こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と547の発掘良品というシリーズをお送りしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

本シリーズの概要はコチラ

 

 
前回までのまとめ

 

前回までにご紹介させて頂いたのはTSUTAYA発掘良品でセレクトされていた1~485までの作品。

 

★製作国での分類 ( )は前回追加分

 

アメリカ映画           285作品 (+5)
イギリス映画           033作品 
フランス映画           020作品 
香港映画             011作品 
イタリア映画           015作品 
スウェーデン映画         008作品 
伊・仏合作映画          010作品 
米・英合作映画          005作品 
カナダ映画            006作品 
フィンランド映画         003作品 
ソビエト映画           004作品 
英・仏合作映画          005作品 
西ドイツ映画           003作品   
仏・米合作映画          003作品   
伊・西合作映画          002作品 
伊・仏・西独合作映画       003作品 
伊・米合作映画          002作品
西独・仏合作映画         002作品 
独・米合作映画          002作品 
メキシコ映画           002作品 
米・カナダ合作映画        002作品 
イラン映画            003作品 
スイス映画            001作品 
スペイン映画           003作品 
台・米合作映画          001作品 
台湾映画             003作品 
デンマーク映画          001作品 
フィンランド・仏・独合作映画   001作品 
ブラジル・米合作映画       001作品 
ベルギー・仏・独合作映画     001作品 
ポーランド映画          001作品 
伊・西・西独合作映画       001作品 
伊・仏・ベルギー合作映画     001作品 
英・伊合作映画          001作品 
英・仏・マケドニア合作映画    001作品 
香港台湾合作映画         001作品 
濠・英合作映画          001作品 
濠・仏合作映画          001作品 
西・メキシコ合作映画       001作品 
西独・英合作映画         002作品 
中・香合作映画          001作品 
日・英合作映画          001作品 
仏・独・ハンガリー合作映画    001作品 
仏・独合作映画          001作品 
米・英・伊合作映画        001作品 
米・英・仏合作映画        001作品 
米・西独合作映画         001作品 
芬・瑞合作映画          001作品 
メキシコ・米合作映画       001作品 
伊・カナダ合作映画        001作品 
典・仏合作映画          001作品 
伊・ソビエト合作映画       001作品 
米・南アフリカ合作映画      001作品 
仏・スペイン合作映画       001作品 
香港・台湾合作映画        001作品 
チェコスロバキア映画       002作品 
ユーゴスラビア映画        001作品 
仏・独・南斯拉夫合作映画     001作品 
伊・独合作映画          001作品 
英・伊・独合作映画        001作品 
ドイツ映画            002作品 
仏・南斯拉夫合作映画       001作品 
米・阿蘭陀合作映画        001作品 
伊・ソ連合作映画         001作品 
西独・ペルー合作映画       001作品 
伊・アルジェリア合作映画     001作品 

加・伊・パナマ合作映画      001作品 

伊・西独・仏合作映画       001作品 

加・仏・米合作映画        001作品 

日・仏合作映画          001作品 

仏・ルーマニア合作映画      001作品 

※(芬)蘭=フィンランド (瑞)典=スウェーデン (濠)太剌利=オーストラリア (南斯拉夫)=ユーゴスラビア

 

★公開年での分類 (計485作品)

 

1940年代 000作品 
1950年代 020作品 
1960年代 065作品 (+4)
1970年代 143作品 
1980年代 119作品 
1990年代 106作品 (+1)
2000年代 027作品 
2010年代 005作品 

 

★allcinemaのジャンル分類(重複あり)

 

ドラマ       188作品 
サスペンス     125作品 (+3)
アクション     079作品 (+2)
コメディ      060作品 
犯罪        059作品 
ロマンス      037作品 
西部劇       030作品 (+1)
SF        028作品 (+1)
ミステリー     029作品 (+1)
スポーツ      008作品 
ホラー       029作品 
アドベンチャー   011作品 
ファンタジー    016作品 
戦争        011作品 
ミュージカル    003作品 
パニック      006作品 
ファミリー     005作品 
ギャンブル・賭博  002作品 
青春        018作品 
音楽        006作品 
歴史劇       006作品 
伝記        008作品 
任侠・ヤクザ    001作品 
料理・グルメ    001作品 

エロティック    008作品 

学園        001作品 

モンド       004作品 

ドキュメンタリー  004作品 

 

★私の分類(重複あり)

 

