【タイトル】「真説サムライスピリッツ 武士道列伝」

【プラットフォーム】NEOGEOCD PS SS

【対象年齢】-

【ジャンル】RPG

【プレイ人数】1人 

【発売日】1997年6月27日

【開発/発売】SNK

【収録内容】各プラットフォームで違いがあり

【その他】注意※イベント時などに光の明滅表現がある。

【あらすじ・導入部】

 

 時は天明八年(18世紀)、日本は徳川幕府による泰平の世を謳歌していた。平和故、真(まこと)の武士道は忘れ去られんとしていた。その歴史の影で異形のものがうごめきはじめる。魔界の者の侵略が始まったのだった。

 

 その魔界からの侵略に立ち向かう者達がいた。その魂は強くたくましく、あえて修羅の道に挑もうとしていた。人々は彼らのことを「サムライ」と字(あざな)した。

 

 ひたむきに己の道をゆくその生き様を「サムライスピリッツ」と呼ぶ。(ゲームOP参照)

 

 

 

 実はこの作品について色々記録しておこうと思ってブログを始めたという思い出のある作品です。とはいえ、肝心のこの作品にちゃんと触れないままこんなに時が経ってしまいました…まさかゲームブログ始めて9年くらい経ってるとは…びっくりした…。割とPS版が出てすぐ買ったという記憶があります。とてもじゃないけどネオジオには手が出せなかったので…。

 

 このゲームは主人公が選べるので全員頑張って突貫したんですよ、牙神で妖花慟哭之章はやってないけど。それが20年以上前の話です。

 

 

 

 プレイを開始する前にこの「真説サムライスピリッツ 武士道列伝」について軽く調べたことを記しておきます。

 

 このゲームは対戦式剣術格闘ゲーム「サムライスピリッツ」から派生?したRPGです。ネオジオCD、プレイステーション、セガサターンで発売され、それぞれにシステムの違いがあり(特にネオジオCD版)、オマケモードもそれぞれ違います。

 

 今回はプレイステーション版のプレイなのでオマケモードは12人のサブキャラクターの後日談などが閲覧できるというものになります。システムについての説明もPS版になります。

 

 

 

ストーリーとキャラクターの選択について

 

 このゲームではストーリーが2本プレイできます。長さは邪天降臨之章は10時間前後、妖花慟哭之章が20時間前後という感じになります。※説明はゲームの解説書から引用しています。実はもう一つ「魔都封滅之章」というストーリーも入る予定だったとかそうじゃなかったとか…。ゲーム内でブチギレ侍に出くわしたら勘ぐってみてください。

 

邪天降臨之章・・・多くのキリシタンの血が流れた島原の乱から百余年。現世への怨念により蘇った天草四郎時貞(あまくさしろうときさだ)は、日本各地に災厄をもたらし、泰平の世を混乱に陥れる。旅の途中であるサムライたちは、行く先々で魔人・天草の姿を感じとる。

 

 

妖花慟哭之章・・・花諷院和狆(かふういん にこちん)からの知らせで出雲に向かったサムライたちは、そこで魔界の巫女・羅将神ミヅキ(らしょうじん みづき)の復活を知る。この世を魔界に変えて征服しようとするミヅキの陰謀を阻止するために、サムライたちは魔界への入り口・冥界門をくぐった…

 

 

 以上の2本のシナリオを、6人のキャラクターから1人選んで主人公にし、プレイすることが出来ます。それから序盤の侍酒場で連れていく仲間を選ぶことが出来ます。※牙神以外

 主人公として選択出来る6人は以下のキャラクターです。(解説書参照)

 

覇王丸(はおうまる)・・・武器銘「名刀・河豚毒(ふぐどく)」。乱暴者に見えるが実は学者肌なところもある。強くなりたいから強いヤツと勝負するという行動原理であり、サムライスピリッツの王道を行く。

 

牙神幻十郎(きばがみげんじゅうろう)・・・武器銘「銘刀・梅鶯毒(ばいおうどく)」。覇王丸と対照的な性格を持つ冷酷な人斬り。動乱の世相に血が騒ぎ、放浪の旅に出る。基本的には一人旅のキャラであり、仲間を選ぶことは出来ない。

 

ナコルル・・・武器銘「宝刀・チチウシ」。大自然の声を聴き、自然を守るために戦いの旅に出る。パートナーはママハハ(鷹)とシクルゥ(狼)の選択可。回復系の技も取得。

 

橘右京(たちばなうきょう)・・・武器銘「自作・無銘」。寡黙な居合の達人。思いを寄せている女性(小田桐圭)がいるが、不治の病を患ったために身を引く。圭に捧げる花を探し、諸国を放浪する。

 

ガルフォード・・・武器銘「ジャスティスブレード」。忍術に憧れ、日本で修行を積んだアメリカン忍者。連れの忍犬パピィとともに正義の実践のため日夜頑張る。故郷はサンフランシスコ。

 

チャムチャム・・・武器銘「ヨックモックムック」。ジャングルに住むおてんば娘。兄はタムタム。

 

 

 他にはパーティーキャラとして、主人公として操作することは出来なくても仲間に出来るキャラクターがいます。主人公ではなくてもシナリオによってはキャラクターと関係が深い所で関係するイベントが起こります。

 

シャルロット・・・武器銘「ラロッシュ」。母国フランスで起きた異変の原因を追っている。

 

リムルル・・・武器銘「ハハクル」。姉ナコルルを慕う、まだまだ見習い中の巫女。氷の精霊の力を借り、魔物退治を手伝うために姉の後を追う。

 

