間違えない決算書(6)-借入金 | 起業・創業支援-東京都の公認会計士・税理士@渋谷区・新宿区

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決算書の間違いを見つけるためには、貸借対照表をチェックしようの巻、第6弾です。

今回は「借入金です。


借入金というのは、その名の通り、会社がお金を誰かから借りている、ということです。



チェックは簡単。


まずは、貸借対照表と、借入金の勘定科目内訳明細書を準備してください。

(会計事務所に作成を依頼している場合には、青い表紙の紙の束の中程に挟まっていると思います。)


そして、


自分が借りたお金と同じ金額が借入金の内訳明細書に計上されているか


を見ればOKです。


例えば、銀行から300万円借りた。

すでに、元本部分を100万円返済した。


という場合には、内訳明細書には300万円-100万円=200万円が載っていれば大丈夫です。


以上。




・・・、で終わればいいのですが、世の中の大半の中小企業では、これだけで残高が合うことは、ほとんどありません。


なぜなら、「あなたが意識していない借入」があるからです。


それを、業界用語では「代表者借入金」と呼びます。


そうです。

代表者である、あなたから、お金を借りている会社が多いのです。


もっとも「あなたが、会社に100万円貸します」なんて、明確に契約を結んでいることは、ほとんどないはずです。


にもかかわらず、会社は、あなたからお金を借りているのです。


どういう状況でお金を借りることになるのか、というと、

  • 電気屋に行って、会社のパソコンを買ったが、精算を受けていない
  • 給料の支払いを受けるはずだったが、資金繰りの都合がつかないので受け取らなかった
  • 月末の支払い時に会社のお金がなかったので、自分の口座からお金を移して支払った
等々、様々な理由で、都度都度、会社は、あなたからお金を借りてしまっているのです。



このように、代表者借入金は、自分が意識していない借入金です。

ですから、期末時点で、代表者借入金がいくらになるべきか?というのは、誰にもわかりません。


銀行借入なら、銀行に聞けば、正しい残高を教えてくれます。

でも、代表者借入については、正しい残高は、誰にもわからないことがほとんどです。


結局、代表者借入金については、残念ながら検証する術はありません。


ですので、借入金については、
代表者借入金以外の借入金だけは、しっかり合わせてください。

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