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前回のあらすじ・・・師匠である花諷院和狆に出雲に呼び出された覇王丸は、日本各地で起こっている異変が、突如現れた羅将神ミヅキという魔人が復活する兆しの影響だと聞かされる。日本のみならず世界中で邪銅鐸を使って人々の絶望や恐怖する魂を集めるミヅキの手下を倒すため、邪銅鐸を破壊する唯一の道具「法鈴」を持つ鈴音(れおん)と旅をする覇王丸たち。

 

 しかし南米に現れたミヅキによって仲間のズィーガーを倒され、法鈴まで壊れてしまうという事態となってしまった。邪銅鐸を破壊する手立てを失ってしまった覇王丸たちは、冥界門からサンフランシスコ(桑港)へと辿り着いた。

 

 

 

 

  邪銅鐸を破壊するための法鈴がミヅキに破壊され、その代わりになるものが見つからないままやってきましたサンフランシスコです。西部開拓時代といった感じの町です。

 

 町の中央付近で女性に話しかけられます。その女性にはニンジャを目指して日本へ行ったという息子がいるとか。そう、この人はガルフォードのお母さんです。息子を心配する母親に、覇王丸はガルフォードのことを知っていること、正義に生きるガルフォードは今頃魔物を倒しているだろうということを話して聞かせます。息子が元気そうだという話に少し安心したと思うんですが、やはり本人に会いたいのか、元気がないのが気になります。※ガルフォードがいれば専用のイベントがあります。

 

 町の左上の方にはアバラ屋みたいなもの(納屋)があります。子供たちも集まっているんですが、そこにはホーリー様という町の入り口に倒れていた魔法使いの老人がいると言います。病気だったようですが、段々良くなってはいる…らしい。しかし小屋に引き籠っているようです。魔物騒ぎが起こったからではないかとのことですが…。ホーリー様とやらは重要人物とみました。

 

 因みにこの小屋の前にいる馬のウンチを踏むと、馬糞イベントが発生します(意味は多分ない)。

 

 

  左下にある民家らしき所には日本人がいました。現地民とゴールデン・ブリッジにふってきた巨大なカウベルの話をしています。地元の人は見慣れない物だったから分からなくて当然ですが、日本人はあれが銅鐸というものだということを教えていました。やっぱりこの町に邪銅鐸はあるんですね。

 

 他の住民の話を聞いてみてもそうですが、ゴールデン・ブリッジに巨大なカウベル(邪銅鐸)が降って来てから異変が起こり、死人が出る騒ぎになったようです。ゴールデン・ブリッジの怪物のせいで…。しかもその橋は建設工事の途中だったため、作業も進まず町の人達は困っていました。

 

 それからホーリー様についてですが、子供は魔法使いだと言って尊敬しているみたいですが、大人はアヤシイ人物くらいに見ているような。まぁ、魔法使いと言われてもねぇ…。レストランでアップルパイばっかり食べているくらいリンゴ好きだったらしいという情報は役に立つのかな? 因みにこの町にはレストラン、ホテル、そして道具屋があります。道具屋は薬と防具を売っています。

 

 

 そしていよいよホーリー様がいるという納屋に行ってみます。ホーリー様は覇王丸たちが外部からやってきたことに驚いていました。町にはホーリー様が張った結界があるため、出入り出来ないようになっていたらしいです。覇王丸たちが冥界門について説明しますが、ホーリー様はどうせ自分には何も出来ないと言ってそれ以上覇王丸たちと話すことを拒否します。

 

 ホーリー様は子供たちを守るために町に結界を張って魔物が入れないようにしたのでしょうか。でも基本的に人間嫌いってぽいことも言うんで、何を考えているかちょっと分からない人です。

 

 ホーリー様のことは一度置いておくとして。噂の工事途中のゴールデン・ブリッジへ行ってみることにしました。町の北へ向かってずーっと行くとお墓があり、さらに向こうです。勿論ゴールデン・ブリッジではエンカウントします。

 

 

 そしてゴールデン・ブリッジの奥の方で邪銅鐸を発見します。しかし折角見つけても法鈴がないので何も出来ないです。無防備にここに置いてあるのに…。何か新しい方法を見つけなければ。

 

 ゴールデン・ブリッジから戻ってくると、納屋の前にいる子供がホーリー様がこの町に来た理由を語ってくれます。この町に「黄金のリンゴ」があるらしく、それを入手するために来たというのです。黄金のバナナンといい、果物が重要アイテムになりそうなこの感じ!! しかしどこにそんなものがあるんでしょうか?

 

 この町でまだ探索出来なかった場所があるのです。それは「イバラの森」です。道を塞いでいた人は呪いの森だとも言っていました。行ってみましょう。

 

 やはり道を塞いでいた人はいなくなっていました。ここに黄金のリンゴがあるのは最早確定。行くぜよ!!

 

 

 中々にヤバイ敵(即死技持ち)がいて結構大変なダンジョンでした。しかし変な仕掛けとかはないみたいです。奥には大きな木があります。これが黄金のリンゴの木でした。「黄金のリンゴ」ゲットです。

 

 黄金のリンゴを持ってホーリー様の所に行くと、ホーリー様はものすごい食いつきを見せます。リンゴだけに(…)。鈴音は子供たちがホーリー様の病気を気にかけていたこと、病気が治ると考え黄金のリンゴをイバラの森で取ってきたことを話します。自分のために何かをしてくれる人がいるということに、ホーリー様は思う所あったみたいです。

 

 ホーリー様は「黄金の果実」を求め世界を旅する魔法使い。黄金のリンゴの噂を聞いてこの地にやってきた途端、病に倒れてしまったそうです。それを助けたのが納屋の前にいる子供たちで、邪銅鐸のせいで現れた魔物から町を守っているのも子供たちのためだったそうです。邪銅鐸がある限り身動きがとれないという事態になったと…そういう経緯があったようです。

 

 ホーリー様は邪銅鐸についても羅将神ミヅキについても知っていて、ミヅキと戦っていることを鈴音が言うと驚いています。もしかしたら力になれるかもしれないと、黄金のリンゴの御礼と言って今までの話を聞いてもらうことになりました。

 

 

 ホーリー様は壊れた法鈴の代わりになるかもしれない秘術を教えてくれるそうです。それは「ホーリー・ブレイク」。あのフランスで会ったルー師団長が言っていた技です。やはり共通する何かがあったということでしょうか。

 

 この技は法鈴の役割を、仲間たちの魂の力で補うという技です。仲間を信じ、心を一つにすることで邪銅鐸を破壊する「ホーリー・ブレイク」を習得しました!!

