HALUの映画鑑賞ライフのBlog -19ページ目

HALUの映画鑑賞ライフのBlog

~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

先月の11月15日(金)には、この日から公開が開始された『グラディエーターⅡ英雄を呼ぶ声』やアイドル映画『矢野くんの普通の日々』を観に来た観客の方々などで、滋賀県草津市にある私の行きつけのシネコンのイオンシネマ草津でも、オープン開始時間からチケット発券機にはすごい行列だったのですが、私はあえてそういった作品ではなく、時代劇好きな年老いた父親からのリクエストもあり、11月1日(金)から公開中の集団抗争時代劇『十一人の賊軍』の鑑賞に出向いて来ました。

 

今年度の32本目の劇場鑑賞作品。

(今年度のイオンシネマ草津での16本目の劇場鑑賞作品。)

 

 

 

「故・笠原和夫の幻の原案を見事に映像化(24.11/15・2D劇場)」

ジャンル:時代劇/アクション

原題または英題:11 Rebels

製作年/国::2024年/日本

制作プロダクション:ドラゴンフライエンタテインメント

製作:『十一人の賊軍』製作委員会(東映、KADOKAWA、朝日放送テレビ、コーエーテクモゲームス、LINEヤフー、講談社、ドラゴンフライエンタテインメント、東映ビデオ、報知新聞社)

配給:東映

公式サイト:https://11zokugun.com/

上映時間:155分

上映区分:PG12指定

劇場公開日:2024年11月1日(金)

 

【スタッフ】

原案:笠原和夫

企画:プロデュース:紀伊宗之

プロデューサー:高橋大典

ラインプロデューサー:鈴木嘉弘

キャスティングプロデューサー:田端利江

音楽プロデューサー:津島玄一

撮影:池田直矢

照明:舘野秀樹

録音:浦田和治

美術:沖原正純

音楽:松隈ケンタ

キャンペーンソング:Dragon Ash「Straight Up feat.JESSE」

装飾:郷原慶太

小道具:松永一太

編集:加藤ひとみ

音響効果:柴崎憲治

衣装:大塚満

メイク床山:山下みどり

特殊メイク:中田彰輝

アクションコーディネーター:吉田浩之

操演:宇田川幸夫

ガンエフェクト:早川光

シニアVFXスーパーバイザー:尾上克郎

特撮VFXスーパーバイザー:神谷誠

監督補:松尾浩道

助監督:藤江儀全

制作担当:松村隆司

脚本:池上純哉

監督:白石和彌

 

【キャスト(配役名)】

《決死隊》

仲野太賀(鷲尾兵士郎/剣術道場の道場主) / 野村周平(入江数馬/決死隊隊長。城代家老の娘・加奈の婚約者) / 田中俊介(荒井万之助/新発田藩士) / 松尾諭(小暮総七/新発田藩士)

 

《決死隊:罪人》

山田孝之(政・まさ/駕籠かき人足。罪状:侍殺し) / 尾上右近(赤丹・あかたん/イカサマ博徒。罪状:イカサマ賭博罪) / 鞘師里保(なつ/女郎。罪状:火付け) / 佐久本宝(ノロ/花火師の息子。罪状:政の脱獄幇助) / 千原せいじ(引導・いんどう/坊主。罪状:数多くの女犯) / 岡山天音(おろしや/医師の倅。罪状:おろしや(ロシア)への密航罪) / 松浦祐也(三途・さんず/貧乏な百姓の一家心中の生き残り。罪状:一家心中の罪) / 一ノ瀬楓(二枚目/新発田随一の色男。侍の女房と恋仲になる禁忌を犯す。罪状:姦通罪) / 小柳亮太(辻斬・つじぎり/浪人。大人数の村人への無差別殺害。罪状:辻斬り) / 本山力(爺っつぁん/長州藩出身の剣術家。新発田で地主への強盗殺人。罪状:強盗殺人罪)

 

《新発田藩関係者・領民》

阿部サダヲ(溝口内匠/新発田藩の城代家老) / 吉沢悠(寺田惣次郎/新発田藩御城使) / 佐藤五郎(里村官治/新発田藩の御用人) / 柴崎楓雅(溝口直正/新発田藩の藩主。若殿) / 音尾琢真(仙石善右ヱ門/新発田藩士。政の妻・さだを手籠めにし、政に殺される) / 西田尚美(溝口みね/城代家老・溝口内匠の妻) / 木竜麻生(溝口内匠の娘。決死隊隊長・入江数馬の許嫁) / 長井恵里(さだ/政の女房。耳が不自由) / ゆりやんレトリィバァ(新発田の村娘)

