2023年に放送されたドラマ10本を個人的に選んでみましたので、発表していきます。

とても長いですが、お時間のある方はぜひ!

 

10位 だが、情熱はある(日テレ/日22/冬ドラマ)
出演:髙橋海人、森本慎太郎、戸塚純貴、富田望生、藤井隆、坂井真紀、薬師丸ひろ子
脚本:今井太郎さんのオリジナル
オードリー若林さんと南海キャンディーズ山里さんの半生を描いた作品。

学生時代から売れない迷走時代、そしてM-1での大躍進から、たりない2人のライブまで、
時間をかけて、2人の半生が描かれてました。
それぞれのコンビを演じた4人の演技がとても素晴らしかったのと、
M-1の漫才の再現シーンは、本当によく研究されていて、忠実に再現されてました。
若林さんと山里さんをイケメンが演じるんかーい!と始まる前は突っ込んでましたが、
途中から森本さん演じるやまちゃんが、本物にしか見えなくなってきてました。

お笑いの世界の表と裏、夢を目指した若者の光と影を描いた作品です。
https://www.ntv.co.jp/daga-jyounetsu/



9位 パリピ孔明(フジ/水22/秋ドラマ)
出演:向井理、上白石萌歌、宮世琉弥、森山未來
原作:漫画「パリピ孔明」原作:四葉夕卜、漫画:小川亮
向井理さん演じる天才軍師の諸葛孔明が、
なぜか現代にタイプスリップして、自分がほれ込んだ歌手の卵を、
スーパースターするために、その知略で数々の奇跡を起こしていくストーリー。

三国志を読んで諸葛孔明のことをもっと知ってたら、もっと面白く見れたんだろうなぁとは思いつつ、
その知略で起こす奇跡を楽しく見れました。
タイムスリップしていきなりスマホを使い始める、シェイカーが上手に振れる等、
壁に挟まる諸葛孔明など、コメディ要素もたっぷりあり。
孔明演じる向井理さんと、三国志大好きなクラブのオーナー小林演じる森山未來さんが魅力的でした。

その小林の過去が描かれた第8話が、涙必至の感動的なお話で、
全話通じて、比較的コメディとして見てたのに、涙腺ぶち抜かれました。


何も考えずにコメディとして楽しみたい作品です。(8話以外は)
https://www.fujitv.co.jp/paripikoumei/



8位 ブラッシュアップライフ(日テレ/日22/冬ドラマ)
出演:安藤サクラ、夏帆、木南晴夏、水川あさみ、松坂桃李、黒木華
脚本:バカリズムさん(架空OL日記、素敵な選TAXI)
安藤サクラさん演じる近藤麻美(あーちん)が事故に遭い、命を落としてしまう。
来世でオオアリクイになることを知り、徳が足りなかったことを知る。
もう1度、0歳から、徳を積む人生を目指すというところから始まるストーリー。

世界観、ギャグ要素、パラレル感、全てがバカリズムワールド全開でした。
知識がある中で0歳から始まる苦痛、1人思い悩むあーちんの心の声
徳を積んだせいで仲良くなれなかった友達、
自分以外のやり直している人の登場
何周もする人生ですが、どの周も飽きることなく、刺激的に見れました。

3周目のテレビ局の話が、バカリズムっぽくて良かったです。

やり直しを1周する度に、こちらも下層行きの螺旋階段を1周降りているような、
気付くと深いところに連れて行かれてく作品です。
https://www.ntv.co.jp/brushup-life/



7位 日曜の夜ぐらいは…(テレ朝/日22/春ドラマ)
出演:清野菜名、岸井ゆきの、生見愛瑠、岡山天音、和久井映見、宮本信子
脚本:岡田惠和(ex:ちゅらさん、ひよっこ、にじいろカルテ、姉ちゃんの恋人、最後から二番目の恋)のオリジナル
大好きな脚本家岡田さん執筆で、テレ朝日曜夜のドラマ新設枠。
人生にあまり期待をしていない20代女性3人組が、ラジオ番組イベントで出会い、意気投合し、
未来に期待をして、前を向いて生きていくまでを描いた作品。

