芸術に恋して★Blog★
私が日々生活をしている中で体験した「映画」「音楽」「アート」「写真」などの感想や感動を書いています。どうぞ気軽に、トラバ、コメントください。
  • 25Sep
    • 【映画】MINAMATAの画像

      【映画】MINAMATA

      One Picture is worth a thousand words. (一枚の絵は1000の言葉に値する。)というアメリカのことわざにあるように、一枚の写真がどれだけの力を持つか?映画MINAMATA は報道写真家ユージン・スミスと水俣病訴訟を描いた、事実に基づく物語だ。水俣病の悲惨な状況と、責任を認めないチッソ、水俣病の被害にあった住民と、経済的な理由から泣き寝入りする住民。どこかできいたような構図だ。この作品はユージン・スミスと水俣病訴訟の二つの視点で描かれており、それぞれの人生が水俣を舞台に交差する。グラビア誌ライフとユージン・スミスとの関係性はこの物語を考える上でとても重要だ。主演のジョニー・デップは見事にユージン役を演じているが、水俣の話を持ちかけたアイリーン役の美波もいい。この作品には重要な問題が背景にある。それは環境や企業の社会的責任だ。SDGsが話題の中、この作品はその真意を受け止めるという意味で意義深い。そして何より、水俣病患者とユージン・スミス(撮られる人と撮る人)の、お互いの責任と真実を伝える写真の力に感動した。(★★★★☆)

  • 11Sep
    • 【映画】オールドの画像

      【映画】オールド

      「一生が1日で終わるビーチ」この設定を思いつくあたり、さすがM.ナイト・シャラマン監督です。時間軸を縮めて人生を描くという荒技。そしてそこで描かれる老いや病い、人の一生。実際にはありえない話で、ツッコミどころもおおいですが、監督らしい思想が込められており、スリラーとしてだけではなく、社会的なメッセージも込められているように思います。「人は生まれた瞬間から死に向かって歩いている」という言葉がありますが、それをより具体的に示したとも言えるかもしれません。誰しも老いには勝てない。人生を俯瞰で見ることで、今を生きることの大切さをも感じさせてくれる作品です。監督は、今回もカメオ出演しています。(★★★★)●オールド公式サイト

  • 07Aug
    • 【映画】キネマの神様の画像

      【映画】キネマの神様

      キネマの神様観てきました。山田洋次監督らしい、とっても暖かい映画でした。主人公は沢田研二演ずるゴウですが、それ以外の全てのキャストの人生が丁寧に描かれていて映画の奥行きを感じさせられます。「青春時代と晩年が映画という媒体を通じて繋がっている。」そんなシチュエーションが映画ファンにはたまりません。原田マハの原作も読みましたが、時代を反映した脚色があり、若干異なる感じです。キャストでは永野芽衣ちゃんがとてもキュートでかわいかった。映画全盛だった時代の映画にかける情熱も感じられます。古き良き松竹らしいのイメージも感じられます。そんな中で、沢田研二が志村けんに見えてしまうシーンが何度かあった。これは志村けんを想定して書かれた脚本ということもあるだろうが、沢田研二自身が、ゴウではなく、志村けんを演じているにではないか?志村けんが演じていたら、間違いなく彼の代表作になったに違いない作品。そんなプレッシャーもあったのかもしれない。映画を愛する人は、きっと自分の人生を愛せる人だ。(★★★★☆)

  • 30May
    • 【映画】名も無い日の画像

      【映画】名も無い日

      日比遊一監督の「名も無い日」を鑑賞した。監督の熱意と思いが伝わってきた。この作品は監督自身のことを映画化しており、名古屋が舞台になっている。物語は、ニューヨークでカメラマンとして活躍している長男(永瀬正敏)が弟の訃報で帰郷するシーンからはじまる。弟は孤独死だった。なぜ、弟(次男:オダギリジョー)は死んだのか?家族や友人と再会し、限られた手がかりをもとに、弟の生活をたどる長男。兄としての自責の念にさいなまれながら、自分がどういきるべきかを見つめ直す。オール名古屋ロケでこれだけのキャストが出演した映画は過去にはなかったのではないでしょうか。同窓生との再会や見慣れた風景や名古屋弁がとても身近で、とても人ごとには思えませんでした。決して快活な映画ではありませんが、キャストの何気ない一言一言が、心にしみる魂のこもった秀作です。(★★★☆)◎名も無い日:公式ホームページ