 

《新政府軍(官軍)》

玉木宏(山縣狂介/官軍先鋒総督府の参謀) / 浅香航大(岩村精一郎/土佐藩士。官軍先鋒総督府・軍監。山縣の右腕) / 佐野和真(杉山壮一郎/岩村の側近) / 安藤ヒロオキ(世良壮一郎/官軍先遣隊隊長) / 佐野岳(水本正虎/世良の腹心) / ナダル(水本正鷹/世良の腹心。正虎の弟)

 

《奥羽越列藩同盟(旧幕府軍)》

松角洋平(色部長門/米沢藩士。新潟総督。) / 駿河太郎(斉藤主計/米沢藩士。参謀)

 

 

【解説】

江戸幕府から明治政府へと政権が移りかわる中で起こった戊辰戦争を背景に、罪人たちが藩の命令により決死の任に就く姿を描いた時代劇アクション。

「日本侠客伝」「仁義なき戦い」シリーズなどで知られる名脚本家の笠原和夫が残した幻のプロットを、「孤狼の血」「碁盤斬り」の白石和彌が監督、山田孝之と仲野太賀が主演を務めて映画化した。

1868年、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜を擁する旧幕府軍と、薩摩藩・長州藩を中心とする新政府軍(官軍)の間で争われた戊辰戦争。そのさなか、新政府軍と対立する奥羽越列藩同盟に加わっていた新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた、同盟への裏切りのエピソードをもとに、捕らえられていた罪人たちが、新発田藩の命運を握る、ある砦を守る任に就き、壮絶な戦いに身を投じる姿を描く。

山田孝之が、妻を寝取られた怒りから新発田藩士を殺害して罪人となり、砦を守り抜けば無罪放免の条件で決死隊として戦場に駆り出される駕籠かき人足の政(まさ)を演じ、仲野太賀は、新発田の地を守るため罪人たちと共に戦場に赴く剣術道場の道場主・鷲尾兵士郎役を務める。彼らとともに決死隊となる罪人たちを尾上右近、鞘師里保、佐久本宝、千原せいじ、岡山天音、松浦祐也、一ノ瀬颯、小柳亮太、本山力が演じ、そのほかにも野村周平、音尾琢真、玉木宏、阿部サダヲら豪華キャストが共演。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

  はじめに。幻のプロットの映画化。

 

『日本侠客伝』『仁義なき戦い』シリーズなどで知られる名脚本家の故・笠原和夫さん(2002年死去)が残した幻のプロット(大まかなお話しの展開・原案)を、『孤狼の血』や『碁盤斬り』などでも知られる白石和彌監督が、新たに池上純哉さんの手による脚本により映像化したという本作。

 

60年前の1964年に笠原和夫さんが執筆した脚本は、賊軍たちが最後に全員死んでしまう結末のため、のちの東映の社長となる、当時の岡田茂・京都東映撮影所長に「そんな全員が負けて死んでしまうような結末の映画をいったい誰が観るんや!何を考えてるんや!」と鶴の一声で却下され、企画は打ち切りとなってしまい、そのため脚本は葬られることとなり、それに激怒した笠原さんの手によって約350枚もの第1稿目の脚本は破り捨てられてしまい、プロットだけが残されることになったと言ういわく付きの作品です。

 

その逸話について、笠原和夫さんのインタビュー本『昭和の劇映画脚本家 笠原和夫』にて予てから知っていた白石和彌監督が約60年の時を経て白石監督ご自身で笠原和夫さんの原案を基に、紀伊宗之さんに企画を持ちかけ、「笠原和夫さんが描こうとしたこのドラマこそが、今の日本が抱えている社会問題とシンクロするのではないか」と確信した東映サイドが改めて映画化を企画し、製作が決まったといった稀有な経緯を持つ作品です。

 

 

 

  あらすじ。

 

 

1868年、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜を擁する旧幕府軍と、薩摩藩・長州藩を中心とする新政府軍(官軍)の間で争われた戊辰戦争。

そのさなか、新政府軍と対立する奥羽越列藩同盟に渋々加わっていた新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた、列藩同盟から新政府軍への寝返りの際の史実をもとに着想を得た、捕らえられていた重罪人たちが赦免を成功報酬として、新発田藩の命運を握る、とある砦を守る任に就き、時間稼ぎ的な役回りとして壮絶な戦いに身を投じる姿を描く。

 

といったイントロダクションの集団抗争時代劇映画でした。

 

 

 

 

  山田孝之&仲野太賀の異色のダブル主演。

 