岡田さん独特の優しさを切り取ったような台詞が多く、
登場人物それぞれが優しく愛の溢れた方々でした。
特に、岡山天音さん演じる市川みねの優しさ、宮本信子さん演じる樋口富士子の強さにとても惹かれました。

忙しい毎日の中で、そっと優しい世界に触れ、温かい心にしてくれる作品です。

気になった台詞
「毎日楽しいなって思えることが一番の復讐。やっつけよう、過去」
「大切な人を苦しめる人は敵とみなします。すいません、心が狭くて。全ての人が守れるとは思えないので、大切な人だけ守ろうと思います」
「今、2023年、令和5年にこの世界に生きている人は、みんな、傷だらけで戦ってる戦士みたいなものだと私は思う。全ての戦士たちの心に休息を。せめて、日曜の夜ぐらいは、みんなが一度深呼吸出来ますように」

https://www.asahi.co.jp/drama_22_abctv/


6位 下剋上球児(TBS/日21/秋ドラマ)
出演:鈴木亮平、黒木華、小日向文世、井川遥
脚本:奥寺佐登子(ex:わたし定時で帰ります、最愛、リバース)
TBSの最強タッグ、塚原あゆ子演出家と新井順子プロデューサーが挑んだスポーツもの。

稼働部員1名の弱小野球部が、元高校球児の監督と一緒に甲子園出場を目指すストーリー。
よくある、いわゆる努力・根性というよりも、
選手とその選手たちに携わる大人達の感情に寄り添うドラマでした、
また試合のシーンはテレビ中継並に丁寧に描いた、臨場感のあるシーンが印象的でした。
困難を乗り越え試合で活躍をする生徒達を見て、涙が止まりませんでした。
生徒達、大人達のバックボーンを丁寧に描いてくれたから、試合で涙腺爆発したんだと思います。

スポーツを頑張る若者の裏側を見せてくれて、応援したくなる作品です。
https://www.tbs.co.jp/gekokujo_kyuji_tbs/


5位 VIVANT(TBS/日21/夏ドラマ)
出演:堺雅人、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、小日向文世、檀れい、竜星涼、二宮和也、役所広司
原作:福澤克雄の書下ろし
数々の名作を残してきた福澤克維監督の集大成で、
かなりの製作費をかけて、ドラマ界に一石を投じた作品。
まずはキャストが過去の日曜劇場の名作の主役を務めた方が多数出演。
堺雅人さん→半沢直樹
阿部寛さん→下町ロケット、ドラゴン桜
二宮和也さん→ブラックペアン
役所広司さん→陸王
そんな超豪華なキャスト陣だけでなく、壮大な砂漠シーンを含んだモンゴルロケ、そして二転三転四転五転…する展開に、
VIVANT旋風が巻き起こりましたね。

前半のオドオドした感じの間抜けっぽい乃木(堺雅人さん)に完全に騙されましたし、
堺さんの演技は今作も凄かったです。

ここから上位の作品は、台詞に惹かれたものが多いのですが、
乗り込んだら最後、いきなりトップスピードになり、回転され、ねじられ、頂上まで登ってまた急落下させられ、
気付いたら全然違うところに連れていかれてる、片道ジェットコースターみたいな作品です。
https://www.tbs.co.jp/VIVANT_tbs/


4位 転職の魔王様(フジ/月22/夏ドラマ)
出演:成田凌、小芝風花、山口紗弥加、石田ゆり子
原作:小説「転職の魔王様」額賀澪
転職エージェントで働く来栖嵐(成田遼さん)と、
新人未谷千春(小芝風花さん)を訪ねてくる求職者のお話。

