間違えない決算書(2)-売掛金 | 起業・創業支援-東京都の公認会計士・税理士@渋谷区・新宿区

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決算書の間違いを見つけるためには、貸借対照表をチェックしようの巻、第2弾です。


今回は「売掛金」です。


まず、最初に基礎知識。


次の2つの両方の条件を満たすものが売掛金として計上されます。

  • 決算日までに納品済み、または、サービス提供済み
  • 決算日より後に入金

3月決算の場合なら、
  • 3月31日までに納品済み、または、サービス提供済み
  • 4月1日以降に入金
のものが、売掛金に計上されます。


で、売掛金のチェックポイントは、ずばり、計上もれがないかどうかです。


取引件数が少なくて、細かいチェックができる場合には、
3月までに出荷した納品書や請求書の控の中から、
4月以降に入金されるものを見つけて、
それらが、もれなく売掛金として計上されているかを確かめてください。

これで、売掛金の計上誤りはなくなります。



あるいは、もっと、大ざっぱに見るのならば、締めと入金のタイミングに着目するのもいいでしょう。


例えば、取引先の全ての会社が、月末締め翌月末入金の場合なら、

3月分の売上≒売掛金

となるはずです。


なぜなら、

2月までの売上 → 3月までに入金 → 売掛金でない(入金が3月までにあるから)
3月の売上 → 4月に入金 → 売掛金になる
4月の売上 → そもそも売掛金でない(納品が4月以降だから)

という関係になるからです。

言い換えれば、大体1ヶ月分の月商が売掛金に計上されていれば、大きな間違いはないということです。



同じように、

(i)月末締め翌々月10日入金の場合
2月分の売上+3月分の売上≒売掛金

(ii)月末締め翌々月末日入金の場合
2月分の売上+3月分の売上≒売掛金 (要するに(i)と同じ結果になります)

(iii)月末締め翌々々月末日入金の場合
1月分の売上+2月分の売上+3月分の売上≒売掛金


という感じになります。


実際には、入金タイミングは取引先により違うと思います。

その場合には、平均的にどれくらいのタイミングで入金されるか?を考えてチェックをすれば、売掛金の残高が大きく間違うことはないでしょう。


こういう、大ざっぱなチェックは、会社のことを深く知っている人にしかできないチェックです。

会計事務所に依頼している場合でも、「頼りないな」と感じられる場合には、社長自らチェックしたほうが無難ですよ。

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