山田孝之さんは、耳の不自由な妻のさだが手籠めにされた怒りにより、復讐のために、新発田藩士を殺して罪人となり、磔(はりつけ)の刑に処されていた際に、知的障碍のある花火師の息子ノロ(佐久本宝さん)に兄と間違われて助けられ逃亡を謀るも、ノロともども牢獄に入れられ、とある砦の護衛をして、仮に守り抜けば成功報酬として無罪放免を得られるとの事から、新発田藩には、恨みこそ有っても、”決死隊”の一員として、望んでもいない新発田藩を救うための戦いに駆り出される駕籠かき人足の政(まさ)という異色の主人公を演じます。

 

 

一方、仲野太賀さんは、新発田の地を守る為に罪人たちと共に戦場に赴く剣術道場の道場主・鷲尾兵士郎を演じます。

この二人が異色のダブル主演として、この作品を支えます。

 

 

  その他の罪人および決死隊の面々。

 

この二人と共に”決死隊”となる罪人たちには、

 

・イカサマ博徒の「赤丹(あかたん)」に尾上右近さん。

・火付けをした女郎「なつ」に鞘師里保さん。

・政の脱獄幇助の罪に問われた「ノロ」に佐久本宝さん。

・檀家の娘など数多くの女犯に及ぶクソ坊主の「引導(いんどう)」に千原せいじさん。

・医学を学ぶため、おろしや(ロシア)に密航を謀った医師の倅の「おろしや」に岡山天音さん。

・貧乏百姓で一家心中を図るが自分のみ生き残った「三途(さんず)」に松浦祐也さん。

・新発田随一の色男。侍の女房との姦通罪を犯す「二枚目」に一ノ瀬颯さん。

・新発田にある村で大人数の村人を無差別殺害した素浪人「辻斬り」に小柳亮太さん。

・長州藩出身の剣術家。新発田で地主への強盗殺人を犯した「爺っつあん」に東映剣会所属の本山力さん。

 

の以上、八名が加わり演じていくのですが、上映時間が2時間半以上と、そこそこ長い割りには、個性的な罪人のキャラの背景をあまり深く掘り下げることまでは、あいにくと本作では叶いませんでした。

 

と言うことからも、十人の罪人たちのキャラクター造形や紹介が浅すぎるなどと言った辛辣な意見もXの投稿などSNS上で一部散見しているようですね(汗)💦

 

 

とは言え、そんな中にあっても、最もキャラが際立っていたのは「爺っつあん」を演じた本山力さん。

さすが現役の東映剣会所属の俳優さんだけあって、迫力のある殺陣シーンが本当にお見事でした!

 

 

但しながらも、観る人によっては、様々な意見があるかとは思いますが、私的な意見としましては、この『十一人の賊軍』に関しては、十人の罪人たちのキャラの背景までもそれほどに深掘りするまでもなく、それぞれのキャラも立っていましたので、たとえ、各キャラの配役名も分からぬままにお話しが進行していたとしても、私的にはかなり面白く観ることが出来ました。

 

 

 

 

その他の決死隊には、

決死隊隊長であり、新発田藩城代家老の腹心で、家老の娘・加奈(木竜麻生さん)の婚約者の入江数馬に野村周平さん。

新発田藩士の荒井万之助に田中俊介さん、小倉総七に松尾諭さん。

 

この入江数馬の許嫁として、城代家老の溝口内匠(阿部サダヲさん)の娘・加奈の存在が後ほどに効いてくる点も面白かったですね。

 

男所帯ばかりの戊辰戦争の映画ながらも、紅一点の女郎のなつを演じた鞘師里保さんに加えて、更には、城代家老・溝口内匠の娘・加奈役演じる木竜麻生さんも加わって来て、若い女性を愛でれる点では眼福でもありましたね。

 

 

 

  三者三様の思惑が交錯する物語ながら、本来的な「悪人」は一人もいない。

 

本作では、一見すると、狡猾な新発田藩・城代家老の溝口内匠が悪を一手に引き受けた形のようですが、彼のみを単に策を弄する悪党と断じるには、白黒と明白に正義と悪とに区別付けられない複雑な事情も持ち合わせています。

新政府軍(官軍)と奥羽越列藩同盟(旧幕府軍)とを天秤にかけつつ、自分の腹心の入江数馬や剣術道場の道場主の鷲尾兵士郎をはじめとする砦を守る者達を使い捨て・捨て駒にしようと画策したのも、大局的に見れば新発田藩が戦禍に巻き込まれるのを回避したい目論見があり、苦渋の決断とも言えます。

 

 