千両狂死郎(せんりょうきょうしろう)・・・武器銘「世話女房(せわにょうぼう)」。江戸で大人気の歌舞伎役者。自慢の薙刀を振っての華麗な舞は、観る者を魅了する。

 

疾風の鈴音(しっぷうのれおん)・・・武器銘「びずき」。妖花慟哭之章のみに登場する。羅将神ミヅキを倒すために旅を続ける寡黙な風使い。生い立ちなどは謎に包まれている。

 

 

奥義入力方式の選択

 このゲームは戦闘中の奥義(技)の入力を2つの方法から選べます。元々格闘ゲームだということもあり、技(奥義)の入力が格闘ゲームのコマンド入力のように出来たりします。個人的には技名セレクトが楽で良いです…(苦笑)。※PS・SS版は気力を消費します。

 

 技には様々な特性があり、飛び道具や掴み技系は命中率が低い分状態異常を付加したり強力だったりします。そして技六の項目の超必殺奥義は、戦闘中に攻撃を受けることでゲージが溜まる「怒」状態の時だけ出せる技です。

 

 因みに通常の「斬る」攻撃も×○□での強弱設定があります。攻撃の強弱によって命中率が変わったりするので、大体中攻撃の○ボタンが安定しているという感じで使うことが多いです。しかし状態異常になって攻撃を避けられない敵には強攻撃を使ったりして使い分けると良いと思います。

 

◆格闘コマンド・・・格闘ゲームのコマンド入力と同じです。方向キー入力とボタンを使用して技を出します。

◆技名セレクト・・・技名を選択して選ぶことで発動します。

 

 

 今回は基本中の基本、サムスピの顔である覇王丸で妖花慟哭之章をプレイしようと思います。基本的なシステムは王道のRPGそのもので、宿屋で体力(HP)・気力(MPやSPなど)を回復することが出来ます。

 

 そしてセーブポイントはサムスピお馴染みの黒子さんです。防具や飾り(アクセサリー類)は購入したり出来ますが、武器は「鍛冶屋」で鍛えることでレベルアップするようになっています(相応のレベルに達している場合)。属性の変更も出来ます。

 

 それでは、ゲームスタートです。

 

 

 花諷院和狆(かふういん にこちん)からの手紙が届き、覇王丸は出雲へと足を運びます。因みに名所へ行くことになる本作では、その土地の名物なんかも手に入れることが出来ます。ご当地のソウルフードですね。あとは普通に宿屋、道具屋(回復アイテムとか装備)、鍛冶屋があります。町によってその町特有の店があることも。

 

 まずは町の人達から話を聞いて歩きます。大体最初の村(町)にいる農民や町民はシステムなんかに関するメタい発言をしてくれますので、チュートリアルみたいな町歩きとなります。あとは魔物があちこちに現れていること、その魔物退治として偉いお武家様やお坊さんが来ているという話を聞きます。

 

 出雲らしく出雲大社がありますが…ここはさっき村人が話していたお武家様とやらが一人で入って行ったきり何もないということで、今は入れません。結界のようなもので阻まれてしまいます。

 

 まずは手紙を送ってきた和狆に会う必要があります。

 

 

 和狆は左上の民家にいました。詳しい説明をするようにせかすと、和狆は今までにない大規模な魔界の侵略が始まっていると言い出します。ここ出雲にその災いの兆しが表れていると…。覇王丸もここに来るまでに色々な話を聞いていました。地震や飢饉に魔物の出現。皆怯えながら日々を過ごしていたのです。それが全て魔界の侵略のせいということでしょうか…。

 

 和狆が覇王丸に手紙を出したのは、この災いの元凶を絶つ仕事を手伝って欲しかったからだそうです。覇王丸なら、魔物と互角に戦う力があると見込んでの頼みです。しかし、和狆は元凶に心当たりがあって厳しい戦いになると予想もしていました。

 

 この町には各地から魔物退治をするつもりの腕自慢が集まってきているとのことですから、一人仲間を見つけて一緒に戦ってもらうことになります。町の南にある侍酒場(黒田屋)で仲間を探します。

 

 

 自分が苦手な所を補う仲間が良いというアドバイスがありましたので、ここはサブキャラのリムルルを仲間にしました。(※仲間は一度選ぶと変えられないです)

 

 回復技を持っているかどうかはこのシナリオだとあんまり気にしなくていいような気がしますが、属性は後で変えられるとはいえ、少しバラエティを考えた方がいいかもしれないですね。仲間選びの際にデータが見られると良いかなぁと感じました。

 

 仲間を連れて和狆の元に戻ります。すると和狆は「破邪の札」をくれました。この札は一度しか使えないですが、魔物の結界を破ることが出来るとか。和狆は柳生十兵衛(やぎゅうじゅうべい)に力を貸すように言います。出雲大社に入って行ったお武家様というのが柳生十兵衛だったようです。

 

 彼の目的も和狆と同じでした。和狆が止めるのも聞かずに魔物の巣に飛び込んでしまったようですが。

 

 

 早速出雲大社へ行って破邪の札で結界を破って中に入ります。

 

 柳生十兵衛は魔物を倒しつつ、大社の中へと進んでいました。十兵衛の姿を見た赤い魔物は人間までもが「ミヅキ様の復活で浮かれて死ににくるとは」と皮肉を言います。

 

 

 でも十兵衛は魔物を見ても怯むことはありません。そこに覇王丸たちが助太刀に飛び込みます。最初は十兵衛は覇王丸だと気が付かなかったようですが、二人は旧知の知り合いでした。共に魔物と戦うことになります。「クビラ」戦になりました。

