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HALUの映画鑑賞ライフのBlog

~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

母親のガンの定期検診のために病院の送迎にクルマで連れて行くついでに、早々とSNSなどで他の人達から映画のネタバレを喰らってしまうまでにと、『ARGYLLE/アーガイル』の公開初日の3月1日(金)の朝イチの上映回に、イオンシネマ京都桂川まで鑑賞に出向いて来ました。

しかしながら、もう映画館での上映は、ほぼ終了しており、早々と配信も開始している中、今更ながらで恐縮ですが、あくまでも個人的な備忘録的に本作品の感想について拙ブログにも記録として残しておきたいと思います。

 

 

◎私個人的には、この作品は、今年のベスト3には入ること必至と思うほど面白かった作品でした!!!

 

 

今年度の9本目の劇場鑑賞作品。

(今年度のイオンシネマ京都桂川での2本目の劇場鑑賞作品。)

 

 

 

「マシュー・ヴォーン節全開!二転三転四転五転の先読み不可能な展開のスパイ映画(24.3/1・2D字幕鑑賞)」

ジャンル:アクション/サスペンス/ スパイコメディ

原題:Argylle

製作年/国:2024年/イギリス・アメリカ合作

製作会社:マーヴ・スタジオ

配給:アップル・オリジナル・フィルムズ / ユニバーサル・ピクチャーズ / 東宝東和

公式サイト:https://argylle-movie.jp/

上映時間:139分

上映区分:一般(G)

劇場公開日:2024年3月1日(金)

製作:マシュー・ヴォーン / アダム・ボーリング / デヴィッド・リード / ジェイソン・フォックス

製作総指揮:アダム・フィッシュバック / ジギー・カマサ / カルロス・ペレス / クラウディア・ボーン

音楽:ローン・バルフェ

撮影:ジョージ・リッチモンド

編集:リー・スミス / トム・ハリソン=リード / コル・グーディー

美術:ダニエル・テイラー / ラッセル・デ・ロザリオ 

衣装:ステファニー・コーリー 

脚本:ジェイソン・フックス

監督:マシュー・ヴォーン

キャスト(配役名):

ブライス・ダラス・ハワード(エリー・コンウェイ / レイチェル・カイル:スパイ小説『アーガイル』を執筆中の人気作家) / ヘンリー・カヴィル(オーブリー・アーガイル:『アーガイル』シリーズの主人公のスパイ) / ルイス・パートリッジ(若い頃のアーガイル) / サム・ロックウェル(エイダン・ワイルド:エリーの前に現れるスパイ) / ブライアン・クランストン(リッター/バリー :現実の悪の秘密組織ディヴィジョンの長官 ) / キャサリン・オハラ(ルース・コンウェイ:エリーの母親)/ デュア・リパ(ルクランジュ:『アーガイル』シリーズの登場人物で、アーガイルの敵)/ アリアナ・デボーズ(キーラ:CIAの工作員)/ ジョン・シナ(ワイアット:『アーガイル』シリーズのアーガイルの相棒) / サミュエル・L・ジャクソン(アルフレッド・ソロモン:CIAの元副長官)/ ソフィア・ブテラ(サバ・アル=バトル) / リチャード・E・グラント(フォウラー) / ロブ・ディレイニー(パウエル副長官) / ジン・ルージ(アーガイルの恋人) / チップ(アルフィー:エリーの愛猫) その他

 

 

【解説】

「キングスマン」シリーズのマシュー・ボーン監督が描く痛快スパイアクション。

謎のスパイ組織の正体に迫る凄腕エージェントのオーブリー・アーガイルの活躍を描いたベストセラー小説「アーガイル」の作者エリー・コンウェイは、愛猫アルフィーと一緒にのんびり過ごす時間を愛する平和主義者。

新作の準備を進めている彼女は、アルフィーを連れて列車で移動中に謎の男たちに命を狙われ、エイダンと名乗るスパイに助けられる。

 

やがて、エリーの小説が偶然にも現実のスパイ組織の行動を言い当てていたことが判明。

エリーの空想のはずだった世界と、命を狙われる現実との境界線が曖昧になっていくなか、敵の一歩先を行くべく世界中を駆け巡るエリーだったが……。

作家エリーをブライス・ダラス・ハワード、彼女を救うエイダンをサム・ロックウェル、エリーが描く小説の主人公エージェントのオーブリー・アーガイルをヘンリー・カビルが演じた。