策に溺れた面もあったにせよ、そのことで城代家老・溝口内匠自身も命が危うくなるほど追い詰められ、また鷲尾兵士郎たちの処遇を裏切った事によって、最後は取り返しの付かない少なからざる代償を払わされてもいます。

これが勧善懲悪の体裁の時代劇であれば、単に城代家老・溝口内匠を最後に斬り捨てて一件落着とでもなるのでしょうが、そのような安易な結末にしないところに、笠原和夫さんの原案、そして、今作の作り手たる白石和彌監督たちによる大人の演出手法が垣間見えてもきます。

 

 

一見、善人そうにも見えながらも、いったい何を考えてるのか分からない雰囲気を纏った阿部サダヲさんを、城代家老・溝口内匠役に配役したのも実にナイスなキャスティングだったかと思います。

そのサイコキラーぶりは、奥羽越列藩同盟・新潟総督の色部長門たちが退城することに納得するまで、雷雨の中、農民を次々に斬首していく残酷なシーンも印象的でした。(その実は、伝染病のコロリに罹患した余命幾ばくもない農民を斬首していたのでしたが・・・。)

 

 

  十一人目の賊軍には爆上がり!!!

 

今作が時代劇初挑戦の仲野太賀さんでしたが、撮影の半年前から、かなりの鍛錬を積まれたのか、城代家老・溝口内匠から決死隊に参加した罪人すべてを無罪放免にする旨の約束を反故にされた裏切り行為に対して、怒りのあまり、自らを十一人目の賊(罪人)と言い放ち、あたかも往年の阪妻映画の剣戟シーンかの如く、まさに剣豪役らしく、泥臭い中にも華麗な殺陣シーンを披露してくれて、観ていた私の気分も爆上がりでした!

 

 

これまでにない新境地の役柄を開拓したかのようでもありましたね!

 

 

  私的評価:★★★★☆(90点)

 

新発田藩、新政府軍(官軍)、奥羽越列藩同盟(旧幕府軍)の三者三様の思惑が交錯する中、肝心の十一人の賊軍にしろ、登場人物の中には心底の悪党は登場していなかった点も良かったです。

 

 

また、この時代劇では、故・笠原和夫さんの残されたプロットを基に、往年の東映の集団抗争時代劇の伝統をしっかりと継承している点も良かったですね!

白石和彌監督なりの残酷且つ荒々しい演出とも相俟って、たとえプロット自体のそれ相応の改変があったにせよ、笠原和夫さんの原案の映画であることがドラマの上で如実に感じられる事こそが重要であって、その点だけでも充分に観る価値の有る集団抗争時代劇だと思いました次第です。

 

 

ですので、かなり大味な部分もありながらも、かなり長尺気味な部分もありながらも、今回、この笠原和夫さんのプロットを基に、白石和彌監督たちが中心となって、こんなにも魅力的な集団抗争時代劇作品として製作して、この幻のプロットに陽の目を見させてくれて良かったです。

 

従いまして、私的な評価と致しましては、五ツ星評価的にも、ほぼ満点の四つ星半評価の★★★★☆(90点)の評価も相応しい作品かと思いました次第です。

 

 

 

〇◤劇場本予告◢映画『十一人の賊軍』11月1日(金)公開

 

 

 

〇◤WEB87秒映像◢映画『十一人の賊軍』11月1日(金)公開

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

今月は、月初めのファーストディから映画鑑賞に行ける都合がつきましたので、この日、11月1日(金)が公開初日。MARVELコミックの悪役キャラクターの『ヴェノム』を主役として描く、SSU(ソニー・スパイダーマン・ユニバース)におけるシリーズの第3弾であり且つ最終章である本作について、滋賀県草津市のイオンシネマ草津まで鑑賞に出向いて来ましたので、今回は、取り急ぎ、この『ヴェノム:ザ・ラストダンス』について、ご紹介させて頂きたいと思います。

 

今年度の31本目の劇場鑑賞作品。

(今年度のイオンシネマ草津での15本目の劇場鑑賞作品。)

 

 

 

「最悪バディの最終章でしたが・・・。(24.11/1・2D字幕版)」

ジャンル:SF/アクション

原題または英題:Venom: The Last Dance

製作年/国:2024年/アメリカ

製作会社:コロンビア・ピクチャーズ / マーベル・エンターテインメント / パスカル・ピクチャーズ

配給:ソニー・ピクチャーズ・リリーシング

公式サイト:https://www.venom-movie.jp/

上映時間:110分

上映区分:一般(G)

劇場公開日:2024年11月1日(金)

 

原作:ディビッド・ミッチェリニー / トッド・マクファーレン『ヴェノム』

原案:トム・ハーディ / ケリー・マーセル

製作:アヴィ・アラッド / マット・トルマック / エイミー・パスカル / ケリー・マーセル / トム・ハーディ / ハッチ・パーカー

製作総指揮:ジョー・カラッシオ・Jr.