  • 18Apr
    • 【映画】ノマドランドの画像

      【映画】ノマドランド

      これが、アメリカの現実か?人生の晩年、生きていくために、働き口を探し、自動車(ヴァン)で放浪生活をする。そんな人々を夫を無くした一人の女性を中心に描いている。年金も十分ではなく、頼る人もいない。日本においても人ごとではない話だ。ノマド生活者はお互いのこれまでの人生を尊び、助け合いながら日々の生活を送る。物語の中で語られるのは現代社会に生きる人々の人生そのもの。晩年の人生をどう生きるか?考えさせらるシーンがいくつもあった。しかし、答えはなく、それぞれが見つけ出すしかないのである。劇中印象に残ったセリフで、「ノマドにはさよならがない」という言葉があった。これは、放浪生活に終わりがなく、人生の終焉を迎えるまで続いていく事を示しているようにも思える。原作はジェシカ・ブルーダー「ノマド 漂流する高齢労働者たち」。主演はスリービルボードのフランシス・マクドーマンド。彼女の演技は演技ではなく、まるでドキュメンタリーを観ているようであった。(★★★★)◎ノマドランド公式サイト

  • 14Mar
    • 【映画】すばらしき世界の画像

      【映画】すばらしき世界

      久しぶりに真のある邦画を見た気がする。映画すばらしき世界は、佐木隆三の小説「身分帳」を原案に、西川美和監督が脚本を手がけた秀作だ。この作品は、人生の大半を刑務所の中で暮らした男が刑期を終え、社会に復帰するための生活を描いた物語であるが、ここから現代社会の様々な問題点が浮かび上がってくる。特に、生活弱者がこの世の中で生きていく事の困難さと、社会保証への課題が見える。犯罪は決して許されるものではないが、犯罪を生み出す社会環境が根源的にあることを理解しなければならない。劇中では、理不尽な社会や出来事、弱者の苦悩が描かれるシーンが描かれるが、そんな中でも一生懸命生きれば、手を差し伸べてくれる人がいる。世間は長い目で見れは、暖かく正しい。そう思える社会を信じて、前向きに生きて生きたいという思いが湧いてくる。(★★★★)

  • 28Feb
    • 【映画】BOLTの画像

      【映画】BOLT

      林海象監督のBOLTを鑑賞した。この作品は東日本大震災を題材にしたオムニバス作品である。作品は「BOLT」「LIFE」「Good Year」の三部構成になっており、永瀬正敏が全ての主演をつとめている。これら三つの物語は震災後の放射能汚染への対処、震災により奪われた生活、そしてこれからの人生を示している。BOLTでは、ヤノベケンジのアート作品をフィーチャーし、アトムスーツ着た作業員が被爆の危険にさらされながら、汚染水の止水に挑む。LIFEでは崩壊した家屋の遺品回収作業員として生活を奪われた方の絶望を、Good Yearでは、前に進むための再生への気概をそれぞれのシチュエーションで表現し、同じ主人公が演じる事でこの震災が何だったのかを深く感じさせられる内容となっている。それぞれの物語に現れる光の演出が印象的で心に残った。(★★★★)

