『ヴェノム』(2018年) #ヴェノム #イオンシネマ草津 #トム・ハーディ #VENOM | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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今回は、先ずは、先週の興行収入第1位を獲得した、スパイダーマンの宿敵でありダークヒーローを描いた今話題の映画『ヴェノム』を公開2日目の先週の11/3(土)に、イオンシネマ草津まで2D字幕版の鑑賞に行って来ていますので、そのご紹介をしたいと思います。

 

 

「負け犬同士の絆により共生し合うダークヒーロー(18.11/3・字幕)」

ジャンル:アクション

原題:VENOM

製作年/国:2018年/アメリカ

配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

公式サイト:http://www.venom-movie.jp/

上映時間:112分

公開日2018年11月2日(金)

監督:ルーベン・フライシャー

キャスト:

トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ、リズ・アーメッド、スコット・ヘイズ、リード・スコット、ジェニー・スレイト 他

 

PG12

 

 

 

 

 

【解説】

スパイダーマンの宿敵として知られるマーベルコミックの人気キャラクター「ヴェノム」を、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「ダンケルク」のトム・ハーディ主演で映画化。

サム・ライミ監督作「スパイダーマン3」にも敵として登場したヴェノムを、「ゾンビランド」「L.A. ギャング ストーリー」のルーベン・フライシャー監督のメガホンで、新たなダークヒーローとして描く。

「誰もが望む、歴史的偉業」を発見したというライフ財団が、ひそかに人体実験を行い、死者を出しているという噂をかぎつけたジャーナリストのエディ・ブロック。

正義感に突き動かされ取材を進めるエディだったが、その過程で人体実験の被験者と接触し、そこで意思をもった地球外生命体「シンビオート」に寄生されてしまう。

エディはシンビオートが語りかける声が聞こえるようになり、次第に体にも恐るべき変化が現れはじめる。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

 

「スパイダーマン」でも人気がある最凶の宿敵であり悪役の、ヴェノムの単独映画化作品です。

 

トビー・マグワイア主演&サム・ライミ監督版の『スパイダーマン3』にも登場した敵キャラクターと言う事くらいしか、その記憶も微かになってしまっていましたが、このヴェノムは、本国アメリカのアメコミファンの間では、悪役(ヴィラン)でありながら相当人気が高いとのことで、その人気の一端が分かる様な映画になっていたのではないかと思います。

 

 

そして、お話しの流れ的には、

冒頭、ライフ財団の宇宙探査船が帰還する途中で、大気圏突入寸前にトラブルが発生し、宇宙探査船はマレーシアのジャングルに墜落。

搭乗員は全員死亡。

ライフ財団のCEOであるカールトン・ドレイク(リズ・アーメッド)は、宇宙から持ち帰った<ある物>の回収に全力を尽くし、それらはアメリカのサンフランシスコへと移送されるのでした。

 

 

その頃、サンフランシスコでは、突撃取材の敢行が売りの正義感溢れるジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)が、「今後のライフ財団の取材は呉々も慎重に。特に何もやってくれるなよ!」と上司から釘を刺されているところでした。

 

 

恋人で弁護士事務所で働いているアン・ウェイング(ミシェル・ウィリアムズ)との仲も上々なエディ・ブロックでしたが、アンがライフ財団の何らかの訴訟に関与していることを知り、ついつい彼女のパソコンを盗み見してしまうのでした。

 

 

そして取材日。

ライフ財団のCEOのカールトン・ドレイクは「地球の環境破壊は止まることがない。その解決の方策として、宇宙探査船が必要なのだ。」と熱弁を振るうのでしたが、そんな理想はいいとばかりに、エディは「人間の進化を研究するライフ財団という名の下に違法な人体実験で死者を出しているという噂は本当でしょうか?現に行方不明者がこの施設で出ているらしいですが・・・。」と詰め寄り突撃取材を敢行するのでした。

 

