オッサン、そこは便所じゃねーぜ!
バイト君:「あーあーオッサン、そんなとこに吐くんぢゃねーよ! きたねーなー」
オッサン:「うう…あーダメですダメですってそんなところに札束突っ込まれても」
バイト君:「あ"? なに言ってんだよオッサン! 早く金払ってとっとと帰れよ!」
オッサン:「あーあれだ。もーすぐ秘書が迎えにくるから、その前に焼酎もう1本」
バイト君:「てめーこんなに吐き散らしてまだ飲みてーだぁ?放り出すぞゴルァ!」
オッサン:「チミチミ、それとイカ焼き、もう一皿な。レアで。それから…うっぷ」
バイト君:「うぉーい!やめろ!よせ!抱きつくんぢゃねー!あ、うわぁぁぁぁ!」
…てなコントがまんざら冗談でもない呑みながら吐き散らす駄文でホント恐縮です。
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愛新覚羅さんのエピソードを思い出して

「そー言えば、最近どうなんだろ。ちょっと落ち着いたのかな?」


「まだ船とかは行ってるみたいだけどね。北のニュースのほうが強烈だから」


「にしてもね、中国のデモね、破壊の限りを尽くし、これで収めてやる!じゃ収まんないよ。こっちが」


「だよね。普通の感情としては」


「なんか、3回ほど中国行ったじゃんか。しかも仕事だから、普通の旅行より中国人と濃く関わって、いい人にもたくさん出会った」


「ま、中学生のときウケ狙いで中国語勉強したり、三国志読んですっかりハマったり、わりとシンパシー感じてたからね。もともと」


「でも、口あんぐりな瞬間もあったよね。ほら、ちょうどドイツワールドカップのとき行ってて、商談というか懇談会やって、テレビ観たい!でっかい画面で!とか言って、カラオケボックス連れてってもらって」


「うん。そんで、オーストラリア戦、日本が点を取られてこっちが引きつってるときに拍手しやがって、負けると満面の笑みでこっちを見てまた拍手。思わず拳にチカラが、ね」


「でも日本人だから表面的な笑顔で返してね」


「多くの中国人は、普通にいい人だったりするから、あれは『貝の中国人 羊の中国人』にもあったように、大陸的な空気の読めなさなのかな?と思ったよ。あとで、だけど」


「まぁでもね、今回の尖閣とか、ありゃどうなんだ?と。大切なパートナーのハズでしょ? つきあいかたがわからないよね」


「3回も行ったけどね」


「そんなの忘れたし、中国の仕事も途切れたし、いいんだよ。ヘンに気をつかわなくても」


「………というdisり話で終始しようと思ったんだよね」


「そう。でも、ちょっと萎えました。『ラストエンペラーの弟・波乱の生涯』観たときに書いた日記を読んじゃって」


「ETV…てか、昔で言うNHK教育でやってたやつね。そう言った方がしっくりくるね」


「それはいいんだけど、溥傑さんと家族の話は、奥さんの浩さんが書いた『流転の王妃の昭和史』も読んだし、ドラマでも、ドキュメンタリーでも観たから、それなりに知ってたわけですよ。けどね、中国と日本の架け橋になろうってがんばってたとか話で」


「そこに、以前観た別の愛新覚羅家ドキュメンタリーのレイヤーが重なってね」


「老夫婦が、紫禁城を一般市民として訪れると。そこで、長い階段を、足の悪い浩さんを溥傑さんが支えるように上る、というシーンがあったの。それがね、本当に、心から相手を気遣ってるのがわかる。やさしい、ものすごくあたたかい光景なのよ。ゆるい演出家がやるようなベタベタなシーンじゃないよ。もう空気感から伝わる。いや、神々しいくらいだったんで、よ~く覚えてます。それと、浩さんが亡くなって、遺体に号泣してすがってる溥傑さんの写真もね、泣けるわけ。目の幅で涙が流れるくらい」


「あれは…なんつーか、完全に、愛、だね。愛の迫力。肉の愛しか知らないヤツでもハッとするくらいの」


「溥傑さんと浩さんは、あからさまに政略結婚で、戦争で中国と日本に生き別れて、15年くらい音信不通でやっと再会したときには長女は心中死していて…という状況から、あの結びつきをつくった。人間ってスゲーな、って思うよ。あれ見せられると」


「人間と人間の間には国境線はないんだよな」


「…いま、いいこと言った?」


「…いや、いい話だったから…つい」


「で、そんな番組観て、少し反省したことを思い出したわけ」


「まぁ、そもそもはさ、日本の大先輩なわけだよね。中国って。大天才も多く出てる」


「そして、実際に人間関係を築いている人は、いっぱいいるわけよ。すでに。そこには、こんなことで切るには惜しい縁もたくさんあるはずでさ」


「ワールドカップの失点で手を叩かれたけどな」


「彼らがどうかは別にして、やっぱり中国は、広い意味で教育がダメだと思うんですよ。ちゃんと勉強した偉い人もいるけど、婉曲な表現が思いつかないのでそのまま言うと、バカ、も多い」