来栖は魔王様と言われるほど毒舌。
それとコンビを組む新人未谷は優しいがまだまだ未熟。
この2人のやり取りが魅力的。
このドラマの前のクールで放送されていた「波よ聞いてくれ」で、
小芝さん演じる鼓田ミナレとの役とのGAPに驚かされました。

転職王子の八王子(宮野真守さん)が出てきた第6話が印象的でした、

転職という人生の転機をトリガーにして、
自分や自分の生き方を見つめ直す重要さを伝えてくれたり、
「本当にやりたいことは何か」をこちらに問うてくる、そんな作品で、
僕自身も人生の転換期にある中で、また見つめ直さないといけないなと思いました。


気になった台詞
「誰かに決められた正解はあなたの正解じゃない。自分の意思で決めてください」
「人が喜んでくれることや望むことをするのではなく、自分の本音や望みを知ることのほうがずっと大事です」
「自分が担当する求職者にその人が全力で考え抜いた最善の選択をして欲しいと思っています」
「人は合わない仕事をしていると、肉体的にも精神的にも殺されるんです」
「夢が見つかったなら、後は覚悟を決めるだけじゃないですか?」
「たった1度や2度雨が降ったくらいで、向かい風を浴びたくらいで、明日の晴れを信じないなんて笑わせないでください。君にはまだ、できることがあるはずです」
「人生には正解なんかなくて、答えを出したら、後は残りの人生をかけて、それを正解にしていくんじゃないかって」
「夢を諦めろとは言いません。ただ夢の形は変わることもある。もう1度、今の自分を見つめ直してみてください。今の自分が何に打ち込み、何に喜び、何を大事にしているのか」

https://www.ktv.jp/tenshokumao/


3位 波よ聞いてくれ(テレ朝/金23/夏ドラマ)
出演:小芝風花、片寄涼太、原菜乃華、平野綾、北村一輝
原作:漫画「波よ聞いてくれ」沙村広明

スープカレー屋で働く鼓田ミナレがひょんなことから地方ラジオ局の
深夜ラジオパーソナリティーになり、奮闘するストーリー。

このドラマは小芝風花さん演じるミナレが魅力的でした。
今までは比較的おとなしめな役を演じることが多かった小芝さん(前述の「転職の魔王様」の未谷さんもそうでした)が、
それまでとは180度違ったキャラクターを演じられており、
喜怒哀楽が豊か過ぎる表情や、長台詞を早口でまくしたてる台詞等、本当に凄かったです。
あまりドラマでキャラクターに思い入れることは少ないのですが、
この鼓田ミナレというキャラクターは、本当に好きになりました。
今年のキャラ1位です。

震災が発生して、ミナレが深夜ぶっ通しでしゃべり続ける最終回が最高でした。

また、主題歌のマカロニえんぴつの「愛の波」の前奏が、
ラジオ番組のジングルっぽくて流れる度にテンションが上がってきました。

色々もやもやした時に、ミナレの暴走に乗っかってスカッとする、
そしてそんなミナレをいつの間にか応援してしまう、そんな作品です。
https://www.tv-asahi.co.jp/namiyo/



2位 いちばんすきな花(フジ/木22/秋ドラマ)
出演:多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠、仲野太賀、田中麗奈
脚本:生方美久(ex:silent)のオリジナル
「男女の間に友情は成立するのか」をテーマに、
2人組が苦手な4人の男女が紡ぎ出す「友情」と「恋愛」、
そしてそこで生まれるそのどちらとも違う「感情」を描いた作品。

日常の些細な気付き、違和感、感情を台詞に落とし込んだ、会話劇。
自分の中の言葉になってなかった感情も、脚本家生方さんに言語化してもらった感じでした。

多部未華子さん、松下洸平さんの演技が良かったのはもちろんですが、
夜々(今田美桜さん)が言いたい言葉を飲み込んだ時の、憂いや悲しみを帯びた笑顔が印象的でした。

男女4人組のドラマで思いだすのが生方さんも大好きな坂元裕二さんの「カルテット」(2017年)
前半で1人1人がフィーチャーされ、
後半にキーパーソンが登場し(カルテット→真紀の旦那の幹生、今作→全員とつながってた志木美鳥)、
それを経て、4人の今後が描かれていくという共通点がありました。

