月山 がっさん
三日目の登山はメインイベントの月山でしたが・・・
予定していた弥陀ヶ原の登山口に向かうと
当日10時より通行止め
四合目で閉められてもこまるので
姥沢に移動
リフトが動いてくれていて・・よかった ホッ
リフト終点は森林限界
お花畑の中の木道をあるいて
山頂への急な上りを終えると
要塞のような石垣のうえに月山神社が・・・
碑文に信仰の深さを
麓の講(こう)の名前が連なるものに
日本の登山の原点を垣間見たような気がしました。
牛首から湯殿山に降りる道にはしっかり石畳が敷いてありました
帰りによった姥ヶ岳は高山植物の山
夏スキーで有名なゲレンデのすぐ上なんですが・・・
帰りの駐車場から夕日に照らされた月山と
姥沢のブナ林の紅葉
山形・寒河江葉山
北海道では誰も知らないような山ですが、かつて出羽三山といえば月山・鳥海山・葉山と言う時代もある堂々たる山です。
月山や湯殿は奥山という扱いで修験者などの山人のエリア、かつて麓の農民は奥山の端である山に「おらあいの(おらほの)はやま」をもっていて、田植えや稲刈りなどの節目ごとにお参りをしていたそうです。
ご先祖様が集落の見える山で見守ってくれているというのが信仰の源とか。
なので東北には羽山・葉山・端山がたくさんあります。
なかでも江戸時代初期まで出羽三山にされ修験の行場とされた寒河江葉山は特殊な山でありますが、麓の厚い信仰がいまでもあり整備されていて、かつ静かな山登りができる山なのです。
と、前置きが長くなりましたが紅葉の名所でもあり時期がいいのでGOとあいなりました。
クマ騒動のなかですがブナの稔はほとんどダメ。
かわりになめこが・・・
大量に・・・民宿泊ならよかったのに・・・
稜線は秋深くミツガシワが穂を水中に落としています。
出羽三山のお参り中の北海道の方が
葉山からの虹をみて寄進したとか
ここに奉納されているのは
もっとも近い十部一峠からの登山でした。