「なにを根拠に」


「何度も言ってるけど、たとえば、平日の真っ昼間に、道ばたでトランプとかしている大人がけっこういる。その人たちの顔を見るとわかる…ってのは、上からって言われればそうだけど」


「うん。きわめて失礼な決めつけだけど、魯迅も中国人の教育に強い危機感を持っていたんだよね。だから医者の道だったっけ?をやめて作家になった。中国人のダメなところを伝えて改善していくために」


「『阿Q正伝』とかね。中国人のしょーもなさを書いてる、というか告発してる」


「中国ってずーっと戦乱だったし、そして文革もあった。あれってバカ万歳政策だからね」


「知識階層は吊し上げか農村へ下放だもんね。まぁつまり知識が力になることを知っているから、K産党的には一般市民はバカがいい、と」


「で、敵はK産党政府じゃないよ日本だよ、と刷り込み、ときどきネタがあるとガス抜きさせる」


「そして愛国無罪と。でも、愛国=K産党なのか?だよね」


「うん。敵はハッキリしてきたよね」


「そうね。あれ、なんとかしなきゃ、ですよ」


「鄧小平のあとくらいからダメだからね」


「はやく合衆国になっちゃえばいいのに、って、道州制のことよく知らないけど思うよ。そうしたらチベットもウイグルもねぇ…わかんないけど」


「鄧小平は尖閣も『先送りにしましょう』って言ったらしいからね」


「もはや先送りにできる状況じゃないと思うけど、白黒つけられるのか?つけたらどうなる?を考えなきゃイカン」


「ふーん。このあいだまで熱くなってたのに」


「なってたけど…愛新覚羅家の番組観たときの日記読んじゃって気持ちのウエイトを関係修復に置いてみたら、ずーっと先送りするのもアリかもなぁ、と思って。メンツ以外のものはシェアできるんだし、共同開発地にしちゃうのはどうかと。もはやウチの国の資源だとか、そういう時代でもないし、これは世界的にも新しいんじゃないかと」


「でもアッチは言うよ。ウチの資源だ!って」


「それは、もうネットの世を考えたロビー活動に頼るしかないかも。ん?そう言えば、日本ってネットのロビー活動チームってあるのかな? 絶対必要だよね。世界世論。すげー大事なんだけど」


「ロビー活動の話は置いといて、国境の曖昧な場所の共同利用ってのは、ネトウヨは反発するだろうけど、そういう提案もありかも知んない。相手が乗ってくるかどうかは別にして。領土問題のありなしを認める認めないとかの話は整理するとして。けどね、北方領土は、どうすりゃいいんだろう。4島なのか2島なのか、最近は3島という話も出てきているみたいだし」


「あそこは、すでに人が住んでる場所もあるから、ややこしい」


「で、いずれの場合も、共同開発地としたところで、たとえば海底油田とかがあって、どっちが仕切る?とか、もめそうだ」


「理想論かもしれないけど、もうひとりじめの時代じゃないでしょ?と。持ってるものがエライ、みたいなのは、もう20世紀で終わってるんだよ、ホントは」


「うん。インフラの議論はあるけど、地域の主権というか、最大でも市区町村レベルのミニマムな単位が世界中で独立できて、ネットとかで世界中が相互に安全保障できれば、別に国なんて単位はいらないかも知れない」


「そのほうがわかりやすいし、幸せかも知んないよね。知らない土地のピンと来ない問題も、『日本人だから』みたいなことで背負わされることがなくなる」


「と言いつつ、三国志みたいに、わが練馬区が板橋区に攻め込まれた!みたいなことにならないかと(笑)。たぶん、そうしないようにするには、世界が一度みんな豊かにならないといけないんだよ」


「その貧しさと豊かさの距離を、ITが縮められないのか?と」


「IT革命と言うけど、まだまだ過渡期だから、どう変わっていくかもわからない。でも、ITが、明らかに世界を変えるし、人間の意識も変えると思う。国の成長は情報の進度と比例して速くなったけど、人間の時計も速くなってる」


「確証は持てないけど、尖閣の問題も、国際レベルで見れば、『中国ってやっぱ信用できない国だな』と思われたんじゃないかと。あんな映像を見たら、理屈はどうあれ、野蛮!と感じるじゃん。ずいぶん損なことをしてるし、損なことだと思わせたい。あの事件で学べたのは、中国の態度を反面教師として、日本は世界から尊敬されるというか、悪いヤツじゃない的なイメージを確保するべきだ、ってことだと思うのよ。それにはマンガアニメコンテンツを先陣に文化戦略を…」


