※2023年4月追記

 

【タイトル】OUTLAST(アウトラスト)

【プラットフォーム】PS4/Xbox One PC(Win Mac Linux)

【対象年齢】成人向けコンテンツ全般

【ジャンル】サバイバルホラー

【プレイ人数】1人 

【発売日】steam/2013年9月4日

【開発/発売】Red Barrels

【収録内容】有料DLCあり「Whistleblower(内部告発者)」/DL版は日本語対応

 

【その他】

 

steamストアページ→ 「Outlast」

 

 

EpicGamesストアページ→ 「Outlast」

 

 ※パッケージ版は輸入盤のみ

 

【あらすじ・導入部】

 

 フリージャーナリストMiles Upshur(マイルズ アップシャー)は、コロラド州の人里離れた山中にあるMount Massive Asylum精神病院に侵入する。長い間放置されていたこの精神病院は、多国籍企業Murkoff Corporationの「研究・慈善事業」部門によって秘密裡に再開されていた。匿名の情報からマイルズはこの病院で行われている実験を調査するつもりでいたのだが、想像を超える恐ろしいことが内部で起こっていた。

 

 

 

 面白いという噂をきき、結構前にDLしておいたんですが、ギブアップした作品です。脅かしなんてもんじゃないビックリ要素があるし流血臓物バリバリだし、私のような神経よわよわ人間にはとても無理…。おまけに当時使っていたPCでは快適なプレイが出来なかったというのもあり、放置極まっていたものを最近やっとプレイ再開しました。

 

 このゲームは一人称視点のサバイバルホラーです。主人公の持ち物はハンディカメラのみで、これで要所要所を撮影してメモを収集したりドキュメントを回収したりして、マウントマッシブ精神病院で起こっている事件について調査を進めていきます。

 

 

 因みに、このハンディカメラはバッテリーが必要です。これも各所に落ちているのを回収していくことになります。普通に撮影している分にはこのバッテリーの減りはそうでもないのですが、「暗視モード」という暗闇の中でも撮影出来る機能を使用する場合はバッテリーの消耗が激しくなってしまいます。

 

 このゲームでは暗視モードを使用する暗闇探索が多いため、バッテリーはなるべく回収して歩きたいアイテムです。

 

 

 病院に閉じ込められてしまうため、探索は脱出を目的としたものとなり、そのついでに病院についても調査するといった感じになります。ミッション形式でその都度脱出するための目的が提示されるので、その目的をこなしていく形でゲームを進めます。

 

 探索中、主人公に危害を加えて来る人物(敵)が出現します。この敵はそれぞれの手段で攻撃してくるため、捕まったら即ゲームオーバーの場合と、繰り返し攻撃を受けてダメージを深く負うとゲームオーバーというパターンがあります。

 

 負傷している時は画面が赤くなり視界が悪くなるというシステムです。この状態は時間経過で自然治癒していきます。

 

 一つ注意点ですが、敵からのダメージ以外にもダメージを受ける場合があります。…それは高所から落ちた時です。高い所から落ちた場合もダメージが入り、下手すりゃ死にます。高所探索は慎重にやりましょう。主人公は本当にただの、一般的な人間なのです。(ものすごく当たり前の事言ってる…。)

 

 主人公が敵対者と遭遇して出来ることは、逃げたり隠れたりすることだけです。武器を入手するといったことは出来ないので、敵対者を倒して安心安全を確保して探索といったことは出来ません。そのため、始終敵との遭遇を心配したり、上手く逃げられなければ延々と追いかけられたりするハメになります。最強ホラーとの噂に違わず、グロ・ゴア・暴力表現が強い画面なので心休まる場は全くありません。

 

 一人称視点は自分がゲームの中に入り込んでいる感じ…所謂没入感や臨場感が増す視点です。おまけにこの視点は見通しが悪く、視野が狭くなります。探索を躊躇うような暗い場所も多く、どこから敵が来るかなどが見えにくいため、ずっと緊張にさらされながらのプレイになり疲労感も激しいです。

 

 一人称視点はホラーではかなり効果的な視点というわけです。

 

 2013年発売のゲームですが、グラフィックの緻密さがすごいです。その綺麗なグラでのグロ描写で恐怖演出も当時は最高レベルだったのだと思います。 

 

