芸術に恋して★Blog★
私が日々生活をしている中で体験した「映画」「音楽」「アート」「写真」などの感想や感動を書いています。どうぞ気軽に、トラバ、コメントください。
  • 08Dec
    • 【映画】すばらしき映画音楽たち

      今までありそうでなかった、映画音楽についてのドキュメンタリー。ハリウッド中心なので、若干偏りがある気もするが、映画の歴史と共に発展してきた映画音楽というジャンルについて、作曲家や映画監督のインタビューを使い資料性の高い作品に仕上がっている。無声映画の時代、映画館で生演奏されていた時代から、現代に至るまで、音楽は映画にはなくてはならないものであり、映画の出来を左右するものであることは言うまでもない。映画音楽は我々の記憶に残り、音楽を聞いただけでその映画のシーンや感動が即座に蘇る。歴史的な点では、やはり、ジョン・ウィリアムスのフルオーケストラ演奏による作品が、大きな転換期であることがわかる。スター・ウォーズやスーパーマン、ジェラシック・パークなどテーマから続く音楽は、単なるサウンド・トラックに止まらない楽曲としての音楽性を高めている。この映画でポイントとなるのが、作曲家目線での映画音楽ならではの創意工夫や仕事に醍醐味についてである。映画音楽のルールとは何か?そしてそのルールの真の意味はなんなのか?それぞれの視点から大変興味深い話がきけるので、その点も注意して鑑賞していただけると良いと思う。(★★★☆)◎すばらしき映画音楽たち公式サイト

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  • 02Dec
    • 【映画】かぞくいろ-RAILWAYS わたしたちの出発-

      今度のRAILWAYSは血のつながらない親子の物語。両親を無くした子供、夫を無くした妻。頼ったのは鉄道運転手の義理の父。血のつながらない子供の親という難しい役に有村架純。鉄道一筋の義理の父役に國村隼が演じている。両親を無くした駿也は鉄道が大好き。駿也の心の親になるために鉄道の運転士をめざす晶(有村架純)であったが、現実はそう簡単なものではなかった。この映画で感じたのは、鉄道の線路が遠い目的地までずっと続くように、親の愛も続いていくという事。本作では、その対象が鉄道であり、人をのせて走る鉄道が人生とオーバーラップする。多くの苦難を乗り越えて、前に進んでいく。そんなイメージが海岸沿いを走る肥薩オレンジ鉄道の美しい風景とあいまって、不思議な暖かさを感じた。(★★★)

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  • 25Nov
    • 【映画】斬(ざん)

      塚本晋也監督、初の時代劇は「斬(ざん)」。なぜ人は人を斬るのか?その一点を表現るために作られた時代劇であると言っても良いだろう。剣術の腕は立つが人を斬ることに疑問をいだく浪人、丞之進役に池松壮亮。躊躇なく人を斬る凄腕の浪人澤村役を塚本晋也監督自身が演じている。そして、この対立関係の間に割ってはいるのが蒼井優演じる、農家の娘ゆうである。例によって、手持ちカメラによる寄りの映像と、ディティールカットによって、ぐいぐい塚本監督の世界に引き込まれていく。なぜ斬らなければいけないのか?人を斬るとはどのような状態になることなのか?そして人を斬った人、斬られた人はどういう心理状態になるのか?そういった点を極限状態のシーンの中でしっかりと表現しているところが凄かった。忠義のため、仇を討つため、仲間や自分を守るため、人が人を斬るにはさまざまな理由がある。映画を見終わった時、この作品のテーマは現代に通ずる普遍的なものであることに気づかされる。(★★★★)池松壮亮の剣さばき、本物です。塚本晋也監督いままでで一番カッコいい。久しぶりの蒼井優の絶叫、やっぱりいいです。

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    • 【映画】止められるか、俺たちを

      まさに、青春。なんて、自由。映画を作ることに人生をかけたチームがそこにあった。本気でなければ続けられない、本気でないと伝えたいことが伝えられない。独立系プロダクション、若松組にとって今、世界で起こっている現実こそが、描くべき世界だ。そこには、映画にみせられた若者達が集まってくる。主人公のめぐみも映画作りに見せられて、若松組の門を叩いた一人だ。しかし、自分が作りたい映画とは何か?伝えたいこととの何か?自分の中で答えを見つけようと、とにかく現場で頑張る彼女であったが、現実はそう甘くはない。若松孝二役の井浦新がいい。まるで、若松監督が乗り移ったような存在感。実際の若松監督の撮影風景を見たことはないが、本物のように思えてきた。そしてめぐみ役の門脇麦、飾らない自然体の演技が素晴らしかった。映画「止められるか、俺たちを」。新宿歌舞伎町のゴールデン街、高度成長期、ベトナム戦争や学生運動など、激動の時代において行かれないように奮闘する若者たちの、なんとも言いようのない自由と青春を感じた。(★★★★)