「それは話し出すと長くなるから、また次にするとして、なんにせよ、国と国より、人と人だし、そういうことは忘れずにおかないとイカンかな、と思うね」


「まぁ、でも、オーストラリアのゴールに拍手した浙江省の役人は許せないけどね」


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関羽には会いたい。

「北のツーブロ将軍が暴れてるね」


「お願いだからコッチ飛ばさないでほしいもんだ」


「コッチって…じゃあ韓国やロシアやモンゴルや中国や…さらにアメリカに落ちるのはいいのか?…とかね。脊髄反射的に突っ込んでみたりしてね。いや、いいんだよな。自分のところよりは」


「ザマアミロとは思えないよ。そりゃ。もう中二じゃないし。でも自分とこに落とされるよりはねぇ」


「これは結局アメリカと中国の戦いだ!てなこと言う人もいるよね」


「中国…ねぇ」


「だったらオレはアメリカにつくよ」


「日本はアメリカの核の傘に守ってもらってるという図式だからね」


「てかさー。やっぱ、中国、ダメだわ。信用できない」


「向こうもそう思ってそうだ」


「けど、向こうは国家がそう思わせてるじゃんか。コッチは、オレが自分の意志でそう思ってるけど、信用できると思ってる人もいる」


「いや、向こうだって、口に表立って出さなくても、思ってる人はいるよ。あの国はちゃんと賢い人がいるから」


「国がね、どうもね…」


「人民の国のはずなのに、人民は全然信用されてないよね」


「何度か中国行って、いちばん静かに驚いたのは、平日の昼間にいい大人が街角でトランプに興じてるところね」


「そんなモラリストみたいなコトよく言うなぁ」


「いやモラリストだかテロリストだかそんなものはどーでもよくてさ。この話の内容も、そりゃ大したことじゃないけど」


「先に進めよっか」


「紹興酒の仕事していたときに少し魯迅のこと調べてさ。そう、魯迅って紹興市で生まれ育った人で市中には立派な記念館もあってね。そして、東北大学だったっけ?留学もしてたんだよ」


「紹興酒の紹興って場所の名前なんだ!」


「そう。意外と知らない人いるよね。まぁオレも仕事するまで知らなかった。ついでに言うと周恩来も紹興の人だ。日中国交正常化のときに田中角栄に紹興酒呑ませて有名になったらしい。けどザラメとか入れるのは邪道だからね。あんなことは中国じゃゼッタイしないから。いちばんオイシイのは常温で呑むことだね」


「へぇ」


「それから寝かした酒を“陳年”って言うんだけど、7~8年がベストで10年くらいが限界だって言ってたね。まぁ育ち方によって違うらしいけど。洋酒みたいに長く寝かせたからいい、ってことじゃないんだって」


「紹興酒の話は…もうオナカイッパイかな…」


「あ、そうか。魯迅の話だった。で、魯迅が日本の大学に留学していたころ、ビデオかなんかで中国人が処刑されているシーンを見たと。それを同胞が笑って見ていたと。そこから、当時はまだ上流階級のものだった小説を、人民のリアルで情けない姿を描くことにより中国人の意識改革を計らなければ!と決意したらしい、と。どこまでホントだったか忘れたけどね」


「おいおい!」


「でも、アウトラインはそんなところだったよ。たぶん。でも、残念ながら、魯迅が期待したほど中国人は賢くなってない」


「中国って、とにかく内戦が多かったから、国家に対しては“諦めること”がDNAに刻まれてる気がする」


「オレが小中学生の時まで文革とかあったからね。へたにオカミのこと口走ったら殺されるから、あんまり賢くならないほうがいい、と」


「そういう人民が、国家に乗せられて焼き討ちするんだ」


「だから、とっとと共産党が分裂とかすればいいんだ。いずれ民主主義国家にはなると思うけど、そのころは分裂して小さくなってたりしてね」


「15分裂とか…それでも約1億人ずついるんだね」


「いま、アメリカとかも、中国の市場がほしいだけじゃん。けれど、中国にとっての武器は人口だけかもしれない」


「そーなんだよなー」


「だから共産党は引き締めに躍起なんだろうけどね…しかし、この世の中で、言論統制をするってのはね」


「現時点までは、きわめて中国らしいやりかただったかもしれないけどね。アホな人民には脅しながら賢くならないように…年貢だけは納められるように…」


「賢いのは共産党へ」


「科挙の国だ」


「それでもさー。やっぱ中国には、人がいるんだよ。そこらへんは北と格が違うかと」


「そろそろね、出てきてほしいね」


「関羽がねー。そろそろ会いたい」


「横浜中華街でお見かけしましたけどね」


「そうだそうだ。練馬から中華街まで乗り換えナシでいけるようになったんだから、GWにでもご尊顔を拝みに行くか?」

酔っぱらってるけど坂下のことひとりごとで

「それはそうと、『拝啓 父上様』を見たわけで」


「倉本聰のTVドラマね」


「そもそもはツマが借りてきたDVDを横から見てたんだけどね。とても大人の素晴らしいドラマだったけど、二宮和也くん、さすが予測変換一発だけど、いやー、ニノ…よかったねー」


