このBarclayというブランドの詳細がだんだん分かってきました。




Barclayのことを調べていたら、

うちにあるカルロ・ジョルダーノバイオリンにたどり着きました。

(カルロ・ジョルダーノ VS-2)



このカルロ・ジョルダーノというブランドは、マックコーポレーションという弦楽器の総合商社が、良い楽器を安く提供する為に、中国などの良い工場を探し、徹底した管理・検品・調整のもとで製造を委託しているオリジナル・ブランドで、 

本来、初心者でも数十万円、音大生なら数百万円のものを使うのが普通であるバイオリンの世界の中では、4万円〜17万円という価格帯の安物なんですけど、安くても楽器としてちゃんと使える高品質な製品という意味では、ギターでいうとAriaPro II やIbanezあたりの感じだと思います。

一応、全国のバイオリン教室で先生が初心者に勧めるくらいの信頼性がある品質です。


このように、安くて良い楽器をオリジナル・ブランドとして販売したり、良質な海外ブランドの輸入・販売を行っている総合商社のマックコーポレーションが、Barclayというブランドの輸入・販売元でした。



つまり、うちのカルロジョルダーノのバイオリンも、Barclayのレスポールも、販売元は同じマックコーポレーションだったということです。


うーむ、

なにか運命的なものを感じざるを得ません・・・



どこで発覚したかというと、

まずネットでBarclayのギターアンプ、
GL-10というのがあるのを発見しまして



その裏側に「マックコーポレーション」の記載を発見しました。
さすが MADE IN KOREA 
「ン」が「ソ」になってます(笑



また、同じBarclayのGL-10で、デザインが異なるMADE IN CHINAのやつもありました。


こちらは販売元がマックコーポレーションではなく、EXCEL  ELECTRONICSになってました。


ということは、Barclayはマックコーポレーションのオリジナル・ブランドではなく、輸入・販売していた「取り扱いブランド」だったということですね。

また、

MADE IN KOREAには無い「CEマーク」がMADE IN CHINAにはあるので、

販売元がマックコーポレーションからEXCEL.ELECTRONICSに変わり、生産国も韓国から中国に変わった。という経緯だと思います。



まぁ、

キクタニミュージックでいうところのK-GarageSXというブランドに相当するものとして、マックコーポレーションにはBarclayというブランドがあった。

という認識でいいと思います。


Barclayというブランドは、カルロ・ジョルダーノを販売しているマックコーポレーションが販売元であるというだけでも、安くても一定の品質は保たれている(いた)ということは言えると思います。
(後述しますが、同じBarclayでも様々な仕様とクオリティのものがあり、チャチなものもあります。)


「あまり聞いたことがない海外の安物ブランドだけどなんだかモノが良いぞ!?」
という意味では、BarclaySXは似た部類に属すると、私は思いました。


とりあえずは、正体不明のBarclayという安物ブランドのギターを見て、他人にどう思われようと自信を持って「安いわりにはしっかり作られている。」と公言できたことは、今後の自信にも繋がります。


これからもモノの良し悪しは自分で判断していこうと思います。




さて、

前回も言いましたが、同じBarclayのレスポールでも仕様が異なるチャチなやつもあります。

これは憶測ですが、生産が韓国だった頃と中国になってからの差ではないかと。

クオリティの高いやつがマックコーポレーションの MADE IN KOREA で、チャチな仕様のやつがEXCEL.ELECTRONICS の MADE IN CHINA なんじゃないかと思うんです。


マックコーポレーションの方が、工場に対する指導や管理・検品が厳しくしっかりしていたということなんじゃないかな、と。

確認する術がないんですけど、

同じBarclayでも色々な仕様やクオリティのものがあるのは事実です。




さらに、


GibsonとEpiphoneのレスポールのスタンダードモデルのヘッドには、レス・ポールというギタリストのシグネイチャー・モデルということで「Les Paul MODEL」と書かれているのですが


商品として正式に「Les Paul MODEL」を名乗れるのはGibsonとEpiphoneだけなので、各社コピーモデルはそれぞれ独自にネーミングを考えているわけです。

Barclayの場合は何気にゴロ合わせを寄せていて「Let’s Play MUSIC」なんですけど
(いいセンスですねー笑)



なんと、

同じ書体で「Let’s Play MUSIC」になっているGessionというブランドがありました。



ネックプレート無しの4点止めボルトオンなどの作りもBarclayと同じです。


このGessionというブランドですが、
Tokai楽器製造と同じ系列だとか、トラスロッドカバーに「PRO - SESSION」とあることから、「Bacchusの前身じゃないか」等の国産説があります。


そうすると、


もともと国産のGessionがあって、それのOEMとか海外輸出モデルとしてBarclayが出来たのかなぁ、などと、妄想が止まりません。


いつの時代にまで遡るんだこれ・・・


うーむ。


(まだ買ったまま放置中・・・)



むむむ・・・



(続き)