そのほか共演にジョン・シナ、サミュエル・L・ジャクソン、シンガーソングライターのデュア・リパら。

 

「PAN ネバーランド、夢のはじまり」のジェイソン・フックスが脚本を手がけた。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

  あらすじ(ほぼネタバレ無し)

 

スパイ小説『アーガイル』シリーズの著書である愛猫家のベストセラー作家エリー・コンウェイ(ブライス・ダラス・ハワード)は、第5巻をほぼ完成させ、母にその次作の小説の内容を送信するのでしたが、ダメ出しを喰らうのでした。

 

 

そこで、休暇を兼ねて実家の母のルース(キャサリン・オハラ)と父に出会うべく、愛猫アルフィーと一緒に列車に乗るのでしたが、移動中に謎の男たちに襲撃されるのでした。

 

 

 

エリーのファンと言うエイダン(サム・ロックウェル)と知り合い、自分を「本物のスパイだ」と言う彼にその窮地を救われるのでした。

 

 

 

エイダンの話しによると、エリーの空想の産物のはずの小説の内容は、偶然にも全て現実の悪の秘密組織ディヴィジョンの行動を描いているために、それが最早、看過できないところまで来てしまったために、ディヴィジョンがエリーの命を狙っていると言うのでした。

そこで、二人は行動を共にして、ロンドンでディヴィジョンの重大な秘密を記すマスター・ファイルを探し出そうとするのでしたが、二人は、リッター長官率いるディヴィジョンに幾度となく襲撃されるのでした。

 

 

やがてエリーはエイダンが自分を殺そうとしているのではないかと疑い、強迫観念にかられて、アメリカのシカゴに住む両親に助けを求めて、イギリスのロンドンまで呼び寄せるのでしたが・・・。

 

 

と、こんな風にお話しが展開されるのですが、この映画のタイトル名でもある敏腕エージェントのオーブリー・アーガイル(ヘンリー・カヴィル)は、あくまでも小説上の主人公であって、相棒のワイアット(ジョン・シナ)とコンビを組み、スパイ小説『アーガイル』シリーズの中で活躍しているのでした。

 

 

アーガイルが同業者のルクランジェ(デュア・リパ)のハニー・トラップに引っかかるも相棒のワイアット(ジョン・シナ)が助けるスパイ小説『アーガイル』の第4巻の実写シーンにて幕を開けるのでした。

 

 

ただ、この一連の小説上の空想のアクションシーンのはずが、後半の現実のアクションシーンなどの大いなる伏線だったりするので、なかなか話しはややこしい(笑)

 

 

世界を騙す一流スパイは、観ている我々観客までをもまんまと騙すのですから。

なので、この映画の魅力は何と言っても、この二転三転では終わらない四転五転もする先読み不可能なストーリー展開にこそあるかと思いますので、あらすじはこの辺で・・・。

 

 

  感想

 

このストーリー展開自体の面白さに加え、他では見られないような外連味たっぷりな戦闘シーンがこの映画の魅力でもありました。

 

 

前半部分は、列車でのアクションシーンは『ブレッドトレイン』の様だったり、エリーとエイデンのドタバタ劇は『ナイト&デイ』に通じるものがあったりと、確かにどこかで観た様な既視感もある戦闘シーンもありはしましたが、そんんな中でも、特に、後半部の如何にもイギリス的なブラックユーモアに富んだアクションシーンは、前代未聞の面白さでした。

 

 

おふざけも多い上に、お話しの展開が少しややこしいからか、巷間の評価は賛否両論大きく分かれているようですが、『キングスマン』シリーズなどマシュー・ヴォーン監督作品のファンの方であれば是非とも観ておいて欲しい作品。

 

 

特に、終盤のカラフルな煙の中でのアクロバティックな銃撃ダンスや、スケート・オン・オイルによる殺戮アクションなど、馬鹿馬鹿しいですが、想像を絶するアクションシーンは絵面的にも最高でした!

 

  劇中音楽の選曲も最高!