途端にカールトン・ドレイクは激昂し、取材は当然ながら打ち切り。

会社である報道局に戻ると、エディはクビを宣告されてしまうのでした。

 

更に、恋人のアン・ウェイングも守秘義務違反として、勤めていた法律事務所を解雇されてしまうのでした。

怒るアンは、エディと絶好し、指輪も投げ返すのでした。

 

 

最悪の展開となったエディの元へ、今度は、ライフ財団で働く女性科学者ドーラ・スカース(ジェニー・スレイト)が自分達がやっている人体実験に疑問を感じた事から、この秘密を世間に公表して欲しいと接触してくるのでした。

 

 

正義感溢れるジャーナリストの端くれとして、科学者ドーラの手引きで、ライフ財団の実験施設に潜入したエディ。

そこには複数の人物が拘束されており、皆、精気を失っていたのでした。

施設内の様子をカメラで画像に収めつつ辺りに目をやると、その中に偶然顔見知りのホームレスの女性を見つけたエディは、何とか彼女を助け出そうと、隔離された施設棟のガラス扉をたたき割るのでしたが、そのホームレスの女性が狂気じみた動きをしてエディに襲いかかるのでした。

 

ガラス扉を割ったために、警報が鳴り響き、施設の警備員も殺到する中、慌てて逃げ出すエディ。この窮地の最中、自分の身体の変調に気付くのでしたが・・・。

 

といったイントロダクションの作品でした。

 

 

そもそもヴェノムは地球外の謎の生命体なのですが、私は、その生命体自体をヴェノムと呼ぶのかと思っていたのですが、種としての総称はシンビオートと呼ぶみたいです。

そのシンビオートの1個体の名前がヴェノムと言い、エディ・ブロック(トム・ハーディ)を宿主として寄生し漆黒の怪物ヴェノムと化すのでした。

 

 

今作で特にVFXが凄くて面白かった場面は、バイクで逃走するヴェノムに寄生されている主人公エディと、複数のドローンと車とで追いかけて行く財団の組織の面々とのカーチェイスの逃走劇のアクションシーンが凄かったですね!

さぞや4DXなどで鑑賞したら凄かった事でしょうね!

 

 

 

 

個人的に、「そんなん嘘やん?」と思ったのは、この劇中における、アメリカ人女性が別れてから次の彼氏を作る早さ。二股じゃなかったのならば、嘘みたいな彼氏の乗り換えの早さには本当にビックリでした。

また、映画『アントマン』とも状況が似ていて、元カレのエディと今カレが仲良くなって、エディの容体を親身になってくれるのも不思議な関係性でしたね。

 

 

またパンフレットによりますと、今作では、VFX技術がかなり凄いのですが、エディ役のトム・ハーディがヴェノムに支配される画像などの描写は、当初はモーション・キャプチャー技術を用いる事も想定したそうですが、そういった技術を使わずに、ほぼ全編CGアニメーションなどでヴェノム(シンビオート)との共生シーンを作り上げたそうです。

 

トム・ハーディの弁によりますと、彼によるモーションキャプチャーの手間が不要になったのも、視覚効果スーパーバイザーのポール・フランクリンがほぼ完璧にヴェノムを仕上げていてくれたお蔭との事でした。

 

 

突っ込み所というか、脚本上の粗を探せば、よくよく考えれば、例えば、いくら内通者の手引きと言えども、エディがライフ財団の施設に侵入するのがいとも簡単すぎてセキュリティが甘過ぎやしないかとか、何故、ヴェノムなどのシンビオートは地球外生命体であるにも拘わらず、例え、高度な知性を持った生命体だとしても、地球上の文化というよりも、英語やアメリカ人の文化などにそんなにも詳しいのかなど「アレレ??」と思うことも沢山ありましたが、そんな事を考える余裕がないほど、中盤以降は、矢継ぎ早のアクションシーンの連続でしたので、その流れに任せて楽しむのが一番かとも思いました次第です。

 