何も知らない状態で4人の共同生活が始まり少しずつ嘘と本当が明らかになっていく「カルテット」と、
少しずつお互いの感情を開いて、思いを共有し、少しばかりの共同生活をした「いちばん好きな花」
上手くまとめれませんが、どちらも秀逸過ぎる会話が真ん中にあることで、
登場人物や登場人物同士の関係が丁寧に描かれた作品だったなと思います。

また少し忘れたころに、自分の心を言語化してもらうために見たい作品です。

気になった台詞
「自分が期待されて負けたことで、みんなが感動してるってどれだけ辛いだろうって」
「同じもの見たからって、みんな同じ感情になってたら気持ち悪いですよ」
「みんなのいい人にはなれるのに、誰か一人の1番好きな人にはなれなくて」
「何で格下みたいな言い方するんだろ。恋人の方が上で、友達が下みたいな」

 

https://www.fujitv.co.jp/ichibansukina_hana/chart/


1位 最高の教師 1年後私は生徒に■された(日テレ/土22/夏ドラマ)
出演:松岡茉優、芦田愛菜、松下洸平、加藤清史郎、吉田羊、サーヤ、荒川良々
脚本:ツバキマサタカさんのオリジナル。
(ツバキマサタカさんが誰なのかというのが明らかになってないのですが、ここでは割愛)
卒業式の日、「担任生徒の誰か」に突き落とされた教師が1年前の始業式の日に時を遡ったことから、
自分を殺害する「30人の容疑者」である生徒たちと向き合い、再教育する物語。

九条先生(松岡茉優さん)を誰が殺したのかという考察ものではありながら、
1話1話の九条先生が生徒に語り掛ける言葉や生徒達が放つ言葉達が秀逸な作品。
過ごしていく中で大切にしないといけない言葉達がバシバシ出てきて、
心にぐさぐさ刺さってきました。
脚本の秀逸さと共に、松岡茉優さん、芦田愛菜さん、
そして生徒を演じた若い役者の方々の演技も素晴らしかったです。
クラスのいじめっこに立ち向かった第3話、瑞奈ニカ(詩羽さん)の歌も痺れた学園祭の第5話、
教頭(荒川良々さん)が奮い立った第7話が特に良かったです。

言葉という石を何石もこちらの耳に投じ、
今、自分が正しく生きているか、他人を想って過ごしていけてるか、を考え直させてくれる作品です。

気になった台詞
「優しいから人と気持ちを想像する。自分の立場を想像し、嫌なことも我慢する。なぜそんな優しい人ばかりが損をかぶる世界で日々を過ごさなければならないんでしょうか。優しい人こそもっとこの世界をたやすく考えるべきだと」
「あいつらと仲良くしたいと思ってるのか?もしそう思ってないなら傷つく必要なんてない。その輪に戻る必要もない。泣きながらあいつらの自由を守る必要なんてない。私は何があってもあんたの友達だから、惨めな顔すんのは今すぐやめろ」
「僕たちをちゃんとハブって欲しいんだ」
「好きって表に出すことは、勇気だと思うから」
「未来がどうなるか分からないけど、自分の未来のために、大切なことを知らないふりをした自分を、俺は、今許せる気がしないから」
「誰かが何かに瀕する状況が見えた時、そんな訳ないより、そうかも知れない、で動くべきだって」
「そんなつもりじゃない、その言葉が、その行動が、どれだけ相手の心に積もっていくのか」