 

なんと「ザ・ビートルズ」のAIを駆使した”最後の新曲”として話題を呼んだ『ナウ・アンド・ゼン』も重要な局面で使用されたり、その他、書き下ろし曲『Electric Energy』では、今作のキャストでもあるアリアナ・デボーズと、人気ミュージシャンのボーイ・ジョージが歌唱を務めるといった豪華コラボが実現!劇中楽曲として使用されています!

 

※以下に、MVを貼り付けておきますので、是非試聴下さればと思います。

 

○映画『ARGYLLE/アーガイル』OFFICIAL MUSIC VIDEO|Electric Energy <2024年3月1日(金) 全国公開!>

 

 

 

 

○The Beatles - Now And Then (Official Music Video)

 

 

 

 

  私的評価:★★★★★(100点満点)。

 

エンディングロールの際のオマケ映像まで観れば、『キングスマン』シリーズとの関連性やその全容も分かる仕組みになっているので、マシュー・ヴォーン監督のファンは必見!是非とも観ておいて欲しい作品です!

 

 

私的な評価としましては、五ツ星評価的にも★★★★★の文句なしの100点満点も相応しい作品の映画かと思いました。

 

今年観た映画の中でも、私個人的には、この作品は、今年のベスト3には入ること必至と思うほど面白かった作品でした!!!

 

 

但しながらも、全米ならびに日本での劇場公開時の映画興行があまりも奮っていない様で、製作費の半分も回収出来ていない模様らしいのですが、元来、3部作を意図して作られていたそうなので、マシュー・ヴォーン監督による壮大なユニバース化を是非とも実現して欲しいですね!

 

○映画『ARGYLLE/アーガイル』予告編<2024年3月1日(金) 全国公開!>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

現在では公開している映画館もほぼ無く、また、来たる5月初旬にも、ソフト化される運びの作品でもあり、今更ながらで恐縮ではありますが、1月26日(金)公開の作品でしたが、2023年・第80回ヴェネチア国際映画祭で、本作品(ヨルゴス・ランティモス監督)が最高賞・金獅子賞を受賞していたのに加えて、アカデミー賞の前哨戦とも言われる、第81回ゴールデングローブ賞のミュージカル/コメディー部門で最優秀作品賞、最優秀主演女優賞(エマ・ストーン)を受賞したこともあって、日本時間3月11日(月)の第96回アカデミー賞授賞式の前までには観ておこうかと思い立ち、ちょうど、2月29日(木)の閏日の上映終了日に滑り込みセーフで、イオンシネマ京都桂川まで観に行って来ましたので、その際の感想を備忘録として、拙ブログにも書き留めておきたいと思います。

 

本作品ですが、計11部門にノミネートされた第96回アカデミー賞では、結果的には、主演女優賞のエマ・ストーンのほか、美術賞、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の4部門を受賞。

 

今年度の8本目の劇場鑑賞作品。

(今年度のイオンシネマ京都桂川での1本目の劇場鑑賞作品。)

 

 

 

「胎児の脳を持つ女性の成長と愚かな人間たちの生態観察記(24.2/29・2D字幕鑑賞)」

ジャンル:SF/ファンタジー/コメディ

原題:Poor Things

製作年/国:2023年/イギリス

製作会社:TSGエンターテインメント / エレメント・ピクチャーズ / フィルム4・プロダクションズ

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン(サーチライト・ピクチャーズ)

公式サイト:https://www.searchlightpictures.jp/movies/poorthings

上映時間:142分

上映区分:R18+

劇場公開日:2024年1月26日(金)

原作:アラスター・グレイ『哀れなるものたち』(早川書房)

製作:エド・ギニー / アンドリュー・ロウ / ヨルゴス・ランティモス / エマ・ストーン

製作総指揮:オリー・マッデン / ダニエル・バトセック

音楽:イェルスキン・フェンドリックス

撮影:ロビー・ライアン

編集:ヨルゴス・モヴロプサリディス

美術:ジェームズ・プライス / ショーナ・ヒース

衣装:ホリー・ワディントン

脚本:トニー・マクナマラ

監督:ヨルゴス・ランティモス

キャスト(配役名):