 

 

 早速ゴールデン・ブリッジの邪銅鐸の所へ行くと、やはり現れました。ゴールデン・ブリッジの怪物、G(ゴールド)イーターとの戦闘開始です。この敵は攻撃しながら金も奪って行ってしまいます。大金ではないけど、微妙に腹立ちます。

 

 Gイーターを倒すと、いつも通り魂は邪銅鐸へと吸い込まれていきました。ついにホーリー様から伝授された「ホーリー・ブレイク」を使う時がきました。一回目は失敗してしまいましたが、二回目、皆の魂の力を合わせた所で「ホーリー・ブレイク」を使うと…邪銅鐸を破壊することに成功しました。

 

 

 今までずっと一人でミヅキを倒すために生きてきた鈴音が、初めて仲間たちの魂の存在を身近に感じた瞬間だったのかもしれません。

 

 ゴールデン・ブリッジの怪物、Gイーターを倒した後はゴールデン・ブリッジではエンカウントしなくなります。出入り口の所に作業員らしき人物がいて、怪物がいなくなったことを喜んでいます。これで橋の建設を続けられますね。すでに工事を再開しているようで、この人物に話しかけた後は作業員がゴールデン・ブリッジ内にいます。Gイーターが人をおびき寄せる餌としてバラ撒いたという金があちこちに落ちているということで、それを拾ったりすることが出来ます。

 

 

 教えてもらったホーリー・ブレイクで邪銅鐸を破壊することが出来たので、報告しにホーリー様の所に向かったんですが、どうやらホーリー様はもう旅立ってしまったようです。ホーリー様の身の周りの世話をしていたらしい女性がホーリー様から覇王丸たちへと預かっているものがあるということで、受け取ります。それは「ムーの鍵」というものでした。古代ムー大陸の迷宮の鍵…多分あそこで使うんだなーと思い当たります。

 

 ホーリー様は黄金のリンゴを食べたことで往年の力を取り戻したようで、次は黄金のミカンを求めて北京に行ってしまったとか。冥界門を使わないで移動出来るんだね…本当に魔法使いなんですねぇ…(今更)。

 

 …というわけで、鍵も手に入れたことだし再びムー迷宮の鍵がかかっていた所にやって参りました。これで先へ進めます。少し進むと石碑のようなものがあります。ムーの民の声が聞こえてきます。繁栄を極めたムー大陸は、魔界の侵略によって全て奪われてしまいます。そして水没したムー大陸は歴史から姿を消してしまった…。

 

 

 邪悪と戦う勇気があるなら自分と戦えという…モアインとの戦闘になります。なんかGイーターと色違いの見た目なのは何か意味があるんでしょうか?このモアイン、ギャグかますし、あんまり攻撃してこないし、倒すのちょい可哀想な気も。モアインを倒すと「ムーの小づち」を手に入れます。

 

 ムー迷宮からいつもの魔街道へ入ります。日本付近なのか敵もそんな感じのが出てきますね。魔街道から冥界門・京門へと出ました。

 

 

 覇王丸たちが京に着いた頃…阿蘇で戦ったミヅキの手下の破怨と、鬼諷院千角という人物が密談を交わしていました。破怨は阿号が各地に放った邪銅鐸が壊されていることに気が付いており、ミヅキに送られるはずの絶望や恐怖した魂が減っていることを危惧しています。

 

 人間でありながら千角は鬼諷院の将来を約束してくれると考えて魔物に手を貸しているようで、覇王丸たちが京に現れた時のために京を封鎖しているようです。

 

 

 覇王丸は江戸にいるはずの許嫁、お静(おしず)の姿を見つけて追いかけます。お静は覇王丸が無事であったことを喜びます。江戸が魔物に襲われ大変なことになっており、そのために西の方へ沢山の人達が逃げてきているようです。今は東へ向かう街道も航路も通行止めになっているとか。覇王丸たちが世界中回っている間に大変なことになっていたのです。

 

 お静は覇王丸がこの件に関わっていることはこれまで知らなかったようで、覇王丸がミヅキを追っていることを知ったら…なんとなく空気がギスギスしてしまいました。覇王丸は誤魔化すように、お静の酌で酒を飲みたいというのでした。

 

 お静は無茶する覇王丸が心配みたいですが、一番の理解者でもあるようです。覇王丸専用のイベントを楽しんだので、改めて…。京の町を散策します。綾小路という人物の命令で京の外に出ることは出来ないようになっています。

 

 京は南と北に分かれており、覇王丸たちが最初に探索するのは北町で、綾小路久麻呂という人物の屋敷と、鬼諷院派という陰陽師の本拠地である塔(※破怨のイベントがあった所)があります。今はどちらの建物にも入ることは出来ないです。

 

 

 鬼諷院の塔付近にある飯屋に入ると、店の酒を全て呑み干さんばかりの男に出逢います。花諷院骸羅(かふういん がいら)と名乗るこの男は、覇王丸の師匠・花諷院和狆(にこちん)と関係ありそうです。和狆の名を出すと、覇王丸たちに興味を持ったみたいなので、これまでのことを話してみました。今、和狆は阿号という魔物とともに出雲で石像となっています。

 

 骸羅は世の中のことは我関せずという感じで酒を飲みまくってただけかと思ってましたが、多少は魔物のことを気にしていたようです。京では綾小路という人物がアヤシイ動きをしているとか。しかし本気で身を乗り出す気はないのか…酒代を覇王丸に押しつけて店を出て行ってしまいました。しかし花諷院の寮にはいつでも来いとのお誘いを受けたので、後で行ってみることにします。

 

 