「まぁ、彼は以前から定評あるからね、安定した演技」


「小者感がね。ってゆーか、半人前感をよく演じてたね」


「ニモはもちろんなんだけど、意外に関ジャニの横山がよかったと思わん?」


「そーなんだよ!そうなの。最初はウザかったんだけど、最後は効いてくる…見直した。なのに最近ドラマ出てるとかウワサ聞かないねぇ。まぁオレが基本ドラマ見る人じゃないから知らないだけかも知らんけど」


「しかし2人ともちょっと若かったね。何年前のドラマなん?」


「劇中で『にせんななねん』とか言ってた気が」


「震災前か-。だからかな、今よりほんの少しだけ『おっとり』した空気だったよね。まぁ神楽坂が舞台の話だからか」


「神楽坂って…むかしパチンコ屋でバイトしてたね」


「そーそー。神楽坂下の『マリー』という店でね」


「けど、大人になるまであんな街だなんて知らなかったよね」


「バイトで通ってたときは裏通りとか入ったことなかったしね。もちろん料亭なんて考えたこともない年だったから」


「だから大人の街なんだろうけど…オレはあまりドラマ得意じゃないけど、よかったなー。語りすぎず、抑えすぎず」


「去ることになっても、それが恨み節じゃない、時代は巡っていくんだよ、っていうさ」


「エールみたいに露骨じゃないけど、老兵は去りゆくのみ…みたいな、明るい諦観」


「だから、オレは倉本聰って人をよく知らないので、どう収めるんだろう…って思ってたけど、別にすべてに収集つけるでもなく、でも終わってみると『ヨカッタ』って思ったんだよ。なんでだろ」


「見終わって唐突に思い出したのが、すごく昔に見た『ホテルニューハンプシャー』とかいう映画で、最後に『人生はメリーゴーラウンドなのよ!』とか言ってて、記憶違いかもしれないけれど、なんかすごい説得力があってさ」


「何がイイ、何がダメ…って二元論じゃなく、すべて飲み込んで人生なんだね」


「すごくいいドラマだった。けれど、震災以降、こういう『余裕のあるドラマ』はつくれないんじゃないか…という気もしてる」


「なんか、思いは言葉だったりカタチだったりにしなきゃいけない…ような、強迫観念みたいな」


「『THE★絆』みたいな」


「佳作って、こーゆーのを言うんだろうね。星3つです。パチパチ」


「海外にも紹介してほしいよね」

べつに深刻にならずにW杯最終予選ヨルダン戦をシロウトとして語る

「まぁ勝つんだろうな、とタカをくくっていたんだけどね」


「負けましたけどね。1-2で、ヨルダンに」


「まだアタマ抱えずにすむ状況だからね」


「多くの応援していた日本人がそうだと思うんですよ。もちろん高ぶっている人もいるとは思うけど、冷静さを失うほどにはならない」


「それが日本の美徳」


「でもねー。WBCもそうだったんだけど、冷静すぎちゃって『決めごと通りにやろう』圧が強すぎるんじゃないか?と思ったわけです。いつも言われるけど、シュート打たない。きれいに崩して…という」


「打てぇぇぇ!って松木サンも言ってたね」


「とはいえ、なかなか難しいだろうな、とも思うんですよ。日本人だから。情熱と冷静がケンカをしたら冷静が勝つ。これは国民性みたいなもんだと」


「テレ朝のゲスト解説だったゴンみたいなヤツはなかなかいないから」


「だとしたら、やっぱり『決まり事』としてつくるしかないんでしょうね。マニュアルと言ってもいい。もしかしたらマネジメントの役割かもしれないけれど」


「たしかに選手の自主性に要求するのはキツい気がしちゃうよなー。ウッチーには求められないでしょ。悪い意味じゃなく、キャラとして違う気が。とすると、もしかして個別に適正を見抜いて『戦術的逸脱係』を決めてしまう?」


