あまりドラマを見ないので私自体は詳しくないのですが、ネットなどで「野沢 尚」で検索をかければ有名なドラマの脚本家として出るようです



しかしながら、哀しい事に昨年の夏、首を吊り自殺
享年44歳。まだまだ、これからドラマや映画、そして小説の世界での活躍が期待されている最中の出来事でした



先に述べたように脚本家として非常に有名なのでしょうが、作家「野沢 尚」も江戸川乱歩賞、吉川英治新人文学賞等を受賞されるなど相当の実力派でもありました

野沢尚さんの作品の特徴として登場人物の心理をディテールまでこだわって描写されているところが挙げられると思います
子供を誘拐された婦人警官の不安と混乱に満ちた様や(リミット)、視聴率を追い求め映像に自分の意思を押し込むために改竄スレスレの編集を繰り返すディレクターの焦燥感(破線のマリス)、また、生まれもって障害をもち、体が大人になれない男の怒りとも諦めともつかない感情(呼人)、また、虚無感にかられ生きる意味を見出せずに間違った道へと進んでいく青年の姿だとか(砦なき者)が、手に取るように伝わってくるんです
そして、どの作品を通じても人間の深層心理を揺さぶるように、登場人物を時に悩ませ時に追い詰めたりととてもスリリングな内容なんです
そして、そのテンポの良さと先に述べた心理描写の細かさが、読み手を本の世界へと引きずり込んでいくんです。あまりに登場人物を追い込み、そして、その登場人物にあまりに引きずり込むから、もう、読んでるだけなのにその場を逃げ出したい気持ちにかられてしまいます。はっきり言って、下手なホラー映画なんか目じゃないくらい怖いです。

これからもし、野沢尚の小説を読まれることがあるならば、是非、登場人物と自分を重ねて考えてください。
「自分ならどうするだろう?」と
もう本当に多くを語らずともいい作家ですね
でも、あえて語らせてください


実を言うと私、村上 春樹さんの旅行記「もしも僕らのことばがウィスキーであったなら」を読んだ影響でウィスキーに入門したという経緯もありまして、他に読んだ作品で言うなら「アフターダーク」「スプートニクの恋人」「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」「ノルウェーの森」と4作と少ないんですが、一瞬でとりこになりました

この5作品、読んだ程度で村上春樹を語るには10年早い事は承知ですが、あえて語らせていただけるなら、美しい日本語を使う作家だと言いたいです

もっとも、読み下しているだけならば文章自体は一様にどの作品にも春樹節とでもいうような抽象的な表現がふんだんに盛り込まれていて、正直、理解に苦しむ事も多々、ある訳で中々、読みにくい作家なのかもしれません
しかし、「何、言ってるんだ?」と、思われるような表現でも、実際に体感してみると、村上春樹が何を言いたかったか、言わんとしていたかが伝わってくるような感じが不思議とするんです
「もしも僕らのことばが~」ではたくさんのウィスキーが紹介されていて、その紹介されたウィスキーを飲むごとにその独特の表現で語られた言葉が体の中に沁みこんでいくようでした

それ以来、村上春樹とウィスキーの虜になったのは言うまでもありません

そして、その最たる例が「世界の終りと~」に出てくる表現なんですが、ボブ・ディランを称して「まるで小さな子が窓に立って雨ふりをじっと見つめているような声なんです」って、フレーズがあるんです
最初、読んだ時には、そりゃ、意味不明でしたよ
でも、気になって実際に聴いてみると頭の中にその情景がすんなり浮かんでくるんですよ
もう、ちょっと普通に涙が出そうでした

もちろん、先に文章を読んである程度、自分の中でイメージを膨らませている訳で先入観がまったく無いとは言えません
でも、違和感無く表現と体感が重なるっていうのはすごい事だとおもいませんか?その表現する対象に村上春樹の愛情がどれだけ注がれているのか感じずにはいられません



再度、申し上げますが日本語の美しさを感じさせてくれる数少ない作家です
国語の授業を受けるよりも村上春樹の本を読むほうが日本語は綺麗になるというのは言いすぎでしょうか?
高校時代の部活の1個下の後輩(1浪の末、医学部に、現在4回生)に「今度、奢ってくださいよ」、と言われました