撮影:ファビアン・ワグナー

美術:クリス・ロウ

衣装:ダニエル・オーランディ

編集:マーク・サンガー

視覚効果監修:ジョン・モファット

音楽:ダン・ディーコン

脚本:ケリー・マーセル

監督:ケリー・マーセル

 

キャスト(配役名):

トム・ハーディ(エディ・ブロック / ヴェノム) / キウェテル・イジョフォー(レックス・ストリックランド将軍)/ ジュノー・テンプル(テディ・ペイン博士) / リス・エヴァンス(マーティン・ムーン) / ペギー・ルー(ミセス・チェン) / スティーヴン・グレアム(パトリック・マリガン刑事) / アラナ・ユーバック(ノヴァ・ムーン:マーティンの妻) / クラーク・バッコ(セイディ・クリスマス:科学者) / アンディ・サーキス(創造主・邪神ヌル) / ハラ・フィンリー(エコー・ムーン:マーティンの娘) / ダッシュ・マッククラウド(リーフ・ムーン:マーティンの息子) / クリスト・フェルナンデス(バーテンダー) その他

 

 

【解説】

スパイダーマンの宿敵としても知られるマーベルコミックのダークヒーロー、ヴェノムの活躍を描いた人気シリーズの第3作。ヴェノムや前作で戦ったカーネイジら「シンビオート」と呼ばれる地球外生命体の創造主である最強の敵・邪神ヌルが登場し、主人公エディとヴェノムが最後の戦いに身を投じる。

ジャーナリストのエディ・ブロックに地球外生命体シンビオートが寄生したことで生まれたヴェノムは、強靭で真っ黒な肉体と鋭い牙を武器に、長くのびる舌で人を喰らう恐るべき存在でありながらも、エディと一心同体となって強敵カーネイジを倒し、世界の危機を救った。

しかし、その戦いの結果、政府機関から追われる身となったエディとヴェノムは、メキシコに逃亡していた。

そんな彼らの前に、地球外から新たな脅威が飛来する。ヴェノムらシンビオートの創造主であり、いまは宇宙の果てに封じられている邪神ヌルが、ヴェノムの持つあるものを狙い、シンビオートハンターのゼノファージを差し向けたことで、エディとヴェノムは新たな戦いに巻き込まれていく。

シリーズ過去2作で脚本や製作を務めてきたケリー・マーセルが、今作でも原案、脚本、製作を務めたほか、自らメガホンもとり、映画監督デビューを果たした。

共演はキウェテル・イジョフォー、ジュノー・テンプル、リス・エバンス、前作から引き続きの登場となるスティーブン・グレアムら。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

▼シリーズ1作目・前々作の『ヴェノム』(2018年)

 

▼シリーズ2作目・前作の『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021年)の感想記事をリブログをしておきましたので、ぜひご参考までにご一読下されば幸いです。

 

ソニーピクチャーズ公式さんが、過去2作が【3分でわかる】『ヴェノム』シリーズ総集編のYouTube動画もアップして下さっていますので、先ずは、以下の動画をご覧下さい。

 

〇『ヴェノム:ザ・ラストダンス』公開記念!【3分でわかる】『ヴェノム』シリーズ総集編

 

 

 

あらすじ。 

 

はるか彼方の宇宙の果て。邪神ヌルはかつて自分が創り上げたシンビオートたちに背かれて反乱に遭い、或る惑星に幽閉されていました。

 

 

邪神ヌルが自由になるためには、地球外生命体シンビオートの誰かが持つコーデックスという物質が必要でした。ヌルは身動きが出来ない自分の代わりに、手下である魔獣ゼノファージたちを宇宙に放ち、コーデックスを持つシンビオートの捜索を命じるのでした。

 

エディ・ブロックを宿主として共生するシンビオートのヴェノムは、マリガン刑事殺害の容疑から逃れるべく、メキシコに潜伏し、酒浸りの毎日を送っていました。

 

 

当然、サンフランシスコには戻れずも、いつまでもこうしているわけにはいられない。そこで相棒のヴェノムがエディに「ニューヨークの自由の女神を見てみたい」と言い出し、「まっ、それも良いか」とばかりに一路、ニューヨークを目指すことに。

 

 