エマ・ストーン(ベラ・バクスター/ヴィクトリア・ブレシントン) / マーク・ラファロ(ダンカン・ウェダバーン:放蕩者の弁護士) / ウィレム・デフォー(ゴッドウィン・バクスター:天才外科医・通称ゴッド) / ラミー・ユセフ(マックス・マッキャンドルス:ゴッドの教え子・助手) / ハンナ・シグラ(マーサ・フォン・カーツロック:クルーズ船の老婦人の乗客) / ジェロッド・カーマイケル(ハリー・アストレー:クルーズ船の黒人青年の乗客) / スージー・ベンバ(トワネット:パリの売春婦仲間) / キャサリン・ハンター(スワイニー:パリの売春宿の元締め) / ビッキー・ベッパーダイン(プリム夫人) / マーガレット・クアリー(フェリシティ:人造人間の女性) / クリストファー・アボット(アルフィー・ブレシントン将軍) その他

 

 

【解説】

「女王陛下のお気に入り」のヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再びタッグを組み、スコットランドの作家アラスター・グレイの同名ゴシック小説を映画化。2023年・第80回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で最高賞の金獅子賞を受賞した。

不幸な若い女性ベラは自ら命を絶つが、風変わりな天才外科医ゴッドウィン・バクスターによって自らの胎児の脳を移植され、奇跡的に蘇生する。「世界を自分の目で見たい」という強い欲望にかられた彼女は、放蕩者の弁護士ダンカンに誘われて大陸横断の旅に出る。大人の体を持ちながら新生児の目線で世界を見つめるベラは時代の偏見から解放され、平等や自由を知り、驚くべき成長を遂げていく。

プロデューサーも務めるエマ・ストーンが純粋無垢で自由奔放な主人公ベラを熱演し、第96回アカデミー賞で自身2度目となる主演女優賞を受賞。

天才外科医ゴッドウィンをウィレム・デフォー、弁護士ダンカンをマーク・ラファロが演じた。

脚本は「女王陛下のお気に入り」「クルエラ」のトニー・マクナマラ。

 

アカデミー賞では作品賞ほか計11部門にノミネートされ、ストーンの主演女優賞のほか、美術賞、衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の4部門を受賞した。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

  あらすじ

 

ある不幸から欄干から身投げをした臨月の主人公・ベラ(エマ・ストーン)は、遺体を発見した、異端的な天才(マッド?)外科医のゴッドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)の手により命を救われる。

 

 

但しながら、胎児が生きていたので、胎児の脳を母親に移植をして蘇生するという極めてSF的な展開になるのでした。

 

 

やがて、驚異的な速さで「学習」をする胎児は見た目は大人、中身は幼児のままに純粋無垢に自由奔放に生き始める事となるのでした。

性に目覚め始めて、人目をはばからずに自慰行為に耽る頃には、ゴッドウィンから彼女の観察を命じられていた医学生マックス・マッキャンドルス(ラミー・ユセフ)と婚約をするまでに至るのでした。

 

 

ベラは自然と家の外の世界に興味を持ち始めたのでしたが、「自由」を求めるあまりに、マックスとの結婚の契約書作成のために家に上がり込んだ放蕩者の弁護士ダンカン・ウェダバーン(マーク・ラファロ)の誘惑に乗り、言われるがままに駆け落ちし、大陸横断の冒険旅行に旅立つのでした。

 

 

ベラとダンカンは、リスボンに降り立ち、あたかも動物かの如く、ただひたすらセックスに夢中になり性行為三昧に耽る毎日を送るのでした。

 

 

しかし、ベラは好奇心に駆られて1人で外に出かけては、酒を飲んだり、大事なところに刺青を入れたり、他の男性と性的な行為をしたりして耽るのでした。

ベラの自由奔放な振る舞いに困り果てながらも、ベラの魅力に惹き付けられたダンカンは、そんなベラを監禁し、クルーズ船に乗り込むのでした。

 

 

当初は、残酷な実験のモルモットとなっていたベラの悲劇から、次第に野放図なベラに振り回される男たちの悲喜劇と変わるのでした。

 

 

  感想

 

これは好き嫌いがハッキリと分かれる作品でしょうね。

個性的で、哲学的な映画を観たいという人にはウケる作品かもしれませんが、観ている途中で、女性客などが連れ立って席を立って、戻ってこなかったりもしましたが、私自身もあまりに露骨な獣のような性描写の連続には正直ドン引きしてしまいました。

R18。いわゆる18禁映画で、エログロ系ドラマなので、特に日本人はこの手の映画は苦手な人も多いかも知れないですね!

