第二種の利率について | ぐっさんのブログ

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2023/10/23

第一種は無利息で、第二種は利息が発生します。

第二種の利率がどれほどか気になるところですが、利率は「利率固定方式」と「利率見直し方式」の2つがあります。

「利率固定方式」は返済期間中はずっと同じ利率のままです。

これは市場金利が上下しようと完済までずっと利率が変わりません。

「利率見直し方式」はおよそ5年ごとに利率が見直されます。

これは「利率固定方式」と違い、市場金利によって利率の見直しがありますが、随時ではなくおよそ5年に1回程度となります。

住宅ローンと同じようなもので、どちらかを選択できます。

なお、2016年3月で完済した場合の利率はそれぞれの方式で次のようになっています。

どちらも非常に低い利率です。
利率固定方式0.16%
利率見直し方式0.10%
なお、奨学金の上限利率は3%と規定されており、どれだけ市場金利が上がっても3%を超えることは現在のところはありません。

上限利率が3%であり、奨学金の貸出利率が一律3%ということではないことに注意してください(誤解している方が多いため)。

過半数の方は「利率固定方式」を選択するのは住宅ローンと同じです。

奨学金の利率の決まり方は少し変わっています

民間はもちろんですが、それ以外の公的なローンも含めて、利息は借りた翌日から発生するのが通常です。

よって借入相談時や決定時に利率は提示されている状態です。

しかし奨学金は在学中は免除となり、卒業後から利息が発生するのです。

返済も卒業後から始まりますので、民間の教育ローンなどと組み合わせて借入することも計画できます。腹パン
奨学金三井住友銀行教育ローン(有担保型)

(2016/12/1現在)
債務者学生本人

(主に保護者が連帯保証人
保護者
利息在学中は免除借りた翌日から発生
返済開始時期卒業後借りた翌月から(主に)
年率
利率固定方式0.16%
利率見直し方式0.10%
2.975%

利率の方式は在学中に変更することが可能です

一旦は奨学金の申込時に利率の方式を選択し申告するのですが、貸与終了年度(大学4年次)に一度だけ変更できることになっています。

多くの方が大学4年次まで借入することになると思いますが、この場合4年次に利率の方式を変更できます。

申込時は4年以上先の景気動向を考えるわけですが、大学4年次であれば数か月後の景気動向を考えるわけであり、前者よりどちらの利率方式を選択すべきかずっとはっきりすると思います。


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