道中、犬を虐待しているギャングと遭遇し、これを助けるのでしたが、その際にエディとヴェノムは完全同期。するとエディの体内にコーデックスが発光してしまうのでした。

魔獣ゼノファージたちは、コーデックスの信号を捉え、すぐさま現場に向かうのでしたが、既に同期を解いていたエディからはコーデックスの反応は消えており、ゼノファージたちは立ち尽くすのでした。

 

 

そして、一文無しのエディがニューヨークへ行く方法は、飛行機の機体にヴェノムがしがみつくこと。悲鳴をあげるエディでしたが、無事アメリカとの国境は越えることが出来たのでした。しかし、飛行機に振り落とされそうになり再び完全同期。

 

 

 

すると、ゼノファージに発見され急襲されてしまうのでした。機上での戦闘の末、エディたちは空中から落下する。

 

パラシュートに変化したヴェノムにより、なんとか軟着陸をしたエディ。

 

 

何故だか、自分たちを狙う謎の怪物・魔獣ゼノファージ。

 

他方で、前作の『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』にて、フランシスとの戦いで死亡したと思われていたマリガン刑事は、シンビオートに寄生されて、研究機関(ラボ)の研究棟で密かに隔離され生き延びていたのでした。

 

 

そして軍部は研究機関と共同してシンビオートの研究をしており、軍関係者も追ってくるこの状況を、エディとヴェノムは、いったいどうやって打破するのか・・・。

 

 

といったイントロダクションの映画でした。

 

 

最終章は更にコメディ風味満載! 

 

トム・ハーディ版ヴェノムの第3弾であり最終章。その名もズバリ、『ラストダンス』。

 

 

いつもの最悪バディムービーに加え、本作ではロードムービー感もほどよく足され、予告編でも見られたように、ヴェノムによる色んな動物を宿主にその姿に変化した寄生なども見られて、相変わらず脚本にも深みは無いながらも、過去2作以上に、様々な映画のオマージュの小ネタなどユーモア満載でコメディ風味増し増しの作品に仕上がってはいました。

 

 

 

想定の範囲内ではありましたが、最終章とのことからも、喪失感もさそうラストでしたが、それでもヴェノムと宿主のエディとが相思相愛を貫こうとする姿勢を基本にしたストーリー構成には全くブレがない点は良かったですね!

 

 

 

軍部とゼノファージに追われ、泣きっ面に蜂状態のエディとヴェノム(汗)💦 

 

マリガン刑事殺しの容疑にて警察などの政府機関に追われるのみならず、地球外生命体シンビオートの研究をする機関と軍部、更には、邪神ヌルの手下の魔獣ゼノファージたちにも追われる立場のエディとヴェノム。

八方塞がりで、まさに泣きっ面に蜂状態!

 

 

 

 

危険な道中にも、ほっこりエピソードも有り。 

 

そんな崖っぷちな危険な道中であっても、エリア51を目指すマーティン・ムーン一家に救われたり。

 

 

 

また或いは、ラスベガスでは、マダム・チェンこと例の雑貨屋さんのおばさんに遭遇したりとほっこりするエピソードもあったり。

 

 

 

 

チョコレートが好きだとか、ダンスを踊ったりだとか、ここぞとばかりに人間臭いキャラクターにしている点で、一見あざといながらも、本来は悪役キャラクターのはずのヴェノムの魅力を存分に引き出していた点から、このSSU(ソニー・スパイダーマン・ユニバース)のシリーズにおける『ヴェノム』が多くのファンから好かれている要因だったのかも知れないですね!!!

 

 

挿入曲とサントラは良かった♪ 

 

今作の音楽担当のダン・ディーコンによるオリジナル・サウンドトラック(OST)の劇伴も良かったのですが、過去の流行曲を中心にした挿入曲もすごくマッチしていて良かったです!

 

▼興味のある方は以下の「挿入曲とサントラ紹介記事」のまとめサイトをご参考までにご覧下さればと思います。

 

 

 

〇[和訳] Memories - Maroon 5 ( song from Venom The Last Dance soundtrack )

 

 

新たな設定の追加に比べ、特に、マリガン刑事などの扱いが雑で勿体なかった! 