 

 

 ここに来るまでにレベルを上げているわけではなく、いきなりボス戦みたいな感じなので、クビラの攻撃力の強さにヒヤヒヤしながら戦うことになります。奥義を上手く使って戦うしかないですね…。因みに十兵衛は自動で動きます。体力の少ないリムルルがあっという間に倒されてしまったり…。

 

 十兵衛がいたおかげもあり、なんとかクビラの体力を削ることが出来ました。クビラは自分の命をミヅキに捧げると言うと…魂となってしまいました。阿号(あごう)の魔神要塞が動き出しているとか気になることを言っていましたが…。

 

 ミヅキとは何者なのかと覇王丸が十兵衛に尋ねると、今回の異変の元凶、羅将神ミヅキ(らしょうじんみづき)のことだと言います。和狆も十兵衛もこのミヅキを追いかけて出雲までやってきたのです。十兵衛はミヅキを倒すために協力して欲しいと言うので、覇王丸は快諾します。

 

 

 まずは奴らが何を企んで動いているのか、ということを探らなければなりません。これからのことを話し合おうとすると、ひどい揺れが起こります。何か様子がおかしいです。十兵衛が急いで外に飛び出してしまったので覇王丸たちも後を追いかけます。

 

 出雲の町は焼かれ、海側に集まっていた者は波にさらわれ…全て魔物の仕業のようです。どうやら東側の海岸に何かが出現したようで、和狆は血相を変えてそちらに行ってしまったと生き残った町の人が言っています。覇王丸たちも見に行く事にします。

 

 そこには十兵衛が佇んでいて、目の前には鉄で出来ている橋がかかった要塞がありました。

 

 

 十兵衛の話では、要塞はすさまじい邪気を放っているが、ミヅキが復活を果たす場所は恐山だと考えられるそうで。つまりこれはさっきクビラが言っていた…阿号という奴の要塞だと考えられます。

 

 和狆の護符がここにあるので、和狆は一人で中に入って行ってしまったらしいです。十兵衛と手分けして魔神要塞の中を探索することになります。因みに一度勢いで入ってしまってもまた戻れます。しっかり準備を整えてから探索しましょうね。何があるか分からないから…。

 

 

 このダンジョンはあまり広くないですが、序盤も序盤ということで結構戦闘がしんどく感じました。まぁ、まだ最初の方ですし、戦闘経験も少ないですから…。少しは楽になるといいですね(不安)。

 

 宝箱漁りしつつ探索していると…広い部屋に7色の巨大な銅鐸が置いてあります。それと魔物がいました。

 

 

 魔物は「邪銅鐸(じゃどうたく)」のあるところに人間がいることに驚いていました。銅鐸は日本に古来からある神具だと言われています。それを使って何をするつもりなのか問うと、どうやらこれがミヅキの復活に必要なものらしいということは分かりましたが…さっぱり使い方が分からないものです。

 

 この魔物が「阿号(あごう)」でした。ミヅキのために人間の恐怖と絶望を送るのが自分の役目だと阿号は言います。覇王丸は阿号を斬って邪銅鐸を潰せば解決すると考えましたが、十兵衛に止められます。阿号は他の魔物とはケタ違いの強さだと、十兵衛は感じていました。

 

 

 …というわけでイベント戦闘に突入です。十兵衛は柳生新陰流・改の技で戦いますが…阿号の攻撃で倒れてしまいます。ミヅキの手下がこの力ということは…マジで不安しかないですね…。

 

 

 そこに和狆が現れました。行き違いになってたみたいです。駆け寄る和狆に、十兵衛は後を頼むというと、魂になって銅鐸(赤)に吸い込まれてしまいました。この銅鐸には魂を集める力があるようです。

 

 阿号は、強い魂が絶望した時にこそ多くのエネルギーが邪銅鐸にたまると満足気です。覇王丸は十兵衛が倒された怒りから再び阿号にかかっていきます。しかし和狆から止められます。今の覇王丸ではミヅキはおろか、阿号すら倒せない、と…。

 

 和狆は阿号を一時的に封印する術を使い、阿号の動きを封じます。しかしこの術は術者自身も石になってしまうものなので、和狆も一緒に封じられ石像となってしまいました。

 

 阿号は動けなくなる前に邪銅鐸を操って全世界に飛ばしてしまいます。

 

 

 和狆は覇王丸に世界中に飛んだ邪銅鐸を探し出して破壊するように言い残すと完全に石化してしまいます。ここでパーティーキャラは超必殺技を覚えます。この超必殺奥義は、「怒」状態の時に使える強力な奥義です(かなり気力を消費しますが)。

 

 

 阿号の背後に現れた青いサークルのような所に入ると、「出雲門」という所に出ます。これからこのような各地に現れた冥界門を通って魔物の通り道である魔街道というダンジョンに入れるようになりました。※この魔街道はそれぞれの迷宮にも繋がっています。

 

 

 迷い人らしき飛脚や、人間界と繋がったことで複雑化した道に迷ってしまった魔物なんかがいたりします。この魔物、特に敵意がない感じだから戦わないことにしました。アソから来たという魔物なので、この魔街道は阿蘇に繋がっているのでしょう…。そしてやはりここは「阿蘇門」に繋がっていました。

 

 この冥界門は行ったことがある門同士ならワープすることが出来ます。まだ最初の魔街道ということなので、まだダンジョンは単純な構造で短かったけど、パーティーの攻撃力に不安が残ります。鍛えなければ…。

