『プライベート・ベンジャミン』(1980)~女友達と映画を語る | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

2,3日体調を崩しておりまして、ずっと臥せっておりました。

ブログ更新もままならず、

1日1食も食べられないほど。

 

かろうじて贔屓のスワローズの試合を観て気を紛らわす生活。

私のような独居老人に病気は辛いですね。

 

しかし現在の文明の利器。

『LINE』のおかげで映画トークをすることでちょっとは寂しさも紛れます。

 

ある女性と映画についてのトークとなり、

彼女が何かスカッとする映画でおススメはないかと聞いてきたので、

何故か、

プライベート・ベンジャミン』って作品があるよっておススメしました。

 

 

どうしてこの作品が浮かんだのかは自分でもわかりませんが、

面白い映画だったことは確かでしたね。

 

新婚初夜に夫に腹上死された、

お金持ちのお嬢様ベンジャミン。

 

自らの不運に自暴自棄となり、

甘い勧誘に誘われ軍隊へ入隊。

 

しかし入隊してみると、

甘い世界とは正反対の厳しい世界。

待っていたのは好色上官とレズビアンの鬼大尉。

 

迷彩服を着て悪戦苦闘しながら過ごす軍隊生活。

そして数か月過ごすうちにまた彼女に春がやってくる。

見た目はハンサムで上品な紳士。

二人が恋に落ちるのに時間はかからなかった。

 

が、

この男、

裏では相当ひどいプレイボーイで、

資産家の娘ベンジャミンを利用しようとしていたのだ。

そして結婚式。

痛烈で痛快なベンジャミンの反撃が始まります!

 

LINEの女性にはここまで詳しくストーリーの説明はしませんでしたが、

『スカッとする』ことは間違いないと思います。

また後で感想を聞いてみたいものです。

 

70年代後半から80年代初期にかけては、

いわゆる“女性映画”が流行しました。

男性に左右されず自ら自立していく女性を描いた作品。

ジュリア』(1977)や『結婚しない女』(1978)などが代表作かな。

ウディ・アレンも『インテリア』(1978)という女性映画を作っているし、

大儀で言えば『グッバイ・ガール』や、バレエを舞台にした『愛と喝采の日々』(1977)なんかも入るかもしれない。

 

 

この作品もそんな女性映画の中に含まれるのではないかと思う。

両親に甘やかされて育った世間知らずの娘が、

初めて自らの意思で未来を歩もうとする物語ですからね。

 

アメリカ映画お得意の軍隊喜劇で、

ギャグが泥臭く笑えないところもあったりするのですが、

自ら製作総指揮まで買って出た主演のゴールディー・ホーンの魅力が、

そのマイナスな部分を吹きとばしてくれます。

 

しかし、

結婚初夜に旦那に腹上死されて、

最後の言葉が、

「I'm Comming...」って、

際どすぎるギャグですね。