 

あくまで私個人的な感想ですが、

ヴェノムの最終章の本作では、いろんな動物との寄生などもあったりと、コメディ色が更に増し増しでその点は面白くはあったのですが、今作から急にシンビオートなどの創造主の邪神ヌルやその手下の魔獣ゼノファージたちによるシンビオート狩りなど、新たな設定が追加されたのは良いのですが、そのような新たに大きな風呂敷を広げた割りには、マリガン刑事などの扱い方など、いろんな登場人物の設定付けがあまりにも雑だったので、シリーズ3作通してみますと、今作のみがやや違和感があったのが私的には非常に残念に感じてしまいました。



マーベル作品の中でもMCUではなく、SSU(ソニー・スパイダーマン・ユニバース)の方に属する「ヴェノム」シリーズですが、今回登場してきた創造主ヌルは、ネタバレサイトで確認してみますと、何やら、MCUの方のあの映画『エターナルズ』(2021年)の方と関連する邪神らしいです。

 

 

▼MCU映画の『エターナルズ』(2011年)

 

 

トム・ハーディ演じるエディ・ブロックを宿主にするヴェノムとのバディは今作で最後になるかとは思うのですが、但しながら、今作の冒頭などで、エディ・ブロックもヴェノムと共に多元宇宙論の所謂マルチバースにより、他の時間軸に移っていた事を考えますと、また他の時間軸から、ヴェノムが、しれっと現れるかも知れないですよね!

 

なので、SSUの方でも、トム・ホランド主演で製作が決まったらしい『スパイダーマン4(仮題)』あたりで、ヴェノム単独で登場するかも知れないですね(汗)

 

とは言っても、こういったご都合主義的なマルチバースの使い方には、私も反対派ではあるのですが(汗)💦

 


 

私的評価:★★★★(80点)。 

 

『ヴェノム』シリーズの最終章の本作。かなり期待値のハードルを上げて鑑賞に臨んだせいか、前述した文面と繰り返しの記述になりますが、いろんな動物との寄生などもあったりと、様々な映画からのオマージュがあったりと、コメディ色が更に増し増しで、その点は面白くはあったのですが、今作から急にシンビオートなどの創造主の邪神ヌルやその手下の魔獣ゼノファージたちによるシンビオート狩りなど、新たな設定が追加されたのは良いのですが、そのような新たに大きな風呂敷を広げた割りには、マリガン刑事などの扱い方など、いろんな登場人物の設定付けがあまりにも雑だったので、シリーズ3作通してみますと、今作のみがやや違和感があったのが残念でした。

 

 

従いまして、五ツ星評価的には、高評価ながらも、★★★★(80点)の評価に留まるのが相当かと思いました次第です。

 

 

※尚、エンドロールの途中と最後とに2つ、ポスト・クレジット(オマケ映像)もありますのでお楽しみに。

 

▲『ヴェノム:ザ・ラストダンス』入場者特典B5両面ポスター(×2枚)

 

 

〇『ヴェノム:ザ・ラストダンス』ファイナル予告 大ヒット上映中! #ヴェノム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。

火野正平さんが死去、75歳所属事務所が発表「穏やかな最期でした」
俳優の火野正平さんが11月14日に亡くなったことがわかった。享年75。所属事務所が公式サイトで発表.......... ≪続きを読む≫

 

 

火野正平さん逝去の報を耳にして。 

 

 

火野正平さんは、最近では、特に、2011年からは、俳優活動の合間に、NHK BS『にっぽん縦断こころ旅』という旅番組の”旅人”として、自転車で全国各地を精力的にまわっていました。

 

 

この番組は、ご存知のように、視聴者からの手紙に書かれた思い出の場所を自転車に乗って訪ねるもので、手紙に込められた思いに寄り添う火野さんの味わい深い語り口と飾らない人柄が親しまれました。

しかしながら、旅人歴も14年目を迎えた、今年の4月からは持病の圧迫性腰痛の悪化から、夏には腰部骨折に至り、治療に専念する為に番組を休んでおられ、秋からの放送分についても、代打の俳優陣が数名でバトンを繋いで、火野正平さんの復帰を待っていた矢先の訃報で、たとえ、旅の相棒のチャリオ君で走るチャリダーへの本格復帰は現実的には難しくても、俳優としての復帰についてはかなり期待が大きかっただけに、思わず発する言葉も失ってしまいました次第です。

 

享年75はあまりにも早過ぎますよ(涙)💦

 

 

 

 

 

男女問わずに愛された昭和のプレイボーイ。 

 

火野正平(ひの・しょうへい、本名:二瓶康一=にへい・こういち)さんは、東京都出身、12歳のころから劇団「こまどり」に所属し、1962年にTVドラマ『少年探偵団』でデビューし、子役として活動をスタート。

 

 

