精神科入院の経過 -再発 急性期- | 妻と私の異世界生活

妻と私の異世界生活

2020年の春
妻が統合失調症を発症

突然、異世界に放り出された妻と私の闘病記録

急性期、休息期を経て回復期に入り安定したのも束の間、2023年の夏、妊娠発覚と同時に再発

いつかこのブログが誰かの助け舟になります様に。








-統合失調症 再発から2ヶ月-
-妊娠12w-


妻が入院して1ヶ月が過ぎました。









前回入院した時同様、

徐々に自分に自信をなくしていき、

自分で物事を決定できなくなってきたようです。








看護師さん達の献身的な介護もあり、

落ち着いてきたようにも感じます。







一方で行動が制限されて、

これはダメあれはダメという事もあります。








当然、

幻聴にもこれはダメ、あれはダメ、

それをやったら大変なことが起きるなど、

様々な事を言われてしまいます。









今日は面会に行きましたが、

全てに自信を失った妻は、

「昼間どこに座っていたらいいかな?」

「夜は何時に寝たらいいかな?」

「私のこと嫌いだよね?」

「もう一緒に暮らせないと思うと怖い」

「ご飯は言われた通り食べてるよ」

「妊婦サプリも言われた通り飲んでるよ」

こんな事を言っていました。









最近は電話も増えて、

些細なことでも聞いてきます。








アドバイスをすればその通りにするので、

現状における安心感はあります。









ただ、

社会性は落ちてきていると考えられます。










日常生活においてはその時々に、

自分で判断しなければならない事も多く

今のままでは聞く人がいないと、

パニックになる事が容易に想像できます。










社会性という意味では、

入院で失う事も多いかなと思います。

退院後が大事ですね。










今回の入院は、

目的は異常行動や希死念慮の阻止であり、

そう言う意味では順調とも言えます。











あまりにもやる事がなくて不安ということで、

面会後に近くの本屋さんに行きました。









本屋さんの入り口に、

妻が好きそうな絵の本が並べられていました。

内容的にも優しくていいなと思い買いました。

今私が妻に伝えたいことばかりでした。










本来ファッション好きな妻に合わせて、

ファッション雑誌も購入しました。

たまたまマタニティ特集でした。









漫画も探したのですが、

些細な事が妄想に繋がるので選べませんでした。

元気がでて優しくて闇のない漫画ってなると、

なかなか難しいですね。











病棟が閉まるぎりぎりの時間に本を届けて、

近くのやよい軒で秋刀魚定食を食べていると、

妻から電話が来ました。









「私の為に買ってきたんだよね?」

「私読んでもいいんだよね?」

「そうだよ、読んでいいんだよ」









「今葛藤してる」

「大丈夫、読んでも何も起きんから」

「うん、ありがとう」









「集中できないと思うけど」

「暇つぶしに眺めてるだけでもいいよ」








「わかった、なんか食べてるの?」

「秋刀魚」

「いいな…じゃまたね」









幻聴だけを聴いていた再発初期とは違い、

私の意見を聞いてくるので、

大きな進歩として受け入れようと思います。










来週は仕事もトラブル処理の続き、

妊婦健診、出生前診断で2回の妻の外出、

外出は病院ばかりですが、頑張ろうと思います。


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