 北町では色々なミニイベントがあるので寄り道で忙しいですね。橋本座という所ではシンガーソングファイターの三味線太郎の舞台をやっていますが、気分が乗らないということで、「天空へ」は聞けず…。

 からくり立っちゃんという場所では立っちゃんの研究に援助金を出したり写真を撮ったり…。呉服屋くずはらでは100金で衣裳替えをし…。

 

 

 そして京の南ですが、こちらには中屋という遊郭があります。しかし仲間に冷たい目で見られるので、今回は泣く泣く()入るのは諦めます。っていうか、覇王丸は京に許嫁のお静がおるんだった。入らん方がええ…バレたらヤバイ…

 

 左下の民家には江戸のアイドル江戸小町がいて(邪天降臨之章参照)、宿の奥にはさっき橋本座で歌わなかった三味線太郎がおります。ただのシンガーソングファイターかと思ったら、この人は…血の匂いで覇王丸たちが沢山の魔物を斬ってきたことに気が付きます。自分も魔物を斬りに行くか行くまいか迷っていたなどと言うので、この人も腕に覚えがありそうですが、斬り合いは好きじゃないとか…。今度はちゃんと歌ってる所が見られると良いですね!

 

 さて、骸羅が言っていた花諷院の陰陽師寮(陰陽道の修行と研究をする所)に辿り着いたんですが、占いをやっているということもあり、占って欲しい人の列が出来ています。鬼諷院派と違って戦うことを好まないらしく、生活に密着した占いや呪術を得意とする流派だそうです。…なんかさっきの骸羅のイメージとは違いますね。あの人ケンカっぱやいらしいですし。覇王丸たちは占ってもらうわけではないので並ばず直に入ります。直に。

 

 

 覇王丸たちを歓迎する骸羅は、花諷院と鬼諷院について説明してくれました。どちらも陰陽師の流派です。簡単に違いを説明すると、鬼諷院は都の霊的防衛を担当し結界を守る役目です。しかし最近の魔物騒ぎに乗じて新たな外法開発の好機と、精力的に動き始めています。その動きは京の都を牛耳る勢いにまでなっているとか。

 

 そして花諷院は、元々鬼諷院の分派で日常生活密着型の穏健思考の流派です。骸羅のようなケンカ大好きな人からしたら、勢力争いなんか気にしないボクネンジンの集まりで情けない…と。つまり、双方性質が違って仲が良くないということです。

 

 骸羅は諸国を旅していたため京を離れていましたが、気の乱れに誘われ京に戻ってきて鬼諷院の動きが気になったみたいです。和狆が実の孫である骸羅に声をかけなかったことを苦々しく思っていたようですが、覇王丸たちが必要な時に手を貸してくれるそうです。

 

 

 …というわけで、花諷院寮の隣にある修行場で修行して行きましょうか。ここは3回試練(戦闘)を乗り越えることで超必殺奥義を体得出来ます。

 

 邪銅鐸・魔物と関係ありそうなアヤシイ人物に片っ端からあたっていきます。まずは京を封鎖したという綾小路の屋敷へ向かいます。入り口にいる見張りに、綾小路久麻呂に京への出入りを禁じた理由を直接聞きたいと言いますと、今の京は魔物の襲撃による非常態勢だから封鎖している、そんなに納得できないなら説明すると中に招き入れられます。

 

 屋敷内は妙な雰囲気です。鬼諷院派の陰陽師らしき人達がいるのも不思議です。そして綾小路久麻呂という人物は喋りやら雰囲気が公家っぽい人物です。閉鎖したのは非常時だから理解してもらいたいと言うだけです。引き籠っているだけでは何の解決にもならないと思うんですけど。

 

 

 鈴音が早く邪銅鐸を見つけて破壊しなければならないと抗議すると、京の都は陰陽師の呪法で完璧に守られていると…すでに邪銅鐸の在り処は知っていると言う綾小路久麻呂。邪銅鐸を破壊するつもりなんかなかったということです。

 

 最初から覇王丸たちのことを陥れるために屋敷へ誘い込んだようで、陰陽師たちに取り囲まれてしまいました。

 

 

 鬼諷院の陰陽師3人との戦闘です。ここでは鬼の匂いにつられてやってきた首斬り破沙羅がゲストとして乱入してきました。鬼諷院陰陽師は飛び道具を使うので命中率があまり高くないです。サクサクっと倒してしまいましょう。折角ゲストが参戦してくれる戦いですが、全然動いてないです…。勿体ない…。

 

 陰陽師を倒すと久麻呂の姿が見当たりません。逃げたな…。今の状況からして、公家の綾小路と鬼諷院の陰陽師が結託していることは確かです。花諷院寮の骸羅の所へ行って話を聞く事にします。

 

 久麻呂に殺されかけたことを骸羅に報告します。そして鬼諷院派が一枚かんでいることも…。

 

 

 骸羅に報告だけはしておいたので、後は疑惑の鬼諷院の本拠地に殴り込むだけです。鬼諷院寮前に立ち、いざ行かんとした時、骸羅がやってきました。殴り込みの気配にたまらずやってきたのでしょう。暴れたい気持ちが抑えられないようです。

 

 しかし、骸羅は花諷院派であり、もし骸羅が覇王丸たちに加わったら鬼諷院側に花諷院を潰す大義名分を与えてしまいかねません。…というわけで折衷案で、酒代の御礼として骸羅は鬼諷院寮の門の結界を壊して入れるようにしてくれました(折衷案とは)。

 

 鬼諷院寮に入ると物音がしました。どうやら破壊した結界はすぐに修復されてしまったようで、閉じ込められてしまいます。先へ進むしかないようです。複雑な建物ではないみたいなのが救い。エンカウントはしますので、戦いながら塔を登っていきます。

 

 

 覇王丸たちが進んでいる間、最上階では鬼諷院の魔道力により、破怨と邪銅鐸を融合することに成功していました。無敵の力を得た破怨は、まず手始めにどこかの町を破壊しようと考えます。

 

