ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ(1997)~メディアを使えば戦争も作れる | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

緊迫するウクライナ情勢。

各国家は情報戦に必死です。

 

垂れ流さられるメディアの情報。

そこにどんな演出が加えられているのか、

必ずしも真実ばかり報道されているわけではない。

 

メディアを使えばいかなる情報操作も簡単にできるのだろうと思っています。

メディアを牛耳る巨大権力の前に私を含め庶民は真実を知ることができない。

 

真実は、

人間は強烈な破壊力を持つ爆弾というものに耐えうるものではないということ。

被弾すれば死ぬということ。

 

それぞれに正義があり敵があるだろう。

そんなことはどうでもいい。

ただ、人殺しは許せない。

どちらかが、誰かが先導して人殺しを誘導しているならば、

許せない。

 

クリントン元大統領のスキャンダル事件をヒントに作られたというブラックコメディ、

『ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ』(1997)では、

メディアが戦争まで演出しています。

 

レビューです

↓ ↓ ↓

 

『レインマン』(1988)のバリー・レビンソン監督が、

ロバート・デ・ニーロとダスティン・ホフマンを主演に迎えた本作は、

キューブリック監督の『博士の異常な愛情』(1964)並みの苦みがある作品です。

 

 

世論を誘導する演出家であるメディア。

今、彼らが良心を持っていることを祈ります。

我々世間も、

メディアが絶対正義だという幻想を抱かないこと・・・