-統合失調症 再発から7ヶ月半-
-妊娠36w-
とうとう臨月に入り、
妊婦検診に行ってきました。
今日は技師さんのエコーでした。
4回目の技師さんエコーでしたが、
毎回違う女性の方が実施してくれます。
偏った視点にならない様に、
敢えてそうしているんだろうなと思いながら、
エコーを眺めていました。
「2350gですね」
「赤ちゃんの口、飲む練習してますよ」
「心臓元気です、羊水量も正常です」
妊娠の初期の頃は、
妻も精神科に入院しており、
毎回何か言われるんじゃないかと心配でした。
ここまで来ると、
エコーで分かる異常はないのだろうと、
油断ではないですが安心して見ていられます。
どちらかと言うと今は、
妻の波が少し増えた様に感じており、
出産前後でまた入院レベルになるのでは…
と言う心配が絶えません。
その後の助産師さんとの面談、
今回の方はあまり、
統合失調症の事を把握されていませんでした。
「授乳の練習について説明しますね」
「母乳は薬の事があるので」
「あげられないと伺っていたのですが」
「あれ…そうなんですか？」
「初期の頃の情報ですが薬はまだ飲んでます」
「確認してきますね」
「大丈夫みたいですよ」
「えっ？」
「奥さんどうしますか？」
「どうしたらいいのでしょう……」
妻は固まってしまいましたが、
私もどうしたらいいのでしょう…
と言う感じでした。
え？見たいな顔をされていましたが、
え？って感じでした。
「来週までに考えておきます」
会議で逃げる時みたいな発言をしましたが、
産後の妻の体調を考えれば、
ミルクが良いだろうと私は考えています。
帰宅後に病院から電話が来ました。
「先ほど面談した助産師です」
「申し訳ございません、授乳の件ですが」
「薬を飲んだ状態での出産が大丈夫で」
「授乳の件は別でした」
「小児科の先生と相談になりますので」
「次回の面談で結果をお伝えします」
「分かりました、お電話有難うございます」
珍しく連携が取れてない…
新しい方なのだろうか…
でもあの後おそらく、
もう一回確認してくれたと言う事、
すぐに電話をくれた事、
誠実さは感じます。
そもそも、
何百人もいる患者の情報を全て把握するのは、
さすがに厳しいと思います。
患者側がしっかりしないとなと、
改めて感じました。
一方で、
明日は後任の係長への業務引き継ぎです。
在宅では難しい部分を早めに引き継ぎ、
明後日以降は妻のそばにいられる様にします。
今の妻はあまり上手く話せず、
幻聴も気にしている様子が見られます。
腹痛や出血、破水の説明をして、
私の会社の連絡先や、
病院に電話した時の台詞を説明してあります。
そんなこんなで、
ここに来て時間が長く感じます。
在宅仕事もあまり手につかず、
出産と再発の心配が脳裏を駆け巡ります。
あと1ヶ月、
いや産まれてからもですね。
今年も大変そうですが、
人生のターニングポイント、
家族のために集中していこうと思います。