この作品をレビューするのは少し恐ろしいです。
なにしろコアなファンの知識や教養は私が足元にも及ぶものではないからです。
しかし、大好きな作品としてレビューすることにしました。
でも、具体的には書けないですよね、映画の性質上ね。
シネラマの大画面で観ることができて本当に幸せだった作品。
１９６８年度（米）
スタンリー・キューブリック監督作品。
『２００１年宇宙の旅』
映画は輪廻的展開を見せていきます。
「人類の夜明け」
まだ人間がヒトザルだったころ。
ヒトザルたちは群れて暮らしていた。
奇声を発し、原始的な暴力で縄張りを守りながら生活していた。
ある日、黒いモノリスがヒトザルたちの前に現われる。
あるヒトザルのグループが恐る恐るその巨大なモノリスに触れる。
何かが変わった。
長い時間がたち、人類は月へ向かう。
旅客用の宇宙船だから、旅も快適。
科学者達が月で会議をしている。
月にあるモノリスが木星に強烈な電波を発していた。
科学者達は木星に宇宙船ディスカバリー号で宇宙飛行士たちを調査に向かわせる。
木星に向かう途中、宇宙船をコントロールする最新鋭のコンピューターＨＡＬ－9000が異常を起こす。
異常というより反乱かもしれない。
ボーマン船長はＨＡＬ-9000コンピューターを破壊した。
果てしなく続く宇宙空間。
やがてモノリスが、ディスカバリー号を誘導するように現われる。
スターゲートを通過するボーマン船長。
そしてボーマンの前にモノリスが現われる。
体験してみてください。
この素晴らしいイマジネーションの旅を。
これ以上ストーリーを記述することは出来ません。
コッポラ監督の「地獄の黙示録」が、人間の死への究極の旅だったのに対し、
この作品は「生命」への究極の旅だと考えています。
大好きな作品です。
ある意味、この作品を超える映画はこの後現われる事はないのではないかと考えます。
これだけ無機質な作品だったのに、続編である「２０１０年」はクサイほど人間チックな作品に仕上がってしまいました。
これは良かったのか悪かったのか・・・
「２０１０年」に関しては、またいつか。
がちゃん
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