自分が今いる場所が分かっていないと目的地にはたどりつけない。 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。

昨日は助産師さんのための
安産ケア勉強会でした。

といっても
実技的な内容は
ほとんどなし。

「自分の強みを発見する
10個の質問シート」は
カリスマ経営コンサルタントの
小田真嘉さんの勉強会に
2011年から参加してきて

私が何年もかけて
取り組んできたワークの
「まとめ問題集」のようなものです。

院長プロフィール
読んでください!

‘こういう仕事がしたい’

‘こういう未来を
実現させたい’と
何かを目指そうとしたとき

ついつい人は
「目的地」ばかり関心を
抱きますが

実は肝心なのは
「今、自分はどこにいるのか?」という
立ち位置です。

知識や技術を
身に着けることが

目的地にたどりつくための
「車」だとすれば

自分の「価値観」の基準を
作ってきた
過去の人間関係や
出来事が
自分が立ってみている
「方向性」です。

せっかく資格はとったのに
宝の持ち腐れで
生かせないひとは

「車」の運転が目的になって
しまっていて
どこにいくのか
忘れてしまっているパターン。


小田さんからの言葉で

「話す=放す」

古いものを手放さないと
新しいものが入ってくる
スペースがあかないように

過去の挫折や
人には話せない過去、
自分の弱点、
嫌なところを

誰かに話すことで
自分を許し、認め、
手放すことができる。

最初のうちは
涙を流したり
怒りがこみあげてきたり
するかもしれないが

何度も話すうちに
同じようなことで
苦しんできた人に
自分という存在が
生きる希望を
与えていることに気づく。

すると、
「自分が経験した
苦しみ、悲しみは
この日のためにあったのだ」と

自分で自分を選んで
うまれてきたことを
心から祝福できるようになる。

多くのセラピストや
人の世話をする人、
癒しの仕事に携わる人が

過去に傷ついたり
ありのままの自分を
許すことができないような
劣等感を抱えていることがある。

自分より弱いもの、
自分と同じように
苦しんだ人を
癒すことで
自分自身も癒されるから。

過去の傷ついた自分を
手放して、マイナスの経験を
自分を成長させるための
肥料だと確信できたとき

もっと大きな視野で
自分の使命に気づいて
仕事のレベルをあげることができる。


お金さえもらえればいい、
ご飯さえ食べれればいいという
レベルは最低ランクの
「ライスワーク」

第2段階は
自分の好きな仕事で
やりがいを感じてはいる
「ライクワーク」

でも、
自分の嫌なことや
相手目線で考えて
工夫することに
手を抜いたり
めんどく臭いと感じる
「自分目線」の働き方。

第3段階の
「LIFEワーク」からは
お金以外で得られる
仕事の価値ややりがいを
大切にします。

相手を喜ばせることに
重きを置けるから
自然と人が集まってきます。

助産師の仕事の性質そのものが
相手目線なので
たとえ仕事が好きじゃなくても
それなりに続けていれば
第3ステージまであがってきます。

逆にそこが問題で
今まで恵まれた
環境で働いてきて
そこそこお客さんも
集まってくれていて
考える暇もなく
走り続けてきた人ほど

ゆっくり自分の「立ち位置」を
振り返る習慣がないから
今まで通りのやり方を
通そうとしがちです。

助産師は世の中に
なくてはならない仕事だし

無事に赤ちゃんが
うまれたら
ほとんどの人が
「ありがとうございました」と
頭を下げて帰っていくし

何十年も現場にいれば
今まで通りのことを
そのまましていれば
そんなに間違うこともない。

「今」に満足してしまうと
魂は成長しなくなります。

いくら正しいことがみえる
「価値観の眼鏡」も
磨いていなければ
曇ります。

最終段階の「LIGHTステージ」は
自分がこの世に
うまれてきた使命を
はたすことを
大切にしています。

似たような
子育て支援サービスが
増えてきて
助産師の存在感が薄れて
きているけれど

「やっぱり助産師さんに
お願いして正解だった」と
言ってもらうためには

知識や技術以上に
自分にとって
「仕事とは何か?」

「お金以外に求めていること」
を意識する習慣をつけることが

他とは違う、と
感じてもらうコツです。

そのためにも
今いる「自分の立ち位置」

自分はどうしてここにいて
どこを向いて
走ろうとしているのか?

自分を作りあげてきた
「過去」を見直すことが
大切です。