人生哲学        169作品 
サイコ         059作品 
社会不信        038作品 
群像劇         046作品 (+1)
スーパーエージェント  033作品 (+1)
法廷劇         008作品 
奇妙な愛        045作品 (+1)
女性の人生       010作品 
テロリストとの対決   007作品 
モノクロ        039作品 (+1)
デストピア       021作品 
戦争の現実       021作品 (+1)
プリズンブレイク    005作品 
マカロニ・ウェスタン  006作品 
ワンカット       002作品 
ユニーク        008作品 
コミカルホラー     007作品 

 

という結果になっております。

 

生成AIによる「ネメシス」のように

骨型のサイボーグと素手で戦うモルモットの画像

 


 

本日ご紹介させて頂くのはTSUTAYA発掘良品の第113弾~第115弾でセレクトされていた486~490作品になります。

 

作品No.486 いのちの紐 (1965)

(原題:THE SLENDER THREAD アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : サスペンス ドラマ
私のジャンル分類 : モノクロ 人生哲学
監督 : シドニー・ポラック

 

冒頭の展開

 

・主人公のニューウェルは勤勉な大学生。ニューウェルは空いた時間を有効に活用するために、電話緊急相談所で夜勤のバイトをしていましたが、彼に任されていたのは夜かかって来た電話の相談を受ける訳ではなく、重要な電話を所長の家に取り次ぐだけの交換手のような仕事でした。

 

・その日の昼も相談件数が0だったと聞いたニューウェルは、いつものように勉強しながら電話を待つ事にしますが、そこにかかって来たのは、どことなく人生を諦めたような虚無感を漂わせた女性の声。

 

・これはただ事ではないと感じたニューウェルは、彼女の話を聞きながら、所長に連絡をつけようとしますが、その日に限って所長は旅行に出かけてしまっていて家には不在。困ったニューウェルは交換手に電話をして緊急事態なので所長の居場所を探して相談所へ来るよう伝えて欲しいと頼みますが、所長が来る前に電話が切れてしまったり、女性が自殺してしまうのを阻止する役目は、アルバイトのニューウェルの手腕に委ねられてしまったのです!

 

相談所の電話は2本だけ!

1本は女性との会話で使用中ですので

もう1本で交換所に連絡したニューウェルは

所長の居場所を見つけて欲しいと

交換手に懇願したのです!

 

★一口ポイント 本作はシャナ・アレクサンダーの「死の決意」という実話を映画化したヒューマン・ドラマとして観る事ができる作品であると同時にひょっとすると人生に絶望している人を救う事ができるのは、名前も知らない善意の第三者との出会いかもしれず、昨今流行りの困窮者支援施設に公金を流し込んで拡充するよりも、ネットによって世界中のどこにいる人にも瞬時に繋がる事ができる我々一人一人が、絶望している人と繋がった場合にどう接するべきかを考えておく時代になっているのではなないかを考えるキッカケとなるような作品としても観る事ができる作品かもしれません。

 

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ここから第114弾

 

作品No.487 凡ては夜に始まる (1960)

(原題 ALL IN A NIGHT'S WORK アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : コメディ ロマンス ミステリー
私のジャンル分類 : 奇妙な愛
監督 : ジョセフ・アンソニー

 

冒頭の展開

 

・フロリダのリゾート・ホテルで出版会社社長のライダー大佐が死亡しており、床にピアスが一つ落ちていたのが発見されます。探偵に調査させると、ライダー大佐が死亡した晩の深夜、半裸の女性が大佐の部屋から飛び出して来たという目撃情報があり、このスキャンダラスな出来事がマスコミに報道されるのを怖れた会社の上層部は、警察には通報せず社内で事件を解明する事にしました。

 

ライダー社長が死んだホテルの部屋には

ピアスが片方落ちていました。

 

・死亡した大佐の後を継いで社長の座に就く事となった甥のトニー・ライダーは、もしライダー大佐の部屋にいた女性が彼の財産を狙っているのであれば、彼女はライダー大佐の葬式に参列し、自分の存在を関係者に分かるようにアピールはずだと考え、式の当日、不審な女性がいないかチェックする事にします。

 

・葬式の当日、トニーは葬儀の間ずっと号泣し続けている女性を発見しますが、彼女は彼の就任した出版社の労働組合に所属しているケティ・ロビンスであり、つい先日トニーの前に現れて賃金交渉を通じて好意を抱くようになっていた女性だったのです!