「あるいは逸脱のスイッチ、みたいな選手交代とかね」


「そーね。今日の乾がそれだったのかもしれないけれど、ちょっと遅かった」


「いずれにせよ、『覇気のコントロール』というのが、日本スポーツ界の課題かもしれません」


「心が整いすぎていたのかもね」


「でも、ま、ホームで決められるチャンスが出てきたわけですし、テレ朝も内心ムフフ?と小田嶋さんもツイートしてたし」


「前田ちゃん在職中の出場決定ができなかったのが悲しいけどね」

ドラえもんに連れてきてもらおうゴリン

「前回、オリンピック招致が持ち上がったときは、オレもネガティブだったよ」


「いまさらそんな祭りで浮かれてどうする!って言ってましたね」


「冬も合わせて3回もやったからね。他の国にどうぞ、って思ってた」


「それが180度」


「反省した。いや、ホント、やんなきゃいけない。日本で。ホントはね、広島と長崎の連合って話もあったからそういうカタチとか、被災地とか、メッセージがわかりやすいのがいいんだけど」


「広島長崎はいつのまにか消滅しましたね」


「でも、日本の首都なんで、今回は日本を見せることが重要なので、東京でいいんだ」


「TOKYOで」


「目的は、まず気分=マインドとしてのデフレからの脱却。国益として」


「あれは文字通り祭りですからね!」


「日本は成熟した国だからそんなに盛り上がらない、というのが、ネガティブ派のお説だけど、ロンドンオリンピックの銀座パレードはどうなんだ?アホか?ってくらい人きたぞ」


「まさか銀座でここまで?と思いましたよ」


「それとね、これは象徴的な意味で、だけど、世界各国からの選手団や観光客というパレードがやってくるのに下を向いているのはかえって難しいから、内向的な日本人もちっとは上を向くはず。この気分効果が第1」


「落ち込んでるとき無理矢理でも笑顔でいると脳も騙されて気分がよくなると言いますよね」


「そして第2はショーケースの展示会ですよ。へぇ、日本って、こんなことできるんだ!こんな面白いものがあるんだ!というのを世界にアピールする機会」


「世界から報道陣が来ますからね。日本のこと報道する機会は当然増えるだろうし、そのとき報道しなくても記憶に残すことは大きい」


「それといまはSNSがあるからね。TwitterとかFacebookとかで情報はどんどん拡散していく」


「池袋のキャバクラなう、とか」


「生々しいな…」


「ドラえもんなう、とか」


「そうだよ。ドラえもん“アニメ文化大使”だし。まぁなにしろ情報発信のきっかけとして、マンガやアニメをふんだんに使ってもらえればしめたもんだと思う。強く思う。こういうサブカルって多くの日本人にとってもいまだに異形だと思うけど、だからこそ世界に対する発信力が強いし、好意的に受け取ってくれている人が日本人の想像以上にいると思うんだ」


「世界的な祭りにマンガやアニメか?という意見もあるでしょうね」


「それは権威主義とか視野狭窄とか時代錯誤とか思考停止とか疑ったほうがいいね。じゃあロンドンオリンピックの開会式とかどうなんだ?と」


「ピストルズ出ましたからね。映像だけど。あれはビックリした」


「いままでいろんな言い方でマンガやアニメの擁護を個人的にしてきたけど、最近ちょっと違った意味で、武器としての潜在能力がつかめそうな気がしてる。あの潜在的なパワーは、むしろ諸外国のほうが認識しているかも知れない」


「というと?」


「まだ言語化できない。ちょっと違うかもしれないけど、黄色と黒のシマシマを見ると反射的に危険を感じたり、赤ちゃんに話しかけるとき高い声になったり。なんかそういう」


「人間の本能的な?」


「まぁムカシで言えば記号論に近いのかな?という気がするけど、深いストーリー性や繊細な表現技術と結びついて、実写映像とくらべて少ない情報量だからこそ想像力で埋める部分も多くて、老若男女を超えて心理的に訴える力があるんじゃないか、とか」


「わかんないけど、まぁとにかく、マンガとアニメを自信を持って使え、と」


「で、そういったサブカルを通じて、音楽や映画、文学など、他の文化にも伝播して、さらに産業へと興味を持ってもらう。するとさ、最初は気分だったものが、現実の景気に作用するでしょ。想像するだけで、すっごく期待しない?」


「最近、成功するには根拠のない自信が必要だ!って言われかたするけど、それにも通じるかも」


「あとはねー。日本の価値観を世界に問うてみる、というのがゼヒしたい。これまではずっと西洋の価値観でやってきたでしょ。一神教の。それは反面『おまえの母ちゃんデベソ!』的なことも主張したりする文明。これをね、否定はしないけど、ちょっと違う価値観も知ってもらいたい」


「それって東洋の価値観ってコトですかね?」


「大きい意味では、噴水をつくるか滝を愛でるか的なことで洋の東西を分けることはできそうなんだけど、日本とその他の東アジアではけっこう違うんだという気がしてる。日本は率先した多神教だから、いろんなことを許容できるんじゃないか、と。ミックスカルチャーは、たとえば料理なんて見るとよくわかるけど」


