「役に立たねばならない」
これは特に勤勉な日本人のDNAに染み付いている大きな価値観です。
この先祖代々受け継がれてきた価値観は、大きな成果も生みましたが、一方で多くの苦しみや弊害も生み出してきました。
役に立つ、成果を上げる、認められる、など。
私たちはこれまで世間が「良し」とされるものになることで、自分の居場所を確保してきました。
しかし、この世は2極の世界です。
役に立とうとすればするほど、私たちの中にある「役に立たない」「成果を上げられない」「認められない」自分はどんどん肥大化していきます。
そして、その抑圧された「ダメな自分」は、何らかのかたちで私たちの人生に、問題や困難をもたらすのです。
価値と無価値を超えたKさんの気付き
カウンセラー養成コースを受講中のKさんがコース中に取り組んでもらっている課題の中で、この「役に立たねばならない」という私たちに課せられてきた制限を解き放つ大きなヒントとなる気づきを得られたので、シェアさせていただきます。
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今回はさらに、価値や役に立つこと、無価値や無駄はダメなのか？についての気づきを書かせていただこうと思います。
前回頂いたコメント、
「宇宙は一切必要ない物は創造しませんので、存在している時点で大いに価値があり認められている」
「全ての人が人類の目覚めの一端を担い学んでいるという視点で見た時に、存在価値という概念そのものも消えていきます」
これを、日をあけて何回か読み返すうちに、「人類の目覚めの為にこの世の全てが必要だから存在していて、宇宙には一切無駄がないのだな」ということが腑に落ち始めました。
そして、「となると、「無駄や無価値、無意味の概念」もなくなっていくな」、とも感じました。
全ての人の存在も、立場も、行動も、会話も、そこに集う機会も、「人類の目覚めのため」に全てち密に計算された必然のもので、これらを使ってみんなで学び合い、高め合っているのだな、と。
本当の価値とは、人類の目覚めであり、魂の学びであり、これが全て宇宙の計らいのもとにあるのだとしたら、「大切なのは、その目覚めのための宇宙の構成員として自分の担っていること、つまり、目の前のことに最善を尽くして取り組むこと」だなと感じました。（浄化や内観や気づき、それから、人と純粋な思いで向き合う事なども含め。）
そして、目の前のことに自分を注ぎベストを尽くせば、たとえ表面的には失敗に見えたとしても、きっと宇宙的目線で見たらそれは失敗ではないのだろうなと思いました。だから、表面的な結果に執着するのはやめよう、と決めました。
「価値」とは、今までは「喜び」や「特別なもの」や「得」などに関わるもののように感じていましたが、そうではなくて、「この世の全てのこと」や「みんなの人生とそのプロセス全て」（＝存在）が「価値そのもの」だなとも思いました。
人の役に立つことや人に価値あるものを提供することで存在意義を見出そうとしていたけれど、そうじゃないんだな、という感覚が、少しずつ腑に落ち始めています。
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Kさんありがとうございました。
私たちが「良い」「悪い」「正しい」「間違い」がある2極世界に生きている限り、そこには苦しみや葛藤が生じます。
できるだけ「良い」ものになろうとし、「良い」ものを手に入れることができれば、幸せになれると誰もが信じて、それを目指します。
しかし、2極世界に生きている限り、必ず「良い」ものを手に入れた分だけ、「悪い」もの、「悪い」と見える状態は訪れます。
その2極のシーソーゲームをやり尽くした時、私たちは2極ゲームのルールそのものに疑問を抱き始めるのです。
「そもそも、良いって何？」
「そもそも価値って何？」
という根本的な疑問に意識が向いていくのです。
それこそが目覚めの扉が開いた証拠です。
＞「人類の目覚めの為にこの世の全てが必要だから存在していて、宇宙には一切無駄がないのだな」ということが腑に落ち始めました。
Kさんのこの気付きはまさに2極を超えた、目覚めた視点です。
良い、悪い、価値がある、ない、を超えてすべては必要であり、価値があるから、そこに存在しています。
＞「となると、「無駄や無価値、無意味の概念」もなくなっていくな」、とも感じました。
すべての存在意義、価値が理解できると同時に、Kさんの中から、無駄、無価値、無意味なものがなくなってしまいました。
すべてが同価値になると、すべての価値、優劣、上下もなくなるのです。
「ここに存在していい許可」を得るための犠牲
私たちは、無価値にならないように、自分に何とか付加価値を与えようと必死に頑張ります。それによって存在意義や存在価値を見出そうとするのです。
私たちはどれだけ「ここに存在していい許可」を得るために、必死で生きてきたのでしょうか？
その許可を得るために、働き、お金を稼ぎ、気を遣い、あるいは、何となくその許可が下りなさそうだと感じた時には、必要以上に自己否定し、自己卑下し、小さく存在しなければなりませんでした。
決められた理想とする型や状況に一時的にはまることができたとしても、2極のゲームに終わりは在りません。