  • 29Jan
    • 【映画】幸せの絵の具 愛を描く人 モード・ルイスの画像

      【映画】幸せの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス

      2018年公開の「幸せの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス」を見た。これはみるべき映画の一つかもしれない。人の幸せとはなにかについての一つの指針。それは、多くも求めない事、そして愛する人がそばにいてくれる事。利己主義や価値観の多様化がすすむ現在において、普遍的な生きる指針がこの物語にはある。無骨な孤独な漁師とリュウマチを患う絵と自由を愛する女性が出会い、共に生きる半生が、カナダの鄙びた漁師町の小さな家を舞台に描かれる。主演はガタカのイーサン・ホークとシェイプ・オブ・ウォーターのサリー・ホーキンス。二人の演技もすばらしい。この作品が実話を元にしていると知り、2度感動した。(★★★★☆)

  • 31Dec
    • 【映画】2010年代邦画ベスト一覧の画像

      【映画】2010年代邦画ベスト一覧

      せっかくなので、2010年代の邦画ベストを一覧にしてみます。<邦画>2010年 告白2011年 冷たい熱帯魚2012年 ヒミズ2013年 永遠の02014年 そこのみにて光り輝く2015年 海難18902016年 リップヴァンリンクルの花嫁2017年 彼女の人生は間違いじゃない2018年 カメラを止めるな2019年 洗骨この中から2010年代のベスト3を選ぶとこうなります。第1位 冷たい熱帯魚第2位 彼女の人生は間違いじゃない第3位 洗骨ちなみに2020年の邦画ベストはラスト・レターです。

    • 【映画】2010年〜2019年までの外国語映画ベスト一覧の画像

      【映画】2010年〜2019年までの外国語映画ベスト一覧

      2007年から、毎年映画の年間ベスト10を発表していますが、2010年から2019年までのその年のベストを一覧にしてみました。<外国語映画>2010年 オーケストラ2011年 ブラックスワン2012年 ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜2013年 ジャンゴ 繋がれざる者2014年 Rush2015年 アメリカン・スナイパー2016年 ダゲレオタイプの女2017年 ラ・ラ・ランド2018年 SEARCH2019年 ジョーカーこの中から2010年代のベスト3を選ぶとこうなります。第1位 ラ・ラ・ランド第2位 オーケストラ第3位 Rush

    • 【映画】2020映画ベスト5の画像

      【映画】2020映画ベスト5

      例年、邦画と外国語を分けてその年の映画ベスト10を発表していましたが、今年はコロナ禍で公開を控える作品が多くあったのと、映画館での鑑賞数が減ってしまったので、外国語映画のベスト5のみ発表します。【第1位】パラサイト半地下の家族【第2位】フォード&フェラーリ【第3位】ミッド・サマー【第4位】テネット【第5位】ザ・ハント今年の映画はパラサイトのアカデミー作品賞受賞から始まった。アジア初の快挙として話題になりましたね。作品もよく出来ていて、格差社会をテーマに、深い家族愛が描かれた極上のサスペンス映画でした。2位のフォード&フェラーリ。カーデザイナーと破天荒なテストドライバーのロマンを賭けた開発と人生を賭けたルマンは見応えがありました。第3位のミッドサマーはヘレディタリーのアリ・アスター監督作品、カルト集団的な西洋的な恐ろしさが後を引く作品でした。4位はテネット、この不思議な世界観は初めてです。5位はザ・ハント、こんな設定が生まれる背景が怖い。今年延期された作品も来年、映画館で見られる事を願っています。早く見たい、トップガン・マーベリック

  • 30Dec
    • 【映画】ANNAの画像

      【映画】ANNA

      リュック・ベッソン監督が、ニキータ、レオン、ルーシーの次に描いたのは、二重スパイの物語だ。とにかく構成が面白い。現実と回想を繰り返し、二つの対極にあるものが、形勢逆転を繰り返す。対極になるものとはKGBとCIA、そして男と女だ。主演はロシア生まれのサッシャ・ルス。モデル出身だけあって、スタイル抜群で、アクションのレベルも高かった。時代は1990年、まだアナログの時代で、日本ではバブルだった時期だ。この映画は一見女性スパイのアクション映画に見えるが、根っこの部分は男と女の関係や人生を描いた作品だと思う。劇中何度か出てくるキーワードに「自由」があり、ANNAはまさに自由をつかみ取るための戦いをしているのである。このあたりは、ジャンヌ・ダルクのイメージとオーバーラップするし、フランス人であるベッソン監督らしい解釈だ。社会と自分がどのような向き合うべきか、そんな意味合いも感じられる面白い作品だった。(★★★★)

