助産師さんの存在 -再発 急性期- | 妻と私の異世界生活

妻と私の異世界生活

2020年の春
妻が統合失調症を発症

突然、異世界に放り出された妻と私の闘病記録

急性期、休息期を経て回復期に入り安定したのも束の間、2023年の夏、妊娠発覚と同時に再発

いつかこのブログが誰かの助け舟になります様に。







-統合失調症 再発から2ヶ月-

-妊娠11w-



介護休業を終え、


仕事に復帰して2週間が過ぎました。










会社の方は私の心配をしてくれ、


少しずつ戻ればいいよと言ってくれています。










ただ、現実はなかなか大変です。


夜中に製造ラインでトラブル発生、


急を要する為、上司と夜中に出勤しました。










私がいない間に変更された作業があり、


そこに問題があったようです。










いない間とは言え、


私の管轄だったため、


そのまま夕方まで対応しました。










大きな問題だったため、


残りは上司と管理職の会議となりました。









上司は、


「今日病院行かないとだろ?」


「いきなり無理させたな、帰っていいよ」










少しもやもやしながら、


出生前検診の紹介状をとりに、


総合病院にいきました。










病院は診察時間が終わっており、


広い待合に1人座っていました。











前日の朝から不眠だった為、


うとうとしていると、


担当の助産師さんがきました。










紹介状を受け取り説明を受けました。


妻の状況や不安を聞きたいというので、


入院生活のことなど、詳しく説明しました。










前回10週目のエコーから2週間、


健診時も調子が悪かった為、実感がなく、


もうダメになったかもとよく言うと伝えました。










助産師さんは深く頷いていました。


保健師さんと同じような真剣な眼差しでした。












話が終わり、


そのまま会計受付に移動しました。










会計受付には沢山の人がいて、


辛そうな表情をしている方もいました。










少し長いなとスマホを見ていると、


「よかった、間に合って」


と先ほどの助産師さんが横にいました。











「先ほどのお話をきいて」


「私だったらと考えると心配になって」


「先生に相談してきました」


「自費になりますが来週エコー受けませんか?」


「いいんですか?」












「妊娠さんはみんな不安で」


「4週間がすごく長いんです」


「奥様の場合、入院されていて薬も飲んでいて」


「私だったら心配で耐えられないと思いました」


「奥さんも不安でいっぱいだと思います」


「ありがとうございます」


「自費でいいです、お願いします」










「私も同席します」


「お日にちは決まり次第すぐに連絡しますね」


「いつでも大丈夫です」


「よろしくお願いします









「旦那さんもお疲れのようですね」


「気をつけて帰ってくださいね」









先ほど待合でうとうとしていたのが、


ばれていたようです。









助産師さんの心づかいに感激し、


帰り道に全身に鳥肌が立ちました。










最近観た「コウノドリ」と同じく、


助産師さんは私達に寄り添ってくれました。









仕事で疲れて、


日々忙しく過ごしていますが、


毎週、誰かの優しさに触れて心が回復します。




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