こんばんは。

ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と547の発掘良品というシリーズをお送りしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

本シリーズの概要はコチラ

 

 
前回までのまとめ

 

前回までにご紹介させて頂いたのはTSUTAYA発掘良品でセレクトされていた1~285までの作品。

 

★製作国での分類 ( )は前回追加分

 

アメリカ映画         197作品 (65.7%)
イギリス映画         019作品 (06.3%)
フランス映画         013作品 (04.3%)
香港映画           011作品 (03.7%)
伊・仏合作映画        004作品 (01.3%)
米・英合作映画        004作品  〃
イタリア映画         003作品 (01.0%)
フィンランド映画       003作品  〃
スウェーデン映画       002作品 (00.7%)
ソビエト映画         002作品  〃
伊・西合作映画        002作品  〃
伊・仏・西独合作映画     002作品  〃
伊・米合作映画        002作品  〃
英・仏合作映画        002作品  〃
西独・仏合作映画       002作品  〃
独・米合作映画        002作品  〃
イラン映画          001作品 (00.3%)
スイス映画          001作品  〃
スペイン映画         001作品  〃
台・米合作映画        001作品  〃
台湾映画           001作品  〃
デンマーク映画        001作品  〃
フィンランド・仏・独合作映画 001作品  〃
ブラジル・米合作映画     001作品  〃
ベルギー・仏・独合作映画   001作品  〃
ポーランド映画        001作品  〃
メキシコ映画         001作品  〃
伊・西・西独合作映画     001作品  〃
伊・仏・ベルギー合作映画   001作品  〃
英・伊合作映画        001作品  〃
英・仏・マケドニア合作映画  001作品  〃
香港台湾合作映画       001作品  〃
濠・英合作映画        001作品  〃
濠・仏合作映画        001作品  〃
西・メキシコ合作映画     001作品  〃
西ドイツ映画         001作品  〃
西独・英合作映画       001作品  〃
中・香合作映画        001作品  〃
日・英合作映画        001作品  〃
仏・独・ハンガリー合作映画  001作品  〃
仏・独合作映画        001作品  〃
仏・米合作映画        001作品  〃
米・英・伊合作映画      001作品  〃
米・英・仏合作映画      001作品  〃
米・西独合作映画       001作品  〃
芬・瑞合作映画        001作品  〃

 

※(芬)蘭=フィンランド (瑞)典=スウェーデン (濠)太剌利=オーストラリア

 

★公開年での分類 (計300作品)

 

1940年代 000作品 (00.0%)
1950年代 013作品 (04.3%)
1960年代 028作品 (09.3%)
1970年代 083作品 (27.7%)
1980年代 063作品 (21.0%)
1990年代 087作品 (29.0%)
2000年代 024作品 (08.0%)
2010年代 002作品 (00.7%)

 

★allcinemaのジャンル分類(重複あり)

 

ドラマ       127作品 
サスペンス     077作品 
アクション     051作品 
コメディ      046作品 
犯罪        043作品 
ロマンス      026作品 
西部劇       012作品
SF        014作品 
ミステリー     013作品 
スポーツ      007作品
ホラー       009作品 
アドベンチャー   006作品 
ファンタジー    007作品 
戦争        007作品 
ミュージカル    003作品
パニック      006作品 
ファミリー     003作品
ギャンブル・賭博  002作品
青春        008作品 
音楽        006作品 
歴史劇       003作品 
伝記        003作品 
任侠・ヤクザ    001作品
料理・グルメ    001作品

エロティック    002作品 

学園        001作品 

モンド       001作品 

 

★私の分類(重複あり)

 

人生哲学        117作品 
サイコ         031作品 
社会不信        031作品 
群像劇         025作品 
スーパーエージェント  016作品 
法廷劇         008作品 
奇妙な愛        023作品 
女性の人生       006作品
テロリストとの対決   007作品 
モノクロ        022作品 
デストピア       012作品 
戦争の現実       010作品 
プリズンブレイク    005作品 
マカロニ・ウェスタン  004作品
ワンカット       002作品
ユニーク        003作品 
コミカルホラー     005作品 

 

という結果になっております。

 

生成AIによる「ウェディング・バンケット」のように

台湾式結婚式を執り行うモルモットの画像

 


 

本日ご紹介させて頂くのはTSUTAYA発掘良品の第49弾と第50弾でセレクトされていた301~305までの5作品になります。

 

作品No.301 ゼイリブ (1988)

(原題 THEY LIVE アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : SF サスペンス アクション

私のジャンル分類 : デストピア

監督 : ジョン・カーペンター

 

冒頭の展開
 

・主人公はネイダは現在失業中の労働者階級の男。ワイオミング州で10年の間、真面目に仕事をこなしてきたネイダはリストラされてしまい、仕事を求めてサンフランシスコにやって来ましたが、サンフランシスコにも仕事はなく途方に暮れてしまいました。

 

・そんなネイダの窮状を見ていた親切な労働者のフランクという男が、自分が寝泊まりしているスラムへ連れて行ってくれ、やっと一息つくことができたネイダでしたが、気になったのはTVの華やかな人々の生活や購買欲をそそるような高級品ばかり観ているスラム人々の無気力な表情。

 

・ですが彼等がぼ~っとTV観ていた時、突然TV電波がジャックされ、謎の老人が「今の時代はおかしい!我々の世界は金持ちたちに支配されている!金持ちたちの奴隷になっている!みんなで自分たちの世界を取り戻そう!」と話し始めたのです!