 綾小路久麻呂は京以外の所にしてくれと破怨に懇願します。鬼諷院千角は陰陽師たちに印を結ばせ、破怨の道を作ると…大阪へ向かわせます。邪銅鐸と一体化した破怨は自らの身体に人間の恐怖と絶望を納めることが出来るようになってしまったのです…。

 

 一方覇王丸たちは着々と階を進んでいます。次の階へ上がろうとしたところ、綾小路久麻呂と出会います。久麻呂は覇王丸たちが、破怨が気にしていた者達だと気付き好都合だと喜びます。その時大きな音と振動が。破怨がここから大阪へ飛び立った音です。

 

 破怨を止めようとする覇王丸たちの前に立ちはだかったのはなんと久麻呂です。戦えるの?という感じですが、鬼諷院千角の手によって人外の力を身に着けたという綾小路久麻呂との戦闘開始です。

 

 

 ここでは再び首斬り破沙羅がゲストとして一時加入します。今度こそ戦う姿を見せてくれ…! そして人外の力を得たという久麻呂の姿はマジで人外の姿になっています。この人もう人間に戻れそうもないな…。体力は多めですが、ここまで来た覇王丸たちの敵ではありません、サクっと倒しちゃうよ! 

 

 倒れる久麻呂は占いで吉と出たのにという言葉を残します。自分の運命を占いに委ねる…それはそれでアリの生き方かもしれませんが…なんとも言えません。

 

 更に階段を上がり、鬼諷院千角のいる階です。千角に邪銅鐸のある場所を問いますが、当然ですがシラをきる千角。ここまで来たならやることは一つ、戦闘開始です。

 

 

 ここでは我慢出来ずにやってきた骸羅がゲストキャラとして一時加入してくれます。千角は戦闘開始直後に外法を使うので二人の千角を相手にすることになります。しかしあまり体力がなく、飛び道具を使うことが多いためダメージを受けることは少なく、ちゃちゃっと勝利します。

 

 

 千角の魂は恐らく邪銅鐸へと吸い込まれたと思います。そして千角は息絶える前に恐ろしい執念を口にしていました。鬼を調伏することこそが鬼諷院だと…。彼らは存続するために鬼に…羅将神ミヅキに近付いたのでしょうか。骸羅が鬼を調伏し使役することから鬼諷院と呼ばれるようになったという由来を語ります。

 

 

 元々は高貴な方々のために生まれた陰陽師の流派で、本当は貴諷院と表記されていたと…。それが自ら鬼を生み出し、鬼を使った呪法を編み出してしまった。術を編み出すことに熱中するあまり…羅将神ミヅキの存在に新しい呪法の萌芽を見出したのかもしれません。

 

 頭がいなくなった鬼諷院派については骸羅に見張っていてもらうことにして、覇王丸たちは…大阪へ向かうことにします。

 

 折角京の外に出られるので色々と見て回ることに。ここから行ける関所は出雲方面の関所と伊賀方面の関所です。まずは出雲方面の関所に行ってみると、そこは通行止めとなっていました。災害によってズタボロになっていているそうで…。出雲へは冥界門で行けるとはいえ、ひどいことになっていますね…。

 

 

 目的の大阪は橋を渡った先です。大阪は破怨によって壊滅していました…。建物も壊れているし、人々を襲って食ってしまったというのです。すでに破壊しつくしたのか、破怨はここにはいませんでした。

 

 伊賀の関所は通れるようですが、役人が伊勢へ飛んでいく魔物を見たとのことで、不安です。伊賀の関所を越え、まずは左側へ行ってみました。そこには破壊されたらしき村があります。ここは安生村(あんじょうむら)という地名らしいです。村の中に入ると、何者かの笑い声が聞こえ、影が近付いてきました。影の中から現れたのは…首斬り破沙羅です。何故ここに!?

 

 

 首斬り破沙羅との戦いになります。倒すと彼の目的が少しだけ分かります。語るわけではないのですが…。ずっと鬼を探している様子でしたが、愛しい人を奪った鬼を探していたようです。しかし…ここで覇王丸が息の根止めちゃったみたいなんですが…破沙羅…。これ…いいのかな…。

 

 

 いよいよ魔物の目撃情報があった伊勢へ入ります。しかし村は静かな様子です。破怨は来てないのかな?

 

 

 伊勢の長老が何か感じるものがあると覇王丸たちに話しかけてきました。話がしたいということで、長老の家へお邪魔します。長老は夫婦で暮らしています。覇王丸たちが魔物を倒すため旅をしていることを話すと、二百年前に存在した美洲姫(びずき)という優れた旅の行者が伊勢で悪霊を祓ったという話が伝わっていることを教えてくれました。

 

 美洲姫様と三人の従者は、日本全国を清めるために旅をしており、伊勢を救い、もっと大きな悪魔を調伏すると言い旅立ったというのが言い伝えだという長老。覇王丸は今自分達が戦っている魔界の大ボス、ミヅキの話と勘違いしてしまいますが、確かにちょっと名前が似ていてややこしいかもしれません。美洲姫は勿論、三人の従者もかなり強かったそうです。

 

 この村では美洲姫一行の話は有り難いもので、ミヅキという悪党とは全くの別人だとは思われますが…。何か引っかかります。しかし二百年も昔の話ですから、調べる術はないでしょう。

 

 長老の話を聞いたので、住民にも色々話を聞いて回りましょうか。魔物が江戸を壊滅に追い込んだという噂が広がっています。

 

 

 そしてさすが伊勢参りの伊勢です。神職っぽい人のお家で色々と話を聞く事が出来ました。出雲大社と伊勢神宮の関係、神様について…。

 

 話をしてくれた神職のおじいさんが子供の頃は、出雲と伊勢を繋ぐ神様の道があるという話があったそうです。その話を聞き、鈴音はある不安を抱きます。破怨の力が出雲と伊勢間に影響を及ぼせば、出雲に封じた阿号が復活してしまうことも考えられるのです。道があれば遠隔地からでも力を送れるのは良くないですね…。

 

 

 伊勢神宮前へ行くと、尼僧らしき人物に話しかけられました。覇王丸に見覚えがあるとか。しかし覇王丸はその老尼僧には全く憶えがないです。尼僧は千年生きているとボケてくるのだと言いおかしなことを言ってすまないと謝りながらも、何か懐かしいモノを感じたのだと言います。…つーか聞き逃す所だった、千年生きてるって何? 八尾比丘尼みたいな??? そんな感じですか!?

