妻の不安と妊婦健診 -再発 急性期- | 妻と私の異世界生活

妻と私の異世界生活

2020年の春
妻が統合失調症を発症

突然、異世界に放り出された妻と私の闘病記録

急性期、休息期を経て回復期に入り安定したのも束の間、2023年の夏、妊娠発覚と同時に再発

いつかこのブログが誰かの助け舟になります様に。







-統合失調症 再発から8ヶ月半-

-妊娠39w-




昨日の夜の妻の統合失調症の大波、


妄想もすごく救急車を呼ぶか迷いました。













「息ができない!助けて!」


「お腹に圧力かけられて赤ちゃん死んじゃう!」


「大丈夫、息できてるよ」


「私必死だよ?信じて!」


「不思議だけど圧力かけられてるよ!」


「助けて!」


当然、お腹も大きく息苦しいはずですが、


妻の中では幻聴にやられていると言う感覚です。












泣き叫ぶ妻に、


励ましたり呼吸のアドバイスをしても、


全く意味がなく、助けようがありませんでした。


兄弟や義父にも電話をかけ始めるも、


「変なこと言ってしまったかも」


と余計に悪循環になりパニック発作……














病院に息苦しいことを伝えようと言うと、


再度パニック発作…


もうやばいと思い救急に電話しようとした時、


急に落ち着き始めました。














赤ちゃんの心拍を確認して、


安心し始めた妻に聞くと、


「幻聴が色々と言ってくるから…」


「言っちゃいけない事が頭に浮かんで、


 それを言ってるような気がして怖くて…」


「体調崩しているから(私が)、


 どうしたらいいか分からなくて…」


私が胃が痛いと言った事が裏目に出ており、


余計にパニックになってしまったようです。
















私は胃薬を買いに行き、


妻の前で飲み、


そのまま2人とも寝ました。














翌朝(今日)少しまだ不穏な空気の妻でしたが、


「胃が完璧に治った、薬すごいなー」


と伝えると少し安心したのか、


妻は妊婦健診の準備を始めました。














そこから妻はここ最近同様、


昼にかけて調子がよくなり、


妊娠健診の時も笑顔がありました。














看護師さんとの面談、


「お腹以外で心配事はありますか?」


「夜になるとメンタルがおかしくて…」


「あらっ、統合失調症の方?」


「そうだと思います」


看護師さんがゆっくり聞かせてと言ってくれ、


そのあとは私からも補足で、


最近の夜の状態を伝えました。












「それは大変でしたね、


 2人とも寝れてるの?」


「寝てはいますよ、私も胃は治りました」


「それならいいけど、


 圧力は正産期はみんな凄いかかるの、


 息苦しくなるのも妊婦さん特有で、


 吐いたり過呼吸になる人もいるんだよ」


と妻に説明し始め、


妻も少し納得した様に聞いていました。


昨日私が言ったこととほとんど同じですが、


やはり看護師さんの力は偉大です。














「最近悪化してきてるなら、


 産後の入院も少し病棟と話し合って、


 旦那さん同室とか特別な措置をとりますね。


 今から先生とも相談だね!


 妊娠さんが1番いい環境にするからね」


展開についていけていない妻でしたが、


少し安心していそうな感じがありました。














その後、主治医によるエコーと子宮口の検査、


「2900gですね、


 前回ちょっと大きくはかり過ぎましたね、


 赤ちゃん順調ですよ」


「ありがとうございます」


「とは言え赤ちゃんまだ出てきそうにないです、


 前回言ったように予定日すぎると思います」


子宮口が開いてないそうです。















その後先生から、


「もし来週までに統合失調症が、


 入院レベルになるようなら、


 県に1つしかないのですが、


 精神科入院病棟と産科病棟が併設の施設、


 そちらに移る可能性もあるので、


 連絡してください、


 そこは出産後も受け入れ可能なので、


 出産後の再発で移ることもできます」


と言われました。














大変になるけど、


仕方がないなと思い聞いていました。


先生が妻を見て、


「出産に対する不安かな?、


 もし出産が怖くて不安ということなら、


 帝王切開なら痛みはないので、


 今決めなくても、


 来週の妊婦健診の時に言ってください」


あれ、先生方向転換したなと思いつつも、


妻はここでも少し安心した顔でした。















「あとお腹の圧力ね、これはね、


と詳しく説明してくれ、


精神科の先生のようでした。


部屋を出る時に別の看護師さんも、


お腹の圧力について経験を語ってくれました。














沢山励まされた妻は元気を取り戻しましたが、


「夜になるとまた変になるかも、ごめんね」


と言っていました。














帰宅後に改めて、


入院も1人じゃないねと言う事、


不安なら帝王切開の希望を来週だそうと言う事、


を伝えると妻は、


「ずっと言っちゃいけないと思っていて、


 その2つは本当に不安なんだよ」


と言いました。














妻の幻聴による言語規制が少し解け、


昼間は色んな話ができるようになり、


そこから悩み相談を受けていました。














知っている悩みと、


知らない悩みがあり、


1つずつ消化していきました。











妻の趣味であるウィンドウショッピングを、


幻聴に止められていたと聞き、


近くのモールで、


ウィンドウショッピングもしました。


少し嬉しそうでした。
















それでも今晩は波が来るのだろうと、


構えていたのですが、


多少幻聴に気を取られていましたが、


パニックにもならず落ち着いており、


そのまま寝ていきました。














昨日の事が嘘かのように平和な夜、


嘘をついた胃の回復も、


本当に変わり全く痛くないです。


病院に救われた気分です。












とは言え油断は禁物、


明日からまた大変かもしれませんが、


今夜はゆっくり寝ようと思います。


前回たくさんのコメントありがとうございます。


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