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  • 24Nov
    • 【映画】search/サーチ

      最初から最後まで、PCの中で展開されるという奇抜な映像手法。1秒も画面から出る事はなかった。カット割りはパソコンのカメラやスマートフォンのカメラの切り替え、PC上の操作で行われる。ウィンドウが制約されている分独特の緊張感があり、これが物語の展開とあいまって、今まで、味わった事の無い、不思議なサスペンスを感じた。映像はワイドスクリーンサイズで、自分がパソコンを捜査している感覚に近いため、日頃PCやスマホを頻繁に使っている人はすぐにその世界に入っていけるだろう。物語は娘の失踪に気付いた父親が、警察に協力を仰いで、ネット上の手がかりをSNSなどのライフログを頼りに捜査を行っていくのであるが、このあたりも見所の一つだ。なりすましや、フェイクニュース、無責任な投稿などで、捜査は難航。予想もつかない展開が繰り広げられる。今年話題になった「カメラを止めるな!」はカメラの外で起こっている出来事の描写がポイントだったが、本作は、facetimeやトーク画面などのマルチウィンドウ表示によって、別の現場で起こっている出来事を一つの画面で表現している。この点が大きく違う所で、多元的なライブ中継による緊張感をそのまま、スクリーン映し出すといった意味で、いままで味わった事の無い面白味を感じた。(★★★★☆)

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  • 18Nov
    • 【映画】ボヘミアン・ラプソディ

      1,000年のベストソング投票で1位に輝いた「ボヘミアン・ラプソディ」。映画「ボヘミアン・ラプソディ」はこの名曲を生み出した、フレディ・マーキュリーとクイーンの結成からその後の活躍と苦悩を描いた作品だ。フレディが他界してから、クイーンは何度もテレビなどで取り上げられているので、その活動の概要は知っていたつもりであったが、こうして、フレディの視点から彼の半生を追体験させられると、やはり感極まるものがあった。ライブエイドなど、実際の映像を見た事があったので、それは超えられないと思っていたが、当時のディテールが見事に再現されており、物語としてリアリティがあった。フレディをはじめ、ブライアン、ジョン、ロジャー4人のメンバーの特徴がよく再現されていて、それぞれの個性が台詞やシーンの中からよく伝わってきた。ゲイとしての苦悩や生い立ちに関するコンプレックス持ちながらも、メンバーや家族、恋人、ファンの為に全力で立ち向かっていくフレディの姿、そして音楽を通じて響きあうメンバーとの熱い絆に心揺さぶられる。(★★★★)

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  • 11Nov
    • 【映画】華氏119

      11月9日に「華氏119」を見てきた。アメリカ大統領中間選挙の結果が出たあとだったが、トランプ氏がなぜ大統領になったのか?アメリカが抱える民主主義、資本主義の問題点を、例によってマイケルムーア監督のアポなし取材や記録映像で切り込んでいる。映画を見終わって思ったのが、こんな事で、こんな結果になってしまったのか?という落胆と、アメリカに真の民主主義が存在するのか?という疑問である。自由の国アメリカの裏側には、不平等と人種差別、偏見が根強く存在し、一部の権力をもった人間によって、正当化された権力至上主義がそこにあった。本作では、過去の映画や記録映像が効果的に使われており、このあたりが実にマイケルムーア監督らしい編集になっている。米中の貿易戦争が激しくなる中、世界情勢を読み解く一つの事実として、この映画を見る価値があるかもしれない。(★★★☆)

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  • 28Oct
    • 【映画】教誨師

      死刑囚6人と教誨師の対話によるワンシチュエーション作品。映画のほとんどが、拘置所内に一室。死刑囚との対談シーンだ。教誨師についての詳しい認識がある人は稀有だろう。私もハリウッド映画などの死刑執行シーンで、牧師さんが出てきた程度しか認識がなかった。なんと厳しい職業だろうか。この映画にあるように実際もあまり変わらないのではないかと思ってしまう。この映画はなんといっても大杉漣とその他俳優陣の熱演に尽きるところがあるが、脚本、構成もすばらしい。対話のシーンはかなりの長台詞を強いられるが、これをカット編集してしまっては、迫力やリアリティが伝わらない。顔のアップ、表情の変化、役者の力量が試される。教誨師と死刑囚との本音のぶつかり合いは見所十分。「なぜ、生きるのか」というテーマが心に突き刺さる。死刑囚の心の救済と改心を導くの大杉漣さん、初プロデュース作品にして最後の主演作となってしまったが、生きることを深く見つめる良い作品でした。心よりご冥福をお祈りいたします。(★★★★)

