cornwell
待望のスカーペッタシリーズだったのですが、何か違和感
どことなく作品が粗くて手抜きかね?という感が否めません。売れっ子作家によくある現象ですが、だんだん舞い上がっちゃってる。
都合の悪い所は一行で説明しちゃうのに、無駄な描写も多く、誰かさんがサックス(最高級デパート)でプラダの靴を買ったなんてどうでもいい。

一番の不満は登場人物の年齢を若く設定しなおしててしまったこと。
スカーペッタがどんな風に歳を重ねていくのか楽しみだったのに!
ネタバレで書けませんが、「そりゃ、ないやろ」的展開もあって何だか商業ベースに乗っちゃってます。

相原真理子さんの訳にはいつも感心しながら読んでいますが、今回はやたらひらがなが多いのは何故ですか? 読みにくい~!これってページ数を増やす為?とも疑っちゃいました。
薄い上下2巻に分けたのも気に入らない。そりゃ、通勤読書の為の配慮かもしれませんが、出版社の陰謀を感じました(笑)。

他の人の読後感を調べて見ました。
やっぱり不評だったんですね。アメリカでも必ず一度はベスト1に入っていたのに、今回は確か5位が最高だったような。
スカーペッタファンだった人ほど失望感が大きいのかも。
残忍で異常な殺人事件とは対象的に、スカーペッタがごくごく普通の中年女性として料理やガーデニングを楽しむ姿や、脇役たちとの洒落たジョーク、暖かい心理描写などが魅力だったのに。

先日TVにコーンウェルが出演していましたが、彼女もスカーペッタ同様、10歳は若返っちゃってましたよ(苦笑)。

☆☆

著者: パトリシア コーンウェル, 相原 真理子
タイトル: 黒蠅 (上)



著者: パトリシア コーンウェル, 相原 真理子
タイトル: 黒蠅 (下)

編集後記
実はこの本は発売前から予約していたんです。

ぐた   「P.コーンウェルの『黒蟻』を予約したいんですが」

書店員 「はい?え~っと、お名前は?」

ぐた   「黒蟻です」

書店員 「黒蟻さまですね」

ぐた   「ぐたですっ!」

だいたい、黒蟻さんなんて人いるのかよ(泣)。

さて、勘違いしたアホはどちらでしょう。

正解者の中から抽選で。。。(やめろっつの!)


b-green

118
今やフロイトの学説の誤りは常識になっているものの、やっぱり精神分析の御大家ということで、若い頃にに読んだ本をもう一度紐解きました。あの当時は夢中で読んだんですよね(笑)。

いやぁ、相変わらず難解ですな。でも難解のわけはフロイトの講義の内容というよりも、フロイト自身の論理にあり、講義の語り口を読んでいるとフロイト自身が神経症だったのではないかと。(苦笑)

学説は確かに一理ありかもだし、現代の精神学分野での基になっているかもしれないけれど、何が何でも性にこじつけちゃうのはちょっと苦しい。

フロイトが生きていた時代背景を考えれば、世の中ひっくり返るような斬新さだったでしょう。確かに彼は偉業を成し遂げました。

フロイトの本を読むときはユングも併せて読まれることをお薦めします。

フロイトの理論よりも、フロイトとユングの関係の方が面白いかもしれない。

☆☆
著者: フロイト, 高橋 義孝, 下坂 幸三
タイトル: 精神分析入門 (上巻)


著者: フロイト, 高橋 義孝, 下坂 幸三
タイトル: 精神分析入門 下  新潮文庫 フ 7-4 b-blue

d268

我が家が片付かない原因の第一位が紙類の氾濫。
とにかく活字中毒の私としては印刷物はなかなか捨てられない(泣)。

野口式のユニークな整理法は逆転の発想で目からウロコです!
さすが教授だけあって話も論理的かつ簡潔でわかりやすく、読んでいるうちに内容よりも語り口に魅せられました。

とくに著者独自のネーミング、例えば「君の名は・シンドローム」とか「神様ファイル」とか「ドッペルゲンガー・シンドローム」とには思わずにんまり。
初版が1993年なのでPCに関しては時代遅れですが、これは今頃読んだ私が悪いんだ~。とはいうもののパソコン超整理法も十分役立ちます。


☆☆☆☆

著者: 野口 悠紀雄
タイトル: 「超」整理法―情報検索と発想の新システム b-blue

paris

最近、渋澤龍彦に凝ってます。などというとアブナイ系に思われますが、中世ヨーロッパの文化を詳しく識るにはもってこいだ!と思います。

私事ですが

子供の頃に父の本棚に渋澤龍彦の本がけっこう並んでおりました。
思春期には「私の父はサドだったのか~っ!?」と悩んだ時期もありまして(爆)、長年、渋澤龍彦は避けて通って来たのですが、最近ようやく父への疑惑も晴れました。

父は、仏文出身で渋澤龍彦と同年代でもありましたし、お勉強の為に読んでいただけなんですね。(泣)

父ちゃん、疑ってごめんよ~!
父娘の名誉の為に明記しておきますが、我々一族の性癖はいたってノーマルであります(爆)。

ちっとも感想になってなかった!(笑)

内容は古今東西の秘密結社の成り立ちや軌跡をざっと紹介してあるのですが、嵌まらないまでも(笑)知識として知っておくには悪くない。

それにしても渋澤氏の調査能力には脱帽。

インターネットの普及していない時代にどこからこんな情報を仕入れたのか。すげえなぁ。


☆☆☆☆

著者: 渋沢 龍彦
タイトル: 秘密結社の手帖
b-blue

題名が面白そうで買ったのですが期待はずれ。
ジャーナリストの書いたものなので内容を期待していたんですが構成と文章に難あり。とにかく個々の事情を読者が認知しているものと仮定して話が浅くあちこちに跳ぶので不親切でわかりにくい。何が言いたいのか、どういう趣旨で書くのかさっぱり掴めず、やっと本題のリクルート事件に入ったのが68ページ目前後。ただ読んでいる分にはいいんだけど、情報(エピソードや会話など)の断片の羅列に過ぎず、それから?と読んでいると肩すかしをくらう。また同じ話が何度も出てくるのも疲れる。ただ著者の金権政治に対する憤懣だけはよ~く伝わりました。



著者: 山本 祐司
タイトル: 東京地検特捜部の決断―「政・財・官」総腐蝕との闘い