 

 尼僧は魔物が伊勢神宮内部にいると言うので、神社内へ入ってみます。宿にいなかった黒子さんがこんな所にいます。しかも神主っぽい人も魔物が現れたと言うので、この奥に破怨がいるのでしょう…。準備を整え奥の部屋へと進むと…

 

 

 町や村を壊滅させてしまう程に凄まじい力を持った魔物、破怨がいました。攻撃をしても効かない様子から、阿蘇で戦った時よりも更に更に強くなっていると考えられます。しかも…鈴音は破怨から邪銅鐸の邪気を感じていました。しかし覇王丸は相手にとって不足なしとばかりに斬りかかっていきます。…が、返り討ちにあってしまい、世界が真っ白に…。

 

 

 その時、女性の呼ぶ声が聞こえました。覇王丸はその声で我に返ります。そこには仲間の姿も破怨の姿もありません。心なしか色味が違いますが、さっきまでいた場所と同じはずなのに…。

 

 

 覇王丸が戸惑っていると、色違いになった鈴音がやってきて覇王丸に魔界の者かと問い詰め始めます。いきなり鈴音が豹変しているので更に困惑する覇王丸ですが、この人物は自分は飛音(ひおん)だと名乗ります。急に世界線変わってビックリです。何が起こったのでしょうか。

 

 覇王丸に対して戦闘態勢をとる飛音。彼女は美洲姫の一の従者・烈風の飛音(れっぷうのひおん)。美洲姫と言えば、さっき伊勢の長老から聞いた二百年前に活躍した行者の名前です。そして鈴音は疾風の鈴音(しっぷうのれおん)と名乗っていますし、この飛音とかなり似ています。

 

 

 美洲姫をミヅキと聞き間違えた覇王丸の態度に更に怒った飛音は覇王丸に斬りかかります。激しい鍔迫り合いをしていると、止めに入る者が現れます。巫女のような姿をしたその女性は、以前少しだけ見たミヅキの姿そのものです。その人物は覇王丸から自分達に似ている魂を感じると言い、自分が呼んだ強者だろうと言います。この人が美洲姫であり、さっきの声の主だったのですか…。

 

 伊勢の長老が語っていた伝説の人物が目の前にいるということにただ驚く覇王丸に、美洲姫は自分が呼んだと言っても信じられないだろうが、ついてきて欲しいと言われます。選択肢が出ますけど、断る理由がないので大人しくついていくことにします。飛音はあんまり同行するのは賛成ではなさそうですが…。

 

 …というわけでかなりの大所帯となって外を探索してみることに。因みに美洲姫の従者は飛音と、魔物に見えるけれどずっと付き従っている波音です。…え、はおん?

 

 

 過去の伊勢はパッと見さっきまでいた伊勢と変わっていないようです。鳥居の所に千年生きていると言っていた尼僧の姿を見つけ、覇王丸は気軽に話しかけます。千年生きているなら何か知らないかと尋ねると、尼僧は自分はまだ八百年しか生きてないとか言います。いや、八百年でも十分だけど…つまり、やっぱり今は二百年前ということになるんですね…?

 

 ここは前向きにとらえ、二百年でどう変わるかを探索しようじゃないですか。とはいえ、そこまで大きな違いはないみたいですが…。昔は変化が緩やかだったのかもしれませんねぇ。巷では次の天下取りは徳川家康だともっぱらの噂だし、赤福は変わらず名物だし。

 

 真珠丼が激安なのに将来黒真珠丼になって高くなっていることくらいですかね、激動感を感じるのは。

 

 

 現代だと閉じられていた夫婦岩ですが、二百年前は入れます。魔物の泣き声が聞こえて来るという噂です。洞窟に入った途端にすぐにザコ魔物に襲われます。

 

 戦闘についての違いなんですが…飛音の技や挙動はほぼ鈴音と同じです。美洲姫は自分で攻撃したりお伴の波音が攻撃する技もあるという感じでしょうか。

 

 

 戦闘に勝つと、美洲姫は覇王丸に自分を信用してもらえるかと再び訊ねてきます。確かに強いですし、魔物相手に戦っている姿はミヅキに似ていても別人だと分かります。美洲姫はこの夫婦岩の洞窟の奥にいるという強力な魔物を倒すつもりみたいです。…というわけで、洞窟内探索です。このダンジョンはあまり複雑ではないですが、面白い日本らしい敵が出てきます。

 

 洞窟の奥に辿り着くと、どこかで見た憶えがある魔物がいました。阿号じゃないか!? この時もいたのか…。

 

 

 というわけでいきなり阿号戦突入です。ここまでくるとかなりのレベルになっていますし、仲間も強いのでね、楽勝ですよ楽勝!!

 

 覇王丸に良い印象を持っていなかったらしい飛音は、阿号との戦いで覇王丸を見る目が変わったようです。それはお伴の波音も同じです。波音は美洲姫に調伏された魔物であり、あまり人にはなつかないそうなので…珍しいと褒められます。ストレートに好きと言われるのは嬉しいものですね!? 

 

 

 波音は良いことをすれば人間になれると信じ…美洲姫の元で善行を積むことで人の魂を生み出す修行中だそうです。そして飛音の役割は波音の保護者みたいなものらしいです。

 

 仲間として打ち解け始めることが出来ました。なんかほっこりしながら洞窟を出ようとすると…出口の所に魔物が立っていました。阿号の色違いみたいな魔物、吽号との戦いです。阿がいれば吽もいるということですね。そして阿号が炎の属性に対して吽号は風属性です。多分同じくらいの強さではないでしょうか、サクっと倒すぞ!!

