#80年代青春シネマを語ろう~ビジョン・クエスト青春の賭け(1985) | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

ジェーン・ドゥさんの『80年代青春シネマを語ろう』にまた参加させていただきます。

 

 

 

私にとって80年代青春映画と言えばこちらも忘れられませんね。

ビジョン・クエスト青春の賭け

 

詳しいレビューはこちらも見てね

 

レスリングに青春を燃やす高校生。

一番強い相手と戦いたいがために体重を2クラスも落としてその王者に挑む。

 

コーチはそんな無茶なチャレンジには大反対。

チームの主将もそんな彼の挑戦はスタンドプレーでチームの和を乱すことになると対立する。

 

そんな中現れる美しい年上の女性。

次第に彼女に惹かれていくのだが、

憧れに近い恋愛とトレーニングを両立させるのは至難の技。

彼女の周りにいる男性たちとの関係が気になって練習にも身が入らない。

 

彼も普通の高校生。

両親の不仲や肉親の死など、

様々な小不孝が訪れる。

 

実は彼は童貞なのだが、

セックスに焦る男の子の気持ちがとても素直に描かれていて微笑ましい。

そして、女性が良識ある人で、

そんな気持ちを弄ぶこともなく正しい恋愛観を教えてあげるシーンが心に残っています。

 

とにかくヤレればいいと考えがちなこの年頃の少年たちは、

きっとハッとしたことでしょう。

主人公が(溜まってしまって)鼻血を出してしまったシーンは笑っちゃいましたけどね。

 

劇中に流れる、

マドンナが歌う「Crazy For You」がとても爽やかで印象的。

 

 

作品としての見せ場であるクライマックスのレスリングの試合シーンも、

思わず手に汗握るほどよくできています。

 

主演のマシュー・モディーンの役作りも見事で、

筋肉のつけ方は本当のレスリング選手に見えました。

大好きな作品です。

 

この時期のマシュー・モディーンは乗ってましたね。

彼の主演作品だけで特集が組めてしまいそうです。

 

ビジョン・クエスト青春の賭け(1985)Vision Quest

ハロルド・ベッカー監督 106分