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  • 21Oct
    • 【映画】テルマ

      映画「テルマ」は、鬼才ラース・フォン・トリアー監督を叔父にもつ新鋭ヨアキム・トリアー監督のサイキックホラー?主人公テルマは不思議な力をもっている、彼女自身、どうなっているのか良くわからない、制御ができないのだ。この作品で興味深いのは、無意識下の欲望によって、その力が具現化されてしまう恐ろしさだ。この作品と良く比較される映画キャリー(1976)とは似てはいるが、まったく異なるものである。テルマ自身、その力を恐れるが故に、自分を抑え、禁欲的な生活を強いている。本当の自分を出すべきか、抑えるべきか、顕在意識と潜在意識との間で悩むその姿は、多かれ少なかれ、現代人が持っているものだ。本作ではこの部分が増幅され、人間の精神面に迫ってくる。映画の中で描かれる、イマジネーションの世界も芸術性が高く、見所の一つになっている。(★★★★)

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    • 【映画】日日是好日

      日日是好日。この言葉の真の意味を、茶の湯を通して感じる映画である。樹木希林と黒木華、二人の演技がすばらしい。樹木希林は本当のお茶の師匠のようで、長年お茶をやっていた?かのようだった。対する黒木華も呼応するように自然体で、自分らしい生き方に悩む女性を丁寧に演じている。映画の多くはお茶のシーンであり、日本の四季おりおりをその中で感じる事ができる。毎日を大切に生きていれば、答えは自然に見つけられる。自分と向き合う事の大切さ、今を受け入れる事の大切さを感じながら、一個人としての生き方についてを考えさせられる映画である。映画を通じて、樹木希林から黒木華に女優としての大切なバトンが渡されたような、そんな気がした。(★★★☆)

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  • 14Oct
    • 【映画】1987、ある闘いの真実

      1987年韓国で起きたソウル大生拷問死事件を題材とした物語。物語の構図は国家権力と一般市民との闘いであるが、その裏には北朝鮮のスパイ疑惑、反共など、当時の時代背景がある。この映画を見る前の基礎知識として、1980年に韓国で起こった民主化運動「光州事件」を知っておくと良いかもしれない。映画を見終わった時の感想としては、つい30年くらい前にこのような事が実際に行われていたという事実に対する驚きと、愛国心とは何か、国民の平和とは何なのか?という問題提起を突きつけられたような気がしている。ドラマ性といった点でも秀逸で、恋愛や家族愛についても物語の中にしっかり意味のあるものとして落とし込まれているところが素晴らしかった。1987年のこの事実。あなたはどう捉えますか?(★★★★)

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    • 【映画】散り椿

      豪華キャスト人による正統派時代劇。監督は撮影の大御所木村大作。そしてなんといっても、主演が岡田准一の殺陣が見所。演技派俳優がこれだけ揃っていれば、当然質の高い作品に仕上がるはずで、なかなか面白く迫力もあったのだが、遊びが少なかったので見ていてちょっと疲れた。有名キャスト陣の中で目を引いたのは柳楽優弥、顔立ちも静観な感じで、一皮向けた感じの演技だった。物語は藩の不正の訴えをきっかけに起こった悲劇と、愛と友情に満ちた物語で。現代劇にも置き換えられそうなシナリオだ。映像表現はすばらしく、随所に撮影の技が使われているので、絵の撮り方にも注意して見ると面白いかもしれない。岡田准一の殺陣は本物、さすがです。麻生久美子さん、黒木華さんの安定した演技もよかった。(★★★☆)◎散り椿公式サイト

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  • 30Sep
    • 【映画】泣き虫しょったんの奇跡