 

 

 吽号を倒すと、洞窟が揺れ始めるので急いで外に出ます。崩れてきた岩で洞窟は塞がってしまいました。そして洞窟内の魔物を退治したことで伊勢の村人たちから感謝される美洲姫一行。宴の用意をしてくれたということで、お言葉に甘えます。


 

 楽しい宴の最中、静かにその場を抜け出す美洲姫を覇王丸は追いかけます。実は美洲姫は、覇王丸が話が話したいことがありそうと覚って抜け出したのです。美洲姫の言う通りで、覇王丸は未来で何が起こっているかを話します。

 

 ミヅキの姿が美洲姫そのものだったこと、美洲姫はミヅキに乗っ取られた…負けたのだということを。

 

 

 美洲姫は怖気づくでもなく、はっきりと歴史を変える戦いに挑むために覇王丸を呼んだのだと言います。しかも美洲姫を倒すほどの力を持つミヅキと戦いたいと思わないのかと、覇王丸が喜びそうなことを言うじゃないですか。思った通り、覇王丸は手を貸して欲しいという美洲姫の頼みを再び快諾するのでした。

 

 

 次の日。いよいよミヅキが現れるという恐山へ向かうことになります。美洲姫の術で一瞬で行けるの凄すぎん!? そしてあっという間に「おやま」と言えば恐山…に着くのでした。恐山とは、慈覚大師によって開かれたという霊山です。みやげもの屋とか宿屋あるし、マジで開かれてます。

 

 エンカウントしないので、アイテム回収にいそしみます。霊山らしくそこかしこにしゃれこうべが落ちてたりします(霊山とは)。頂上には大きな鳥居があり、そこを潜ると…。社と祠がありました。※黒子さんも

 

 

 飛音は祠に何かを供えて必勝のおまじないをします。その供えたものを見て覇王丸は驚きます。「銀の法鈴」という、飛音が持つ「金の法鈴」と対になっているものだったのです。というか、法鈴って…法鈴だよね? そんな大事なものを供えていいのかと飛音に尋ねると、波音が、帰りに返してもらえばいいと答えます。な、なるほどですね~!?

 

 因みにこの社がある所は普通にエンカウントします。いよいよ社内へ入ります。そこはまた外に繋がっていたみたいで、大きな鳥居や小さな鳥居が並んでいました。

 

 中央の大鳥居を潜って美洲姫が羅将神ミヅキに向かって呼びかけます。美洲姫の呼びかけに答えるように現れたのは…ガイコツの姿の羅将神ミヅキ。霊体ミヅキとの戦闘になります。

 

 

 強力な全体技などもあり、強い敵だと思います。鍛えてなかったり準備していなければそれなりにヤバイかもしれませんが、魔属性であるミヅキには聖属性の美洲姫の技は結構効くと思います。1回目は倒すことに成功しました。…が。ミヅキは再び復活します。全然ダメージ与えられてないようです。というわけで二回目の戦闘になります。

 

 

 イベント戦闘となります。飛音のとっておきの技も美洲姫の技までもが全くミヅキには通用しなくなってしまいました。ミヅキは自分の糧とするため全員食い殺す気でいます。

 

 美洲姫は自分の力がなくなる前になんとか皆を脱出させようとしますが、ミヅキに邪魔されてしまいます。皆が止めるのもきかず、美洲姫を庇うようにミヅキの前に出る波音。しかし波音の攻撃もミヅキには効きません。逆に何かの術をかけられて消えてしまいます。人になりたかっただけなのに…。

 

 そして美洲姫もまた、ミヅキの攻撃で力尽きてしまいます。その美洲姫の身体を乗っ取るミヅキは美洲姫の身体がいたく気に入ったようで歓喜しています。まだ残る美洲姫の意識は最後の力を振り絞り、覇王丸と飛音を伊勢へ飛ばし、残る力でミヅキを封印します。二百年後、覇王丸の時代まで…。

 

 

 覇王丸と飛音は気が付くと伊勢神宮前にいました。すぐに恐山に行く力もない二人は途方にくれます。村はいつも通りで、子供たちが美洲姫様ごっこをやったりして…平和そのものです。

 

 飛音は覇王丸の時代で暴れているミヅキの姿が美洲姫のものだったことを知っていた覇王丸には、美洲姫たちの勝敗の行方が分かっていたことを知ります。しかし覇王丸は…勝つつもりでした。三人衆が自分を含めた三人だったことを忘れていた間は。

 

 覇王丸は自分が戦いに加わっても勝てないと決まっていたことに腹を立てます。しかし飛音は美洲姫が承知していたなら、それでいいと言います。自分を責めるよりも明日どうするかを考えようと。覇王丸の為にも自分のためにも、そう考えた方がずっと建設的かもしれません。

 

 伊勢神宮に入ると、神主が話しかけてきます。美洲姫から覇王丸へと、何かを預かっていたみたいです。そういえば恐山に出発する前に遅れてきたけど、それかしら…。「時の後ろ髪」というものを渡されます。神宮内の奥(踊り舞台)から帰れるそうです。

 

 

 踊り舞台…または能楽堂と呼ばれる場所へ行きます。未来ではこの舞台で破怨と戦いました。「時の後ろ髪」が反応しています。

 

 覇王丸は一緒に行くかと飛音に尋ねます。しかし飛音はこの時代に残ると言います。そして、子を産み、子に剣を教え、子孫たちを作り、伝え…。出来れば、子孫に自分が倒せなかったミヅキを倒して欲しい。そのために女に戻るという飛音の宣言を聞き、覇王丸は満足気です。生きる道を選ぶのに恥も恐れもない、この時代では負けてしまいましたが、未来では勝つために。

 

 帰るという覇王丸に少し寂し気な表情の飛音ですが…ここは潔く、現在に戻りましょう。さようなら…。

 

 

 戻ってきました、現在の伊勢神宮能楽堂へ!! あの破怨との戦いの最中です。鈴音は一瞬覇王丸が消えたように見えたみたいですね…。覇王丸にとっては一瞬どころじゃなかったんですが。

 

 油断している隙に破怨が放った技を食らってしまいます。しかし今の技は覚えがあります。過去の世界で波音が使っていた技です。破怨は…波音だったのです。あの時ミヅキに消されたように見えましたが、取り込まれミヅキの復活が近付いて蘇ったということでしょうか。

 

