こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
監督たちの心意気
というテーマで
フェリスはある朝突然に
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
秘密の符号
前々回にご紹介させて頂いた
ビルとテッドの回でも解説させて頂きましたが
レディ・プレイヤー1は
引用された作品の内容を知っていたウェイドが
ハリデーの遺志を理解し
オアシスの秘密を解き明かしていきます!
↑後ろに向かって、恐れる事なく突き進め!
ビルとテッドみたいに…
とは、どういう意味だったのでしょうか?
そして、この事は同時に
引用された作品名やキャラだけ知っていても
ハリデーやウェイドの心中は
本当の意味では理解できない作品にも
なっているのです…
↑ハリデーの遺産を手に入れるようとする
ノーラン・ソレントという男は
ハリデーが好きだった80年代研究チームを組織し
完璧な知識を持っているのですが…
アバウトなストーリー
「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば
本作の解説は以下の通り
学校をさぼり、
高校生としての完璧な一日を過ごす
若者を描く青春映画。
… … …
これはちょっと略し過ぎの解説ですね
( ̄_ ̄ i)
主人公のフェリスは、誰からも愛され
人生を謳歌している高校生
↑愛されキャラのフェリス・ビューラー。
という事はフェリスは
高校でも模範的な優等生?
いいえ。
彼は、楽しく生きるコツを心得ており
好きな事をやっても
ペナルティを負わないよう立ち回る事ができる
機転の利く男だったのです!
↑人生は、楽しまなくちゃ損だよね
フェリスを信用しきっている両親は
彼が、具合が悪いと言って
高校をサポろうとしている事も見抜けず
今年9回目のずる休みに成功しますが
フェリスの高校の校長だけは
彼が、ずる休みの常習者である事に気づいており
なんとかして彼の嘘を暴こうと考え
本当にフェリスが病気なのかを確認しに
家へと向かったですが
その頃フェリスは、恋人のスローンや
やや自閉症気味の親友キャメロンも巻き込んで
3人で街へと繰り出していたのです!
↑両親が仕事に出かけた後
フェリスは、手に入れた休日を有効に使うため
恋人と友人を巻き込みます!
↑親友のキャメロンは
大金持ちの両親と暮らしていますが
人生を楽しんでいない男。
フェリスはそんなキャメロンを無理矢理連れ出し
彼の父親が大切にしている
フェラーリのオープンカーを無許可で運転し
街に行ってしまいます!
…く、車は絶対壊さないで~
さて、そんな3人のずる休みの一日で
どんな体験をしたのでしょう?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑お願い!ハンドルちゃんと握って~
人生は謳歌すべし!
本作は、人生を楽しんでいない人にとって
心療内科的な効果をもたらす
観ていて、心の重みが癒されていくような作品。
フェリスが学校を休んでやった事は…
友達とドライブを楽しむ!
高級レストランに偽名で侵入し
楽しく食事する!
↑店員を上手くだましてニセ・セレブに変身!
権威に囚われず
美術を自由な感覚で鑑賞!
↑こんな鑑賞も…
↑こんな鑑賞も…
↑こんな鑑賞もアリでしょ!
野球場やプールに行って
思いっきりはしゃぐ!
↑水着持ってきてないから下着でいいよね!
パレードに飛び入り参加して
思いっきりシャウト!
↑勝手にパレードに飛び入りして
ジョン・レノンの歌うツイスト&シャウトに合わせて
歌って!踊って!
そう。
本作は、人が心の奥底で願っている
もっと人生を楽しみたい!
という願望を叶えたいなら
フェリスの様に自ら行動してみては?
という提案をしているのです。
↑フェリスが学校をさぼる事にしたのは
空がとっても青かったから!
↑そんな日のフェリスの一日。
↑一方、校長の一日はこんな感じ…
ですので本作は高校の映画ではなく
規範に縛られず
もっと自由に生きてみようという映画!
にも拘わらず、レディ・プレイヤー1では
ハリデーの遺産である
第一の鍵を手に入れたウェイドに対し
オアシスの運営権を欲していた
ノーラン・ソレントは
まるで80年年代通のようなフリをして
ウェイドに話しかけて
もし私がオアシスの運営権を手に入れたら
真っ先にやりたい事は
惑星ルーダスにある学校を全部
ブレック・ファストクラブや
フェリスはある朝突然にみたいにするつもりだ
(I would do is convert
all the school on Ludus to replicas
like a The Breakfast club or
Ferris Bueller's day off.)
と、したり顔で言ったのです!
これは、学生を抑圧する高校が登場する
2つの作品の内容を
知っているとしたら、絶対言わないセリフ!
そんなやり取りが交わされるレディ・プレイヤー1は
単に他の作品のキャラを引用して
マニアを喜ばせようとしている映画ではなく
この映画をキッカケに
80年代に生まれた数々の作品を知るための
温故知新な作品なのだと思います
↑ちなみに、映画のラストでガウンを着たフェリスが
まだ映画観てるの?帰りな!
と観客に問いかけてくるシーンは…
↑そっくりそのまま、デッドプールに引用されています!
温故知新は楽しいですね。
という訳で次回は
劇中語られぬ事
というテーマで
シュガーラッシュ
という映画を解説してみたいと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
おまけ
①美術館でゲリラ撮影を敢行した
映画に興味がある方へ…
②ブレックファスト・クラブに興味がある方へ…
③80年代の青春恋愛映画を引用した
2010年代の作品に興味がある方へ…