 

電波ジャックして必死に訴える老人。

ですがスラムの住人たちは無関心でした…

 

★一口ポイント 常に低予算に悩まされながらも、見応えのあるB級ホラー作品を作り続けられているジョン・カーペンター監督作品は、発掘良品に6作品セレクトされています(巨匠イングマール・ベルイマン監督と同数!) 
 そんな発掘良品ゲキ推し監督作品である本作は2020年代の世界を先取したような、観終わった後に今自分たちの暮らしている世界が不安に思えて来る「彼等が住んでいる(THEY LIVE)」世界を描いた作品なのです。


彼らは我々にまぎれて暮らしながら

人々を経済で支配していたのです!

 

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作品No.302 パラダイム (1987)

(原題 PRINCE OF DARKNESS アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : ホラー
私のジャンル分類 : デストピア
監督 : ジョン・カーペンター

 

冒頭の展開

 

・本作の舞台は廃屋同然となっている古い教会。教会には年老いた司祭が一人住んでいましたが、その司祭は何かを伝えるために枢機卿に面会を求めて外出した先で亡くなってしまいました。

 

・老司祭の死後、彼の遺した日記に「眠りの兄弟へ私は警告する。眠れるものが目を覚まそうとしている。私はこの目で見た。」と記されているのが発見されました。

 

・日記を読んで不審に思った別の司祭は、亡くなった司祭の教会に向かい、彼が死ぬまで手放さなかった銀色の鍵で地下への扉を開けて中に入り、2000年間封印されていた邪悪な存在が保管されているのを発見してしまったのです。

 

「何ですか?あれは??」
「あれは封印された邪悪な存在です」

 

★一口ポイント カーペンター監督の作品の魅力は逃げられない場所での攻防!
  彼の代表作である「ニューヨーク1999」「遊星からの物体X」「要塞警察」「ザ・フォグ」「マウス・オブ・マッドネス」などの諸作品は全て逃げられない空間でのサバイバル映画であり、本作もまた逃げられない場所での攻防を描いた作品!
 本作では太古の昔に封印されていた邪悪な存在の復活を阻止するために、古い教会に閉じ込められた司祭たちが「絶対的な恐怖」と立ち向かう事になるのです。

 

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ここから第50弾

 

作品No.303 エンゼル・ハート (1987)

(原題 ANGEL HEART アメリカ映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : ホラー ミステリー

私のジャンル分類 : 奇妙な愛

監督 : アラン・パーカー

 

冒頭の展開

 

・【前提】本作は、惨殺事件の真相に迫る映画ではなく依頼人に頼まれて一人の人間の行方を追っていた探偵の顛末を描いた作品です。

 

・主人公のハリー・エンゼルはNYに事務所を構える私立探偵。ある日ハリーはルイ・サイファーと名乗る怪しげな男に呼び出されハーレムの教会に向かい、第二次世界大戦中に戦地に慰問に行った際に負傷して植物人間となった後に失踪したジョニー・フェイヴァリットという男の資産を差し押さえて欲しいという依頼を受けました。

 

・不思議な依頼ですが、難しくない案件だと考えたハリーは依頼を承諾し、彼が失踪した病院へと足を運んでジョニーの主治医らしき人物を発見し彼の消息を訪ねると、ジョニーの事は12年も前の事だからよく覚えていないと言い張った後、拳銃自殺してしまったのです!

 

ジョニーを探す事にしたハリーの前には

次々と「死」が現れるのです!

 

★一口ポイント 本作は哲学的な問題を扱ったホラー映画!!
 初見では内容が分かりにくい作品かもしれませんが、オチが分かった後に再度最初からご覧頂ければ、最初の10分に全てのヒントが提示されている、非常に分かりやすい作品だとご理解頂けると思います😊
 探偵映画のようなスタートですが、ハリーを調査する事にした主人公は、自分の目の前で死んでゆく人々を観て、怯え、泣き、怖れ、そして苦しみ続ける事となるのです…

 

何故ハリーの前で人々は死んでゆくのか?
その答えは映画の冒頭に示されているのです。
 

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作品No.304 肉体の悪魔  (1986)

(原題 DIAVOLO IN CORPO 伊・仏合作映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : ドラマ

私のジャンル分類 : 奇妙な愛

監督 : マルコ・ベロッキオ

 

冒頭の展開

 