 覇王丸は破怨…波音に呼びかけます。飛音の名前を出し、一緒に戦ったことを思い出させようとします。その時ミヅキの破怨を呼ぶ声が聞こえてきました。京門に来るようにという命令に破怨はすぐさま従い行ってしまいました。

 

 

 京門ということは京に行ったんですよね、京へ向かいます。その前に覇王丸は鈴音に壊れてしまった法鈴について訊ねます。どこで手に入れたものかを。鈴音曰く、法鈴は先祖代々受け継いできた神器だそうです。鈴音の一族は何百年もの間ミヅキを倒すために復活する時を待ち続けていたのです。これってもしかしなくても、飛音の一族ということですよね。あれだけ似ていたのだから間違いない…

 

 バビュンと京へ戻って参りました。南町はちょっとざわついています。北町に花諷院派が集まっているようです。そして花諷院寮を訪ねると、五条大橋で大変なことが起こって骸羅もそこへ行ったと聞かされます。早速行ってみましょう!!

 

 

 五条大橋に現れた魔物というのはやっぱり破怨でした。武闘派ではない花諷院の陰陽師が出来ることは…結界内に魔物を留めておくことだけみたいです。ここで選択肢が出ます。「戦う」か、「正気に戻す」か。

 

 私は「正気に戻す」を選択してみました。しかし例え正気に戻したとしても、破怨は…多くの人間を食らっています。骸羅は失われたものは戻らないのだと覇王丸に言いますが、覇王丸はせめて自分が知っている波音に戻したいという一心です。

 

 

 覇王丸は美洲姫の名前を出し説得しますが、なかなか正気に戻りません。再び選択肢が出るのでもう少し頑張ってみます。必死に呼びかけると、今度は覇王丸の名前を思い出します。そしてさっきまで一緒に戦っていたので美洲姫の匂いを覇王丸から感じ取った波音は…やっと戻ってきてくれました。

 

 しかし波音の記憶は二百年前のあの時で止まっているので混乱しています。飛音はもういないし、美洲姫は…。そして最悪なことに、ミヅキの声が聞こえてきて、波音は捕らえられます。邪銅鐸と融合している波音が持っている邪のエネルギーを吸い取りに来たのです。波音の姿が邪銅鐸へと変化します。覇王丸たちはここで、波音が邪銅鐸だったことに気が付くのです。

 

 

 折角思い出したのに、あんまりです…。邪銅鐸は破壊しなければ…。鈴音がホーリー・ブレイクを唱え、邪銅鐸は粉々になります。波音の最期の言葉は…美洲姫を頼むというものでした…。

 

 辺りにはミヅキの逆らう者はこうなるのだという高笑いが響きます。死にたければ恐山の地獄神社まで来いとご丁寧に招待してくれます。

 

 おらぁぁぁ、行ったらぁぁぁぁ!!!……そういえばどうやって恐山まで行けばいいんだろう? ずっと使ってなかったから忘れてた、私たちには冥界門がある!

 

 

  京門に入ると、通れるようになっている道があります。魔街道に出ます。勿論敵は強くなっていますが、レベル60くらいで楽勝に進めて行ける感じです。そろそろ出口かなと思った所…見覚えのある奴が出てきます。自称魔界の王・不知火幻庵です。

 

 構っている暇はないので無視して行こうとする覇王丸たち。持前のポジティブ思考で煽り散らかしてくる幻庵ですが、覇王丸たちを思い出します。ボコられた甘酸っぱい思い出に浸っているのか、突然持病の癪でも出たのか、倒れてしまいます。勿論覇王丸たちはスルーして行ってしまいました。…まだ死ぬわけにはいかない幻庵。彼には魔界の王になるという使命があるのだから…(なんだこのイベント)

 

 本当に出口が近いようで、黒子さんがいました。…なにかありそうと思ったら、聞き覚えのある声がします。美洲姫の力を試すという言葉通り、戦闘に入ります。覇王丸の前に、(色違いの)覇王丸…裏覇王丸が現れます。

 

 

 自らを討つこと。これが試練です。勿論裏覇王丸は覇王丸と同じ技を使います。そして硬い…。自分自身を討った覇王丸に二百年待った強い魂、必ず我を討てという美洲姫の声が聞こえます。羅将神ミヅキは近いです。

 

 

 魔街道を出ると「恐山門」に出ました。外に出ると、二百年前に来た時のまま…宝箱も開けた時のまま…。しかし少しだけ違うこともあります。当時なかった祠があります。これは美洲姫の従者が、戦いの後に建てたものらしいです。飛音だ…。


 過去と同じように山頂の鳥居をくぐります。しかし昔とちょっと違うことになっています。ダンジョン化していて、決まった鳥居をくぐらないと戻されてしまうみたいです。

 ここは二股に分かれているところに出たら、まず左側の鳥居→右側の鳥居→右端の鳥居をくぐれば見覚えのある場所に出ます。

 

 それにしてもこのダンジョン今までもそうだったんですが、更にエンカウント率が高い気がするんですけど、どうなんでしょう…数歩進んだらエンカウントみたいな感じで全然先に進めん(涙)。やーっと神社へ辿り着きます。

 

 

 覇王丸は神社の横にある祠から「銀の法鈴」を取ります。過去に飛音が供えたまま、ずっとここにあったようです。覇王丸は鈴音に…先祖である飛音の言葉を伝えます。いつか必ず、自分のできなかったミヅキ討伐を自分の子孫がやってくれるという言葉です。ご先祖様たちのためにもミヅキを倒すという覚悟を新たに、最終決戦の場に向かいます。

 

 地獄神社へ入ると、邪銅鐸があります。そこに近付くと魔物の声が。現れたのは吽号です。どうやらコヤツが東方面…江戸を壊滅させた魔物らしいです。二百年前は完全に倒したわけではなかったんですね…。

 

 吽号は街が滅茶苦茶になったとしても、地上全てが魔界になるのだから気にすることはないなどと冷淡なことを言います。すでに地獄神社には邪銅鐸が集めてきたエネルギーが満ち始めているようです。

 

 

 吽号戦突入です。ここまで来ると深いダメージを負う攻撃をされることはあまりないので只管攻撃し倒します。倒した吽号はミヅキの大願成就を前に、出雲に封印された同朋の阿号を呼び寄せます。そう言えばすっかり忘れてたけど(非情)、和狆師匠が一緒に石像になってたんでした。邪銅鐸にたまったエネルギーを使うことで封印を解く事が可能みたいですね。

 

 吽号が石化した阿号を呼び出すと…なんと一緒に和狆師匠も呼び出してしまったようです。和狆と阿号の石化が解けます。そして阿吽がそろってしまったということで…二人は合体し阿吽剛となります。

 

 

 阿吽剛との戦いです。ここでは和狆がゲストキャラとして戦闘に参加します。ダメージを受けると一瞬分裂して元に戻る描写は面白い…。しかし阿吽剛の技は命中率が低いため、ほとんど喰らうことはありません。そういうわけで4人でボッコした結果…勝利!!