  • 20Dec
    • 【映画】イップ・マン完結の画像

      【映画】イップ・マン完結

      イップ・マンシリーズは毎回必ず見ているが、ついに完結となる。イップマンが詠春拳の道場を開いてからの四半世紀、舞台は1964年のサンフランシスコ。息子の留学先を求めてアメリカに渡る。そこには人種差別に苦悩する華人達の生活があった。物語はイップ・マンの病気の宣告から始まり、最後の戦いが始まることを予感させる。愛弟子ブルース・リーの活躍の実話を織り交ぜながら、家族と華人のために、カンフーで同志とともに強大な的に立ち向かう。全体としては、予定調和ではあるが、カンフーのアクションシーンを十分堪能できる。特にブルースのアクションと最後の命をかけた戦いは見応えがあった。今回で、イップ・マンは完結となるが、後を引き継ぐブルースの物語の予感を提示させる。(★★★★)イップ・マン完結公式サイト

  • 13Dec
    • 【写真】来年のカレンダーの画像

      【写真】来年のカレンダー

      今年もフォトブックサービスのTOLOTを使って、オリジナルカレンダーを作った。毎年1年間とりためた写真の中から、毎月1点写真を選び、カレンダーにしているのだが、これがなかなか難しい。写真はまず季節にあったものを選ぶ。そして、カレンダーのテンプレートに合う構図で、イメージが被らないようにする。カレンダーは考えようによっては、1年を通した組み写真とも言える。月が代わりカレンダーをめくった時、新しい月になったという新鮮味を持たせたい。そんなことを考えていると、写真を選ぶだけで結構な時間を費やしていた。自分が気に入っている写真が複数ある場合、イメージがかぶる場合はどれかを外さなければならないし、トリミングが決まらないと選べない。そもそも、選ぶためには、ある程度のカット数が必要だ。そんな事を考えながら、来年のカレンダーができました。

  • 23Nov
    • 【映画】ザ・ハントの画像

      【映画】ザ・ハント

      このような脚本が普通に想像できてしまう今の世の中が怖い。映画ザ・ハントはセレブが庶民をターゲットに娯楽で人間狩りをするというとんでもないストーリーだ。人間狩りというと、猿の惑星。ゲーム的な殺し合いというとバトルロワイヤルを思い出すが、これらにくらべると設定がリアルだ。しかけのスケールが大きく、ライアーゲーム的な要素も強い。ベティ・ギルビンとミリオンダラー・ベイビーのヒラリー・スワンクのアクションはキル・ビルを彷彿とさせる。前半のぶっ飛び方はテンポがあって、かなり見応えがあるが、クライマックスの盛り上がりが若干弱いか?全体的にはそれなりに面白かった。(★★★★)

  • 04Oct
    • 【映画】テネットの画像

      【映画】テネット

      久しぶりに映画館で映画を見た。にわかに話題になっている「テネット」だ。時間の逆行、原因と結果が前後する世界に鑑賞者は困惑する。クリストファー・ノーラン監督が仕掛けた、物理的時間の演出についていくのは大変だ。逆再生されている映像にも時間の経過があり、現在なのか、過去なのか、未来なのかを絶えず注視して見なければならない。集中力が必要だ。タイムトラベルもののようでもあるし、ドッペルベンガーもののようでもある。主人公の男はいったい何者でなんのために任務を行なっているかよくわからない。秘密組織のボスらしい男とその妻との関係に首を突っ込むことになり、愛情なのか正義感なのか、男は数々の試練と選択を迫られることになる。映画としてはサイコフィクションやアクションものとして見ることもできるが、あまり難しく考えず、泥臭い人間ドラマとして見た方が面白いかもしれない。主演のジョン・デイビット・ワシントンもよかったが、相棒役のロバート・パティンソンの方が気になった。(★★★☆)●テネット公式サイト

