風雲ライオン丸 第14話 「父のかたき ライオン丸」
↓風雲ライオン丸
(前回の続き)
錠之助「俺は他人(ひと)の為に命をかけたりはしない。
人の情けなんてものはとっくの昔に断ち切ったさ……!
お前の腕がどれくらいのものか、ゆっくり見物させてもらうぜ……」
あくまで、ライオン丸が自力で危機を脱することを願い、手助けはせず、じっと遠くから見つめるだけの錠之助。
しかし、今回のこの錠之助の態度は、さらなる悲劇を生むこととなる。
ライオン丸「約束だ。子供を自由にしてやってくれ」
子供の命などには興味が無く、また、ライオン丸の言葉とは違い、錠之助は必ずおびき出されてくると考えているキツネバは、一太郎を解放した。
と、一太郎は逃げ出さず、打ち捨てられていたライオン丸の刀を取り、彼の元け駆け出した!
ライオン丸を助けようとする一太郎に対し、地虫忍者は容赦なく刀を振るう!
最後の力を振り絞り、ライオン丸を吊るしていた綱を切る一太郎。
その背中に容赦なく突き立たれる地虫忍者の凶刃!
ライオン丸「一太郎!」
助け起こすライオン丸だが……もう、助からない……。
一太郎「ライオン丸……刀……」
刀を受け取るライオン丸。
そして、その様子を見ていた錠之助。
錠之助「一太郎……」
その目には、光るものが……有るや否や……。
……え~と、その……。
やり過ぎじゃないですかね……。
なんと言うか……もう、私、すっかりトラウマになってしまった感じで。
何度も観ているのですが、何度観ても、目が潤んできてしまうんですよ。
どころか、ポロポロ涙が流れてきてしまうのです。 やっぱり今回観返しても。
それも、いい感じの感動じゃなくて、本当に、心の底から悲しみが湧き上がってくる感じの涙。
辛すぎるよ、哀しすぎるよ、これ。
ライオン丸「許せない……絶対に許さん~ッ!!」
ライオン丸、怒りの咆哮!!
(つづく)