 

 いつも通り倒した敵の魂は邪銅鐸に吸い込まれて行きます…が、今回はイレギュラーなことが起こります。なんと…覇王丸たちまでも吸い込もうとするのです。皆吸い込まれて行き、覇王丸だけが辛うじて回避することが出来ます。その覇王丸の耳に、飛音の声が聞こえてきました。飛音が祠に預けた「銀の法鈴」、それを使えという声です。

 

 

 覇王丸は言われた通り、いつもは鈴音が唱えていた邪器爆滅の技を使います。すると吸い込まれた仲間たちは吐き出され、邪銅鐸を破壊することが出来ました。

 

 改めて和狆はこの場所を見まわし、感慨深げに昔の話をします。和狆も若い頃にこの地獄神社にやってきたことがあり、まだ復活もしていない霊体のミヅキにコテンパンにやられたと言います。心してかかれという和狆。覇王丸が和狆に言われてこの旅を始めた時は、ウデ試しのつもりでした。しかし今は違います。非道なミヅキを放置することは、また悲しみを生み出すだけです。

 

 和狆に回復してもらいます。あざす!! しかもラストバトルに際し、今まではただのセーブポイントとみなしていた黒子さんが自分の思いを語り出します。マジですみませんでした…。ありがとう、がんばるね!!

 

 

 ということで、自分を倒そうとしてやってきた侍たちを大歓迎する羅将神ミヅキと相対し、戦闘開始です。ミヅキは複数体にダメージを与える技を持っていて強いですが、こちらの技も相手によく通るので、ガンガン削っていき、倒すことが出来ました。その際、美洲姫の魂のようなものが出てきました。二百年待たせてしまいましたが、やっと解放することが出来ましたね…!

 

 

 本当の姿に戻ったミヅキはまだ余裕があるようでした。すでにこの地獄神社は魔界化が進んでいるため、ミヅキの本拠地みたいなものなのです。そして邪銅鐸に吸い込まれた魂は人間のものだけではありません。これまで覇王丸たちが倒してきた全ての魔物の魂の力で、ミヅキは攻撃してきます。凄まじい攻撃に倒れ伏す三人…。

 

 そこに浮遊する美洲姫の魂が下りてきました。二百年待っていたかいがあったと…今こそ皆の魂に帰るという美洲姫の力で、三人は立ち上がることが出来ました。覇王丸たちの魂の力が倒れる前よりも更に強力になっていると感じたミヅキは喜びます。自分が仕える神に捧げるに相応しい…と。

 

 そう言えばこの人の格好は巫女に見えます。ミヅキもまた何者かに仕えるだけの存在だったということです。

 

 

 世界の終わりを見せてやると言うミヅキの身体は、突然現れた肉塊のようなものに取り込まれます。ソレはそのまま覇王丸たちも飲み込んでしまったのです。

 

 覇王丸たちが気が付くと、何かの体内のような場所にいました。その不気味な光景は魔界と言っても過言ではないでしょう…。目の前にいるのはミヅキが呼び出した暗黒神です。

 

 

 アンブロジァとの戦いに突入です。前の方にコブかツボミのようなものが4つあり、これは凶焔・凶水・凶風・凶雷という名前です。それぞれの属性で攻撃をしてきます。属性はありますが、このゲームは攻撃の無効化などはないので、全体攻撃を覚えているならガンガン使っていきます。

 

 アンブロジァ自体はかなり硬く体力が多く攻撃力も強い、ラスボスらしい敵です。そして魔属性だと思われます。回復しながら怒り状態を利用し、多段ヒットする技を中心に使っていきます。

 

 ついに、ついに暗黒神を倒す事が出来ました…!!

 

 

 覇王丸たちは恐山山頂の鳥居の前に戻って来ていました。空には虹が…。

 

 改めて覇王丸は最後に戦ったアレが何だったのか、鈴音に尋ねます。人の絶望・恐怖・死、魔物の怨念が集まったもの…と鈴音は説明しますが…。和狆が現れ、それは伝説の狂魔王「アンブロジァ」かもしれないと言います。兎に角あんな不気味なものが世界に出てこなくて良かったです。

 

 覇王丸は鈴音にこれからどうするか尋ねます。鈴音はずっとミヅキを倒すための修行しかしてこなかったから、今は真っ白で何も思い浮かばないと言います。それを聞いた和狆はもっと遊ばないと駄目だと…女なのだから恋をしろなどと言います。

 

 そうですね、皆とっくに気が付いていたと思いますが…鈴音は女子だったのです。※多分覇王丸も序盤は気が付いてなかったと思いますが…

 

 

 そして覇王丸たちは、虹が見送る中、帰路へとつくのでした。

 

 

【完】

 

 覇王丸を主人公にし、妖花慟哭之章をプレイさせて戴きました。色々と気になる点もありますが(手にしたアイテムの使いどころとか…)、楽しく遊んだと思います。次は別のシナリオを牙神幻十郎でプレイした日記となります。こちらをプレイしてからまとめの感想を語ろうと思います。

 

 それでは、ここまでお付き合い有難うございました! お疲れさまです!

 

 

→ PS版「真説侍魂 武士道列伝」プレイ日記4 幻十郎で邪天降臨之章