銀河旋風ブライガー その22(第4話「無法のウエストJ区」その1) | 無敵動画堂高田のブログ

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無敵動画堂 というサークルで、アマチュアアニメを製作している者が、アニメや特撮について語ります。

 

 

 先日ブログに載せたブライガーの顔、折角描いたので、清書して色を着けました。
 ブログの見た目を派手にするため、貼っておきます。
 おそらくは、ブライガーの様な設定の作品が来たら、
 参加する作家陣が、
 基本形としてまず構想するのが、
 この第4話のようなエピソードではないだろうか?
 
・作品の魅力の中心は、主人公達の洒落た会話
・大金の絡んだ依頼
・しかし、何か事件には裏があるのでは?というミステリー
・事件の全貌を暴き、主人公達の大活躍
・いろいろあって、手に入るかと思っていた大金はパァ
 
 ルパン三世辺りにあてはめると、しっくりくるパターンである。
 そしてブライガーは、作品のベースにルパン三世的要素があるのは間違いないので、こういうのがしっくりくるのです。
(まぁ実際には、こういうエピソードより、各キャラの過去や趣味や恋愛を掘り下げる、というストーリーの方が中心であったが)
 
 この第4話で意外なのは、
今回の事件(依頼)には、何か裏があるのでは?
と思わせておいて、
大した裏らしい裏は無い
というところ(笑)
 一周回って視聴者の意表を突いたのかもしれんが……。
 本音を言うと、ちゃんと、視聴者が見ていて楽しい「事件の裏(真相)」を用意して欲しいです。
 観返していて、新七色仮面の事を思い出してしまったよ(笑)
 

 太陽系の歓楽街であるアステロイドベルト。

 今日もまた、多くの人々が観光船に乗り、この地を訪れる。

 が、このところ、ピース社の観光船が立て続けに爆発事故を起こし、多くの者が犠牲となっていた。

 手抜きの欠陥宇宙船で商売をしているのだろう、とピース社を非難するキッド達だが。

 意外にも、次の依頼人こそ、ピース社の社長令嬢その人であった。

 モニターに映し出された依頼人=シンシアの美しさに目を奪われるボウィー、思わず

ボウィー「うひょお~、乗りてぇ~

お町「あら」 キッド「ありゃ」
ボウィー「あ~、いやいやいやいや、でへへ……。
 馬鹿勘違いすんなよ。 俺はピース社の宇宙船に乗り たいって言ったんだよ」
 
 何というか、こういうちょっとエロネタっぽい会話が入ってくるのは、当時のロボットアニメには珍しく、こういう所でも、ファンは「洒落た雰囲気」を感じていたのです。
 
 シンシアは、このところのピース社観光船の爆破は、事故ではなく、何者かによる爆破だと主張する。
 彼女の言っている事が本当なら、爆破を仕掛けたのは、ライバル会社という事になろうか。
 お町は、ライバル企業同士の勢力争いになんか興味なし、という事で、今回はパス、を表明。
 キッドも同調する。
 なんとか引き留めようと、シンシア。
 乗客の命には代えられない、と250万ボールもの礼金を出すという。
 金額を聞いて、ボウィーは完全にやる気になった。
 またアイザックも、乗客の命の事を考え、悪い仕事ではないと判断する。
 さらにそこへ、真犯人と思われる者から、脅迫文が届く。
 この事件から手を引け。さもなくば全員殺す。
 そういう脅しが大嫌いなお町は、逆に今回の依頼を受ける事にする。
 最後に残ったのはキッド。
 受けるか受けないかは、コイントスの結果次第。
 果たしてその結果は……?
キッド「……やろうじゃないの!」
 
 ちなみにキッドはコイントスをする前、
表、裏、
どちらが出たら依頼を受け、
どちらが出たら依頼を受けないかについて、
何も言っていない。
 表、裏、どっちが出ても、依頼を受けるつもりだったんだろうねぇ~、
と、ニヤニヤしながら視聴するのが、このシーンの正しい楽しみ方だと思う。
(続く)