「たしかに、和洋中をはじめ、世界中の料理が東京では食えるし、それもかなりのハイレベルだって言われますもんね」


「ミシュランでいちばん多く★もらってるの東京だもん」


「すげー!」


「ま、それはそうと、もっと多くの外国人に日本に来てもらい、もっと日本を見て知ってほしいのですよ。意識の中で何かが動くかも知れないぞ、と。それが世界中に伝播したらいいな、ってね。その興味を持つきっかけにアニメやマンガがなれれば素晴らしい」


「いまんとこ招致活動も決め手に欠ける感じがあるから」


「日本を代表するマンガとアニメのキャラが総出演で招致活動すればいい。いまアジアへ外遊に行ってる首相も着ぐるみ連れていけば現地の注目度もガツーンと上がるぞ!」


「そして、ぜひ練馬に世界中からアニメやマンガファンが集まる場所を!ということですね」


「実家のある豊島区も忘れちゃいけない…っていうか豊島区はトキワ荘という大ネタがあるから、練馬区のほうがヤバイんだって!」


「オリンピック、実現するとイイですね-」


「オリンピック以外にやることがあるでしょ?というひとは、そう言ったほうが眉間にシワを寄せる憂国の志士みたいでカッコイイと思って言ってるだけだと思う。今の時代、みんな忙しいし、真剣に考えるほどのことでもない気がするから。でもね、やったほうがいいんだ。起爆剤がほしいんだよ。それが、きっと世界のためになるし」

商店街は街のベンチです。

「今朝の新聞に一人で生きていく決意をした老人の投稿があってさ」


「独居老人か」


「まぁついネガティブな見方をされがちだよね。孤独へと追いやられている、みたいな。ところがご本人は、子供から同居を打診されたが自由に生きたいので一人暮らしを選んだ、と」


「へぇ自分から」


「一人暮らしだからすべて自分でしなければならず、それがかえって生活に張りを与えていると」


「ポジティブなんだ」


「でもさ、うちも高齢者問題がリアルになってきたってのもあるけど、やっぱイザってときのことも考えるよ」


「同居まで行かなくても、二世帯だとか近所に暮らすとかできれば安心だよね」


「でも、それが難しい家もあるじゃない。子供世帯が遠くに住んでいて、いろんな事情で同居もできないし、みたいな」


「親子の人間関係とかじゃなくてね。独立してそれなりに時間が経つと、地元とのつながりもできるし仕事もあるし子供の学校もあるし」


「で、まぁ、そういったケースは少なくないし、かといって自由上等!みたいな高齢者はそんなに多くないと思うんだよ」


「消極的独居」


「これどうしたもんかね?と考えていたわけ。病気というより、人って精神から死んでいくと思うから」


「ケースワーカーみたいな人が独居高齢者の家を訪ね歩いて…ってのはあるけれど、死んでないか見に来た、みたいな感じは否めないしね」


「その意味じゃ理想は三河屋さんだよね。ちわ、まいど。どうすか奥さん。みたいな無駄話を売って商品を買ってもらう。こういう御用聞きってのは『高齢者だから見に来られている』という精神的負担がないからね、たぶん。多少はあるかも知れないけどさ」


「なにげない話をするだけで人って救われるからね」


「しかし…最大の問題は、御用聞きってのがサザエさんの家の周辺にしかいないからね、もはや」


「そうなんだよな。けれど、ニーズはありそうだ。ネットスーパーは便利そうだけど頼み方が難しそうだし、あちらは届ければすぐ帰りそうでしょ。忙しいし、あくまで仕事は配達だから」


「コンセプトを慰安にもっていけばなにかできそうだね」


「ちょっとね、考えたりもしてます。が、その手前に、まず商店街がもっとできるんじゃないか?って思うんだ」


「そうね。個人商店ならではのよさってあるよね」


「前もどこかで書いたけど、スーパーの店内で店員とお客さんが話し込むことは無理だからね」


「最近どこかで読んだんだけど、どこかのスーパーが店内に自由に休憩できるテーブルとイスを置いたんだけど、お年寄りがずーっと占拠するので撤収したと」


「アホだねー。わかってるでしょ」


「わかってるよねぇ。ふつう。せっかくのことが逆効果になっちまう」


「そういえば、こういうこともあるみたい。若い人なんだけど、一人暮らしで、地域に知り合いがほしいなぁ…と思っても、きっかけもなければ場所もない。そうだよね。オレだって、とつぜん地域のサークルに入って知り合いつくろう!なんてアクティブなタイプじゃないし」