  • 29Feb
    • 【映画】ミッドサマーの画像

      【映画】ミッドサマー

      この作品は前段のシークエンスが重要だ。主人公に起こる悲劇。そしてそこから舞台は白夜のスウェーデンに移り、カルトなミッドサマーが始まる。なんとなく、想像は付いていたがヴィジュアルデザインが個性的で、なんとも言い様のない不思議な怖さを感じる。淡々と進む儀式、逃れようにも逃れられない、それは群集で起こる同調。理不尽な状況も受け入れてしまう心理的な恐怖がこの映画のもっとも重要なテーマだろう。これは宗教とも言い難い、殺人さえもが正当化される世界。死別の悲しみは死別を持って制すのか?このあたりの価値観はいかにも西洋らしい。(★★★★)

  • 11Feb
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      【映画】リチャード・ジュエル

      クリント・イーストウッド監督が本作で注目した記事はアトランタオリンピック時の爆破テロ事件。第一発見者のリチャード・ジュエルは爆破予告前に不審物を発見し、適切な対応によって被害を少なくし、多くの人を助けた。これにより、彼はヒーローになったが一転、容疑者として疑いをかけられることになる。FBIの行き過ぎた権力による捜査や、メディアの過熱報道の、誰もが被害者や加害者になってしまう危険な社会がそこに存在する。見所はなんといってもFBIと過激弁護士と戦うリチャードだが、リチャードの母役のキャシー・ベイツの演技が素晴らしかった。この事件は24年前の出来事だが、現在も変わっていない。SNSでだれでも簡単に情報を配信できる時代、配信する側、見る側の責任がますます問われるようになってきていることを考えると、恐ろしさを感じる。(★★★☆)

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      【映画】ラストレター

      ロマンティックでありながら、非現実的過ぎず、リアリティのある映画でした。青春時代の初恋の思い出は誰しもある。そしてその思い出は自分の心の中にしまっておきたい大切な宝物だ。本作は岩井俊二監督の脚本でまさに集大成ともいえる作品。ラブレターからは24年ぶりとなり、中山美穂、豊川悦二が出演。四月物語で主役だった松たか子も重要な役で出演している。物語は初恋の相手であった姉の葬式から始まり、妹が姉の同窓会で小説家となっていた乙坂と再会したことで展開を見せる。この作品で面白いのは、配役の設定。成長した姉妹の子供と、回想の姉妹の役を広瀬すず、森七菜が演じており、この設定が過去と現在をつなぎ、なんとも切ない雰囲気を作り出している。キャストでは岩井作品初出演の森七菜が印象に残った。なんとも言い様のないはにかんだ表情や透明感のある高校生らいしい演技はとても自然で、映画全体をピュアなものにしている。もし、この役が彼女でなかったら、この映画は女々しいジメッとした作品になっていたかもしれない。出会いと別れ、そして再会、恋をすることの素晴らしさをこの映画は教えてくれる。(★★★★★)●ラストレター公式サイト

  • 19Jan
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      【映画】パラサイト 半地下の家族

      全員失業中で半地下に住む家族、高台の豪邸に住む社長の家族。この二つの四人家族が格差社会の象徴として描かれ、思いもよらぬサスペンスを生む。とにかくこの映画、脚本が素晴らしく、観客の予想を裏切る展開が面白かった。配役の点では、最近大活躍のソン・ガンホの演技も良かったけど、全てのキャストのキャラが立っていて、それぞれがいい演技をしていた。作品としては、パラサイト(寄生虫)という主題の中に、貧富の差や家族愛、幸福とはなにか?といったテーマが作品の構成として生かされているところが秀逸で、映画としてパルムドールも頷ける内容であった。(★★★★★)それにしても社長の妻役のチョ・ヨジョン、松嶋菜々子に似てるなあ。