・【前提】本作は20歳で急逝したフランスの小説家レイモン・ラディゲが18歳の時に執筆した「肉体の悪魔」という、婚約者のいるジュリアという女性に一目惚れをした高校生のアンドレアとジュリアの熱愛を描いた激しい性描写のある小説を映画化した作品です。

 

・ある日主人公のアンドレアは、教室の窓から見たジュリアに一目惚れをしてしまいます。ジュリアの名前さえ知らないアンドレアでしたが、彼女の事で頭がいっぱいになってしまった彼は、車で移動する彼女をバイクで追跡し、彼女が裁判所に入っていくのを目撃し、自身も裁判所を傍聴する事にします。

 

・裁判所で裁かれていたのはテロ行為で逮捕された沢山の若者たち。ジュリアは許嫁のプルチーニの裁判を傍聴するために裁判所へとやって来ていたのですが、多数の人間を一度に裁く裁判のためプルチーニを含めた容疑者全員は檻の中。そんな容疑者たちの中にキスをしている男女がいるのを発見したジュリアは、突然アンドレアの近くにやって来て「観て!」と言ってキスする二人を指さしたのでした。

 

突然アンドレアの横にやって来たジュリアは…

 

檻の中の男女がキスを見て、嬉しそうに

アンドレアに話しかけて来たのです!

 

★一口ポイント 本作は原作が青年の純愛を描いた悲恋の物語なのに対して、映画では性に奔放な二人の男女が、許嫁がいる女性にも拘わらず周囲の目も気にせず愛し合い続けるという背徳的な展開の作品。
 ですが恐らく本作はエロティックな映画として作られたのではなく、原作と同様に純粋な愛を描いた悲恋の物語。
 「愛する人と接する事ができない状況」に陥った場合、その人は肉体的な愛を求めないで生きる事はできるのでしょうか?
 そんな本作は1960年代頃にイタリアで過激な破壊行為を行っていた赤い旅団というテロ組織が壊滅していった過程で逮捕された男と、生き別れとなった女性の"それでも愛を交わしたかった想い"を描いた純愛物語なのです…

逮捕された許嫁と愛を交わせないジュリアは

見ず知らずのアンドレアと交わる事で

恋人に会えない想いを昇華させてゆくのです…

 

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作品No.305 青い体験 (1973)

(原題 MALIZIA イタリア映画)

 

allcinemaさんのジャンル分類 : エロティック 青春

私のジャンル分類 : 奇妙な愛

監督 : サルヴァトーレ・サンペリ

 

冒頭の展開

 

・本作のオープニングは、急逝した三人の息子を持つ母親の葬儀のシーン。ですが葬儀に列席している子供たちや父親のイグナツィオは、母親の死をあまり悲しんでいない雰囲気。劇中で詳しい説明されませんが、どうも亡くなった母親は口うるさい人間だったらしく、父子は母がいなくなった事にちょっとホッとしていたようなのです。

 

・葬儀を無事に終えたイグナツィオの家族は帰宅しますが、彼等が玄関のドアを開けると何故か家の中に魅力的な若い女性が待っていました。彼女の名はアンジェラ。アンジェラは母親が死ぬ3日前に住み込みのメイドとして雇った女の子でした。

 

美女アンジェラはメイドさんでした!

 

・家事全般を卒なくこなすだけでなく、誰にでも優しく接するアンジェラとの新生活に父子全員は大満足!その上アンジェラは妻を亡くしたイグナツィオに同情し愛し合う関係となりましたが、厳格なクリスチャンのアンジェラは、結婚するまでは性行為をしない事をイグナツィオと約束。ですが男性の目を気にしない天然キャラのアンジェラの肉体をチラチラ見ていたイグナツィオと息子のニーノの性欲は爆発寸前になってしまうのです!

 

チラッ!😍😍😍~ラブラブ

 

★一口ポイント 本作が発掘良品にセレクトされた理由は、公開当時青年だった人たちにとって本作は「自分の青春時代を思い出させてくれるタイムマシンのようなものだから」ではないかと思われます。

 本作が公開されたのは1973年。昭和の青少年にとって本作のような展開は、夢見ていたようベタな疑似恋愛体験。

 芸術的映画ではなく、性衝動が止められない主人公ニーノの過剰な行動も、ニーノの想いに一定の理解を示して強く否定しないメイドのアンジェラの優しい態度も、まだ過激な性描写が少なかった当時の若い観客たちにとっては、たまらないものだったのだと推測されます。

 

本作のエッチなシーンで流れるこの曲は

70年代の日本映画やTV映画の際どいシーンで

使用される曲の源流のような煩悩全開な

エッチシーン・ミュージックなのです!

 

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という訳で次回は発掘良品第50弾と第51弾のラインナップから

 

作品No.306 続・青い体験

作品No.307 ジェイコブズ・ラダー

作品No.308 チェンジリング

作品No.309 ウィズネイルと僕

作品No.310 ピッチブラック

 

 

という5つの作品のアーカイブをしてみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

どうぞよろしくお願いいたします。