後、2年もしたら医者になる後輩
元々、高校時分から賢かったけどがんばって勉強したんだね
部活ではきつい事をいっぱい言っていやな思いをさせたのに、こんなキャプテンにも頑張って着いて来てくれましたよね
そんな君が「奢ってくださいよ」と言うなら、よろこんで奢ってあげたいよ


…でもね、君が医者になったら














安月給の僕はもう君に何を奢っていいのか解りません(´Д⊂グスン

白木屋じゃだめですか?(泪)
「○○って、今でこそ有名だけど、俺、マイナーな頃から好きだったんだよね」みたいなことってありませんか?
ちょっと、みんなより早くに知って優越感を感じたり
でも、いざ有名になられるとちょっぴり嬉しいやら哀しいやら

私の場合ですとここでも紹介した福井晴敏さんなんかはデビュー作(TwelveY.O.)が出た頃から知っているので、こういうふうに全国規模で映画化されるのは、やっぱり微妙な気持ちですねー

今後の作品のクオリティーが下がるんじゃないかとか、本質を分かってないにわかファンが物知り顔で語るんじゃないかと






まぁ、ほとんど私の勝手な被害妄想なんですが


音楽なんかだと、ego-wrappin'やサンボマスター、矢井田 瞳なんかは結構、早い時期から好きでしたね


こういうのって、他人の評価がそんなに無い訳でマスコミに左右される事もないから結構、趣味のセンスが問われません?
まぁ、自分のセンスがいいなんて決して言いませんよ
いやー、私にそんなセンスなんてないと思うんですよ


でも、大きな声では言えないこともあります
たまごっちを流行する前に購入してた事を…
髭面の今の私の顔で考えないで下さい、まだ当時は可愛げのある(?)高校1年生だったんですよ(´Д⊂グスン
前々から、観たかったんですが、映画の時も観れず、ビデオ化されてからも昨日になるまで観れずに、やっと観れました

結構、アメコミ系の映画って好きなんですよね、難しい事、考えなくていいから
無邪気に正義のヒーローを応援してればいいってもんじゃないですか
でも、スパイダーマンって、他のアメコミ系のそれに比べて(最近ではスポーンだとかヘルボーイだとか影のある主人公も増えてきましたが…)結構、複雑な話じゃないですかね?
スーパーマンとかバットマンとかって、結局、単純に悪役を倒す訳で、色分けがしっかりしてますでしょ?
それを考えると、詳細を知らないためとはいえ、親友に恨まれる目にあったり、ヒーローを続けるために日々の生活に支障をきたしたりと、生々しいものがあります

映画を観た感想を素直に言うなら、結構、面白い、けど、説明臭くなる必要は無いが、一作目の話を関連付けるなら回想シーンを入れるなりして思い出しやすくして欲しいと思いました
これから観られる方で1作目も観てないのなら続けてみる事をオススメします

それにしても、キルスティン・ダンスト、もう、こんなに大人になってたんですね…、インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイアの子役の頃を思えば、そりゃ、俺も歳をとったわな… il||li _| ̄|○ il||li
山田玲司って、ご存知です?
最近、宮藤官九郎が原作のヒット映画「ゼブラーマン」をマンガ化して、結構、売れてるので知ってる方も居られるとは思いますが、人となりについては全然、知られてないと思うので、ちょっと紹介でも

