幻聴をどう解くか -休息期- | 妻と私の異世界生活

妻と私の異世界生活

2020年の春
妻が統合失調症を発症

突然、異世界に放り出された妻と私の闘病記録

急性期、休息期を経て回復期に入り安定したのも束の間、2023年の夏、妊娠発覚と同時に再発

いつかこのブログが誰かの助け舟になります様に。



-発症から2年2ヶ月後-


妻が幻聴を聴くために、


どこか一点を見つめ意識を集中する、


そう言う顔をする頻度が少しずつ減りました。




視界に手をやれば、


ふと我に帰った様に、


少し笑顔の表情に戻る。




急性期の頃は、


声をかけても、触れても、


視線は変わらず幻聴に集中して戻りませんでした。




その他にも、


回復の兆しを至る所に感じる様になりました。




話し方も少しずつ元のはやさに近づき、


スマホでネットサーフィンをしたり、


興味の範囲が戻りつつありました。




栄養療法も続け、


ナイアシンも1日2500mgは飲んでいました。



ナイアシンフラッシュは、


カプセル型からタブレット型に変えることで、


飛躍的に減りました。



買う時に間違えただけの偶然でしたが、


今でもタブレット型を飲んでいます。




私から幻聴の有無を聞くことはしませんでしたが、


ふと妻が友人としていた電話の中で、


「最近、怖い声も聞き取りづらくなって…」


と話しているのを聞き、


少し安心した記憶があります。




ただ、この時の会話の中で、


幻聴が聴こえにくくなっている事を、


少し残念そうに話していた事が不思議でした。




幻聴は不安や寂しさ、孤独や劣等感、


そういうものから逃避するために、


自分で作り出したものなのかもしれません。




そこに自覚はなくとも、


何かの防衛反応だとしたら、


確かにそれがなくなることは本人にとっては、


少し不安なのかもしれません。




幻聴はエラーなのか制御なのか、


つくづく思います、人間は難しいなと。



​-現在- (発症から2年10ヶ月後) -回復期-

バレンタインでしたね、

「収穫あったか?
ちょっと不満

「いや、残念ながら…」

「ふっ
キメてる

「会社の全員が狙ってるとか言ってたよな?」

「あれは私の妄想や
ちょっと不満



「そんな事よりすごいぞ
指差し

と言って差し出されたのは、

ローソンのプレミアムロール増量版




「ちょうど行ったら並べてて目がハート


「天才かもしれん看板持ち


そこに天才の可能性を見出す妻を、

「天才やな

と褒め称えました。