      夢を叶えるのに年齢制限があるのか?プロ棋士になるには奨励会に入り、26歳までに四段にならなければいけない。ある意味、人生設計を仕切り直すことができる現実的なルールであるように思えるが、本当に実力があるにもかかわらず、このルールのおかげで夢を叶えることができないなら、それは悲劇である。この映画はプロ棋士になる夢を前例を破り、35歳で叶えた実話である。最近、中学生プロ棋士の藤井聡太氏が話題になっているが、その裏では、このようなドラマが現実として、存在していたことを知り、改めてその奥深さと興味が高まった。将棋は勝ち負けがはっきり残る言い訳はできない世界。全ては自分の責任であり、孤独な戦いを強いられる。このドラマでもっとも心を打たれるのは、主人公の夢を応援する、家族やライバル、周りの人々の応援だ。時には厳しく、時には優しく主人公を見守り続ける。熱意は人を惹きつけ、頑張っている人を応援したくなる。そんな情としての暖かさを感じることができる人間ドラマであった。(★★★★)◎泣き虫しょったんの奇跡公式ホームページ

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  • 02Sep
    • あなたがブログをはじめたきっかけを教えて!

       アメブロも今年で14周年になるんですね。という事は私も14年近くブログを書いているという事になります。ブログというものがインターネットの世界に現れて、「これは凄い時代が来るな!」と思った事を今でも憶えています。なにしろ、自分の意見や感想が簡単に公開できるのですからその当時としては驚きです。私はすぐにアメブロに会員登録をして、ブログを書き始めました。 私は芸術が好きなので、ブログ名を「芸術に恋して★BLOG」にして、日々の活動を日記のように書いていく事にしました。この「芸術に恋して」というタイトルはブログを公開する少し前に放送されていたTV番組にリスペクトしてつけた名前です。 ブログを始めた理由は、「日々の記録を残せる」という事の他に、「文章を書く練習・感想を書く練習」というスキルアップ的な理由がありました。当時は文章を書く事もあまりなく、どうやって書いたら良いかも分からない状態だったので、試行錯誤しながら書いていたのを憶えています。そして、14年間続けてきてあらためて、アメブロが凄いと思う所は、その当時のブログが今でも見られるという事です。記念すべき初めての投稿は2004年12月10日★「今年も音楽活動しちゃったな」そして、3回目の投稿で、芸術について語っています。★芸術とは 今見ると、とても恥ずかしいですが、その当時の思いが分かり、初心を思い出す事ができます。また、文章の内容に関しては、誰かに対して書いているというより、間違いなく自分自身に向かって書いているという事に気付きます。始めのうちは読者というものはいませんから、どうしてもそうなってしまったのだと思いますが、読者がついてきてからも、自分自身と共感を持ってくれる「誰だかわからない誰か」に向けてずっとブログを書いていたように思います。 何年か投稿を続けていくうちに、私の記事や活動に共感してくれる方がトラックバックやメッセージをくれるようになり、オフ会をやった事もありました。ブログ上でしか話した事の無い方と実際にお会いするのは緊張しましたが、とても刺激的な体験でした。その時は確か、楽器の練習を一緒にしたように思います。自分史という観点で、ブログ記事をオンデマンド印刷した事もありました。レイアウトは自由にできませんでしたが、冊子という形にする事で、記念的なものになりました。14年の間には、転勤など生活環境も変わる事がありましたが、インターネットとPCが繋があればブログ投稿はできますし、読者とも繋がり続ける事がでたと思っています。これからも、私の人生の足跡として、アメブロ続けていきたいと思います。14周年おめでとうございます。感謝!感謝!感謝!あなたがブログをはじめたきっかけを教えて!みんなの回答を見るキャンペーン詳細

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    • 【映画】オーケストラ・クラス

      挫折したバイオリニストが音楽に触れた事が無い子供達に音楽を教え、コンサートで演奏する。構成はありがちだが、フランス映画らしいリアリティがそこにはあった。初老のバイオリニストは家庭が崩壊、心の支えを失っている。学校は治安の悪さで有名なパリ18区にあり、家庭環境に問題を抱える生徒が多い。こういった状況で本当にまともな演奏が出来るようになるのか?見ていて不安になってくる。そんな中一人の少年のバイオリンにかける熱意が全てを変えていく。どんな人間であっても熱意は人を惹き付けるものなのだ。物語は小説を読んでいるように淡々と進んでいきクライマックスをむかえる。ただ、このクライマックスは一つの通過点であり、この後に余韻を残す所がフランス映画らしい。(★★★☆)◎オーケストラ・クラス公式ホームページ

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    • 【映画】ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男

