2010年 | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます


あの時の映画日記
「勇気があるな」

2001年宇宙の旅 ”の続編が制作されるというニュースを、映画雑誌で読んだ時の最初の感想でした。

それも、another storyなどではなく、きちんとした続編。

ヘタをすると、世間から非難轟々の非難を受けるかもしれない企画に乗り出したスタッフに拍手をした。


が、前作の大ファンだった僕は、一抹の不安を隠すことができなかった。


1985年(米)

ピーター・ハイアムズ監督作品

『2010年』 原題:2010


前作「2001年宇宙の旅 」で、

宇宙船ディスカバリー号と、反乱を起こしたコンピューターHAL-9000はたくさんの謎を残した。

そしてボーマン船長は”スター・チャイルド”になった。


そして2010年。

木星で連絡を絶ったディスカバリー号の計画責任者のフロイド博士と、HALコンピューターの生みの親チャンドラ博士、そしてエンジニアのカーノウの3人は、ソビエトの宇宙船レオーノフ号で、

ディスカバリー号へ向かった。


ディスカバリー号に乗り移ることに成功した彼らは、

前作で反乱を起こしたため、機能を強制停止させられたコンピューター、

”HAL-9000”の再起動に成功する。


そんな中地球では、スターチャイルドになったボーマン船長が、

いろんな年齢となって、妻や母親のもとを訪れる。


やがてボーマン船長はコンピューターHALを通じてクルーたちにメッセージを送る。

「素晴らしいことが起ころうとしている。

あなたたちは2日のうちにここを離れなければいけない」・・・と


宇宙での友好関係とはうらはらに、

地球上では米ソの緊張が、最高潮に達していた。

一触即発の危機・・・


前作ではあれだけ無機質だった作品が、とても人間チックになってます。

そして、前作の謎をとても丁寧に解いていってくれます。

この丁寧で、わかりやすくなったのが賛否両論をよびました。


単独の作品としてみれば、大変面白い。

でも、どうしても前作と比べられてしまうのは宿命ですね。


それでも、ピーター・ハイアムズ監督は殊勲賞ですよ。

「カプリコン1」でみせてくれたサスペンスタッチが、今作でも活きています。

ラストシーンも決まってました。


まだ未見の方は、先に「2001年宇宙の旅」を観て、

頭の中を「???」にしてから、

本作を観たらより楽しめるかも・・・です。


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