「その点、商店街…というか地域のお店で、なんとなく挨拶程度の会話を交わしたりしているうちに『知り合い』に発展する、ってのはよくあるケース」


「まぁそんなプロセスを分析しなくても、むかしの街ってのは、そんなもんだったよね。サークルなんてなかったしね」


「だから商店街が街のベンチになる!って決めればいいんじゃないか?って思うよ。それはスーパーやショッピングモールにはできないことだもの」


「商店街は街のベンチです。うん、わるくないコンセプトだし、そのままコピーになるね」


「結局、なんだかんだ言ってつながりがほしいんだよね。人によって濃い薄いの違いはあるけれど。いきなり仲間として飛び込んでいくのは無理だけれど、お客としてそこにいて、お店の人やほかのお客さんともなんとなく仲良くなっていく、というのはできる。自分次第だからね」


「自分次第といえば、こんな話もあるね。自分の住んでいる渋谷の街が汚くて意外に不便で、かといって憧れてた郊外のショッピングモールに行ってみたら合理的すぎてイヤだ、という話。それ読んで、あいだを取るのは商店街だと思ったよ」


「お店のほうもさ、何も買わないのにずっといられても…なんてケツの穴の小さい考えじゃなくて、社会貢献の一部としてやれば素晴らしいよね。そういうお店から買いたいもんね」


「街中に病院の待合室をつくろう、という話かも知れないけれど、それでいいじゃんか。ちょっとした社会実験だけど、やる価値はあると思うよ。それが商店街の振興にも役立つんじゃない?」

みじはどこに



みじとは小学生のとき同じクラスだった。


お誕生会にも呼んでもらって、ぼくはたぶん「人生ゲーム」をプレゼントした。


新八犬伝ごっこでは、彼は重要な役柄だったし、
神原のうちでやるモンスターにはほとんど毎日きていた。


中学ではサッカー部で一緒だった。


けれど、みじがどこの高校へ進んだのか、その後どうしているのか、
さっぱりわからない。


どこか遠くへ越したよ、とか、そういう話も知らない。


風のうわさも一切聞かない。


ときどきやる小中学校時代の飲み会にも、彼は顔を出さないし、
facebookに突然登場したりもしない。


テレビの初恋の人のように効果音とともにカーテンの向こうから登場したりしない。


彼と僕の間は、いまのところ「ゼロ」だ。





けれど、そういうのも、アリなんだと思う。


さまざまな懐かしい顔との交流が復活する面白い時代だけど、
復活しない関係だって悪くない。


ときどき、とーとつに、思い出す。


あいつ、そーいえば、何やってんだろうな…。


蹴り損ねた缶カラのような、思い出でしかない関係。


そういう残滓も人生の味わいなのかもしれないな。


999は東京ばな奈を抜き去るか?

「わが家の大学生が大阪へ戻っていきました」


「この年末年始は彼にとっても、祖父が帰天したり、もう一人の祖父は緊急入院でアタマに穴を開ける手術したり、祖母も原因不明の病?で入院したり、地球が絶滅しなかったり…で大変だったことでしょう」


「でも、ま、多少はゆっくりできたのかな」


「いきなり知らない土地で一人暮らしをするようになって、なんだか少しオトナになった気がしますね」


「そうそう。戻って行くときも、おみやげを買っていかねばと」


「ほお…そら、まぁ、オトナの振る舞いですね」


「で、大阪を出るとき部活の友達にリクエストされたのが『東京ばな奈』だと。あいつら、それしか知らねーから、と」


「むかしは雷おこしだったのに」


「ね。で、なんか、くやしいじゃないですか。指定された土産物を買うって。もっと関西人が知らないものがあるだろ、東京なんだから、と息子にけしかけたんですよ」


「そらそうだ」


「でもね…ないんだ。おいしいケーキ屋さんだとか和菓子屋さんだとかのはある。東京だから。けどね、わかりやすい東京みやげって、意外と選択肢がないんですよ」


「わかりやすいみやげって?」


「やっぱりね、その土地らしさを表現していることでしょうね。材料とかパッケージとかで。ただし、それがある程度認知度が高くなくちゃダメなんですよ」


「沖縄のちんすこうとかサーターアンタギーとか?」


「札幌の『白い恋人』とかもそうかな。あー札幌行ってきたね?とすぐわかる。でも、こちとら東京です。すごく東京っぽいのに、手垢がつきすぎてないみやげものってのが、もう少しはあると思ったんだけどな」


「で、結局?」


「地元でちょっと評判の洋菓子屋とか行ってみたんだけどダメで、諦めかけて夕食の食材を買うためにプチ高級スーパーに入ったら、たまたま帰省みやげコーナーがあった。そこで『青山ストリート』とか『東京ぼーの』とかいうのを、喜んで買ってました」


「東京で評判の洋菓子屋さんの…ってのはマジすぎるんですよね。対個人だったらいいけど、会社とかサークルのメンバーに対しては面白味がない。少し話題なり笑いがとれるくらいのがいい。そういう東京みやげって…たしかにスカイツリー方面行かないとないかもなー」