 

 

 阿蘇門を出ると、そこは…阿蘇山でした…。火口付近を見下ろすと、そこには邪銅鐸があり、魔物達がいました。奴らはミヅキの為に人間の恐怖と絶望の感情を集めると言い…阿蘇山を噴火させるつもりでいました。そのための準備をするということで、魔物たちが去って行きます。

 

 ふと気付くと、覇王丸たち以外にも魔物たちの様子を伺っている人物がいました。その白装束の人物は、覇王丸たちが話しかけようとすると消えてしまいました。人間みたいだけど、不思議な術を使う人物みたいです。

 

 

 今は兎に角火口に行く手立てがありませんので、まずは山を出ることにします。ここも普通に下山時に敵いるんで(笑)気を付けて。それから阿蘇山に落ちたとみられる火の玉とやらの調査をしている人(役人?)がいるし、隠し宿もあります。それから、嘘か真か、別府から温泉を掘ったら阿蘇に出たという噂があることを聞きます。

 

 吊り橋を渡ると、所謂ワールドマップに出ます。外の敵も結構強くて、旗本くずれなんかこの時点で戦うの面倒だったり…いや、全員もう面倒。それと大宰府の修行場もあります(魔界僧2体が相手)。この修行場ではパラメーターが少し上がります。このような修行場は各地にありますので、見つけたら修行して行きましょう。

 

 

 阿蘇山をぐるりと回った所に町らしき場所があるので入りますと…。ここが温泉の里・別府でした。

 

 町の人達に話を聞いて歩きます。ここでは「湯沢(澤)園」という温泉があるんですが、そこの温泉が枯れてしまったというのです。それと「岩滑りの石鹸」という温泉を掘る時に使うアイテムが別府特産となっているとか。それと猿山という山の上に温泉を掘ろうとしていた人物がいたらしいです。

 

 これらの情報だけでは何をどうすればいいのかサッパリですが…話を進めます。

 

 

 民家にいる人に話を聞いてみると、湯沢園が休業したのは温泉が枯れたからだけではなく、他にも理由があると言います。なんと、温泉内を魔物が闊歩しているからだというではないですか。この話を聞くと、湯沢園の方で異変が起きます。魔物が暴れ出しているようです。

 

 稲垣寺というところで防具やアイテムを売っているので、そこで補充し、現場へ向かいます。

 

 湯沢園に行くと中から女性が飛び出してきました。中にまだ幼い弟がいると言います。覇王丸が自分達が助けるから落ち着くよう宥めていると…

 

 

 先程阿蘇山で見かけた白装束の人物が湯沢園に飛び込んでいきました。後を追って中へ入ってみます。中は簡単なダンジョンになっていてエンカウントします。人数は多くないけど、そこそこに硬い敵ばかりですね。ここに限らずですが。まだ覚えている技が貧弱なのでまだまだ苦労します。

 

 上に上っていくとミヅキの手下らしき魔物を見つけました。そこへ先に入って行った白装束の人物がやってきて魔物に向かって「岩滑りの石鹸」は渡さないと魔物に向かって言い出します。魔物の目的はここの名物(?)の岩滑りの石鹸だということが分かりました。もしかしてそれが阿蘇山の噴火に必要な道具なんでしょうか?

 

 

 この魔物の名はメキラ。メキラは魔族に刃向かうヤツの魂が格別旨いと破怨(阿蘇の火口にいるやつ)から聞いたと言って、ヤる気満々です。…しかし今は探しもの(岩滑りの石鹸)の最中ということでそっちに集中するつもりのようで、行ってしまいました。意外に理性的。

 

 覇王丸は白装束の人が立ちはだかったせいで魔物に逃げられたと思い、何者だと問い詰めます。白装束の人物はこれ以上首を突っ込むと死ぬぞと脅して去って行きました。

 

 そういう忠告には耳を貸さない覇王丸(とプレイヤー)は更に上へと向かって行きます。岩滑りの石鹸を探すメキラは、ウザそうに覇王丸を避けてしまいます。

 

 

 何度か話しかけると、阿蘇の山を噴火させて九州を火の海にするというメキラとの戦闘になります。攻撃力が強いし、技も持っているので戦いにくい相手ではありますが、地味に体力を削って勝利します。これで阿蘇の噴火を止めることが出来た…?と思います。

 

 メキラを倒すと白装束の人物が現れて、魔物が何か持っていなかったかと訊ねられます。それって岩滑りの石鹸のことかな?そんなの見て無いけど…。覇王丸の態度を見て何も持ってないと覚ったらしい白装束の人物は去って行きます。

 

 

 そこに小さい少年が現れました。なんとこの少年、魔物が阿蘇の山から火柱を立てるつもりだと聞き、魔物が探していたモノを取って逃げたと言います。それを使って猿山の上で何かするつもりだったのではないかという少年。でかしたぞ!!

