ジル・クレーバーグが亡くなられました。
結構好きな女優さんでしたので、ショックです。
まだ66歳だったということで、白血病だったそうです。
そこで、今日のレビューは追悼の意味をこめて、
1978年度(米)
ポール・マザースキー監督作品。
『結婚しない女』
をアップしてみようと思います。
1970年代後半のニューヨーク。
(といっても現代ですよ^^)
軽快な音楽が流れる中、マーティンと16年間の結婚生活を暮らしているエリカ(ジル・クレイバーグ)や娘のヘレン、彼女の友人たちの日常風景が繰り広げられる。
そんなある日、エリカは突然夫のマーティンから自分の不倫を告げられ泣きながら離婚を迫られる。
ショックを受けたエリカはマーティンとの離婚を決意し、娘のヘレンと共に生きていくことにするが、やっぱり離婚は彼女の心に大きな傷を残した。
彼女は医師に悩みを打ち明けて相談するが、傷を癒すためには他の男と遊ぶべきだと言われる。
女性の精神科医にはもっと飛び回るべきと言われた彼女は、画廊の主人と関係を持ったりする。
そして抽象画家ソールと出会い、彼女は幸せを感じるようになる。
その間、別れた夫が女に捨てられたので復縁したいなどと言い寄ってくるが、彼女はきっぱりと断る(当たり前ですよね)。
ソールはエリカに対しての思いが募っていき、娘と一緒にバーモントに行かないかとエリカを誘うが・・・
ポール・マザースキー監督といえば、「ハリーとトント」という傑作を作った監督で、細かい生活描写や情景描写がすばらしい監督ですが、この作品ではジル・クレイバーグの個性を生かした都会的な演出で、このころたくさん作られた「新しい女性映画」などとは一線を画していました。
ジルも好演で、この年アカデミー主演女優賞ノミネート。カンヌ映画祭主演女優賞を受賞しています。
彼女の最高の演技だったと思います。
安らかに・・・あなたの溌剌とした姿は永遠に銀幕の中に残っています。
がちゃん。
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