再び異世界へ -再発 急性期- | 妻と私の異世界生活

妻と私の異世界生活

2020年の春
妻が統合失調症を発症

突然、異世界に放り出された妻と私の闘病記録

急性期、休息期を経て回復期に入り安定したのも束の間、2023年の夏、妊娠発覚と同時に再発

いつかこのブログが誰かの助け舟になります様に。








-発症から3年3ヶ月-


入りたくない章に突入したのかもしれません。








先週の土曜日からなんとなく、


妻は幻聴を聞いているような目をし始めました。











少し胸騒ぎがしていたのですが、


月曜日の仕事帰り、妻の兄夫婦から


幻聴が聴こえて怖いというので今一緒にいます


と言うLINEが入っていました。









やはり前兆だったんだと思い迎えにいく、


帰ってきた妻は完全に幻聴の中にいました。








険しい顔をして、


「子宮癌で2ヶ月後には死ぬんだって」


「どうしたらいいんだろう」


「知ってるんだよね?」










急に泣き出した妻は、


「結婚できてよかったよ」


「いままでありがとうね」


「でも本当はもう少し一緒に生きたかった」









最近まで、


「幻聴はもう信じてないから大丈夫知らんぷり


と言っていた妻が一気にこうなるのかと、








「今までも幻聴は全部嘘だったよね」


「死ぬことはないから大丈夫」


何度も励ましましたが、


完全に幻聴のみが真実の急性期の状態でした。









次の日からも余命宣告を受けたような顔で、


ただただ幻聴に耳を傾ける妻に笑顔はなく、


無意識で家事をしているようでした。









再燃の要因としては、


・猛暑での町工場勤務


・プロテインを3ヶ月ほどサボっていた


・サプリも量を減らしていた


・連続でクエチアピンを減薬してきた









実際は何がひきがねになったかはわかりません。


油断、怠慢、最近の妻の元通り感が、


私に現実を失念させました。










大事そうにしまってあった封筒を、


妻が持ってきました。


「これ返すね」


「もっとお金を残してあげればよかった」


「ダメな奥さんだね」










ボーナスの時に渡したお金と、


2万しかない食費を節約し貯めていたお金でした。


「これで縮毛矯正するんや知らんぷり


と大事にしまっていたお金も、


「もう死ぬみたいだから返すね」


そう言って渡されました。









最近メルカリで始めて商品が売れ、


飛び跳ねて喜んでいたお金も入っていました。









説得しても仕方がないので、


まずはプロテインやサプリを元に戻して、


出来るだけ寄り添うことにします。









一時的なものだと願いつつ、


そんなに甘くはないとわかっているので、


また3年前の覚悟を決め直すことにします。










完全に幻聴に支配されてしまったので、


再燃と考えていますが、


半分以上の論文では、


入院を再燃の定義にしているようです。








何かヒントはないかと、


まさかの過去の自分の記事を見直す日々です。




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