先に断っておきますが、はっきり言って、この人、結構、考え方が結構、いっちゃってます

だからといって、私は山田さんの考え方が間違ってるとは思いません

考えてみてください
私達、日本人の生活が世界の基準から考えてどれほど、無駄があり、どれほど発展途上国の人達の生活を犠牲にして成り立っているかを、そしてどれだけの環境汚染を行っているかを
一度くらいは皆さん、こういうことを考えた事があるとは思います
しかしながら、日々の生活に追われて、そういう恩恵や犠牲をついつい忘れがちになってませんか?
私はなります
先ほど、私は犠牲だの恩恵だのと綺麗な言葉を使いましたが、発展途上国の人達は誰一人、好き好んで日本人の贅沢のために虐げられる人間なんていないはずです。私だって見ず知らずの、しかも自分よりも恵まれている人間のための犠牲になんてなりたくありません。例えば一部の高級官僚が私達、一般人の税金やら年金を食い物にしているのを見て腹はたちませんか?
まぁ、それでも私達、日本人は文句は言いながらも生きるに困るという事は滅多なことが無い限りありません。しかし、発展途上国の人達は場合によっては文字通り、死活問題になりかねません
そりゃ、搾取している訳ではないし、むしろODAやら国政としてはもちろんNGOの様な企業、個人レベルでも援助は惜しまずにしている国ではあると思いますよ、日本は
それでも、一部の先進国のために食料品や嗜好品などを格安で作らされているのも事実です
もちろん、私には今の日本人の生活を否定する事も捨てる事も出来ません

けれども、山田玲司は声を大にして叫び続けています
こういうマンガ家なんて職業は出版社の兼ね合いなんかもあったり、読者の人気なんかも気にしないといけない訳で、あまりに偏り気味な発言をすると仕事を失いかねることになりかねません
それでも全てのマンガに通じて体制批判的なものがあったり、現在の日本人の病巣にメスをいれ、挙句、手術を放棄。もちろん、そこに癒しなんかは期待できるはずもなく、読み手に対し厳しい叱責すらしている感すらあります
正直、読んでて辛いとかしんどいとか思われる人もいるんじゃないでしょうかね
しかしながら、そんなマンガだからこそ伝えるものがあると私は思います
もし、「そこまで言うなら読んでやろう」と思もってくれるのなら「絶望に効く薬」というマンガを読んでみてください
これは普通のマンガとは違って作者が毎回、色んな業界の著名人と対話し、生きる希望を聞いていくというスタイルです
様々な世界で生きる人の様々なものの考え方などを知れて、ホント、面白いですね
読んでいて結構、身にしみる話から、思わずハッとするようなことまで、考えさせられてばかりです
ホント、タイトルに偽り無し、まさしく「絶望に効く薬」ですね


後、最後になりましたが、この人、ビックリするほど






絵が下手です

多分、過激発言とか内容とかよりもそれがいちばん売れない理由なんだろうな・・・
すごいね、9日続けての更新。我ながら自分を褒めてあげたいです

映画や本の話をと思いながら、小説は4人の作家に触れながら映画の話を全くしてないのに今更、気がつき、思い出したように今から、とりあえず、触れてみようと思います

映画の場合、小説とは違い多くの人が同じものを観てたりすると思うんですよね。また、ビデオなんかでゆくゆくは観ようと思ってる方も居られるとは思います。そういう訳で、当然、ここでネタバレにならないように気をつけるのは小説の比では無いし、感想が大いに食い違う事もいたし方ないかと思う訳で
で、結局、何が言いたいかと言いますと


「この紹介文、駄文だなぁー」と思われたら





それはね、ネタバレにならないように頑張ってるんだよ


感想が的外れで「なんだ、こいつどこを観てるんだ!!」と、お怒りになられたなら






それはね、誰かの感想をオカマ言葉に直してるだけの評論家に対するささやかな抵抗なんだよ


と、言うことをご理解いただければ幸いですw
歴史小説の世界において吉川英治と並ぶ大人物です
今更、説明不要かもしれませんが、結構、読まず嫌いの方も居られると思うのでそこはよしなに