      テニスは趣味で時々やっていたが、始めるきっかけになったのは、この二人のウィンブルドンでのこの戦いだったと思う。クールな印象のボルグに対し、感情をむき出しにするマッケーンローの講義のイメージは今でも憶えている。そんな二人のウィンブルドンでの初対決を描いたのこの作品だ。真実は見かけと違うというのがこの映画の感想である。クールで紳士に見えていたボルグがかなり熱い。キレているように見えるマッケーンローの集中力が半端ではない。1980年の決勝戦。後に伝説となった試合の追体験。その当時のかすかな記憶が蘇ってきた。この映画の見所は、5連覇がかかる大会。チャンピオンとしてのプレッシャーに苦悩するボルグと、天才と言われ勝ちにこだわるチャレンジャーマッケンローとの自分との戦。そして、彼らをとりまく人々との人間ドラマだ。コートでは誰でも一人きり、男と男の人生を賭けた戦いがそこにあった。(★★★☆)◎ボルグ/マッケンロー公式サイト

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  • 19Aug
    • 【映画】沖縄スパイ戦史

      お盆の頃は、戦争映画が多く上映されるが、今回公開された「沖縄スパイ戦史」はドキュメンタリーとして、日本人が今見るべき、意義のある作品だと思う。描かれているのは沖縄本土での戦闘において、ゲリラ戦を行った少年ゲリラ隊「護郷隊」。そこには、劣勢に陥った日本軍の悲惨な戦いの現実があった。そして、情報戦における密告、スパイ、口封じ。民間人も全て戦争の手段や道具としてしか見られていない事実。戦争とはどういうものなのかが、消化できない理不尽な出来事が伝えられる。これはもう人ごとではない。現在、辺野古への米軍基地移設が問題になっているが、基地が置かれることは、どういうことなのか?この映画はそれを史実から伝えてくれる。この映画を見る前と見た後では、その問題の大きさが、まったく変わってくる。戦争が終わって73年、戦争を体験した方々もご高齢。ドキュメンタリーとして映画に残すことが出来た意義は大きい。(★★★★☆)

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    • 【映画】ヒトラーを欺いた黄色い星

      第二次大戦戦時下で、ナチスの迫害を扱った映画は多くあるが、この作品はそんな中でもドイツ人になりすまして潜伏するという手段をとった人々の物語である。基本的にはドキュメンタリー的な手法をとっており、実際に存在しない映像の部分を本人の証言を交えながら伝える、TVでよく使われる再現映像的に扱っている。本人の証言を無くして、そのまま編集をすれば、それはそれで、映画作品として成立するであろうが、あえて本人証言を挿入する事で、事実として伝えたいという監督の思いが伝わってくる。ドイツ人を騙すには、それなりにリスクがあり、バレれば収容所送りはま逃れない。戦争が終わった時、立場は逆転し、なんとも言いようのない安堵の気持ちを感じた。映画「ヒトラーを欺いた黄色い星」はドラマとしての緊迫感、そしてドキュメンタリー的な現実感。この二つの要素を同時に味わうことができる秀作だ。(★★★☆)

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  • 13Aug
    • 【映画】バトル・オブ・ザ・セクシーズ

      1973年、こんなテニスの試合が行われていたとは知らなかった。このころは日本でも「ウーマンリブ」という言葉を良く聞いた。森田健作主演の「おれは男だ!」(1971)で、よく台詞の中にこの言葉が出てきた事を記憶している。男性至上主義の男性と女性の社会的自立や男女平等を主張する女子テニスチャンピオンがそれぞれの威信を賭けて戦う。今思うと考えられない理由だが、この出来事がアメリカ社会に与えた影響は大きいだろう。また、LGBTという性の問題もドラマ性を高める上で重要な要素になっている。キャストでは、女子テニスチャンピオンビリー・ジーン・キング役のエマ・ストーンと相手役のシニアプレーヤー、スティーブ・カレルが良い演技をしている。。二人どこまで実際にプレーをしているかはわからないが、二人ともそれなりに形になっている。いずれにしても、こういった社会的な問題をエンターテインメントとして、決着をつけるという所はアメリカらしくて面白い。(★★★★)◎バトル・オブ・ザ・セクシーズ公式ページ

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    • 【映画】ミッション:インポッシブル/フォールアウト

      ミッション:インポッシブルももう6作目になるんですね。キャストも良い年になって、ちょっと厳しい感じもしますが、今回も綱渡りの連続で、面白かったです。ヘリコプターの操縦シーン、スカイダイビングのシーン、カーチェイスとスタントアクションシーンが満載です。トムがけがをしたシーンも使われていて、リアリティもありました。ただ、トムの顔に余裕が無くなってきているのも確かで、今回は笑顔が少なかったように思います。同じパターンで次回作を作るのはちょっと厳しいかもしれませんね。(★★★☆)

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