 

 この少年が例の迷子の少年のようで、お姉ちゃんが迎えにきます。覇王丸は少年から「岩滑りの石鹸」をもらう代わりに魔物をブッ倒すことを約束しました。

 

 温泉を出ると、外にはあの白装束の人物がいました。覇王丸はそろそろ何者なのか教えてくれと言いますが、白装束の人物は岩滑りの石鹸を譲って欲しいとだけ言います。全然質問に答える気がないみたいです。しかし覇王丸がミヅキを追っているのかどうか尋ねると、これには反応がありました。この人物は羅将神ミヅキを倒すという目的があるようです。

 

 そうなると覇王丸たちとも同じ目的ということになります。覇王丸は気軽に共同戦線を張らないかと誘いますが、白装束の人物は何も言わずに消えてしまいました。本当にこの人は何者なんでしょうか…。

 

 

 湯沢園は魔物を倒したことで再び温泉が湧いて再び商売を開始することが出来ました。あとはあの少年が言っていたことを実行してみましょう。魔物は猿山で岩滑りの石鹸を使おうとしていたとのことですから、猿山に行ってみます。

 

 猿山の岩の所で岩滑りの石鹸を使うと、岩が横に滑って洞窟のようなものが現れました。このために魔物たちは岩滑りの石鹸を探していたんですね。

 洞窟に入ろうとすると、背後から割り込んでくる人物が。それはあの白装束の人です。岩滑りの石鹸を渡さなかったからこういう手に出たんですねぇ…。まぁ、仕方ないか…。

 

 中に入るとやはりダンジョンになっていてエンカウントします。少し進むと白装束の人物がいました。白装束の人はこの地下道が阿蘇の火口に続いているとだけ言うと消えてしまいます。

 そして覇王丸たちがまた暫く進むと出てきて、火口にいる魔物が湯沢園の怪物とは比べものにならない程強いと忠告します。…邪魔したいわけではなく、手を引かせたいみたいです。

 

 しかし覇王丸は相手が強いと聞いて怯む人ではないですからねぇ。忠告に礼を言うけれど、剣を交えたくて仕方ないという覇王丸に呆れたのか、それとも違う感情なのか、無言で白装束の人物は行ってしまいます。

 

 

 地下道のダンジョンを抜けると火口です。そこにはデカイ魔物と邪銅鐸がありました。魔物が覇王丸に気付くと、再び白装束の人物がやって来て覇王丸たちを止めようとします。覇王丸に引く気がないとみると、白装束の人も一緒に戦ってくれることになりました。

 

 

 阿蘇の噴火エネルギーを止められて怒る魔物・破怨(はおん)との戦闘です。かなり攻撃力が強く、しかも硬いです。属性のせいかレベルが足りないからか、覇王丸とリムルルの技の通りはイマイチです。最後の方では白装束の人物以外場外においやられる始末よ…(戦闘不能)。しかしなんとか勝利することはできました。有難う、白装束の人…。

 

 破怨を倒し、邪銅鐸の前に行く覇王丸たちですが、覇王丸は邪銅鐸の存在感にどうやって破壊したらいいのかと困ります。しかし、白装束の人はこの邪銅鐸を破壊する方法を知っていました。それは彼が持つ「法鈴(ほうりん)」でなければ出来ないと言います。

 

 

 白装束の人が法鈴を使って唱える「邪器・爆滅」という技で、邪銅鐸は粉々になります。

 

 倒したと思った破怨にはまだ息がありました。破怨は邪銅鐸を破壊した法鈴をどこかで見た事があると言いますが、思い出せず、法鈴を持っている白装束の人に何者かと問います。初めてここで名乗ります。「疾風の鈴音(しっぷうのれおん)」と。やっと名前が判明しましたね。

 

 

 倒したと思ったのに、破怨はピンピンしていました。法鈴に警戒しながらどこかに行ってしまいます。逃がしていいのかと覇王丸が鈴音に尋ねると、下級魔族に付き合っているヒマはないと吐き捨てます。そんなぁ、あんなに苦労して戦ったのに…。とにかく鈴音は魔族を倒したいのではなく邪銅鐸を壊すことが主目的のようです。

 

 どこからか破怨の声がします。次会う時は喰ってやると…

 

 

 

 覇王丸はまた一人で行こうとする鈴音を呼び止めます。自分達だけでは邪銅鐸を破壊することは難しいとなれば…。覇王丸は一緒に魔界巡りでもしようと誘います。そんな誘い方で乗るわけが…と思ったら意外にあっさりと鈴音は同行することを了解します。鈴音としても一人ではどうにもならないと考えたのかもしれません。

 

 さて、体力も気力もかなりヤバイですが、出現している冥界門に入ります。「阿蘇門」に出ました。今ワープ出来るのは出雲門だけですから、ここに行ってみましょうか。

 

 魔神要塞の中には変わらず石になった阿号と和狆がいます。鈴音は知らないのでこのことについて説明すると、鈴音は和狆が健在の内に会いたかったと言います。石から戻せれば良いのですが…今は難しいですからね…。

 

 

 出雲で準備を整え、再び阿蘇門へ。正面の穴に入ると…再び魔街道が続いています。敵も新しい感じです。メカメカしいのがいると思ったら、迷い首という首だけの敵とか…。この首だけのヤツがバッドステータスを引き起こす攻撃をやたら繰り出してくるので厄介です。因みにこのゲームのバステは基本的に戦っている間だけかかるようになっています。動けなくなるもの、技が使えなくなるものが厄介なバステです。

 

 

 ダンジョンの途中には北京の死禁城から逃げ出してきたというシルクロードの行商人がいました。彼の話を詳しく聞いてみると、北京は今魔物の街となってしまっているようです。この人は一度捕まってしまったがなんとか逃げ出すことが出来たようです。

 

 すっかり道に迷ってしまってここが何処かも分かってないようなので、日本の阿蘇だと教えます。するとわざとかなんなのか阿蘇ギャグを言う商人に鈴音がぶちギレしてしまい、商人が逃げてしまいます。…というか、わざとだとしてもそんなキレんでも…。

 

 

 暫く進むと、雰囲気がガラっと変わります。砂と謎の建造物のような造りの道「シルクロード迷宮」に入りました。ここにはさっき会った商人がいました。この道が日本と中国で繋がっているということは、もしかしたら別の地域にも繋がっているかもしれません。魔街道という場所が迷宮同士を繋いでいる感じですかね?