 

https://www.ntv.co.jp/saikyo/


ドラマ賞年間版
主演男優賞:堺雅人(VIVANT)/次点 向井理(パリピ孔明)
主演女優賞:小芝風花(波よ聞いてくれ)/次点 松岡茉優(最高の教師)
助演男優賞:阿部寛(VIVANT)/次点 森山未來(パリピ孔明)
助演女優賞:浜辺美波(らんまん)/次点 芦田愛菜(最高の教師)
脚本賞:ツバキマサタカ(最高の教師)/次点 生方美久(いちばんすきな花)
若手賞:詩羽(最高の教師)/兵頭巧海(下剋上球児)
音楽賞:「愛の波」マカロニえんぴつ(波よ聞いてくれ)
よく見たで賞:松下洸平(合理的にあり得ない、最高の教師、いちばんすきな花)
       小芝風花(波よ聞いてくれ、転職の魔王様、フェルマーの料理)
企画賞:うちの弁護士は手がかかる

今年も長くなりました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
またおススメあればコメントお待ちしております!

2022年個人的ドラマ10選 | hajimetachibanaのブログ (ameblo.jp)
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2020年 個人的ドラマ10選 | hajimetachibanaのブログ (ameblo.jp)
2018年 個人的ドラマ10選 | hajimetachibanaのブログ (ameblo.jp)

久しぶりのGOING UNDER GROUNDのワンマンに行ってきました。

前回が2019年2月渋谷だったので、ほぼ5年振り。

CDリリース25周年の25th BEST LIVE。

5年前の日記に「また遊びに行きます」と書いた通り、

無事、遊びに行けました。

 

素生さんの言う通り、ファン投票で選ばれたセットリストなので、

セトリは間違いないわけで。

5年前も本当にメンバーが楽しそうにライブをやるなぁと思いましたが、

今回も相変わらず楽しそうにライブをやるなぁと思いました。

 

ハートビートのサビで泣き、

グラフティーのメロで泣き、

センチメンタル・エキスプレスの前奏で泣き(やっぱり洋一さんのドラを思い出して)、

パスポートのサビで泣き、

と涙づくしのライブでした。

 

個人的に、5年前に渋谷で見た時は、

まだ東京で会社員をしていた時でした。

それから5年が経ち、会社を辞め、地元に帰ってきて、今は居酒屋勤務。

5年前に出ていたお腹は、今では少しすっきりし、

前回からも歳月が経ったんだなぁと思いましたし、

25年前からすると、考えられない道を転がっているなぁと、

彼らの音楽を聴きながら、改めて感じました。

 

そして今回何よりも印象に残ったのは、タッシ合唱団。

20年前くらいのHOMEが出た時のライブで、

タッシ合唱団が結成されてて、お客さんが数人ステージに上がってたんじゃないかなぁ

という記憶がぎりぎりありました。

まだ若くて、顔のつらも薄かった僕は、勇気も出せずステージに上がることも出来ず。

そんな中、アンコールの2曲目でタッシが演奏され、

みんなでサビを合唱していると、

素生さんの口から、「タッシ合唱団」やっちゃいますか、と!

これはチャンスと思って、しつこく手を挙げていたら、お呼びいただきまして!

ゴーイングの皆様とステージ共にしてきちゃいました。

さすがにこの瞬間ばかりはテンション上がりきっちゃってまして、

当時を思い出すとかどうとかじゃなく、

純粋にステージ上の景色と音楽を楽しませていただきました。

右前に素生さんがいて、その奥にいっさんがいて、左前になかざがいて、

ものすごい景色でした。

 

アンコールラストは東京で、

ずっと音楽をやるぞというメッセージがこもったこの歌詞が心に刺さりました。

「大好きな音楽をフルボリュームで」

「僕らの音楽を大きな声で」



青春を呼び戻してくれて、この瞬間も楽しませてくれて、

これから先もGOING UNDER GROUNDを、そして音楽を愛でていこうと思わせてくれる、

過去、今、未来をつなげてくれるそんなライブ。

そんな彼らとバンドをやりに、また遊びに行きます。

 

 

 

 

 

5年前のライブの日記はこちらです!