NHK大河ドラマ『国盗り物語』(1973年)の羽柴秀吉役で一躍脚光を浴びる。

初主演作『俺の血は他人の血』(1974年)でスクリーンデビューを果たすと、以降は『極道の妻たち 危険な賭け』(1996年)、『梟の城』(1999年)、『六本木錬金の帝王 カポネ』(2003年)など、また、映画『復讐するは我にあり』(1979年)、『権三』(1986年)などの名作にも出演。

時代劇や任侠ものを中心に、ドラマ『新・必殺仕置人』『長七郎江戸日記』『anone』『ザ・ハングマン』『服部半蔵 影の軍団』などをはじめ、「混浴露天風呂連続殺人」シリーズなどの2時間ドラマの常連でもあり、京都・太秦で撮られた時代劇やドラマなど数多くの映画やTVドラマに出演、視聴者に愛された。

NHK連続テレビ小説『芋たこなんきん』(2006年)ではヒロインの夫・健次郎の兄の昭一役で出演し、破天荒で風来坊な役柄でお茶の間で人気を集めた。

 

▲『終戦のエンペラー』の東条英機役演じる火野正平さん。

 

主な近年の出演作では、『終戦のエンペラー』(2013年)での東条英機役、『そこのみにて光輝く』(2014年)、『Fukushima 50』(2020年)、『罪の声』(2020年)、『土を喰らう十二ヵ月』(2022年)、『わたしの幸せな結婚』(2023年)、『ラストマイル』(2024年)などなど。

 

 

アニメ『君たちはどう生きるか』(2023年)では大伯父役の声優を担当。

 


また、本年2024年に公開された時代劇ドラマ&映画において、私的には、当代の松本幸四郎さん主演による、新たなる『鬼平犯科帳』シリーズにて、火野正平さんが、密偵・相模の彦十役を好演されていた事から、今後の俳優としてのご活躍にもかなり期待をしていましたが、このシリーズについても、今年の春には撮了して、来年2025年2月放送の時代劇ドラマ『鬼平犯科帳 老盗の夢』が遺作となるそうです。

 

 

私の時代劇のエキストラ時代にお会いしたかったです! 

 

私は大学生時代は、主に京都東映撮影所で時代劇のエキストラのアルバイトをして、日々日銭を稼いでいたのでしたが、私がよくエキストラに入っていた年末時代劇スペシャルドラマの『白虎隊』『田原坂』『五稜郭』などが製作された、第1作目に相当する年末時代劇スペシャル『忠臣蔵』では火野正平さんは間新六役でご出演なされ好演されていたみたいですね。

でも、その後の年末時代劇スペシャルなどの作品では、火野さんは、ご出演もなかったようでしたので、結局、私は、時代劇のエキストラなどで一度もお目にかかる機会がないままに、大学生生活と共にエキストラのアルバイトも卒業してしまったので、いま振り返れば、是非とも、あの時代劇ドラマが未だ未だ隆盛な時代に、一度で良いので何かしらの機会にお目にかかりたかったですね!!!

 

 

 

サントリーの父の日のCMが秀逸!!! 

 

火野正平さんといえば、小栗旬さんとの共演の以下の「メーカーズマーク・父の日」篇のCMが実に秀逸でしたよね!

 

〇『小栗旬/火野正平 』CM メーカーズマーク『父の日』篇

 

 

 

 

今後の追悼企画番組について。 

 

NHK BSでは、11月14日(木)に逝去した俳優・火野正平さんを追悼し『にっぽん縦断 こころ旅』の追悼企画の特別番組を、来たる24日(日)午後0時より放送する予定とのこと。

火野さんが出演した「1240日目 熊本県芦北町」の回を放送し、14年間にわたる旅の足跡を振り返る。

 

 

火野さんは、14年間にわたり『にっぽん縦断 こころ旅』の旅人として、全国各地の「こころの風景」を訪ね、旅を続けてきた。追悼番組では、春の旅中止前に撮影された熊本県芦北町の様子が特集され、火野さんの旅人としての温かい人柄が映し出される。

また、番組は「火野さんがお手紙に寄り添いながら、14年間、旅を続けてくださったことに深く感謝申し上げるとともに、心より哀悼の意をささげます」と伝えている。

尚、今後も火野さんが出演した『にっぽん縦断 こころ旅』の過去回を再放送する予定とのことです。

 

故人のご冥福を衷心からお祈り申し上げます。

いままでお疲れ様でした。どうか安らかにお眠り下さい。合掌。

 

〇【高音質】にっぽん縦断こころ旅 主題歌「こころたび」池田綾子 with 火野正平

 

 

 

 

〇火野正平「こころ手紙」(NHKBS『にっぽん縦断こころ旅』挿入歌)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり有り難うございました。