【東京テアトル映画部】さんの公式X(旧Twitter)での、映画『ぼくのお日さま』公開記念プレゼントキャンペーンにて、賞品の特製缶バッジとムビチケ前売券(ペア分)に見事当選し、9月13日(金)の全国公開日以前の9月5日(木)の時点には、東京テアトル映画部キャンペーン事務局の方から、早速にも賞品を発送して下さっていたのですが、10月4日(金)から、私の行きつけのシネコンでもある滋賀県草津市のイオンシネマ草津でも遅れて公開することが決まっていましたので、その時機を待って、先月の10月8日(火)に、年老いた父親と一緒に鑑賞に出向いて来ました。
今更ながらの感想記事のアップにはなりますが、今回、期せずして、ムビチケ前売券などを当選させて下さった【東京テアトル映画部】さんに感謝の気持ちをも捧ぐべく、拙ブログにもこの映画の感想を備忘録として記録に留めておきたいと思います。
今年度の29本目の劇場鑑賞作品。
(今年度のイオンシネマ草津での13本目の劇場鑑賞作品。)
※尚、今作は、ムビチケ前売券を使用して鑑賞。
「子供の無邪気さと残酷さをも90分の尺で見事に表現した傑作(24.10/8・劇場鑑賞)」
ジャンル:人間ドラマ
英題:My Sunshine
製作年/国:2024年/日本
制作プロダクション:RIKIプロジェクト
企画・制作・配給:東京テアトル
共同製作:COMME DES CINEMAS
製作幹事:朝日新聞社
製作:「ぼくのお日さま」製作委員会
公式サイト:https://bokunoohisama.com/
上映時間:90分
上映区分:一般(G)
劇場公開日:2024年9月13日(金)
【スタッフ】
監督・脚本・撮影・編集:奥山大史
音楽:佐藤良成(ハンバートハンバート)
主題歌:ハンバートハンバート『ぼくのお日さま』
製作:渡部秀一 / 太田和宏
プロデューサー:西ヶ谷寿一 / 西宮由貴
Coプロデューサー:澤田正道
ラインプロデューサー;堀慎太郎
照明:西ヶ谷弘樹
録音:柳田耕佑
美術:安宅紀史
装飾:松井今日子
衣装:纐纈春樹
ヘアメイク:寺沢ルミ / 杉山裕美子
編集;Tina Baz
リレコーディングミキサー:浜田洋輔
音響効果:勝亦さくら
助監督:久保朝洋
スケート監修:森望
制作担当:渡辺美穂
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会
【キャスト(配役名)】
越山敬達(タクヤ) / 中西希亜良(さくら) / 池松壮亮(荒川) / 若葉竜也(五十嵐) / 山田真歩(三上真歩) / 潤浩(コウセイ)
【解説】
「僕はイエス様が嫌い」で第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞した奥山大史が監督・脚本・撮影・編集を手がけ、池松壮亮を主演に迎えて撮りあげた商業映画デビュー作。
雪の降る田舎町。ホッケーが苦手な吃音(きつおん)の少年タクヤは、ドビュッシーの曲「月の光」に合わせてフィギュアスケートを練習する少女さくらに心を奪われる。ある日、さくらのコーチを務める元フィギュアスケート選手の荒川は、ホッケー靴のままフィギュアのステップを真似して何度も転ぶタクヤの姿を目にする。タクヤの恋を応援しようと決めた荒川は、彼にフィギュア用のスケート靴を貸して練習につきあうことに。やがて荒川の提案で、タクヤとさくらはペアでアイスダンスの練習を始めることになり……。
池松がコーチの荒川役を務め、テレビドラマ「天狗の台所」の越山敬達がタクヤ、アイスダンス経験者で本作が演技デビューとなる中西希亜良がさくらを演じた。主題歌は音楽デュオ「ハンバート ハンバート」が2014年に手がけた同名楽曲。
2024年・第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に、日本人監督としては史上最年少で選出された。
(以上、映画.comより、引用抜粋。)
あらすじ。
雪が多いときには小学生の背丈ほど積もる、とある田舎町。
小学6年生のタクヤ(越山敬達くん)は苦手なアイスホッケーの練習中にケガをしてしまうのですが、同じリンクでフィギュアスケートの練習に励むさくら(中西希亜良さん)の様子を見るにつけ、キューピッドにハートを撃ち抜かれたかの如く、淡い恋心を抱いてしまうのでした。
彼の不器用で健気な恋心に気付いたさくらのコーチ・荒川(池松壮亮さん)は、タクヤに自分のフィギュアスケート用のスケート靴を貸し与え、タクヤにも余った時間を使ってフィギュアスケートを教え始めるのでした。
そして、更には、タクヤとさくらにペアでアイスダンスを練習するように提案するのでしたが・・・。
といったイントロダクションの映画でした。
テンポ良い脚本・演出が巧みで素晴らしい。
始まりは秋。野球の練習中、外野の守備に立ちながらも、飛んで来るボールにはそっちのけで初雪に見とれて、高い空を見上げるタクヤ。
空を背景にタイトルを出した後、スケートリンクが映し出される。
おそらくタクヤはスポーツ少年団の一員なのでしょう。夏も冬も毎日練習に忙しく、そしてまた、タクヤには少しばかり吃音(きつおん)障碍があるのでした。
荒川コーチは元プロのフィギュアスケート選手で、帰り道の車中でカセットテープをかけているところを見ると、時代設定は、現在ではなくて、少し昔のようでもありました。
そして、故郷のガソリンスタンドを継いだ同性の恋人(若葉竜也さん)の住む街に引っ越して来たようでもありました。
こうした一連の背景を非常にテンポ良く、きちっと、さり気なく観客に伝える脚本、演出がとても鮮やかで巧みでしたね。
温かみのある撮影技術もお見事!
