羽黒神社宮司のブログ -1485ページ目

げんぞまいり

「げんぞまいり」って聞きなれない言葉だと思います。

能登全域で、結婚後に氏神様に参拝する「結婚奉告祭」のことで、
「見参まいり」が語源といわれています。
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明治の初めころまでは、その年の春祭りに氏子内で結婚されたお嫁さんにもう一度花嫁衣装を着てもらい、馬にのせて旦那さんが手綱をひいて氏神様に詣でたそうです。
「氏子入り」とともに集落の一員として認めてもらう儀式でもあったようです。

ちなみに婿入りの場合は、その年の秋祭りに羽織はかま姿で、幣(ぬさ)のついた榊(さかき)を持って渡御(とぎょ)が終わるまでお神輿の前導(ぜんどう)をつとめます。
これは現在でも行われています。

本日は大安の日曜日でしたので、午前中に「自動車のお祓い」をご奉仕し、終わって10時から羽黒神社の氏子総会に出席し、午後から兼務社の「氏子さんのげんぞまいり」をご奉仕いたしました。
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ご家族をはじめ、お嫁さんの実家のご両親もお揃いでご参拝です。
氏神様の春祭りにはお仕事の都合で参列出来ないとのことで、羽黒神社でご参拝、氏神様を遥拝いたしました。
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これからは氏子の一員として家風になじんでいただきたいものです。

午前中の氏子総会では年間の決算報告、予算審議のほか、長年の懸案事項でありました参道の修繕を決定いたしました。
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すごい痛みようでしょう?
数年前から話題にはなっていたんですが、斎館トイレの補修やら大幟ポールの建て替えやらほかにやることが多すぎてのびのびになっていたのですが、本日ようやく修繕する方向で可決いたしました。

御影石でやりなおし(!)
見積価格百〇十万円・・・これから氏子均等に浄財を集めて、秋季祭までに完成させるそうです。
(ホッ・・・ですが、タイヘンそう)

今日は県知事選挙投票日ですが、空いた時間に投票も済ませましたし、
夕方からもう一か所、総代会があります。
こちらは懇親会付き・・・(連チャンや~)

雅楽 練習再開!

先週から正院町雅楽会の定例練習を再開しております。
毎週木曜日の夕方7時より、羽黒神社斎館です。

動画は平成19年9月24日、珠洲市文化会館「ラポルトすず」で行われた演奏会で、当羽黒神社の正院町雅楽会と珠洲市大谷町で活動中の大谷雅楽会との合同演奏です。

曲は平調(ひょうじょう)音取(ねとり)に続いて平調の越殿楽(えてんらく)です。

音取はこれから演奏する曲の調子を合わせる短い曲で(ナント!)わが長女(当時中1)が龍笛を吹いております。
越殿楽はよく神前結婚式の三三九度などに用いられる曲で、最近小学校の音楽の教科書でも「越殿楽今様(いまよう)」として紹介されていますの聞いたことがある方も多いと思います。
また、民謡「黒田節」や神楽「豊栄の舞」などはこの曲を編曲して作られたことでも有名です。
(ちなみに能登の「乙女舞」や加賀の「里神楽」なんかも越殿楽が基調のローカル舞です)

この時、私は鞨鼓(かっこ)をたたいておりまして、司会・説明を兼ねております。

今から3年前。
珠洲市出身で金沢市に嫁がれたKさんが筑前琵琶の演奏会を開催するにあたり、せっかくだから地元の和楽器演奏、とりわけ県内でも草分け的な存在の正院・大谷の雅楽会に出演してほしいとの依頼を受けてのことでした。

今、あらためて聴いてみると・・・
うううう~ん、
ヘタやねえええ~(‐^▽^‐)



いやいやいや

今が上達したんです。みんな(。・ω・)ノ゙

年に数回、石川県神社庁雅楽講師の柯亭さんやO山神社のO畠さんに友達のよしみで交通費のみみたいな謝礼で講師に来ていただいた甲斐あって、今はこの動画からみると格段に上達しています。
ちなみに私の鞨鼓も(^_^;)です・・・(だって、やり始めて3回目くらいだし)

さしあたって、今月3月19日は祈年祭(中三組は卒業後なので奉仕します)、来月4月19日は春祭り(春季の例祭。浦安の舞を演奏します)

子供たちも元気に励んでおります。
ぜひ、多くの方にご覧いただきたいと思いますヾ(@^▽^@)ノ

異形の・・・

ちなみに
愛用のマグカップも(実は)一反もめんなのでございます。
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ま、取っ手にも・・・
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