 

葬儀中、大声で号泣していた

不審な若い女性は…

 

前日トニーとの労使交渉を円満に締結し

意気投合したケティ・ロビンスという

会社の調査部に所属する女性だったのです!

 

★一口ポイント 本作は2001年に公開された「ブリジット・ジョーンズの日記」という作品によく似ているラブ・コメディ。

 善人なのに失敗続きで意中の人と恋仲になれないブリジット・ジョーンズは、公開当時、等身大の女性の姿を描いたラブコメディととして一世を風靡しましたが、本作のような作品が1960年代に作られていますので「ブリジット・ジョーンズの日記」は革新的な作品だった訳ではなく、善人なのにオッチョコチョイで、折角の良縁を成就させる事ができないケティ・ロビンスのような女性は、何度も映画で描かれていた事がご理解頂けると思います!

 

1960年代にもケティのような

ブリジット系の女性は

多数存在していたのです!

 

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作品No.488 画家とモデル (1955)

(原題 ARTISTS & MODELS アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : コメディ

私のジャンル分類 : 奇妙な愛

監督 : フランク・タシュリン

 

冒頭の展開
 

・有名な画家を目指してNYへやって来たリックは、高校時代からの相棒ユージーンと同居しながらアメリカン・ドリームを掴むために奮闘の日々を送っていましたが、リックとちがってユージーンは、「バット・レディ」というコミックが好きなドジな青年であり、リックが掴みかけたチャンスを次々と潰してしまい、二人のNY生活には暗雲が立ち込み始めていました。

 

女優の絵の口からタバコの煙が出る

というアイディア広告を

依頼主に提案したリックでしたが

煙を排出させる係ユージンは

バット・レディに夢中!

 

・けれどそんな時リックとユージーンに思ってもみなかったチャンスが訪れます。2人の住んでいるアパートの上階で暮らしていた「バット・レディ」を描いていたマンガ家のアビゲイルが、読者からのクレームに嫌気が差してマンガを辞めると言い出したのです。

 

・その情報を知ったリックは、突如引退してしまったアビゲイルの代役としてバット・レディを描く仕事を引き受けますが、ネタが全く思い浮かばなかったリックは、バット・レディの大ファンのユージーンが、毎晩、夢の中で観たバット・レディの物語を夢遊病者のように一人語りしているに気づき、ユージーンの夢をそのままコミック化して大ヒットさせてしまったのです!

 

ユージーンは起きた時に、

夢の中の出来事を覚えていないので

寝言を必死に記述するリック!

ちなみに夢をネタにしている事は

ユージーンにも内緒です。

 

★一口ポイント 本作の原作は1923年 (100年前!)に上演されたブロードウェイのミュージカル。

 実際に劇場で上演されていた作品内容は、ブロードウェイ初のセミヌードが披露された作品として人気を博していたラブ・コメディであり、登場する画家もアーティストというより煽情的なアメリカン・コミックの作画担当者。

 そんな本作はヒーローコミックの作画を担当している漫画家の女性と、彼女の描くヒロインのモデルをしている女性のコンビが、お調子者の2人の男性に恋をするスラップスティックなラブコメディなのです

 

本作の主演のジェリー・ルイスと

ディーン・マーティンは

「底抜けシリーズ」という

スラップスティック・コメディ映画で

人気を博していた俳優コンビ。

 

体を張ったドタバタや、

ジェリー・ルイスの変顔は、

ドリフやジム・キャリーの作風に

継承されたのではないかと

推察されます。

 

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ここから第115弾

 

作品No.489 サッドヒルを掘り返せ (2017)

(原題 SAD HILL UNEARTHED スペイン映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : ドキュメンタリー
私のジャンル分類 : 人生哲学
監督 : ギレルモ・デ・オリベイラ

 

冒頭の展開

 

・2014年にカナダ在住の「続・荒野のガンマン」ファンの青年たちがサッドヒルの撮影場所がスペインのブルゴスという場所だった事を発見しますが、そこは既に荒廃しており、映画に映っていた石畳や石垣も今は存在していませんでした。

 

サッドヒル墓地を発見したカナダのファン。

 

・この事を知ったブルゴス近郊に住む4人の男たちは、幼い頃自分たちもスペインで撮影されていたマカロニ・ウェスタンを愛していた事や、家族や地域の人々がマカロニ・ウェスタンの仕事に携わっていた事を思い出し、自分たちでサッドヒル墓地を再生しようと思い立ちます。

 

・ですが1966年に作られた「続・荒野のガンマン」のセットは、当時のスペイン政府の協力の元、軍隊による全面協力に作られた1/1スケールで作られた壮大なもの。サッドヒル墓地は中央の広場を起点に5000本の墓標が放射状に並べられているという特種な構造となっており、4人で再現するのは絶対に不可能だったのです。

 

実際のデザインを担当していた

カルロ・レバ氏が持っていた

サッドヒルの俯瞰図がコチラ!