 

 このシルクロード迷宮はアリジゴクみたいになっている場所がありますが、ここは明らかに今行くのは危険な気がするので、後回しにしておきます(体力気力ジリ貧だし)。

 

 シルクロード迷宮を出ると再び魔街道に出て、それから大きな階段を進んで行くと…「北京門」です。北京門から外に出ると…そこは北京でした…!! 本当に繋がってたんですね。実際に歩いたらとんでもない距離だと思いますが、魔街道という場所が時空でもゆがめているのでしょうか。

 

 

 天安門の門番に話を訊くと、死禁城は立ち入り禁止で妖貴妃は誰にも会わないと言われてしまいます。何かイベントを起こさないと入れないようです。というわけで、ここは定石を・・・情報収集です。

 

 なんか天安門の中に牢があって、流れの行商人すら捕らえられてしまったそうです。勿論街の者達もほとんどが捕まってしまったため、店は開店休業状態だそうです。「酢豚」を作るのが上手い料理人も捕らえられてしまい、メシも食えないとか。

 

 しかしこういう状況でも宿(セーブ)と薬屋は使えるので助かりますね。

 

 

 右下の民家では、死禁城で侍従長を務めていたという老人から話がきけます。妖貴妃は元々は良い人だったそうですが、突然人が変わったような行動をとるようになりました。天安門の牢に街の人々を閉じ込めたり、北京を封鎖したり。そして侍従長である老人の忠言には耳を貸さず、外に追い出したと言います。

 

 北京を守るためと閉鎖したそうですが、物資が滞り食料までもが尽き始めていました。守るというのは建前であり、街の人達を外に出さないための措置だったのかもしれません。

 

 

 右上には王虎(わんふー)道場があります。ここはイベントが起きる起点のような場所です。中に入って話を聞いてみることにします。道場の主である王虎は死禁城に行って1週間も戻ってこないそうです。何かあったのではと心配するのは弟子(?)だけではなく、妻の眠眠(みんみん)、息子の大虎(だあふう)もです。

 

 外に出ると、残っている街の人が王虎の話をしているのでこっそり聞いてみます。話によると、昨日の夜に天安門の側で王虎が魔物になにやら命令している所を見た人がいるようです。

 

 王虎は妖貴妃の手下となり、魔物を従えて市民を苦しめているのではないかという疑惑が持ち上がっているのです。

 

 

 街をウロウロしていると赤い服の老人が薬屋の前でウトウトしてます。何故道端で…と思って話しかけてみると、つり鐘が邪悪な気を放ちつつ死禁城に降ってきてから北京が変わってしまったと言います。

 

 この人は不思議なことも言う老人で、覇王丸の中に荒くれた攻撃的な魂の力を感じるから、やみくもに戦いを求めて進まないように…と言われてしまいました。そんなことが分かる謎の人物なので何者か問うと…老人は消えてしまいます。鈴音は仙人かもしれないと言いますが…。仙人と街中で会えるなんて中国っぽい!!(偏見)

 

 

 さて、ここはどこでどうイベントが起きるか分からないので、とにかくあちこち調べて歩きます。まず天安門には3つの入り口があって、右側は冥界門(北京門)に通じており、中央は死禁城へ繋がっているので見張りがいます。

 

 残る左側の入り口に入ってみました。ここにも中に見張りがいるんですけど、なにやら愚痴をこぼしていました。人間の大男から命令されてここにいる見張り番らしいです。言っている内容から察するにこの見張りは魔物…みたいですね。追い出されてしまうので中に入る隙がありません。しかし大男からの命令という言葉は気になります。それは人間なのでしょうか。

 

 

 再び王虎道場に行くとイベントが進みます。王虎には王竜(わんろん)という双子の兄がいるようです。幼い時から仲が良く、天下統一を夢見て少林寺で共に修行に励んでいたと言います。しかし、目指す「国家」が違ったことから、それぞれの道を進むようになります。

 

 王虎は王道を貫き、徳と人望を重んじるのに対して、王竜は覇道を辞さぬ覚悟を持ち、武力で解決しようとする所があるという、双子でも考えの違いがあるようです。そして意見の食い違いから、王竜は出て行ってしまったと…。

 

 

 この話をきいた後に再び天安門の左端の入り口に行くと、見張り番が魔物の姿になって襲い掛かってきます。ここでは赤狼と戦います。この赤狼はこの天安門では普通にエンカウントする相手ですから、強さはそこそこと言った所でしょうか…。見張り番を倒したので奥に進んで行きます。

 

 このダンジョンでは牢がいくつかあるんですが、所定の牢の前ではボス戦があります。ランダムエンカウントのような形で戦闘に入るので、通常戦闘後すぐに当たることも(ボス格の敵に当たると、普段のエンカウントの際と違って画面の点滅が長い気がするので、すぐ分かるのではないかと…)。

 

 

 次のボス戦は銀狼1体、赤狼2体です。すごく強いかというとそこそこという所でしょうか。勝つと牢から攫われた街の人達の一部を救出出来ます。この時に助けた人達の中に鍛冶屋の人がいます。もし戦力に不安があるなら街に戻って準備を整えるのもアリかもしれません…が、個人的にはあとちょっとという所なので、ここでまた街に戻って準備しなくてもいいんじゃないかなーと思います。

