本日のMy 俳句[ ただ母の遺骨を胸に終戦忌 ] | 俳句でDiary ─ できるかな?

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私の俳句 萌え萌え日記

私たち日本人にとって、一年の中で最も重要な日はいつだとお思いですか? 文化的・宗教的な

意味合いで言うと、それは一月の一日だと思われます。一年の始まりの日であり正月、すなわち

”正の月”の最初の日だから。そうして、もうひとつ別な意味合いで重要な日が今日になると思う。

 

───今日の句はそのまま ↓この少女(少年ではない!)に捧げる句でもあります。

 

   小さな引揚者

   【画像引用:『在留邦人引揚げの記録』より 昭和21年奉天にて母の遺骨を抱く断髪の少女】

 

この写真が撮影されたのは八月十五日ではなく翌年になってからですが、まさに戦争の、敗戦の

 

我が国を象徴するような画像なので敢えて再掲しました。この少女の名も分っていますが、別に

 

ことさら記す必要はないでしょう。

 

 

日本の敗戦により、少女の両親は外地でコツコツと積み立ててきたものを全て失いました。

 

穏やかな暮らしも豊かさも家庭の幸福も・・・この時点で父の消息は分からず(或いは既に戦死?)

 

彼女に残されたものは、ただ胸に抱く母の遺骨ばかりであります───

 

時代と事情がほんの少し違えば、この少女は私だったかもしれないし、或いはあなたで(以下省略)

 

 

撮影地はチャイナの奉天ですが、少女はこの後無事に、母の遺骨と共に引揚げ船に乗れて日本に、

 

故国の地に帰ってこれたということだけ記しておきます。辛うじて日本には戻れたものの、家族みな

 

死に絶え遺骨のみが残される場合も相当数あったのですが、正確な数はもう・・・

 

   

  【画像引用:『親が子に残す戦争の記録』 引き取り手のない遺骨群 浦賀海外引揚所 昭和21年8月9日】 

 

いやこうして荼毘にふされ、お骨となって帰れるのならまだしも、或いは異国の原野でそのまま

 

土に還った方もどれほどの─── 。それでも難民収容所もかくやと思われる引揚げ船に乗れて、

 

船が日本の領海に入ったときの喜びは如何ほどのものだったか。焼け野原ではあっても───

 

   

   【画像引用:『在留邦人引揚げの記録』より】

 

   
  アメリカはきのこ雲を見て、戦争は終わったと思っていた。
 生き残った日本人にとって、苦しみの始まりだったのだから──


                ジョー・オダネル(長崎で”焼き場に立つ少年”を撮影した米軍カメラマン)

 

※2014.08.15 短歌 →→    忘れまじ我らが父祖の血と涙この地に滲み平和祈りをる

 

   

 

 

 

 

───今日は八月十五日。日本人にとっては最大の悲劇であり悲しみの日でもあります。

 

犠牲となり失われた多くのいのちに対して、正午には起立して黙祷そして合掌を致しましょう。

 

失われた多くのいのちを悼み、忘れないためにも───

 


   忘却は、危険と侮辱を意味する。
  死者たちを忘れることは、彼らをもう一度殺すも同じだ。 

                                           ~エリ・ヴィーゼル~

 

 

※2018.08.15 終戦忌 →→→   もの言はぬ死者の行進終戦忌

 

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こんにちは、本日の季語は終戦忌(しゅうせんき)・・・立秋も過ぎ暦の上では既に秋ですから、

季語になります。歳時記によると「終戦記念日」のサブ的な季語として捉えられることが多いようで

外には「終戦忌」「敗戦忌」「終戦日」「敗戦日」など。 「八月十五日」を季語とする場合もあります。
 

※2014.0815 八月十五日  →→   八月の十五日なり祈りの日

 

※2016.08.15 終戦忌  →→→    灯明を捧げ祈らむ終戦忌

 

※2017.0815 八月十五日  →→   八月の光と影よ十五日

 

 

日本国の全面降伏を知った暑い暑い日・・・

 

 

日本がポツダム宣言を受け止め無条件降伏をしたことが、正午の玉音放送により国民に知らさ

れた日になります。昭和二十年八月十五日。あの日を境にして日本の運命は大きく変わります。

 

※2019.08.15 終戦忌  →→   生も死も大義のもとに終戦忌

 

※2020.08.15 終戦忌 →→   永劫に晴れよとばかりに終戦忌

 

   日本の降伏 

【引用: http://www.history.com/ quit:単純に"stop"と同じ意味もあり、また"手放す"、"立ち去る"という意味も・・・】

 

歪みながら極めて不自然な形を保ったまま、それは七十六年目になった今でも───。

いや、その間なまじ戦争がなかっただけに余計に歪みが固定されてしまったかな。。。

 