景色は寒々しいのに温かみすら感じさせるようなスケートリンクの映像もお見事で素晴らしかったです。
特に、幼い頃にフィギュアスケートを習っていたらしい奥山大史監督自身が、時に氷上を滑りながら自然光と照明を上手く生かして撮ったシーンの数々には、ただただ見とれるばかりでしたね。
(※以下に貼り付けている、本作の予告編ならびにメイキング映像のYouTube動画も参考までにご視聴下さればと思います。)
荒川コーチの指導の下、タクヤとさくらのアイスダンスはどんどんと上達していき、次第に物語を象徴するような美しい場面が訪れるのでした。
屋外のお日さまが照らす凍った湖面にて。
イギリスのロックバンド、ゾンビーズの「Going Out of My Head」がBGMに流れる中で、3人が滑り、踊り、じゃれ合う姿を眺めていますと、きっと誰もが思わず笑顔になる事でしょう。
〇Going Out Of My Headー The Zombies
しかし、この場面を幸せの絶頂期として、その後、物語は思わぬ方向に転がり出すのでした。
これ以降は、観る人によっては好みがすごく分かれてしまいそうですが、ラストシーンで思わず納得。
エンドロールでは、今作に大きな影響を与えた、日本の音楽ディオのハンバートハンバートの『ぼくのお日さま』の曲が、あたかもアンサーソングのように流れるのでした。
『ぼくのお日さま』:ハンバートハンバート
ぼくはことばが
うまく言えない
はじめの音で
つっかえてしまう
だいじなことを
言おうとすると
こ こ こ ことばが
の の のどにつまる
こみあげる気持ちで
ぼくの胸はもうつぶれそう
きらいなときはノーと
好きなら好きと言えたら
あたまにきても
ことばがでない
く く く くたばれ
これじゃ勝てないね
家に帰れば
ロックがぼくを
待っててくれる
ボリュームあげるよ
歌ならいつだって
こんなに簡単に言えるけど
世の中歌のような
夢のようなとこじゃない
ひとことも言えないで
ぼくは今日もただ笑ってる
きらいなときはノーと
好きなら好きと言えたら
こみあげる気持ちで
ぼくの胸はもうつぶれそう
泣きたきゃ泣けばいいさ
そう歌がぼくに言う
〇ハンバート ハンバート "ぼくのお日さま" (Official Music Video)
私的評価:★★★★★(100点満点)。
特段に、派手な展開はないものの、初雪から雪解けの季節までのタクヤとさくら、荒川コーチとのアイスダンスを通した3人のひと冬の成長譚を描き、子供の無邪気さと残酷さをも90分という尺で見事に表現した、まさに傑作といっても過言でないほどに、1996年生まれの新進気鋭の奥山大史(おくやま・ひろし)監督による商業用映画デビュー作としては、非常に良く出来た作品でした。
私的にはLGBTQ+の扱い方のみが後味が悪く、やや残念でしたが、ゾンビーズのこの曲がリリースされて日本でも流行った当時の設定と考えれば、私が生まれた頃の約半世紀以上も前くらいなので、時代設定的にも世間的には致し方ない、その時代に沿った自然な成り行きの描写だったのかも知れないですね。
ですので、私的な評価としましては、五ツ星評価的にも、文句なしに、★★★★★(100点満点)の評価が相応しい作品かと思いました次第です。
東京テアトル映画部の企画で当選したムビチケにて昨日、#イオンシネマ草津 で『#ぼくのお日さま 』鑑賞。初雪から雪解けの季節までのタクヤとさくら、荒川コーチとのアイスダンスを通したひと冬の成長譚を描き、子供の無邪気さと残酷さをも90分で見事に表現した傑作!LGBTQの扱い方のみが心残りかも⁈ pic.twitter.com/8kpzJ8dWip
— HALU6700 (@HALU7100) October 9, 2024
〇映画『ぼくのお日さま』本予告 カンヌ国際映画祭レビュー編【9.6先行公開/9.13全国公開】
〇映画『ぼくのお日さま』本予告ストーリー編【9.6先行公開/9.13全国公開】
〇映画『ぼくのお日さま』”鬼コーチ”装う池松壮亮に越山敬達・中西希亜良が爆笑!メイキング映像【9.13全国公開】
これを機に、2018年に大学の卒業制作として、奥山大史監督が本格的に、監督・撮影・脚本・編集を手掛け、第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を史上最年少で受賞した、初の長編映画でもある『僕はイエス様が嫌い』(2019年公開)の方も是非とも鑑賞したくなりました。
今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。




















































