 

2022年に放送された個人的なドラマ10本を選んでみましたので、発表していきます。

とても長いですが、お時間のある方はぜひ!

 

10位
霊媒探偵・城塚翡翠/invert 城塚翡翠 倒叙集(日テレ/日22/秋ドラマ)
出演:清原果耶、小芝風花、及川光博、瀬戸康史
原作は相沢沙呼さんのミステリー小説
「invert 城塚翡翠倒叙集」
「invert Ⅱ 覗き窓ファインダーの死角」
「medium 霊媒探偵城塚翡翠」
1クールを半分にぶった切って作られた意欲作。
前半の「霊媒探偵~」は霊媒師城塚翡翠(清原果耶さん)と、推理小説作家香月史郎(瀬戸康史さん)が
タッグを組んで、霊視×論理で事件を解決していくストーリー。
後半の「invert~」はタイトルの通り倒叙モノ。
(古畑任三郎のような、犯人が殺人を犯すところが描かれ、犯人が分かった状態で、刑事や探偵が犯人を追い詰めていく)
前半は全5話を使った壮大などんでん返しが見事でしたし、
後半は女性版古畑を見てるようで、城塚さんの強いキャラクターが愉快でした。
解決編に行く前に、城塚が視聴者に話しかける演出も、古畑感がありました。
城塚翡翠自体、非常に癖のあるキャラクターなので、シリーズ化して、キャラが育っていけばいいなーと思ってます。
「霊媒探偵~」も「invert~」もタイプは違うけれど、新しい風を感じるドラマでした。
https://www.ntv.co.jp/hisui/?theme=medium


9位
しずかちゃんとパパ(NHKBS/日22/春ドラマ)
出演:吉岡里帆、笑福亭鶴瓶、中島裕翔
脚本は蛭田直美(これは経費で落ちません!、)さんのオリジナル。
舞台は父一人娘一人の父子家庭。
父は生まれながらに耳が聞こえないろう者。
父の耳代わり口代わりを務めてきた娘が、ひょんなことから出会った男性と恋に落ち、
結婚するまでの親離れ子離れのてんまつを明るく温かく描くホームコメディ。
親子の愛が溢れるストーリーで毎話毎話泣いてました。
特に第2話、小学校2年生の時のしずかちゃんの音楽会で、耳の聴こえないお父さんに向けて、
大きな手話で唄うシーン、涙出過ぎました。
https://www.nhk.jp/p/ts/KVZJ1V7MY5/



8位
初恋の悪魔(日テレ/土22/夏ドラマ)
出演:林遣都、仲野太賀、松岡茉優、柄本佑、安田顕
坂元裕二(ex:カルテット、大豆田とわ子と三人の元夫、最高の離婚)さんのオリジナル脚本。
捜査をしない部署の警察関係者4人が、独自の操作をして、真相を解明ていくミステリー。
坂元裕二さん特有の会話劇が魅力的かつ、
スリリングな展開と一癖も二癖もあるキャラクターも魅力的でした。
一話完結の前半から、摘木星砂(松岡茉優さん)の二重人格問題、
馬淵悠日(仲野太賀さん)のお兄さんの死亡事件や連続殺人事件の真相究明、
鹿浜鈴之介(林遣都さん)と星砂の恋の行方等が同時に描かれた後半。
色んな要素が複雑に絡み合った良質なドラマでした。
https://www.ntv.co.jp/hatsukoinoakuma/