 

また、何と言っても、エディとヴェノムとの掛け合い漫才の様なバディぶりが良かったし、かなり面白かったでした。

 

ヴェノムは、見た目は、かなりグロテスクでキモいのですが、発する台詞が、あまりにも人間臭くて、見た目も観ているうちに慣れて来ましたし、何だか愛嬌があって可愛く映ってっしまっていました。

 

 

また、エンドロール後のオマケ映像も、MARVEL映画のお約束として、ソニー・ピクチャーズ製作でしたが、今作では、2つも有りました。

 

予てから出演の噂のあったウディ・ハレルソンは1つ目のオマケ映像。

生憎と、私はアメコミに明るくない事もあり、登場人物の意味合いが良く分からなかったので、また調べなければ!!!

 

ただ、今回の作品は、VFX技術にかなり手が込んだ映画である上に、3Dや4DXやIMAX対応の為なのか、エンディングロールの英語字幕がひたすら長く、最後までに約16分間もあったそうですが、その最後の最後に待っていたオマケ映像の2つ目。短編のアニメ映像でしたが、この映像の意味合いも良く分からなかったですね。

 

 

私的な評価と致しましては、

細部の脚本の上での設定などの粗探しをするよりも、凝りに凝ったVFX技術による、地球外生命体シンビオートのヴェノムと人間のエディ・ブロック(トム・ハーディ)との負け犬同士の絆が共鳴し合い共生し、バディを組みながらダークヒーローが活躍するといった映画に仕上げた本作品を、極々、純粋に楽しむべきでしょうし、スパイダーマンの最凶の宿敵とされながら、この単独作品では、むしろアンチヒーロー的存在でもありますし、トム・ハーディの一人二役の、あたかも「ど根性ガエル」のような掛け合い漫才と、そしてアクションシーンの格好良さを堪能するべきでしょうね。

 

私も、細部の設定などの粗を探すよりも、素直に観れば、なかなか面白く観ることが出来ましたので、五つ星評価的にも、★★★★(80点)の四つ星評価の高評価も相応しい映画かと思いました。

 

気分転換に、スカッとしたい人にオススメ作品かも知れないですね!

 

●映画『ヴェノム』予告

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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【覚え書き】

未だブログ記事化出来ていない劇場鑑賞作品。

2/25(日):『グレイテスト・ショーマン』(イオンシネマ京都桂川)

2/25(日):『勝手にふるえてろ』(出町座)

3/11(日):『ブラックパンサー』(イオンシネマ京都桂川)

3/16(金):『リメンバー・ミー』(イオンシネマ京都桂川)

7/4(水):『ハン・ソロ/SW・ストーリー』(イオンシネマ京都桂川)

7/13(金):『セラヴィ!』(イオンシネマ京都桂川)

7/21(土):『ゆれる人魚』(京都シネマ)

9/9(日):『オーシャンズ8』(ユナイテッド・シネマ大津)

9/18(火):『SUNNY 強い気持ち強い愛』(イオンシネマ草津)

10/3(水):『散り椿』(イオンシネマ京都桂川)

10/12(金):『教誨師』(イオンシネマ京都桂川)

10/13(土):『LBJ ケネディの意志を継いだ男』(京都シネマ)

10/18(木):『負け犬の美学』(Tジョイ京都)

10/26(金):『太陽の塔』(イオンシネマ京都桂川)

10/30(火):『人魚の眠る家』(Tジョイ京都)※試写会

11/8(木):『マイ・プレシャス・リスト』(MOVIX京都)

 

現時点では、以上、この16本がブログ記事化出来ていません。

 

相変わらず、今年の8月8日時点の【覚え書きリスト】から、未だにブログ記事化せずに放置したままの劇場鑑賞作品もありますので、鑑賞後から、あまりにも日数が経過している作品などについては、早くDVDを購入。若しくはレンタルなどで、観直して早急にブログ記事化しないと。。。トホホ。

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。