例のGrecoのレスポールEG-380の、ボロい方の、レストアすると同時にペグも交換したい件ですが、
意外と中古の部品取りから移植するんでもいいかもなー、とも思っていまして。
黒のGrassRootsのレスポール・カスタム・モデルがあるのを思い出したので、持ち帰る用にハードケースを持って見に行ったんです。
確かゴールドパーツだったよなーって。
これ。
そしたらペグがちょうどウチのGibsonのペグと同じ半月型のGroverタイプでして
ただ、ネットではGrassRootsのペグどころかGrassRoots自体がボロクソ叩かれてますねー。
怖いですねー。
私の知っているチャチなペグというのは
作りが雑で、ガタがあって、弦を張ってない状態の時にスルスル軽くて、軽く回るのにガサガサ引っかかって、ギヤ比が悪いのかチューニングし難くて、取り外してみると妙に軽くて安っぽくて、メッキも安っぽい・・・
という感じですが、
無銘のペグでもわりとしっかりしたやつもあるので、実際に自分で確認して判断しようと。
実際にペグを回して感触を確かめてみると、ペグ自体はネットで酷評されているほど悪くはないです。
緩くもなく固くもなく、ニュワーンとした適度な負荷のトルクがあります。
まぁ個体差があるとか、使い続けるとチャチさが分かるという可能性もありますが、
ネットの評判とは異なる印象でした。
ブリッジとテイルピースも悪くないです。
安物のチャチなやつは一昔見ればチャチなやつだと分かりますが、これはモノとしては悪くないと思います。
秋葉原のギターパーツが沢山揃っている店にある韓国製のブリッジと同じっぽい。
ギター本体としては、指板がカサカサ乾いてて色も薄いので、定価6万円のわりには1万円台の安物に見えてしまいました。
逆に言うと、5,400円なら妥当でしょう。
多分、中国製のペグはチャチで駄目なやつが多いけど、韓国製のパーツは普通には使えるのではないかと思います。
Gibsonが採用しているGroverのペグもずっと前から韓国製ですし、最近のパッケージにはMade In Taiwanって書いてあります。
まぁ品質は工場を監督するメーカーの指導・管理の状態で決まるので、 一概に生産国で良し悪しを決めることは出来ないということだと思いますけど。
話がそれましたが・・・
結局・・・
やっぱり買うのはやめました。
だってこのGrassRootsからペグとブリッジとテイルピース取っちゃったら、今度はこのGrassRoots用のペグとブリッジとテイルピースを買いたくなるでしょう?(笑
また保留か・・・
「なーんだ、帰ろ帰ろ。」
その時です!!
はっ!?
Barclayのレスポール!!
3,780円ですが
アプリの500円クーポン券があるので3,280円で買えます先生!!
韓国製の安物ブランドです。
確かに安物なんですが、ちょっと前に別の店で新品同様で9,720円という安物ぶりを発揮していたBarclayのレスポール・ゴールドトップを見て、
「モノは悪くないなぁ。」
と思ってたんです。
Grecoでいうところの、リアル・シリーズやミント・コレクションのような完成度が当たり前に普及してからの、90年代になってからの?もの?だからか?
ボディの形状などは持った感じもGibsonに近いです。
しかもこれはBarclayの中でもレアな、独特でオリジナルなシェイプのヘッドで、妙にそそります。
全体的に物凄く汚いんです。
黄ばむとこは黄ばみ、
全体的にホコリとヤニのような、まるで艶消しのコーティングのような膜が貼ってある感じの汚さ。
でも反りは1フレットと最終フレットを押さえた時に12フレット付近にハガキ1枚分の隙間が空くベストな状態。
弦高は高すぎるし滅茶苦茶なセッティングではあるものの、調整すればなんとかなりそう。
新品同様でも1万円弱というくらい市場価値も低いうえに、古くてボロくて汚くて
それなのに塗装も含め、Gibsonのオールドのヴィンテージ に匹敵する貫禄。
に感じました、個人的に。
(病気かな・・・)
珍しいB級ブランド・ギターに魅力を感じてしまう私は・・・
レジにて
「これください。」
と、お買い上げ。
気のせいかもしれませんが、店員さんが嬉しそうにしてたように感じました。
本当はGrassRootsのレスポールを買うつもりで持って来ていたハードケースに入れて帰りました。
写真じゃ伝わらないかもしれませんが、薄暗い60Wの裸電球の下でやってる狭い焼き鳥屋の壁のような汚れ方?(笑
部品取り用ギターのペグを見に来たのだが・・・
(続き)