 

 

 

”記念日”と呼ぶ白々しさと空しさよ・・・

 

 

もう既に何度もブログに記してはいるけれども、原爆投下の日やこの終戦の日のことを

”記念日”と呼ぶのは強烈な違和感があるのは私だけでしょうか? 何だかなあ。。。


”記念日”というキレイで無機質な呼び名にして何かをごまかし曖昧にしているというか、

いやむしろ祝福感さえ漂うような気がするのです。



おめでたいことの記念に忘れないように毎年お祝いしようね、というか───

まあ、米英を中心とする連合国にとってはハッピーな出来事ではあったでしょうが。しぶといJAPども

 

をようやくやっつけることが出来た! めでたい、めでたい、お祝いしようぜ! ピース!!

 

   peace!

   【画像引用:http://www.monumentsmen.com】

   

   ニッポン、降伏す

   【Japan surrenders →ニッポン、降伏す 画像引用:http://history.journalism.ku.edu/】

 

   810newyork

  【1945・8・10 ニューヨクにて 画像引用:http://www.japantimes.co.jp/】

 

 

資料写真はまだまだあるけれども、まあそれはさておき、戦勝国の皆さんは大喜びですよね。

 

まさしく憎らしいJAPの敗戦記念日だったのではないでしょうか? 文字通りの”記念すべき日”

 

ただし私はこうした戦勝国の個々人の方々への遺憾はありません。立場が逆であれば、私も彼らを

 

憎み、打倒すれば心から喜んだと思うからです。

 

   

    【画像引用:シカゴ・トリビューン】

 

───ん?  何をどこまで話していたっけな? えーと、まあ、そんなワケでして、私はこうした

 

悲劇的な日のことを「記念日」と呼びたくないのです。 つまらないこだわりかもしれませんが。。。

 

 

戦争に”負ける”ということは・・・

 

 

過去も現在もそして未来も戦争はなくなることは無いのでしょうが、外交の究極の形と言われて

いますよね。プロセスや大義はどうあれ、勝てば官軍負ければ賊軍。これは世界的な真理みたい

そうして、賊軍であるということは、すべてを否定されることでもある。

 

   

    【画像引用:『親が子に残す戦争の記録』 
   

武力や軍事力を奪われ否定されるだけではありません。その国の歴史と文化によって

積み重ねられてきたもの、美しいものも道徳律さえ全否定されること

 

   
   【画像引用:『親が子に残す戦争の記録』 

 

こうした墨塗りの教科書のことはお聞きになったことがあると思いますが・・・。

 

↓これはまだ塗られていないものですが、日の丸の旗さえ否定されたんですよ。

 

   

   

※2016.08.14 血まみれの地獄の果てに終戦の後には謝罪の日々延々と

 

 

◆ 安倍首相/戦後七十年談話(2015.8.14) ◆

   戦後生まれの世代が今や人口の8割を超えています。  
  あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の
  世代の
子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。
 

 

 

日本の戦後はまだ終わっていない

 

 

とても残念なことではありますが、日本の”戦後”はまだ終わってはおりません。

 

   

 

日本はいまだに敗戦国のままなんですよね。その証拠に、憲法ひとつ自分たちで変えることも

 

できず、論議さえもまともにできず、周辺の反日国の顔色をうかがうばかり。

 

いや周辺国どころか、この日本の国会議員の中にさえ(以下省略)

 

 

笑っちゃうけどさ、この国ではネ───

 

「ケンポー第九条ヲ守レ!」と叫ぶだけでメシが喰えるんですぜ? 

 

平和・・・なんでしょうかね、そんな思考停止状態が───

 

キュージョー、キュウジョー!と叫んでいるうちに、逆に戦争に引きずり込まれる可能性も・・・??

 

 
 
 

 

 

 

最後に・・・

 

 

毎年、八月十五日といえば、やりきれないほど空は青く澄む署い日がお約束でしたのに、今年は

 

ここ数日というものは、思わぬほどの、災害レベルの大雨に見舞われてしまいました。

 

あなたのお住まいの地域は大丈夫でしょうか? くれぐれもお気をつけ下さいね───

 

   

 

 

オリンピックも終了して、その反動のように武漢チャイナ・ウィルスである新型コロナの感染者も

 

増えて来ています。これはもう予測どおりでしょうが、少しでも災いを少なくするためにも今はただ

 

身を慎むしかありませんよね。 辛いけれども───

 

 

八月十五日は祈りと鎮魂の日でもあります、今日は特にそんな気持ちでお過ごし下さいませ。

 

それでは今日はこれで・・・最後までお読み頂きありがとうございました。