今日のはちょっと物議をかもすかも、です。
ご異論も多いかと思いますが、先輩諸氏のご意見をうかがってみたいことでもあるのであえて書いてみます。
7つのメジャータイトル戦のうち、名人戦だけはネットでの閲覧が有料ですね。
きちんとわかってないのですが、名人戦が朝日新聞と毎日新聞の共催になったのと、ネットが有料化されたのは同じ時期なのでしょうか。
有料化されたことについては、「将棋の普及に悪影響だ」とか「新聞社がせこい」といった意見も散見されるのですが・・・
名人戦て、わずか10人しかいないA級棋士が、1年間かけて順位戦を戦ってきた集大成として名人戦に挑戦する、最高峰のタイトル戦ですよね。
竜王戦がトップという位置づけですが、それは政治的な面もあり、ファンの方の注目度を見ても、名人戦の権威というのはなかなかゆるがないように見えます。
その将棋界最高峰のタイトル戦が、ネットを介してとはいえ、無料で見られるっていうこと自体、私には最初はとっても意外に写りました。
知人に歌手で食べてる方がいますが、仲間内では歌ってとせがまれても決して歌おうとしません。
結婚式に呼ばれたりするときだけは別のようですが、自分の歌がプロとして収入を得る手段である以上、はっきりとした一線を守ろうとしているようです。
「プロ」ってそれだけ自分のパフォーマンスにシビアであって当然だと思っていました。
もっともネットで対局を見るのは、テレビで日本シリーズを観戦するのと同じだと言われれば、スポンサーが放映権料を払うことで視聴者は無料で見られる、というのは特段不自然ではない気もします。
ライブでの公開対局はほとんど行われないようですし、大盤解説会は入場料をとりますもんね。
もちろんファンにとっては無料のほうがうれしいですけど、将棋界最高峰の(他のタイトル戦も含めて)パフォーマンスをリアルタイムで見るためにはお金をいただいて当たり前、だってプロですから、というのも自然な感じがします。
棋譜には著作権がないようですから、対局後、一定の時間を置いてこれが公開されるならそれで十分じゃないかなあ、と思うのですがいかがでしょうか・・・?
って書こうと思っていましたら、米長会長さんの今日の日記 に実にタイムリーなことが書かれていてびっくりました。
~以下引用~
理事会は1時間強。その前後は話し合いです。
その中でもネット事業は柱のひとつ。
私は自信を失いつつあります。
タイトル戦は棋譜だけは無料で、一人でも多くの人に楽しんでもらうというのが自説です。しかし、ファンも有料化を望んでいる人ばかりで、私へのエールは少ないという報告がある。
方針を大転換して、全棋戦のタイトル戦が有料会員でなければネットで見られないようになる日が来るのかも。
会長は多くの人の意見には耳を傾けますので、自分の本意とは逆の方向へ進まなければならないのかなぁ。
~引用終わり~
あ、ファンも有料化を望んでいる人ばかりなんですか?うーん、ホントかなあ。
私が出版物やブログなどで拝見する限り、そうは見えなかったのですが。
この件、これまでにどんな議論があるんでしょうか?
ところで関係ないんですけど、同日の日記で岩根女流二段の出産に関わるマイコミ杯延期について。
“全てがキャンセルになります。将棋連盟はどのようなことをすべきか。勿論金で済む話もあれば、私が頭を下げなければならない話もあります。
ともあれ、おめでとうございます。”
ちょっ、会長さん、金で済んでも頭下げても、赤ちゃんが元気に産まれるほうが大切ですよw
そんなグチっぽいこと書かなくても。
倉敷での対局が中止になって、関係者の方の落胆もわかるんですけど、出産のためにタイトル戦延期って、画期的なことだってみんなわかってると思うし。
ここはみんなで手放しでお祝いする雰囲気を作ったほうがファンにとっても棋界全体にとってもいいはずなのに。
渡辺竜王が書かれてましたけど 、棋士にとっては対局がすべてで、竜王戦の第一局を欠席したら即失格なのだそうで、そういう厳しい世界に身をおかれてきた第一人者から見ればグチのひとつも言いたくなるのかもしれませんが・・・
女性が読んだら反発すると思うなあ。
ついでに前日の日記 。
“夜は国会議員の先生方と話し合い。近頃は日本将棋連盟の悪口を国会議員に吹聴している人が居るそうです。”
あ、あの、会長さん、仮にそうだとしても・・・苦笑
米長会長さん、瀬川さんの件とか文部科学杯の件とか(賛否あったことはうかがっていますけど)、将棋普及のために、健康問題を抱えつつも頑張っていらっしゃると思っています。
なのになんでこんなに叩かれちゃうんだろう、と思ってたんですが、その理由もわかるような気がしてしまいました。
先日も書きましたけど、対立から生まれるものは限られているような気がします。
ファンの側から見ても、会長批判から生まれるものは残念ながら少ないような気がするんです。
もっともっとお互いが歩み寄ることができる方法ってないものですかねえ。