宇宙の法則として、必ず状況は変化し、良い状態は去り、また悪いと見える状態は訪れます。
たとえば、朝が来たら歓喜し、夜になったら絶望する。
そんな民族がいたら滑稽に思えるでしょうが、私たちがまさに宇宙から見たら単なる移り変わる2極に一喜一憂する滑稽な人種なのです。
関西の名物「551の豚まん」のＣＭにもありましたが、
551の豚まんがある時は
こうなり、
ない時は、
こうなってしまう。
私たちの苦しみは間違いなくこの「ある、ない」で一喜一憂する過去から連綿と続いてきた条件パターンにあります。
そろそろ私たちは「一喜一憂星人」から卒業しなければならなのです。
自己価値や存在意義への悩みこそ目覚めの最終段階
目覚めの最終段階に来た時、私たちは自己価値や存在意義について悩みます。
まるで自分には何の価値もないように感じてしまう段階が訪れます。
しかし、そこで必死に何者かになろうとしないでください。
その試みは失敗します。
目覚めを見据えた本当のあなたがそれを仕組んでいるからです。
それよりも
「本当にそうすることで私は満たされるのだろうか？」
「本当は私は何を恐れているのだろうか？」
「そして、それは本当に恐れることなのだろうか？」
「価値がなくなったとしたら、この私という存在は本当に損なわれるのだろうか？」
そんな根本的な質問に意識を向け続けてみてください。
そして、「そもそも価値って何なのだろうか？」という問いにもじっくりと意識を向けてみてください。
その答えを早く得ようとしないでください。
ただその根本的な問いにフォーカスし続けることが大切です。
そのエネルギーは、あなたの自我の殻を、恐れの鎧を徐々に溶かしていくことでしょう。
そして、その問いのエネルギーが頂点に達した時、あなたは深い部分からわかり、思い出していきます。
そもそもすべてに優劣や価値の高い、低いなどなかったことを。
すべてに同等の価値があったことを。
そして、同時にすべてに価値などなかったことを。
その時、あなたは最初から存在していた絶対的な安心、絶対的な平安の境地を体験します。
自分の価値を証明するために「すべきことなど何もない」ことを悟ります。
そして、そこからあなたの世界は信じられないほどに生き生きと輝き始めるでしょう。
2極という枠組みを超えた時、あなたの中にあったあらゆるレッテルが剥がされ、あなたは元々そこに在った生き生きとしたすべての生命の存在に気付くのです。
2極のゲームボード上の1極（良い）を極めようとする試みは、必ずいつか同じ力で反対の1極（悪い）へ振り戻されます。
必要なのは、2極のゲームボードを降りることです。
それこそが、2極的価値観が極まったこの時代の私たちの使命なのですから。
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3月28日（土）「2極のゲームボードを超えるオンライン・セミナー」開催します。
お申込み者全員に、この時期にマストな 「2極を統合する遠隔ヒーリング」 も施術します。
この世界は、良い、悪いや優劣、正しい、間違いなどが存在する2極世界です。
そこでは「良い」とされる状態を手に入れた時に、喜びが生まれ、「悪い」という状態になった時に、苦しみが生まれます。
関西の「551の豚まん」のＣＭにもありましたが、
551の豚まんがある時は
こうなり、
ない時は、
こうなってしまう。
これはまさに2極世界で揺れ動く私たちそのものです。
こうなってしまうと私たちの幸せは「豚まん」があるか、ないかで決まってしまいます。
すると、まるで人生の創造主ではなくなり、豚まんに支配された状態、つまり「豚まんの奴隷」になってしまうのです。
豚まんはもちろん比喩で、それぞれが大事だと思うものを当てはめてもらえばいいのですが、いずれにせよ幸せのために何かが必要だという条件がある限り、私たちはこの2極ゲームのボード上からは抜け出すことができません。
時にはそれを得られることもありますが、当然2極世界ですので、それが得られない時も同じくらいの割合で訪れます。
目覚めとはある意味、この2極のゲームボードを降りること、あるいは超越することだといえます。
この2極を超えた時、私たちは必死に頑張って自分を保ち、幸せを得ようとする必要がなくなり、本来の自分のままで存在し、元々そこにあった平安、喜びを感じることができます。
それこそがこの時代に必要な真の目覚めです。
今回のセミナーでは、いかにしてこの2極のゲームボードを超えていくのかについて、ぐるぐる＆よっつが詳しくお伝えしていきます。
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日時 ： 3月28日（土）13：00〜 （1時間半〜2時間程度）
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心理学や引き寄せ、願望実現などとの決定的な違いは、潜在意識だけへの働きかけではなく、そこに溜まった痛みに向き合い、さらにその奥にある超意識（本質、魂、普遍意識）とつながり、気付きや学びを得ることで、根本的変容を促すことです。
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