほどバタバタと気忙しくしていたのですが、ようやく先日に歯医者にも行ける時間が取れて、やっと新たな入れ歯も作ることが出来るようになると、ホッとしているのですが、3月のこれまでの期間は、劇場鑑賞に出向く機会もなかなか作れなかったので、深夜などに、NetflixやDisneyプラスなど、私が加入している配信先の相撲関連の連続ミニドラマを視聴していました。

 

未だ視聴途中ですが、Netflixで配信中の一ノ瀬ワタルさん主演のヤンキー相撲ドラマ『サンクチュアリー聖域ー』と、周防正行監督の『シコふんじゃった。』の続編という設定の女子相撲版リブート作品で、Disneyプラスで配信中の伊原六花さん主演の『シコふんじゃった!』を視聴し始めています。

 

【Netflix】サンクチュアリー聖域ー 

 

 

脚本は、『サバカン SABAKAN』で監督もなされた金沢知樹さん。

監督は、あの『ザ・ファブル』シリーズの江口カン監督。

いくらヤンキー気質の力士とはいえ、一ノ瀬ワタルさん演じる、主人公の【猿桜】こと小瀬清のキャラクター造形があまりにも極端に過ぎたり、設定にかなり無理が生じている点も多々ありはしますが、そういった面に目をつむれば、なかなか面白く、未だエピソード4までしか観ていないので、このシーズン1のエピソード8まで取り急ぎ視聴したいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

【Disneyプラス】シコふんじゃった! 

 

 

未だ観始めたばかりなのですが、このドラマは、周防正行監督×本木雅弘さん主演の映画版『シコふんじゃった。』(1992年)の一応は続編という設定らしいので、前作を観直して観比べながら、今後このドラマを観て行こうかと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。