 

 

 最後の牢解放のためのボス戦は、金狼1体、青狼2体が相手です。金狼は体力回復の技と、全体攻撃で麻痺を引き起こす技を持っているので、下手すりゃ戦いが長引いてしまうかもしれません。

 

 ボスを倒し、牢に捕らえられていた街の人達が逃げていきます。最後に出てきた人が、王虎のことを心配していました。王虎は捕らえられている人達のために死禁城へ向かったらしいです。覇王丸はその人に街で聞いた話をします。どうも魔物の手下にされているらしいという例の噂です。やはり王虎の人望は厚いらしく、その話を聞いても北京の住人は信じられないといった様子です。


 

 皆を逃がすことが出来たので、街に戻りましょう。お店も開いている筈ですから。そうそう、最後の牢の中には宝箱があるので忘れず取ります。

 

 再び街中で情報収集をしつつお店を覗きます。右下の民家にいる元死禁城の侍従長は、王竜のこともよく知っていました。高潔過ぎて厳格になるきらいがあるという王竜と懐が深い王虎では王虎の方が器量が深いのではないかというのが侍従長の見解です。

 

 自分だけではなく、他人にも厳しすぎるというのはちょっとね…。

 

 

 王虎道場に行くと再びイベントです。王虎が魔物を使って街の人々を苦しめているという噂について、王虎の妻と弟子たちに死禁城に行って確認して欲しいと頼まれます。もし本当に魔に魅入られているなら、救ってやって欲しいと…。

 

 

 まかせろと言ったはいいんですが、天安門の門番をどかせる方法が分かりません。どうしたものか…。取りあえず北京菜館という食べ物屋さんに入ると、材料がそろったからということで助けた御礼と言って「酢豚」をもらいます。それから重要な情報を聞き出します。王虎が門番に差し入れすると言って「酢豚」を持って行ったという情報です。これは酢豚がキーアイテムということだな!?

 

 

 酢豚を受け取って店の外に出ると、王虎の息子、大虎が覇王丸たちの元にやってきました。王虎が本当に魔物なのかと訊きます。それは何かの間違いだよねとすがるような子供に、覇王丸は噂が本当だとしても落ち着くようにと言います。武将の子は自分の父を討たなければならない時もあると…。

 

 子供に聞かせるには厳しすぎる言葉です。大虎は理解してくれたようではありますが。鈴音は子供相手に厳しすぎると感じたようですが、覇王丸は子供だからこそ、厳しいことを言ったようです。

 

 門番に「酢豚」を渡すと、かなり好物らしく、酢豚を見ただけで北京菜館の周大人自らが手掛けた絶品であることを見抜きます。いや、好きすぎでしょ…。しかしこちらにとっては好都合なことにあっさりと通してくれたのでいざ、死禁城へ!! 

 

 

 中に入ると…なんか普通に人がいます。この人たちも門番らしいです。中は魔物がいるから入らない方がいいと言われます。ここで門番の言う通りにするかどうかという選択肢が出ます。この選択肢は門番の言うことが変わるだけなのかなぁ?

 

 門番は恐ろしい魔物がいるから食われてしまうぞと脅してきますが、魔物よりももっと恐ろしいものがこの城の中にはあるのです。それは…

 

 見えない壁!! この壁が進行を阻んでなかなか進めないのでエンカウントしまくるという…地獄かな? やっと中央を通る通路に出られたと思ったら、見た事がない人物が立っています。その人がすーっとこっちに来て…

 

 なんか妖貴妃と遭遇してしまったようです。かなりいきなりな展開でビックリしました。

 

 

 

 妖貴妃との"1回目"の戦闘です。そこそこ攻撃が通るし、攻撃もシンプルなのですごく苦労するということはないです。倒すと寝所に来るようにと言われます。えぇぇぇぇ…? 寝所って!?

 

 

 妖貴妃を倒すとすぐに王虎と王竜が現れて勝負しろと言い出します。えっ、ナニコレ連戦?まぁ、まだ二戦目だし…なんとかなるか…。

 

 それにしても、目撃情報から双子の王虎と王竜のどちらかが魔物の手下になっていてもおかしくないとは思っていましたけど、もしかしてどちらか片方が洗脳されていたということではなく、兄弟両方が魔に魅入られてしまったということでしょうか!?

 

 

 妖貴妃に続いて王虎・王竜兄弟との戦いです。双子なので、もしかして属性が同じかもしれません。HPは多い相手でしかも二人いるので普通にやると時間がかかりますが、怒状態をうまく利用すればかなりいっきに削れます。

 

 王虎・王竜兄弟を倒します。すると王虎の様子が変です。混乱しているようで、今自分がどこにいるか分かっていないようです。王虎は段々記憶を取り戻し我に返ります。

 

 

 惑う王虎の姿を見て王竜は軟弱者と罵ります。自分達は妖貴妃に選ばれ、共に中国を統一しようとしていたのに、役立たずのド阿呆とまで暴言を吐くと、王竜は行ってしまいます。追いかけようとする王虎を覇王丸は止めます。

 

 どうやら王虎と王竜はミヅキの手下の妖貴妃に操られてしまっていたようです。王竜の方はまだ目が覚めないようですが。

 

 

 覇王丸はミヅキを知らない様子の王虎に、世の中を食いつくそうとしている魔物たちの大将だと説明します。魔物に操られてはいたけれど、ミヅキのことは知らなかったようですね。ミヅキの手下である妖貴妃に兄弟そろって操られていたという事実に、一族の恥だと嘆く王虎は、自ら兄王竜の目を覚まさなければと言いますが、その前に…。

