Barclayのレスポール。
いよいよ整備を始めますよー。




弦を外しました。
(この入手時の状態ではブリッジの向きが逆向きにになっていますね。ABR-1タイプのブリッジは駒のネジをネック側にします。)



ブリッジとテイルピースを外しま・・・

ん?





先生!!

ブリッジとテイルピースが
国産GOTHO製です!!



どうりでそこら辺の安物とは違うわけですよ。

本当に同じBarclayでも作りが良いやつチャチなやつがあって、これは本当に作りが良いやつなんです。


Barclayは韓国製だって言われてますけど意外とこれは国産の可能性も??

ほら、初期が国産で後期が韓国製とかよくあるじゃないですか。


そういえばちょっと前にも書きましたが、作りが同じでロゴだけが違うGessionというブランドがあって、それがTokaiの製造だと言われているんですが、ということは製造元がフジゲン(富士弦楽器製造)ですよね。


ということは元々は国産ブランドだったということだということでは?

Maxonの海外輸出モデルをIbanezにしたのと同じように、
Gessionの海外輸出モデルをBarclayにしたとか?




ペグを外します。


韓国製の刻印。

ネットで本物のGroverだというやつにもこのハングル文字の刻印があるのをよく見かけるのですが、

確かに最近のGroverは韓国製と台湾製があるということもあってそれが本物かどうかがよく分からなくて、

いい機会なのでうちのGroverを外してみます。


これはWashburnに付いてるGrover
ハングル文字はありません。



これはGibsonに付いてるGrover
これにもハングル文字はありません。


どちらのGroverもヴィンテージではないので韓国製だと思いますがハングル文字は無いです。

やっぱりGroverでハングル文字の刻印があるやつは偽物ってことでいいかな。


ただ、このBarclayに付いてるハングル文字の刻印入りのペグは重さもGroverと同じくらいあるし、感触もなかなか良いですねぇ。
最初GOTHO製かと思ったくらいですから。

Photogenicに付いてたチャチなやつは軽いし感触が良くなかったので、そういうのに比べてモノは悪くないです。いや、良いです。


最近思うんですけど、高価で良いギターしか持ってない人は良し悪しは分からないだろうな、って。

まぁ「みんなも安物のギターを買え。」とは言いませんが(爆
ネットの情報ではなく、実際に「良し」と「悪し」の両方を知らなければ「良し悪し」は分からないですよね。



次、ピックアップが気になってきますね。



加工の精度は悪くないです。
悪くないというか、P.U.取付けねじの逃し部分も含め、綺麗に加工されています。




おーっと、
ピックアップは韓国のサムスン電子製でした!!
スマホも作ってますよね。


まぁこのギターはブリッジとテイルピースは日本のGOTHO製を使っているけれども、ギターっしては韓国製なんでしょうね。


うーむ。


コントロール・キャビティ内の配線は丁寧で良いのですが、POTが小さくて安物っぽく見えるので全て交換します。




年の為、Barclayに日本製があるのかどうかを調べてみたら、

なんとU.S.A.製のBarclayが出てきました。



うーむ。




しかもネックプレート無しのボルトオンという特徴まで同じです。



謎が深まるばかりです・・・



でも今のところ、バラして各部をチェックしても「やっぱり良く出来ているギターだ。」という印象しかありません。



今日はここまで。


うーむ。



(続き)