7位
恋せぬふたり(NHK/月22/冬ドラマ)
出演:高橋一生、岸井ゆきの、濱正
脚本は吉田恵里香さんのオリジナルストーリー。
他者に恋愛感情も性的欲求も抱かない「アロマンティック・アセクシュアル」の男女が始めた同居生活を中心に、
その二人の生活と周りの人々の物語。
恋愛至上主義のドラマが多い中、恋をしない話を描いた意欲作。
実際に僕も、「アロマンティック」・「アセクシュアル」という言葉を今作を見て初めて知りましたし、
言葉を選ばずにいうと、とても勉強になるドラマでした。
さらに「家族」という形を考えさせられるドラマでした。
そして高橋一生さんの柔らかい演技、最高でした。
本当にどんな役をやっても魅力的です。
https://www.nhk.jp/p/ts/VWNP71QQPV/schedule/


6位
silent(フジ/木22/秋ドラマ)
出演:川口春奈、目黒蓮、鈴鹿央士、夏帆、風間俊介、篠原涼子
生方美久さん脚本のオリジナルストーリー。
生方さんが脚本家の坂本裕二さんのファンを公言している通り、
彼女の脚本も言葉や会話を大切にして書かれたドラマでした。
高校生の時に付き合っていた彼氏に突然振られ、
再会した時には、彼の耳が聴こえなくなっていて、というストーリー。
毎話、色んな人の目線で描かれていたのもユニークでした。
個人的には鈴鹿央士くんが演じた、戸川湊斗が優しすぎて泣けました。最高でした。
そしてそれを演じた鈴鹿くんもどんぴしゃの演技をされていたように思います。
4話の別れのシーン、5話の別れた後の電話のシーン最高でした。
桃野奈々(夏帆さん)の「ありがとうって使いまわしていいの?」って台詞が刺さりました。
https://www.fujitv.co.jp/silent/


5位
ミステリと言う勿れ(フジ/月21/冬ドラマ)
出演:菅田将暉、伊藤沙莉、尾上松也
原作は田村由美さんの同名小説。
大学生の久能整(菅田将暉さん)くんが、独自の目線や洞察力を使って事件を解決していくストーリー。
久能くんの発する、「当然だと思われていることをおかしいと指摘する」セリフがとても感慨深かったです。
印象的だったのは「なぜいじめられてる側、ストーカーされた側が逃げないといけないのか」。
話としては、遠藤憲一さんが1話で退場したまさかの第1話、
前述の久能くんのセリフが印象的だった第2話、
佐々木蔵之介さんの演技が光った、第8話~9話が好きでした。
https://www.fujitv.co.jp/mystery/


4位
PICU 小児集中治療室(フジ/月21/秋ドラマ)
出演:吉沢亮、安田顕、木村文乃、高杉真宙、中尾明慶、甲本雅裕、大竹しのぶ
倉光泰子(ex:アライブがん専門医のカルテ)さんのオリジナル脚本
若手小児科医である志子田武四郎がPICU(小児集中治療室)に配属され、
彼やPICUメンバーの成長と、病気に立ち向かう子供たちやその家族を描いたストーリー。
吉沢亮さんの繊細な演技が光ってました。
珍しく札幌が舞台のドラマだったので、札幌に住んでいた当時を思い出すドラマでもありました。
「心ない暴力で殴られた人が、殴られたことを謝ったら駄目じゃない」by植野先生(安田顕さん)
というセリフに泣けました。
https://www.fujitv.co.jp/PICU/


3位
石子と羽男-そんなことで訴えます?-(TBS/金22/夏ドラマ)
出演:有村架純、中村倫也、赤楚衛二、さだまさし
西田征史(ex:とと姉ちゃん、小野寺の弟・小野寺の姉)さんのオリジナル脚本
新井順子プロデューサーと、塚原あゆ子演出のTBSのゴールデンコンビのドラマ。
東大卒のパラリーガル「石子」と、高卒の弁護士「羽男」が凸凹コンビを組み、
ふたりの元にやってくる人々が抱える身近なトラブルに挑みながら、
お互いのコンプレックスに向き合い成長していく姿をコミカルに描くリーガルエンタテインメント。
殺人事件ではなく、カフェの電源を勝手に借りて訴えられた人や、
自分の家の木が隣の家まで伸びてしまって訴えられた人など、
日常にあるようなことで訴えられてしまった人を弁護助けるために動き、
解明した真実がはっとしたり、胸に刺さったりという、現代社会も風刺した良作でした。
堅物な有村架純さんと飄々とした中村倫也さんが良いコンビで、続編に期待です。
https://www.tbs.co.jp/ishikotohaneo_tbs/