 

 心配している家族…大虎に無事な姿を見せてやって欲しいという鈴音。王虎は眠眠と大虎のことを気にかけながらも、妖貴妃を放置することは漢の道を逸れるものだとも考えているようです。意地になっている王虎に鈴音は家族が守れない者には中国統一も民衆の幸せも守れないと厳しい言葉を投げつけます。

 

 王虎は渋々…妖貴妃と、兄王竜を頼むと言うと家族の元へ帰って行きました。

 

 …というわけで、ダンジョン探索は続きます。結構気力と体力ジリ貧だから街に戻りたいんですが…。透明な壁が迷路みたいになっているから行き来が面倒…。このまま進むのも不安だけど、何か救済があるかもしれんということに賭けて進みます。

 

 

 途中見覚えのある老人がいました。あの、妖貴妃の侍従長だったという老人です。老人はあれは妖貴妃ではないと、本物は魔物に殺されたに違いないと言います。かたきをとってほしいと言うと、老人は魂になってしまいます。えぇぇ…そんなぁ…。

 

 妖貴妃は人が変わったようになる前に巡察に出ていたと言われています。タイミングとしてはそこで魔物にすり替わったと考えられます。本物はやっぱり…

 

 

 先へ進むと王竜が現れます。ミヅキの力を身に着けて自分と共にこの国を支配しようなど言って勧誘しようとするじゃないですか。天下統一を志した者のセリフとは思えない言葉です。完全にまだ絶賛洗脳中らしいですね。

 

 すると、もの凄い振動と叫び声が聞こえてきました。王虎が家族の顔を見たからと戻ってきました。…つーかもう少し静かに歩けないのかな…(怖)。

 

 王虎は王竜を説得しようとします。しかし全く聞く耳を持たないというか、国を統一出来るのは自分しかいない、その器にある自分が魔界の力を使うことはなんら問題ではないなどとと言います。天下一統という大義の前には少しの犠牲は止むを得ないとも。それは間違っているという王虎と王竜は激しく言い争うことになります。



 そして戦闘突入となります。今度は王竜との戦いです。今回はこちらには王虎がついてくれているので、気力も体力もジリ貧の状態ですが、なんとか…なんとか勝利することが出来ました。因みに、ゲストに入るキャラクターの操作は出来ないので自動で戦っています(CPU)。

 

 4人でボコにするという感じでしたが、やっと王竜は洗脳が解けたようです。ここまでやらないと正気に戻らないとは…。王竜のことは王虎にまかせ、覇王丸たちは先へ進みます。

 

 

 なんとすぐそこに妖貴妃の寝所があるんです。ものすごくオープンな寝所に、寝所とは気が付きませんでした…。そしてそこには邪銅鐸がありました。ここに覇王丸たちの魂を納め、その力で中国全土を絶望と恐怖に染めるという妖貴妃と再戦です。期待したセーブポイント(黒子)も回復イベントもないままここまで来させるなんて、アンタ鬼だね!!

 

 こんなヤベェ状態なのに、この戦闘では妖貴妃以外に4つの卵を相手にしなければなりません。この卵は普通の攻撃もしますが、自分を犠牲にする全体回復を行うことがあります。※卵は妖貴妃が一つずつ復活させることが出来る。

 

 

 (体力と気力とアイテムがなくて)かなり苦しい戦いでしたが、妖貴妃を倒すと妖貴妃の魂は邪銅鐸へと吸い込まれていきます。鈴音は前回と同じように、法鈴を使って邪銅鐸を破壊します。

 

 妖貴妃を倒したので、北京に平和が訪れました。折角だから王虎道場で修行してそれぞれ超必殺奥義を覚えます。

 

 後はもうやることないので、準備を整え冥界門に行こうとすると、憶えのある足音と振動が。王虎が大虎、眠眠と共に見送りに来てくれたみたいです。そしてなんと…あの戦いのあと意識が戻らなかった王竜の目が覚めたとのことで、本当に良かった良かったという感じになりました。

 

 

 兄の無事を知り嬉しそうな王虎を見た鈴音は、兄弟という絆を見て自分が一人ぼっちであることに寂しさを感じていました。そんな鈴音に大虎は1人じゃないよと声をかけます。これまで一緒に旅してきた仲間がいますからね…!

 

 さて、次の目的地はハッキリと分かっているわけではないという状況です。…そんなわけで、まず魔街道からシルクロード迷宮に入って、探索しきれていない場所へ向かうことにしました。あの時避けたアリジゴクです。ここに入ってみました。

 

 

 …というわけで新ルートのシルクロード迷宮を歩き回ることになりました。ここはパリに繋がっている魔街道に出る道です。ここでは謎の敵にもエンカウントしますので、それは次回に。

 

 

 

【おまけ】

 

 別府(湯沢園)のイベントを終わらせるとお湯が出るようになるので湯沢園で温泉に入ることが出来ます。

 

 私のパーティは覇王丸とリムルルですから、それぞれ男湯と女湯に分かれてお風呂に入るシーンが見られます。ほんのちょっとね…! 鈴音がパーティに加わっている場合、鈴音が女湯に入ろうとするので覇王丸が揶揄って怒らせてしまうというシーンが見られます。この先のある伏線にもなるシーンでありました。

 

 

→ PS版「真説侍魂 武士道列伝」プレイ日記2 覇王丸で妖花慟哭之章(パリ~グリーンヘル) へ続く