まず、最初に断っておきたいのは、文体と内容とのイメージから大きく離れているという事です
司馬さんの作品は概して、文体は古臭く堅苦しいものである事は疑いようの無いことです。文章のひとつひとつが質実剛健であり、現代風の柔らかな表現は見当たらず、字面だけを追うならば、恐らく私のもっとも苦手な部類の作品に当たるでしょう
しかしながら、この人の作品に時間をかけて向き合って読んでいると、その堅苦しい表現の中から、なんと人間性豊かな登場人物が出てくるのでしょうか
歴史小説について多くを語れるほどたくさんのものは読んでいませんが、先に挙げた、吉川英治の「三国志」なんかですと、やはり司馬さんの作品と同じく、堅い文体で終始、書き進められていて、そこに出る主要な人物は皆、すごく文体に合ったような剛直な性格を持つ者ばかりで(前半部分の主人公、劉備玄徳はそうとは言い切れませんが強い信念を持っているということで)、たまに出てくる意志薄弱の者は信念が弱い三下のような扱いです。(作品はすごい面白いので悪しからず)
しかしながら、司馬さんの作品ですと、そんな意思の弱い者ですら、魅力的に書き上げてしまうんです
その最たる例を、今まで読んだ作品の中から選ぶのなら「戦雲の夢」を挙げようと思います
この作品、主人公は自分の意思に反して大名となり、その事からたくさんの火の粉を浴びるはめにあうのですが、普通の歴史小説などの主人公であれば「望むところよ!」みたいな感じで事に挑むのでしょう
しかし、この主人公、そんな感じは一切なく、覇権などに興味を持たず、ただただ、面倒ごとが増えて大変だと言わんばかりです。それでいて、この時代の大名では有りえないほど配下想いでとても気の優しい人物に描かれているのです
実際、現存する資料で調べても性格なんかは推測するしかない訳ですが、ここまで人間臭く推測し描く人は私は他に知りません

一度、読んでみてくだされば、この一見、支離滅裂な書評も納得いただけるかと思うので、私の文章力を疑う前にひとつお願いしますw
「板チョコ2枚で彼氏をGET大作戦」



1月も終れば、バレンタイン商戦が始まり、とあるコンビニでこのような、浅ましいコピーを見かけました
恐らく、「うちで板チョコでも買って手作りチョコでも作ってください」という事なんでしょうか







でも、私なら








チ○ルチョコ一個でも、「本命だよ」と言ってくれるのなら、信じます、信じさせてください(血涙)




嫌いな季節は冬です。
だって、クリスマスとかバレンタインがあるんだもん(´Д⊂グスン
理詰めの推理小説作家。文系の方には少々、しんどい話かもしれませんが、理系の方には必見といえるくらい面白い作家さんです

なぜなら、森 博嗣氏は名古屋大学工学部の教授だそうで、そりゃ、話す内容もおのずとアカデミックに
私が今、読んでいるS&MシリーズはN大(まぁ、名古屋大がモデルでしょうが)の天才教授と天才女子大生が主人公で、その二人が様々な事件を解決していくという話です
トリックがあまりに専門的になるとこもありますが、もちろん、そこは典型的なダメ学生な私にも理解できる程度に噛み砕いて解説してくれます。もちろん、トリックが優れているだけで話は面白くはありませんが、ご心配なく。並みの作家以上に構成力に優れていて長編シリーズも飽きることなく、気がついたらもう8冊目を購入(全10冊)

もう一人、並行するように全く別の作家をここで紹介させてもらいます
それはアガサ・クリスティです
結構、有名な作家なので説明不要かもしれませんが、一応までに
この作家の作品は賛否両論となることが多いんです。なぜかというと、この人の作品、実は犯人が途中で死んでた、実は実行犯は犯人に催眠術で操られていた、実は主人公が犯人だった等、まぁ、およそ許されないであろう反則技のトリックを繰り出してる作家なんですよね、そりゃ最後まで犯人、判らんわ
推理小説と呼ぶには正直、異端過ぎて別ジャンルの感はありますが、でもすごい面白い作家の一人である事は間違いありません

で、何故、急に別の作家をここで紹介したかと言うと、この森 博嗣、どうやらアガサ・クリスティが好きなようで、前々から、薄々、同じ空気を感じていたんですが、アガサ・クリスティの作品を現代風にオマージュした同名小説「そして誰もいなくなった」(内容は、全然違いますから、両方とも面白いですよ)を書いてました

しかしながら、アガサ・クリスティみたく「おい、それは無いだろうー」みたいな推理小説の愛好家を裏切る感じは無く、それでいてアガサ・クリスティみたいな面白さや斬新さがあるのが森 博嗣の作品だと私は思います
推理小説が好きな方はもちろん、そうでない方も是非、一度、読んでみてください