ガダルカナル戦書籍一覧   
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ソロモン諸島 ガダルカナル島 御戦没者名簿(鋭意整理入力中)

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2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次    
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2018年タラワ、マキン御慰霊行 目次(鋭意更新中)

母娘ふたりガダルカナルの旅 目次

 

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※↓のシリーズはガ島以外のソロモン諸島戦を一から勉強する為に要図を作り各書の要点をテキスト化しております。頭の経年劣化によりこうでもしないと記憶に残らないからであります。困ったものです。

ソロモン諸島飛行場

航空母艦艦載機損耗機数 昭和17年6月~12月

海軍基地航空隊損耗機数 昭和17年8月~12月

ムンダ飛行場完成そして飛行隊撤退まで

コロンバンガラ飛行場昭和17年12月から18年1月

北部ソロモン バラレ飛行場

ブイン飛行場位置

ブカ島飛行場位置

航空撃滅戦と陸軍飛行第一戦隊の隼

昭和18年4月 エレベンタ 略図

から続いております。

 

 

.航空撃滅戦と陸軍飛行第一戦隊の隼で陸軍航空機もソロモン諸島の航空撃滅戦に参戦した事が判りました。

と同時に1月29日には航空母艦の艦載機が空母を離れラバウル飛行場へ集結しております。

ミッドウェー海戦、珊瑚海海戦、第二次ソロモン海海戦、南太平洋海戦と続いた航空母艦を主力とする戦いが続き、航空母艦は内地に還って重整備が必要となった為、艦載機が基地を起点に運用されたという事だと思います。

ガ島から日本軍が撤退を完了し態勢を立て直す為、艦載機を基地基点で米空軍を.撃滅すべく行われたのが「い」号作戦であります。

 

ガ島撤退までに1,000機を超える損失を出した日本海軍がさらに航空撃滅戦の為、使える航空隊総出だった事が想像できます。

 

以下、戦史叢書より 

「い」号作戦

昭和18年3月下旬、連合軍航空兵力は東部ニューギニア320機、ソロモン方面250~300機と日本軍は判断していた。

東部ニューギニアのブナ付近はガ島に匹敵する航空基地となりつつありあった。

中略

作戦の主眼はソロモン諸島および東部ニューギニア方面の敵船団、艦艇、航空兵力等に痛撃を与え、その反攻企図を撃破するとともに、我が海上輸送を促進し、第一線部隊の士気の高揚、作戦指導の積極化を図るにあった。

 

使用兵力

          第三艦隊(空母機)   第11航空艦隊(基地)

戦闘機         96機            約90機

艦爆           54機            約20機

艦攻           若干            若干

陸攻                          約45機

作戦期間

第一期 昭和18年4月5~10日 ソロモン方面

第二期 昭和18年4月11~20日 ニューギニア方面

 

攻撃開始までに準備の出来た海軍航空兵力

第三艦隊 184機

第11航空艦隊 約200機

 

第一撃 昭和18年4月7日 対ガ島

戦果 輸送船10隻、巡洋艦・駆逐艦各1隻、飛行機40機(不確実11機)

損害 自爆・未帰還21機

 

第二撃 昭和18年4月11日 対ニューギニア オロ湾

戦果 輸送船等4隻、飛行機22機(不確実6)

損害 自爆・未帰還6機

 

第三撃 昭和18年4月12日 対モレスビー

戦果 輸送船1隻、飛行機26機(不確実6) 飛行場に大損害を与えた

損害 陸攻 6機未帰還

 

第四撃 昭和18年4月14日 対ラビ

戦果 輸送船4隻、飛行機46機(不確実8)、飛行場炎上五か所

損害 未帰還7機

 

以上で「い」号作戦による目的は達成されたと判断された。

米陸軍公刊戦史

「い」号作戦による実際の損害はソロモン、ニューギニア併せ

駆逐艦1、油槽船1、コルベット艦1、オランダ商船2、飛行機25機としている。

 

第一~四撃で日本の飛行機の損害は40機、米軍25機という事になる。

日本軍の戦果は誇大報告の感が否めません。

 

この「い」号作戦完了後の4月18日、連合艦隊山本長官が海軍第一線部隊状況視察と陸軍第17軍を慰問する為ブイン飛行場へ向かう。

結果、海軍甲事件が発生する訳であります。

↓山本長官墜落地点

↑位置関係と当時の制空権を考えると此の位置で日本海軍の現場指揮官トッブが落とされるとは考えずらいのでありますが・・・

実際は制空権の均衡した一帯だったのではないでしょうか。

 

墜落地点右上の集落に山本小学校が存在します。

どのような事情でYAMAMOTO PRIMARY SCHOOLを称しているかは不明ではありますが先輩方の御活動の結果だと想像致します。

 

癪に障るのでガ島飛行場手前で落ちたP38を貼ってみます

 

「い」号作戦により米軍機を134機(不確実26)という戦果報告があったとすればP38による奇襲は想定していなかったのかも知れませんね。

 

只今、屋久島出張中につき暫し更新滞ります。

 

 


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