↓風雲ライオン丸 第14話より
第14話「父のかたき ライオン丸」です。
このエピソードに関しては、このブログで以前取り上げた事があるのですが、再度触れておくことにします。
間違いなく風雲ライオン丸を代表する1編なので、飛ばせないのです。
「父のかたき ライオン丸!(その7)」参照)
(続き)
錠之助「……獅子丸を助けたいか?
お前が望むなら助けてやってもいいぞ。 どうする? 一太郎。
獅子丸を殺すも生かすもお前次第だ……!」
獅子丸……父の仇……。
真の敵は、キツネバ……。
しかし、父を斬ったのは間違いなく獅子丸で……。
苦戦する獅子丸をじっと見続ける、一太郎……。
↓風雲ライオン丸 第14話より
一太郎「……助けてやって!」
錠之助「よしっ!」
↓風雲ライオン丸 第14話より
一太郎の、恨みのこもった目、そして悩んだ末の「助けてやって!」のセリフ。
そしてその言葉を聞いた錠之助の嬉しそうな顔(笑)!
この回は、役者陣の演技も、実にノッている感じです。
錠之助はタイガージョーに変身!
↓風雲ライオン丸 第14話より
タイガージョー「タイガージョー 推参!」
おおっ!
タイガージョーのスタイルが一新されている!
↓風雲ライオン丸 第11話より
旧スタイル。比較の為に、1枚貼っておきます。
くすんだ薄茶色になっていた毛は、鮮やかな黄色と黒の虎縞に。
抜け落ちていた印象のある全身の毛は、大幅増量。
隈取のようにも見えた目の周りの焦げも、無くなりました。
それらだけでなく、
黒だった胴は銀色に
胸の文様は「悪の文字モチーフ」から「虎の文字モチーフ」に
と、デザイン自体が大幅に変更となりました。
まぁ、様々な意味で、ようやく路線変更に伴う混乱が(ほぼ)収束した感があります。
……実は、次回の15話ではまた旧スタイルのタイガージョーに戻ってしまうので、現場の混乱はまだ完全には収束していなかったようなんですけどね。
圧倒的な強さで地虫忍者群を蹴散らしていくタイガージョー。
また、キツネバの操る毒蝿もたちまちの内に、その全てが斬り伏せられてしまった。
形勢不利と見て、キツネバは退却していくのであった。
↓風雲ライオン丸 第14話より
タイガージョーに変身しての活躍シーン、今回はここだけで、クライマックスでは戦闘に参加しなかったりします。
獅子丸「錠之助……礼を……」
錠之助「礼? 礼を言うなら俺にじゃなく、一太郎に言ってやるんだな」
獅子丸「一太郎……?」
錠之助「ああ、一太郎に頼まれたからやったまでさ。
俺はお前を助ける気なんかなかったぜ」
嘘つけ(笑)!って感じではあるのですが、嘘とも言い切れない。
錠之助の表情とか、そもそも一太郎をたきつけている辺りで、本心では獅子丸を助けに行きたい気持ちなのは分かるのですが、それでも一太郎の一言が無ければ、本当に助けに行かなかっただろうというのが、本作の錠之助のキャラクターなのです。
口では冷たい事を言いながらも、実は非常に徹しきることは出来ない、というキャラは、日本の、漫画、アニメ、特撮界に山のようにいますが、胸に熱いものを秘めているのは間違いないのに、本当に非情に徹した行動をとり続ける、というキャラなのです。 風雲~の錠之助は。
心配する志乃たちと別れ、一人、立ち去っていく獅子丸。
錠之助「心配するな。 いくら傷ついているとはいえ、
自分の牙を磨く力位は残っているはずだ」
↓風雲ライオン丸 第14話より
このセリフには、錠之助の信念と、獅子丸に対する信頼も込められていますね。
はたして錠之助の放った言葉は……正しかった。
錠之助の信じた通り、獅子丸は再び立ち上がる。
傷つき倒れている時ではない。 挫けてはいけない。
今自分のなすべきことは、マントルの人間地虫計画を叩き潰すことなのだ。
キツネバを倒すべく、獅子丸は愛馬シェーンを駆る!
↓風雲ライオン丸 第14話より
(つづく)
↓風雲ライオン丸
おまけ
昔作ったやつ。
ブログの内容とは、全く関係がありません。