 

 

 敵と戦うアクションはなくても、逃げるというアクションはあります。襲ってくるのは最初のうちは一応人間ですから、走ってまいたり、隠れたりすることでやり過ごします。狭い所に入り込んだり、ダクトに上がることで敵はそれ以上追跡してこなくなります。

 

 しかし慌てていると、飛び越えたり潜ったり、飛び上がるといったアクションが上手くいかないこともあります。常に緊張にさらされながらも冷静な判断も必要になるというわけです。視界が狭いのに逃げながら逃走出来る場所を探させるなんて鬼ですね…。

 

 私はキーボードとマウス使用なのですが、不器用が極まってかなり苦労しました。かといってゲームパッドでやっても上手くいくかなという…。キー操作忘れがちでもたもたしている間に捕まってしまうということも少なくなかったです。そういう点ではアクション苦手な私にはキツいゲームでもありました。

 

 先程言ったように、環境が揃っていればPCにゲームパッドをつけてプレイするのも可能です。Steam版ではSteam Deck(スチームデック 携帯機)との互換性があるそうです。

 

 据置機でもプレイ出来るゲームなので、自分の環境に合わせてやりやすい方法でプレイしてストレスを軽減した方が良いと思います。ただ、現時点でゲーム機版について調べた限りでは、海外のみの配信っぽいです。それと輸入版パッケージもありますが、輸入ものは日本国内販売の機種には対応してないこともあります。十分に下調べをする必要があります。

 

 

 ゲーム内容のボリュームについて。私は本編20時間でエンディングでしたが、これはかなり時間をかけている方です。人によっては10時間、それ以下でクリアするのも可能です。やり込みとしてはタイムアタック(RTA)的なもの、ドキュメントやメモを完全収集することです。高難易度に挑戦するのもいいと思います。私は普通の難易度でプレイしました。とても無理です、高難易度は…。

 

 それと、有料DLCで「Whistleblower(内部告発者)」という本編の半分くらいのボリュームのストーリーが配信されています。本編を超えるヤバイ奴らが出てきます。本編も十分なイカレ…異常さではありましたが。

 

 

 

 

 おそらくですが、必ずあのエンディングに辿り着くと思われます。結構…頑張ったんだけどな…という気持ちにもなるんですが、これがこのゲームでは自然な流れなのかもしれません。狂気を前にしたらこれまでの努力なんか無に帰してしまうのですね。ホラーらしい終わり方だと思います。「内部告発者」を合わせてプレイすると、主人公の行動が全く無駄なことではなかった…と解釈も出来ます。

 

 諸々の事情もあり、最後までプレイするのは大変でしたが、話題になったのが納得できる良作ホラーだと思います。

 

 テキストのみではありますが、日本語化されている点は良かったです。でも難しい部分になると抽象的な内容になりすぎて理解しにくくなってしまったり、日本語化出来ていないセリフもあります。

 しかし、このゲームは「恐怖」を只管味わうのが重要で、何故精神病院がこんな状態になっているのかとか、黒幕の思惑なんて…最後はなにもかも、もうどうでもいいじゃないかとなるんでね。細かいことは気にならなくなります(ならないのか…)。

 

 最後に注意点を。一人称視点なので3D酔いしやすいです。嫌悪感を覚える描写も多く、ジャンプスケアなどの驚かせる手法もふんだんに盛り込まれているため、持病がある方、体調がすぐれない方はプレイを控えた方がよいです。

 

 私はホラーもアクションも苦手ではありましたが、大変楽しくプレイさせて戴きました。良いゲームを有難うございました!

 

 

 

【プレイ日記】

 

 ここでは内容の過激さからプレイ日記は上げていません。その代わり別の所でプレイ日記をつけていましたので、もしお時間あってホラーが好きな方はどうぞご覧ください(18才以上の方)。年齢確認などが出るブログです。

 

「アウトラスト」プレイ日記1 管理区域~男性棟

「アウトラスト」プレイ日記2 中庭~地下研究室 END

「アウトラスト 内部告発者」プレイ日記1 地下研究室~娯楽エリア

「アウトラスト 内部告発者」プレイ日記2 監禁室~出口