2位
ファイトソング(TBS/火22/冬ドラマ)
出演:清原果耶、間宮祥太郎、菊池風磨、藤原さくら、稲森いずみ
岡田惠和(ex:最後から2番目の恋、にじいろカルテ、ひよっこ、ちゅらさん)さんのオリジナル脚本。
事故がきっかけで耳が聴こえなくなる可能性がある女の子と、
曲が書けなくなった一発屋ミュージシャンの男性の恋の物語。
そして、その女の子の周りの人の物語。
ラブストーリーなんだけれど、ヒューマンストーリー。
恋をトリガーにした、人の優しさ、繊細を描くドラマでした。
そして主人公の女の子の心の葛藤を、清原果耶さんが繊細に演じられており、
また、人の心の動きを丁寧に描かれた脚本を、
菊池風磨さん、藤原さくらさん、稲森いずみさんらの脇を固める方々が、見事に演じられていました。
病気のことを告白する第7話は涙止まりませんでした。
https://www.tbs.co.jp/fight_song_tbs2022/


1位
カムカムエブリバディ(NHK/朝の連続テレビドラマ小説)
出演:深津絵里、上白石萌音、川栄李奈、オダギリジョー、濱田岳、森山良子、
村上虹郎、世良公則、市川実日子、新川優愛、松重豊、安達祐実、本郷奏多
脚本は藤本有紀(ex:平清盛、ちりとてちん)さんのオリジナル。
大正・昭和・平成・令和の四時代をラジオ英語講座とジャズと時代劇と共に生きた、
母娘孫三代の1925年から2025年まで100年間に渡る悲喜劇を、朝ドラ史上初の3人のヒロインで繋ぎ描いた作品。
終わった時にも書きましたが、
4か月ちょっとかけて撒いていった布石を、ラスト1か月、特にラスト1週間で全部拾い上げるような、
見事な脚本で、朝ドラの常識、慣習を覆すドラマでした。
戦争と壮絶なラストを迎える安子編、平和な世で家族を作っていくるい編、
映画村で働きながら、生き方を模索するひなた編
そして、全ての布石を拾い上げたラスト1か月。
全ての真相が明かされた時は涙が止まりませんでした。
今の僕らがあるのは、過去に生きてきたたくさんの方の主人公の人生があるから、
そして未来があるのは、今の僕らそれぞれの主人公の人生があるから、
そんなことに気付かせてくれたドラマでした。
そして18歳から60歳を女性を演じきった深津絵里さんの演技は見事でした。
https://www.nhk.jp/p/comecome/ts/8PMRWK3MGZ/


ドラマ賞年間版
主演男優賞:菅田将暉(ミステリと言う勿れ)/次点中村倫也(石子と羽男)
主演女優賞:深津絵里(カムカムエブリバディ)/次点清原果耶(ファイトソング)
助演男優賞:鈴鹿央士(silent)/次点笑福亭鶴瓶(しずかちゃんとパパ)
助演女優賞:松岡茉優(初恋の悪魔)/次点稲森いずみ(ファイトソング)
脚本賞:藤本有紀(カムカムエブリバディ)
若手賞:藤原さくら(ファイトソング)
音楽賞:スタートライン/PARKS(ファイトソングの劇中の仮装バンドの曲)
企画賞:エルピス-希望、あるいは災い-

2022年は春から立ち呑み屋さんでの仕事も始まり、
慌ただしい日々だったので、ドラマもあまりゆっくり見る時間もなかったのですが、
たくさん面白いドラマが見れました。
長文読んでいただいてありがとうございました!
 

 

 

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