「そうなんですよ。そこでね、思ったのは、ぼくら練馬が地元です。ここでね、たとえば『銀河鉄道999練馬大根サブレ』みたいなのがあったらね、これはピッタリなんです。マンガとアニメのまちで話題性がある。『東京ばな奈』のそのまま対抗にはならないかも知れないけれど、ちょっと変わったお土産がいいなぁ…と考える層は絶対にいて、その人たちがわざわざ買いに来る可能性は高い。池袋とか東京駅とかに置いてもいいけど、どうせならその土地で買いたいな、って人もいるはず」


「そうなったら地域の活性化に繋がりますねー。ただし、わざわざ来てくれる人のための“演出”を、もっと街としてしなきゃいけないですけどね」


「文化による街と産業の活性化。じつは、この素案みたいなものを松本零士先生にお会いしたとき直接お話ししたら、けっこううなずいてくださってたんです。んー。てことは、あとは“仕組み”をつくれれば」


「ま、そこがいちばんの難所ですけどね」


「でも、今年、そんな地域活性化作戦を、いろいろ具体的に手がけていきたいと考えてるんですよ」


「そんなわけで、本年もよろしくお願いします」

地球最後の日に向けて

「そうですね」


「そうですよね」


「きょう、地球最後の日ですからね」


「ブログぐらい残しておくか、と」


「ええ」


「よい心がけです」


「マヤ歴がそうだっていうし」


「政権も変わるし」


「ついでに冬至で一年のうちいちばん昼間が少ない日だ」


「ダメな日本はここで脱いじゃって、新しい時代プリーズな感じです」


「そうしましょう」


「そうしましょう」

韓流の耐久実験に敬意をヽ( ̄▽ ̄)ノ

「韓国大統領の竹島上陸に韓流ファンは何を思ったろうね?」


「近くにいないからわからないんですよ。感想が聞けない」


「オレなんかは、心の中では脊髄反射的にムツとしたけど、同時に半分バカバカしくも感じちゃってさ。なにやってんだろう…って。いつもだよね。社交辞令で笑ってるかと思えばいきなりビンタ繰り出す、みたいなことをする。またかよ…と思う。おそらく一般的な日本人の反応だと思うけど」


「どうでしょうね?もっとエキセントリックになってる人も多いみたいですけど」


「同じレベルでやり合っちゃイカンと思うよ」


「ええ」


「でさ。この話、尖閣とか北方領土とかもほぼ同時に起こってるけど、やっぱ竹島騒ぎのほうがちょっとだけ興味深くってさ」


「韓流ファンがどう言うか?ですよね」


「うん。オレさ、この騒ぎをテレビで見ていて、ふとアヘン戦争を思い出したのね」


「はぁ。あの、イギリスが中国を植民地化しようとして中国人をアヘン漬けにした、という戦争」


「貿易の輸入超過分をアヘンで払っちゃえ!ということもヒドい話だけど、中国人をアヘン漬けにして骨抜きにしようとしたのは明らかで、それを中国側が拒否すると戦争をしかける…イギリスって歴史上いろんなヒドいことやってるけど、これもとびきりヒドイ」


「あ。アヘン漬けならぬ韓流漬けに日本はどのくらいなっているのか?という」


「だよ。ちょっと前に、ツイッターだったかな?どこかで読んだんだけど、中国人のある層は、日本は悪いと言われているけど、日本のアニメが好きで、嫌いになりきれない。で、深刻に悩んでいると」


「外交リスクヘッジになっているわけですね」


「もちろん貿易支援にもなってるし」


「まぁ、でも、ある程度のところまででしょうね。リスクヘッジとしては。ただ、決壊ラインを引き上げる役目に、韓流は絶対になってますよね」


「だからさ、これは韓国側がリスクをとって行った実験とも言えなくない?」


「まぁ、その程度に引いてみた方がよさそうでもありますしね」


「この実験を受けて、日本もより戦略的に両面作戦を仕掛ければいいと思うんだよ。文化はもう政府もどんどん後押しして海外展開する。それが外交カードになりうるから。で、それと平行して貿易にも力を入れる。中国の丹羽大使とか、そういうつもりで送り込んだんじゃないか?と思ったんだけど。丹羽大使が会長を務めていた伊藤忠商事って、スカパー!をはじめコンテンツビジネスけっこう力入れてるし。それが2年で交代じゃナンもできん」


「やっぱ戦略的な文化の活用ですかね。毎度同じ結論だけど…」


「そうそう。言い続けてれば、知らぬ間にどこかでナニカが動くかもしんないしね」


「知らぬ間に」


「うん。知らぬ間に竹島があんな要塞になってたようにさ」
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