 

 

ただ、哲学的な事は私にはよく分かりませんが、先ずは、「女性を縛り付ける足かせからの解放」といった現代的なテーマが見てとれます。

もう一つの大きな問いは、「人間と動物とを隔てるもの、その大きな違いは何か」という点。

 

 

ひと昔前の平成時代の頃の某自動車メーカーの有名なキャッチコピー「くう・ねる・あそぶ」ではないですが、まさしく、「食べて、寝て、愛し合う」。

そういった、身体は成人女性、知能は胎児のベラは生理的欲求を抑えきれないといった、まさに本能におもむくままの動物的ではありましたが、クルーズ船の乗客のマーサ・フォン・カーツロックという老婦人やハリーといった知識人との交流から、やがて哲学の話しに夢中になり、本を読み始めて徐々に知性的になっていくベラを横目に、ダンカンは、ただひたすらに、酒とギャンブルに溺れていくのでした。

 

 

その後、アレクサンドリア、パリへの旅を通して、更に未知の世界に触れて、目覚ましく成長していくベラなのでした。

 

 

このベラ役を演じるのは前作『女王陛下のお気に入り』でもヨルゴス・ランティモス監督とタッグを組んだエマ・ストーン。

 

今作での大胆な娼婦役をもこなす、まさに身体を張った捨て身の演技は、ギリシャ出身ヨルゴス・ランティモス監督の欲する、人間本来の本能的なといった感もある高度な演出と格闘しているかのようでもありました。

 

 

一部モノクロ画像や魚眼レンズの多用、或いは、部分的にリバーサルフィルムを使うなど、ロビー・ライアン氏の撮影手法も目を引き、広角で捉えた劇的な船上シーンなどが、あたかも夢うつつな世界に誘うかのようでもありました。

 

 

固定観念にとらわれない、ベラの無秩序な魅力を強調する衣装、木管楽器を多用した荘厳な音楽も相乗効果となり、これまでにない映像体験をもたらしてもいました。

 

 

本作品の狂気の技術者が創造主として異形の存在を生み出すといった構造は、かの『フランケンシュタイン』の系譜にも連なる作品とも言えるでしょう。

 

 

ベラが「ゴッド」(神)と呼ぶゴッドウィン・バクスター邸の庭には、同じく実験で生まれたらしい気味の悪い動物たちが遊んでいるのでした。

 

あたかも日本のギャグ漫画の「天才バカボン」のウナギイヌのような如何にも人工的な出で立ちの存在たち。

 

 

今作の全編を通して感じたのは、人物たちをあたかも「標本」であるかのように愛でて、凝視するような創造主の視線。

 

かなり奇抜な作品ではありましたが、要は、一皮剥けば、欲とエゴ。

神の前では人間もまた哀れなる存在とでも言えようか。

屈託のない、強烈な自虐的表現に笑えてもくる、大いにブラックユーモアの効いた作品でした。

 

  私的評価:★★★★(80点)

 

物語自体は、ベラの性体験によって、価値観が覆っていく部分もあったりと、ファンタジーというより、むしろエロティックコメディのような路線の作品でしたが、特異な環境下でもたらせられる倫理観の先にある何かも見せていて、R18+で無修正で公開されるといった潔さも込みで、充分に伝わるものになっていたとも思います。

その意味合いでは充分に合格点の映画でした。

 

また、「人間は見せかけの理性を被った獣なのか」といったような多少心に刺さる部分もある、かなり哲学的な内容の作品でした。

ただ、たしかにアーティスティックな映画でもあった訳ですが、観ようによっては、悪く言えば、単なる「18禁のエロ映画版のフランケンシュタイン」に過ぎないとも思えるほどに、エマ・ストーンの身体を張った捨て身の演技があまりに生々しくて凄かったのですが、私が、こういった系の映画を見慣れていないからなのか、疑似的な性行為の描写にしても、なかなか凄すぎて、かなりドン引きしてしまうほどでした。

 

ですので、その点を若干差し引いて、五ツ星評価的には、高評価ではありますが、四ツ星評価の★★★★(80点)に留まる評価とさせて頂きました。

 

○第80回ヴェネチア国際映画祭最高賞、金獅子賞受賞!『哀れなるものたち』新予告│2024年1月26日(金)公開!