 

4人でこれを再現するのは不可能です!

 

★一口ポイント 本作は1989年に公開された「フィールド・オブ・ドリームス」のリアル・バージョンのような作品であり、ある日「それを作れば彼が来る」という“声”を聞いた農夫が、とうもろこし畑を潰して野球場を造り始めるフィルード・オブ・ドリームスよりもずっとリアルに「人々が大切にしていたものを作れば、大切にしていた人がやって来る」という感動を、観客にも与えてくれる作品だと思います。

 

「続・荒野のガンマン」を未見の方も

きっと本作のラストを観た後に

「続・荒野のガンマン」を観たくなり

その後、好きな映画を大切するて

素敵な事だと気づて頂けると思います。

 

そして「続・荒野のガンマン」以外にも

人々に忘れられようとしている

自分が好きだった映画は、

きっとたくさんあるハズなのです。

 

そんな映画を発掘するのは

ひょっとしたら皆様かもしれませんね。

 

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作品No.490 遥かなる地平線 (1955)

(原題 THE FAR HORIZONS アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : アクション アドベンチャー
私のジャンル分類 : 奇妙な愛
監督 : ルドルフ・マテ

 

冒頭の展開

 

・アメリカが領土を拡張をしていた1803年、ジェファーソン大統領はルイジアナ州をフランスから買収し、アメリカ西海岸までの領土を手に入れましたが、白人で西海岸まで踏破した人間は一人もおらず、現地に住むネイティブ・アメリカンだけだっため、ジェファーソンは買収直後に西海岸までの道程を調査する探検隊を組織する事を決定しました。

 

・探検隊に選抜されたルイス大尉は、盟友のクラーク中尉を同行させてるよう求め、ジェファーソンにクラークを自分と同じ大尉に昇進させ、二人リーダー体制の探検隊にする事を約束させます。尚、ルイスとクラークは共にジュリアという女性に求愛していた恋敵でもありましたが、ジュリアはクラークを選んだため、2人は探検から帰った後で結婚する約束をして出発していました。

クラークと抱擁するジュリアを観て

潔く身を引く事にしたルイス!


 ・探検隊は出発早々、フランス人と結託しているネイティブ・アメリカンのミネタクー族の仕掛けた罠にはまりそうになりますが、そんな彼らの窮地を救ったのは、ミネタクー族の虜囚となっていたサカジャウィアという名のショーショーニー族の少女だったのです。

 

ミネタクー族と友好な関係を

結びたかったルイスたちでしたが

彼らはフランス人と結託し

探検隊を罠に嵌めようとしたのです!

 

★一口ポイント 本作はひたすら白人を非難し続けている近年の批判的人種理論とは異なる視点で描かれた、白人による北米植民地時代のひとつのエピソードであり、実際の植民地時代の白人とネイティブ・アメリカンの間には、どのような関係があったのかを知る事で、ひたすら憎しみあうような人種対立を生み出さないための一助となるような作品ではないかと思います。

 

確かに歴史を紐解くと

白人は他民族を征服し続けた

過去がありますが

友情や愛情があった人だって

存在したと思われます。

 

本作で描かれている

クラークとサカジャウィアの恋は

民族の立場を越えて

お互いの人格を愛する恋!

 

過去の歴史から

憎しみの心を育てるのではなく

本作のような歴史がある事も知り

今いる隣人たちと

どのような関係と築くべきかを

考えてゆく方が

次の世代を良くするために

有益なのではないでしょうか…

 

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という訳で次回は発掘良品第116弾~第115弾のラインナップから

 

作品No.491 もしお許し願えれば女について話しましょう

作品No.492 イタリア式離婚狂想曲

作品No.493 にがい米

作品No.494 ナポリの饗宴

作品No.495 太陽の誘惑

 

という5つの作品のアーカイブをしてみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします😘

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

どうぞよろしくお願いいたします。