 

 

 

尚、ミニシアターの京都・出町座にて、来たる4月26日(金)からゴールデンウィーク期間中に、本作品『哀れなるものたち』のセカンド上映を実施される予定のようです!!!

 

ご自宅でも、18禁映画の本作品の視聴に支障がない環境下にお住まいでしたらば、来たる4月24日(水)16:00より、Disneyプラスにて見放題独占配信が開始されますので、期間限定でDisneyプラスとの契約をされるのも良いかも知れないですね!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

 

 

  NHK朝ドラ『ブギウギ』を観終えて。

 

NHKの朝の連続テレビ小説『ブギウギ』が終わって、早1週間以上が経ちましたが、未だにブギウギロスになっている次第です。

 

と言うのも、かれこれ109作も続く、この朝ドラの長い歴史の中、初回から最終回まで全話通して完走し終えたのは、宮藤官九郎さんオリジナル脚本の『あまちゃん』と、最近では、藤本有紀さんオリジナル脚本の『カムカムエヴリバディ』。

 

 

 

そして、(私が予てからの浜辺美波さん推しのファンなので)、植物学者・牧野富太郎博士夫妻の波乱の生涯を描いた、長田育恵さん脚本の『らんまん』に続いて、今回の《ブギの女王》とも呼ばれた笠置シヅ子さんの半生をモデルに描いた、あのボクシング映画『百円の恋』の脚本家としても有名な足立紳さんによる脚本の『ブギウギ』が、私にとっては、朝ドラ史上完走出来た4作目の事でしたし、何と言っても、あの明るい主題歌「ハッピー☆ブギ」で1日がスタートしていたのにと思うと、あの曲がないと何やら今イチ調子が出ません(汗)

 

○「ハッピー☆ブギ」(中納良恵 さかいゆう 趣里) リリックビデオ

 

 

 

 


なので、本屋さんに行ってくると、今はもう110作目の朝ドラとしてスタートしている、日本初の女性弁護士・裁判官になられた三淵嘉子さんをモデルにした伊藤沙莉さん主演の『虎に翼』に関する本ばかりになっている中から、NHK出版の連続テレビ小説『ブギウギ』のガイドブック2冊に併せて、今更ながらも『笠置シヅ子の生涯』(宝島社)というCD付きムック本を探し出して購入してきました。

 

 

 

 

 

 

 

また、何と言ってもこの『ブギウギ』というドラマは歌唱シーンが見せ場のひとつだったのですが、その点、笠置シヅ子さんをモデルにした『ブギウギ』のヒロインの趣里さんが演じる、福来スズ子(趣里)が歌う、「東京ブギウギ」、「恋のステップ」、「ラッパと娘」、「センチメンタル・ダイナ」、「大空の弟」、「アイレ可愛や」などを収録している、『福来スズ子傑作集』というアルバムも発売されているみたいでしたので、iTunes Storeからダウンロードして、Bluetooth接続でカーステレオなどでも聴いております次第です。

 

 

○「東京ブギウギ」(福来スズ子(趣里)) オフィシャルオーディオ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○【足立紳さんによる脚本&監督作品】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  2024年のお花見・山科勧修寺

 

先日の4月7日の日曜日。

買い物に行くついでに、よく晴れたお花見日和だったので、京都市山科区の勧修寺までちょっとお花見にでもと思い、立ち寄って来ました。

京都市内の観光地は、この桜の季節も何処に行くのも観光客でごった返している中、案外、ここは観光客も少なくて静かで、かなりの穴場だったのかも知れないですね(笑)

 

この日曜日の時点で、八分咲きからほぼ満開の咲き具合でした。

 

 

 

 

 

 

◎勧修寺は、拝観者は駐車場料金が無料なのが何よりも良いですね。

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。